観葉植物につく害虫は早めに駆除しよう!
「観葉植物」は葉っぱの形や葉っぱの色合いを楽しみむアイテムとして人気です。「観葉植物」には育てる楽しみもあります。また「観葉植物」には自然に触れることで癒されるといった効果も期待できます。「観葉植物」を眺めることで心と体をリラックスする効果もあります。
そんな育てる楽しみとリラックス効果が期待できる「観葉植物」に害虫などの虫がついてしまっては、育てるのが嫌になることで楽しみが半減します。また害虫などの虫がついた「観葉植物」は玄関・リビングルームなどの室内に置けない置きたくないといったことになってしまいます。
そこで「観葉植物」に害虫がついた時のための害虫の駆除方法や「観葉植物」に害虫がつかないようにする予防などについて説明をしていきます。また害虫など虫がつきづらい「観葉植物」を紹介します。
観葉植物に害虫がつく
「観葉植物」に限らず植物に何故、害虫などの虫がつくのでしょうか。「観葉植物」に害虫などの虫がつく理由には、虫が葉っぱを食べたり、葉っぱから出る汁を吸ったりするためです。
「観葉植物」につく害虫などの虫は葉っぱに多くつきます。しかし、害虫の品種によっては葉っぱ以外の芽・花・根・枝の中につく害虫や虫がいます。
「観葉植物」に害虫などの虫がつくと「観葉植物」が育つための栄養分が吸い取られることになります。そのため「観葉植物」に充分栄養分が届かないことになります。その結果として「観葉植物」の葉っぱが落ちたり、変色したり、花が枯れたりといった害が出るようになります。
病気になる
また「観葉植物」には害虫などの虫がつくことで害になること以外にも「観葉植物」の葉っぱなどが病気になることがあります。「観葉植物」の病気とは、葉っぱの色がある部分だけ色落ちしたような色合になることです。つまり緑色の葉っぱの一部分が白くなるということです。
また「観葉植物」の枝が枯れるといった症状もあります。他にも「観葉植物」の葉っぱの形が崩れるといったことも起きます。このようになる原因としては土の中のカビ・細菌、ウイルスが考えられます。
また野外の場合は周りの環境が原因になることがあります。つまり大気汚染が原因ということです。このような「観葉植物」の病気の症状は害虫などの虫によっても起こることがあります。「観葉植物」をしっかりと育てたいのなら「観葉植物」の害虫などの虫の駆除、予防などが必要になります。
観葉植物の土から虫が発生する場合
「観葉植物」の土からどんな害虫などの虫が発生するのかみていきましょう。「観葉植物」の土からは発生する害虫などの虫にはコバエがいます。また「観葉植物」の土からはアリ・トビムシ・ナメクジなどの虫が発生します。
「観葉植物」の土から発生するアリ・トビムシ・ナメクジなどの虫の特徴や駆除方法、虫がつかない予防などについて虫ごとに説明をしていきます。
コバエ
「観葉植物」の土から発生する虫には「コバエ」がいます。コバエには黄色味がかった赤色のショウジョウバエ、黒っぽい茶色のノミバエ、黒色のチョウバエなどの品種がいます。
コバエは種類によって生息する場所が違います。「観葉植物」の土に生息しているのが灰色と黒色が混ぜったようなキノコバエという品種のコバエです。
発生原因と予防
「観葉植物」の土から発生する虫の「キノコバエ」は「観葉植物」の土に生えているキノコなどに生息しています。また「キノコバエ」は「観葉植物」の茎の栄養分を吸うために生息しています。
「キノコバエ」は湿気と暗い場所を好みます。また正常に成長していない「観葉植物」を好む傾向があります。つまり病気にかかっている腐りかけている「観葉植物」に生息しやすいことになります。
「観葉植物」の土に「キノコバエ」を生息させないためには、「観葉植物」を植えている鉢皿などに余分な水分が残らないように管理することが生息させない予防になります。また「観葉植物」の土に腐葉土を使わないことも生息させない予防になります。
腐葉土を使うことは「観葉植物」に栄養分が届きやすくなります。しかし、「キノコバエ」などの虫の卵を産みつけやすい環境でもあります。虫の卵を産みつけやすい環境にしないためには、土に水分を多く含ませないようにすることが予防になります。
発生したら
「観葉植物」の周りに「キノコバエ」が発生したら、「観葉植物」の土の中に卵が産みつけられていることになります。その場合は、卵が産みつけられている土を入れ替えるといった予防や駆除方法があります。
土を入れ替えた後に「観葉植物」の土の部分に殺虫剤をかけておくことが駆除方法であり、「キノコバエ」を発生させない予防になります。またハエ取り棒を「観葉植物」を植えている鉢につけておくといった駆除方法もあります。
アリ
「観葉植物」の土から発生する虫には「アリ」がいます。アリにはミミズなどの虫の死骸を好むアリと砂糖や植物の蜜を好む品種のアリに分かれます。
虫を好むアリを雑食性のアリと呼びます。植物の蜜を好むアリを吸蜜性のアリと呼びます。植物の蜜を好むアリには、体長3ミリほどのアミメアリと体長5ミリほどのトビイロケアリがいます。
アリは「観葉植物」の土の中に巣を作ります。土の中に巣を作られた「観葉植物」は栄養分が吸い取られていしまい「観葉植物」が正常に育ちません。
発生原因と予防
そのため巣を見つけたら駆除する必要があります。アリは土の中にいるアブラムシやカイガラムシから分泌する汁をエサにします。
そのため土に生息しているアブラムシやカイガラムシを取り除くことがアリを発生させない予防とアリの駆除になります。
トビムシ
「観葉植物」の土から発生する虫には「トビムシ」がいます。トビムシはハエと同じように「観葉植物」の周りを飛び回る体長3ミリほどの小さな虫です。
トビムシは直接「観葉植物」に影響を与えることはありません。しかし、癒しやリラックスするための「観葉植物」に虫が飛び回っていると癒しやリラックス効果が半減します。そのため害が無くても駆除する必要があります。
発生原因と予防
トビムシは湿気の多い場所や栄養分が豊富に入っている腐植土などに発生しやすい虫です。「観葉植物」を植えている鉢に貯まる水分をこまめに捨てることが発生させない予防になります。
もし、発生したら「観葉植物」の湿った土を入れ替えたり、土を乾かしたりすることが駆除になり、また発生させない予防になります。
ナメクジ
「観葉植物」の土から発生する虫には「ナメクジ」がいます。「観葉植物」に害を及ぼすナメクジには、チャコウラナメクジ・ナマナメクジ・ノハラナメクジなどの品種がいます。
チャコウラナメクジは、黒みを帯びた茶色をしています。雨期に多く発生して「観葉植物」の葉っぱ・茎・つぼみ・花などをかじって害を及ぼします。
ナマナメクジは体長15センチになる大きなナメクジです。「観葉植物」の腐って皮が剥がれている隙間に生息しています。ノハラナメクジは腐植土などの落ち葉に卵を産み付けます。
発生原因と予防
ナメクジは雨上りの夜に行動を起こすことが多く、ナメクジの害に合わないためには「観葉植物」の葉っぱなどにナメクジがいないかを夜確認することが予防になります。
ナメクジは湿気を好みます。そのため水分が残っている鉢の裏の確認も忘れないようにしましょう。ナメクジはカフェインの毒性に弱いといった研究結果があります。
そのためコーヒー殻を「観葉植物」を植えている鉢など撒いておくことで予防にも駆除にもなります。また木酢液の効果も報告されています。木酢液を水で薄めたものを鉢に撒くのもナメクジの発生させない予防になります。
観葉植物の葉や茎に虫が発生する場合
「観葉植物」の土に発生する害虫などの虫の予防と駆除方法について説明をしてきました。ここからは「観葉植物」の葉や茎に発生する虫について説明をしていきます。「観葉植物」の葉や茎に発生する虫にはハダニがいます。
また「観葉植物」の葉や茎に発生する虫にはカイガラムシ・コナカイガラムシ・アブラムシなどがいます。次項からそれらの品種の虫の特徴と退治方法について説明をしていきます。
ハダニ
「観葉植物」の葉や茎に発生する虫には「ハダニ」がいます。「ハダニ」は「観葉植物」の葉っぱの裏側から汁を吸うため見た目ではわかりづらい虫です。しかし、「観葉植物」の葉っぱの形に異変を感じたら「ハダニ」が発生していると考えてよいでしょう。
退治方法
「ハダニ」の駆除方法は比較的簡単です。「ハダニ」は水に弱いといった特徴があります。そのため「ハダニ」の寄せ付けない葉水が予防になり、また駆除方法になります。
つまり「観葉植物」に定期的に水をかけるということです。特に葉っぱの裏側は丁寧に水をかけるようにしましょう。
カイガラムシ
「観葉植物」の葉や茎に発生する虫には「カイガラムシ」がいます。「カイガラムシ」葉肉の液をエサとして葉っぱの表側と裏側に発生します。「カイガラムシ」は動かずに葉肉の液を吸いながら生息する特徴があります。
そのため長く葉っぱに群がっている状態になります。その状態の「観葉植物」は見た目が損なわれます。そして癒し効果やリラックス効果が半減します。
また「観葉植物」が正常に育つ栄養分が吸い取れたり、「カイガラムシ」の排泄物によって「観葉植物」が病気になったりします。そのようなことにならないための予防と駆除が必要になります。
退治方法
「カイガラムシ」は硬い殻に覆われているため、水などでは駆除することができません。また薬剤のスプレーでも駆除するこができません。
「カイガラムシ」を駆除するには、ヘラや焼き鳥などに使われている串などを使って葉っぱから落とすといった駆除方法しかありません。
コナカイガラムシ
「観葉植物」の葉や茎に発生する虫には「コナカイガラムシ」がいます。「コナカイガラムシ」はカイガラムシの1品種です。体長4ミリほどで白いのが特徴です。そのため緑色の葉っぱに発生するとよく目立ちます。
「観葉植物」の見た目を悪くするもっと厄介な虫です。「観葉植物」の葉っぱに多く発生しますが、時には果実にも発生します。「コナカイガラムシ」は葉っぱの汁や果実の汁をエサとして生息します。
「コナカイガラムシ」の排泄物の原因によって「観葉植物」の緑色の葉っぱ黒く変色する病気を発生せることがあります。そのため駆除が必要になります。
退治方法
「コナカイガラムシ」の駆除方法は「カイガラムシ」と基本的には同じです。「コナカイガラムシ」は冬の「観葉植物」の葉っぱと葉っぱが重なっている部分に幼虫がいます。
そのため成虫になる前に薬剤を撒いておくことが発生させない予防になり、また駆除方法になります。また「コナカイガラムシ」は「観葉植物」の枝の部分に卵を産み付けます。そのため枝の部分にへ薬剤の散布も忘れないようにしましょう。
アブラムシ
「観葉植物」の葉や茎に発生する虫には「アブラムシ」がいます。「アブラムシ」は直接的にも間接的にも「観葉植物」に害を及ぼす虫とされています。
「アブラムシ」は葉肉の汁を吸って生息します。そのため「観葉植物」が正常に育つ栄養分が吸い取れます。結果として「観葉植物」の葉っぱが異形になるなどの症状が出ます。
「アブラムシ」の排泄物の原因によって病気やウイルスが発生します。ウイルスに感染した「観葉植物」に「アブラムシ」が生息して、その「アブラムシ」がウイルスに感染していない「観葉植物」に寄生した場合は正常な「観葉植物」がウイルスの犯されることになります。
退治方法
そのため駆除する必要があります。「アブラムシ」を駆除すには薬剤で駆除する方法があります。また「観葉植物」の葉っぱについている「アブラムシ」をガムテープなどで取り除くといった駆除方法があります。
また、水で濡らした布で「アブラムシ」を取り除く駆除方法もあります。さらに虫とりシートといった粘着力のあるシートを使う駆除方法もあります。
観葉植物についた害虫の駆除方法
観葉植物についた害虫の駆除方法について説明をします。観葉植物についた害虫の駆除方法には薬剤の使用・拭き取る・水で流すといった駆除方法があります。次項からそれらの駆除方法ごとについて説明をします。
薬剤の使用
観葉植物についた害虫の駆除方法には「薬剤の使用」あります。観葉植物についた害虫の薬剤による駆除方法は有効です。
薬剤を使用することで観葉植物に発生する害虫、観葉植物に起こる病気を予防するあるいは駆除することができます。薬剤を使用する時には観葉植物ごとに薬剤を選ぶことが大事になります。
また害虫の駆除なのか観葉植物の病気なのかといった使う目的を決めることが大事になります。さらに使う場所、使う状況などを考えた選び方が重要です。
拭き取る
観葉植物についた害虫の駆除方法には「拭き取る」あります。観葉植物についた害虫の駆除の拭き取るとは、観葉植物についている害虫などの虫を水で流して落とせない時に有効な方法です。
布を水に濡らして葉っぱに生息する虫を布で拭き取るといった手間がかかる方法ですが、確実に虫を駆除することができます。また薬剤を使用しないため周り小さなお子様やペットがいても気にすることなく虫を駆除することができます。
水で流す
観葉植物についた害虫の駆除方法には「水で流す」あります。水に弱いなど虫の特徴や品種にもよりますが、観葉植物の葉っぱや枝などに生息している虫は体長4ミリほどと小さいため水の勢いで落とすことができます。特にハダニ、アブラムシなどの駆除には水えを使う方法が有効です。
害虫がつきにくい観葉植物の品種
「観葉植物」の中でも害虫がつきにくい品種について説明をします。害虫がつきにくい観葉植物の品種にはポトス・モンステラ・パキラ・サンセベリアなどの「観葉植物」があります。次項からそれらの品種ごとについても説明をします。
ポトス
害虫がつきにくい観葉植物「ポトス」は鮮やかなハート形をした葉っぱが魅力で、室内の「観葉植物」として人気です。「ポトス」の品種にはオーレア・ライム・マーブル・クイーン・ステータスなどがあります。
「ポトス」の品種で人気なのが「オーレア」という品種です。「オーレア」は緑色の葉っぱの一部分が色が落ちしたような黄色の斑がついているのが特徴です。
「オーレア」は日なたでも日陰でも育ちます。また水やりは土が乾いたらやるようにしましょう。水やりをした後に鉢に水が溜まっているようであれば、虫の発生や根が腐る原因になるので捨てるようにしましょう。
モンステラ
害虫がつきにくい観葉植物「モンステラ」は茎は太く、光沢のある葉っぱに特徴があります。つる性の着生植物として上につる状に伸びます。乾燥に強いので土が乾いたら水やりをするようにすれば正常に育ちます。
しかし、夏場は鉢に水が溜まるぐらい多めに水やりをして、冬場は乾燥する程度して水やりを少なくしましょう。冬場に多くの水を与えてしまとそれが原因で「モンステラ」の根が腐ることになります。
パキラ
害虫がつきにくい観葉植物「パキラ」は熱帯地方が原産地のため温度管理が大事になります。特に冬場は5℃以下にならないように注意が必要です。冬に葉っぱが変色することがあります。
そんな場合は温度が原因です。すぐに5℃以上の場所に移動するようにしましょう。また「パキラ」は日陰でも育つ耐陰性があります。そのため室内の鑑賞用の「観葉植物」として人気です。また「パキラ」は病気や害虫に強い「観葉植物」としても有名です。
サンセベリア
害虫がつきにくい観葉植物「サンセベリア」は縦に高く、きれいに育つ「観葉植物」として人気です。「サンセベリア」日当たりのよい場所で育てることが大事になります。
また乾燥に強い品種の「観葉植物」です。そのため水やりは土が乾いた状態になったらやるようにしましょう。
観葉植物に虫を発生させないためのポイント
「観葉植物」に虫を発生させないためのポイントについて説明をします。観葉植物に虫を発生させないためのポイントには適切な日光浴・適切な水やり・風通しを良くするといったことがあります。次項からそれらのポイントについて説明をします。
適切な日光浴
「観葉植物」に虫を発生させないためのポイントには「適切な日光浴」があります。日当たりの良い場所に「観葉植物」を置くことは「観葉植物」が元気で正常に育ちます。正常に育った「観葉植物」は病気になりづらく、虫を寄生させない環境になります。
日当たりの良い場所と言っても直射日光を避けてくだい。品種にもよりますが、直射日光が原因で葉っぱが焼けることが起きます。適切な日光浴ができる環境に置くようにしましょう。
適切な水やり
「観葉植物」に虫を発生させないためのポイントには「適切な水やり」があります。「観葉植物」に発生する虫はほとんどが5ミリほどの小さな虫です。
またほとんど虫が「観葉植物」の葉っぱに生息します。「観葉植物」の葉っぱに定期的に水をやることは、葉っぱについた虫を洗い流すことができます。
また定期的に「観葉植物」に水やりをすることで虫の発生を事前に知ることにもなります。このように「観葉植物」の定期的な水やりは虫を発生させないための大事なポイントです。
風通しを良くする
「観葉植物」に虫を発生させないためのポイントには「風通しを良くする」があります。「観葉植物」に風通しを良くすることで「観葉植物」を余分な水分がない状態にすることができます。
虫の品種にもよりますが、ほとんどの虫が湿気を好みます。「観葉植物」に余分な湿気がなければ虫を発生しづらくなります。また風通しを良くすることで虫が好む環境を作らないことになります。
つまり高温で乾燥した状態にならなくするためです。このように風通しを良くすることが虫を発生させないためのポイントになります。
観葉植物の害虫は早めの駆除が大切!
「観葉植物」に害虫などの虫がつく原因や「観葉植物」についた害虫などの虫を駆除する方法について説明をしてきました。また「観葉植物」に虫がつきづらくする予防についても説明しました。
さらに虫の排泄物が原因で起こる「観葉植物」の病気についても説明しました。「観葉植物」は癒しやリラックス効果が期待できるアイテムです。そんな効果を半減させてしまう原因が害虫やウイルスなどによる「観葉植物」の病気です。
「観葉植物」の管理次第では害虫などの虫を早く発見することができます。早く発見して素早く駆除して本来の目的である癒しやリラックス効果のある「観葉植物」にしましょう。