髪の毛が抜けるキッカケ
髪の毛が抜ける抜け毛のきっかけはどういうものか考えてみましょう。髪の毛は普通に生活していても抜ける場合がありますが、何らかのきっかけで抜ける場合も多いです。そのきっかけを知れば、注意するようになり、少しは抜け毛の本数を減らせるかもしれません。
ブラッシングで髪の毛が抜ける
毎日髪の毛を整えるのに誰もがしているブラッシングですが、このブラッシング時にも髪の毛が抜けるのはご存じの方も多いでしょう。実際にブラッシング後にヘアブラシにたくさんの抜け毛が付いているのを目にすることもあるでしょう。
ブラッシング時に引っかかった髪の毛を無理に梳かそうとすると、そのまま抜けることになったり、切れてしまったりすることがあります。大事な髪の毛を守る予防対策のためにも、無理なブラッシングはしないほうがいいです。
シャンプーで髪の毛が抜ける
シャンプーの時にも髪の毛が抜けます。特に髪の毛は濡れていると抜ける確率が高くなり、シャンプー時にはそれが原因となって、抜けやすくなります。と言っても、普通はそれほど気にする抜け毛の量ではありません。
ただ、シャンプー時に排水溝に抜け毛がたくさん詰まるようなら、ちょっと不安になるでしょう。多少の脱げ毛ならいいとしても、あまり量が多いとこの先心配という人もいるでしょうが、シャンプー時にはあまり強く髪の毛をかき回さないようにしましょう。
抜け毛シーズンに入っている
髪の毛にはヘアサイクルというものがあります。そのサイクルは成長期、退行期、休止期を経てから自然に抜けるようになっています。しかし、季節によってこの自然の抜け毛が多くなる時期があります。特に季節の変わり目は抜け毛が多くなりがちです。
夏の終わりから秋にかけては、夏に浴びた紫外線の影響で髪の毛が傷んでいるせいか、抜ける量が増える傾向にあります。紫外線は肌にもよくないですが、髪の毛にもダメージを与えるので、しっかりした予防対策が必要です。
寝ている時に抜ける
朝起きてみたら、枕元に抜け毛がいっぱい落ちていたという経験をしたことがある人もいるでしょう。実は寝ている最中にも髪の毛は抜けるのです。これは無理な力が加わって抜けるわけではありませんが、自然に抜けてしまうのです。
寝ている時の抜け毛も通常は心配ありません。ただ、量が多く、どうしても気になるというのなら、専門家の診断を受けたほうがいいでしょう。
髪の毛が抜ける原因・理由
髪の毛が抜ける抜け毛のきっかけに続いて、その原因と理由について考えてみましょう。髪の毛が抜けるのには当然原因と理由があり、それを究明することで効果的な予防対策ができるようになります。そこで、一つ一つ原因と理由を取り上げるので、よく覚えておいてください。
ストレスで抜ける
多少のストレスで髪の毛が抜ける本数が増えるということはありませんが、大きなストレスを長期間受け続けていると、頭皮や髪の毛にも影響が出て抜ける原因や理由となります。その最たるものが円形脱毛症で、円の形に髪の毛がごっそり抜けてしまう症状です。
どうして大きなストレスが髪の毛が抜ける原因や理由になるのかというと、そのメカニズムはストレスによって交感神経が緊張状態になり、その結果脳の血管が収縮します。そのため、血流が悪い部分が生じ、頭皮や髪の毛に栄養が行き届かなくなり、髪の毛が抜けるというわけです。
同じ方向に常に引っ張っていて抜ける
牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)という症状があります。牽引とは引っ張るということですが、この症状では同じ方向に何度も髪の毛を引っ張ることが原因・理由となって髪の毛が抜けます。どちらかというと女性によくある症状です。
ポニーテールなどにする女性はどうしても同じ方向に髪の毛を引っ張りやすいので、牽引性脱毛症になりやすいです。そこでその予防対策として、髪の毛を結ぶ位置を時々変えるといいでしょう。
女性のホルモン変化により抜ける
女性にはホルモンバランスが乱れる時期があります。妊娠、出産、月経などの時期は、このホルモンバランスの変化は避けて通れません。それが原因・理由となって抜け毛が多くなりやすいです。出産後に抜けが多くなり困ったという女性もかなりいます。
ただでさえホルモンバランスが乱れやすい女性ですが、その上に不規則な生活や大きなストレスが加わると、原因や理由が増えることになり、乱れは一段と大きくなります。妊娠や出産、月経は避けられないとしても、生活習慣やストレス対策だけは講じておきたいものです。
食事や生活習慣の乱れで抜ける
食事や生活習慣の乱れでも髪の毛が抜ける原因・理由となります。まず食事ですが、油っこいものやスナック菓子などを食べてばかりいたり、栄養の偏った食事ばかりで生活したりしていると、頭皮の栄養状態も悪くなり、抜け毛が増えます。
また、生活習慣の乱れで大きな影響があるのが睡眠不足です。睡眠不足は健康によくありませんが、髪の毛にも悪いです。睡眠不足が原因・理由となって、髪の毛の成長がしにくくなるとともに抜け毛が増えるので、やがて薄毛へ進行していきます。
お酒やたばこも髪の毛が抜ける原因や理由になります。お酒の場合はアルコールの分解時に生じるアセトアルデヒドという物質が頭皮や髪の毛の栄養補給を阻害し、たばこの場合はニコチンが悪さをします。
食事や生活習慣の乱れが原因・理由となって抜け毛が増えているのなら、その予防対策は簡単です。食生活や生活習慣を見直せばいいのです。さっそく今日からでも見直しをはじめ、髪の毛が抜ける本数を減らしたほうがいいでしょう。
頭皮の汚れで抜け毛
頭皮の汚れが原因・理由となって、抜け毛が増えているかもしれません。特にシャンプーのすすぎ残しは毛穴に詰まることになり、頭皮の状態を非常に悪くします。そこから髪の毛が傷む原因・理由ともなって、抜け毛が増えるということになるのです。
また、髪の毛の洗い方が十分でないと、やはり汚れが毛穴に詰まる原因・理由となります。そうなれば、髪の毛も育ちにくく抜ける確率が高くなり、薄毛につながる可能性があります。
シャンプーが原因で抜ける?
どのようなシャンプーで髪の毛を洗っているでしょうか。シャンプーの選び方が原因・理由となって、髪の毛が抜ける抜け毛が多くなることがあります。特に石油系のシャンプーは洗浄力が強い分、頭皮や髪の毛を傷めやすいです。
石油系シャンプーを使っているからすぐに抜け毛が多くなるというわけではありませんが、長い目で見るとマイナスの影響があることは間違いありません。やがては髪の毛が抜ける量も増え、抜け毛で悩むということになるでしょう。
紫外線によるダメージで抜ける
紫外線によって髪の毛が抜ける本数が増えることも見逃せません。紫外線は肌も傷めますが、頭皮や髪の毛にもダメージを与えます。そのため、すでに説明したように夏の終わりか秋にかけて抜け毛が増えるのです。
紫外線の予防対策のためには、夏は日傘や帽子を使って頭皮や髪の毛を守ってあげる必要があります。肌への対策を取っている人もいるでしょうが、髪の毛への予防対策も忘れないでください。
ヘルメットが抜け毛の原因?
作業現場で活躍している人は一日中ヘルメットをかぶっている場合があります。それが原因・理由で抜け毛が増えることがあります。なぜなのかというと、ヘルメットをかぶり続けると、中は高温多湿で蒸れ、菌もたまり、汚くなるからです。
その結果、頭皮環境は最悪の状態になり、髪の毛が抜ける確率が高くなります。実際にヘルメット作業をしている人の中に抜け毛で悩んでいる人がいます。また、ヘルメットはサイズが合わないと頭皮とこすれあうので、これも抜け毛の原因・理由となる場合があります。
ヘルメットによる抜け毛を防ぐ予防対策は、休憩中には脱いで乾かす、インナーキャップをかぶる、頭に汗をかいたらタオルでふき取るなどです。また、ヘルメットの衛生状態をよくするためにも、保管前に除菌スプレーや70%エタノールを吹き付けておきましょう。
遺伝
遺伝によって薄毛になる確率がないとは言えません。つまり、遺伝が原因・理由で髪の毛が抜けるのです。しかし、その率はそれほど高くないと言われています。遺伝の影響で抜け毛が多くても、しっかり対策をすることで予防できる部分はあると言われています。
もし遺伝が抜け毛の本当の理由ということになると、その人の救いの道は断たれてしまうようにも思えますが、実際にその確率は低いし、遺伝していても発症しない場合があります。したがって、あまりくよくよ考えず、いい抜け毛予防対策を講じることが大切です。
男性ホルモンで抜け毛
男性ホルモンのテストステロンが原因・理由となって、抜け毛が進行することがあります。この症状はAGA(男性型脱毛症)と言われ、病名を聞いたことがある人もいるでしょう。発症期は20~30代の男性に多く、遺伝による影響が強いとされています。
ストレスや生活習慣の影響もあると言われ、そのコントロールも予防対策として重要です。そのほかに男性ホルモンであるテストステロンが変化したジヒドロテストステロンという物質の生成を抑える治療薬が処方されることがあります。
髪の毛の抜け毛によるデメリット
髪の毛が抜ける抜け毛にはどのようなデメリットがあるでしょうか。抜け毛にはあまりいいことはなさそうですが、具体的にデメリットを挙げてみましょう。そのデメリットを見たら、余計に抜け毛対策の重要性に気が付くでしょう。
抜け毛・薄毛は老けてみえる
髪の毛が抜ける抜け毛の一番のデメリットと言えば、老けて見えることでしょう。髪の毛の状態はその人の外観に大きな影響を与えます。髪の毛がたくさんあり、それも黒髪なら非常に若く見えますが、抜け毛により薄毛になった人は年齢以上に老けて見えます。
それは男性でも女性でも変わりませんが、女性の場合は特に気になるでしょう。抜け毛で髪の毛が薄くなった女性だと、特に印象が年取って見えます。男性の場合は気にしていない人もいますが、女性の場合はそういうわけには行かず、何らかの対策が必要です。
抜け毛・薄毛が対人関係に影響する
抜け毛・薄毛で人に会うのが嫌になるという場合があります。自分の抜け毛や薄毛を非常に気にしている人の場合で、そうなると対人関係にも悪影響が及びます。相手はそれほど気にしていないかもしれませんが、自分が嫌だということでしょう。
ただ、これも男性の実年以降の世代の場合はそれほど気にしていない人もいます。しかし、若い女性の場合はそんなわけには行きません。人に会うのが怖い、友達に会いたくない、会社に行くのが嫌だと訴える人も出てくるでしょう。
抜け毛・薄毛はストレスの原因になる
ストレスが原因で髪の毛が抜けることがありますが、今度はその抜ける髪の毛が原因でストレスが生じることがあります。髪の毛が抜けるというのは決してうれしいことではなく、格好悪いこと、恥ずかしいことなのでストレスとなるのです。
髪の毛が抜けることによるストレス解消法は、その髪の毛を元に戻すことだけです。もしくはストレスを我慢して生きていくしかありません。しかし、男性ならいざ知らず、女性にとってはこのストレスは非常につらいものでしょう。
髪の毛の抜け毛を防止する対策
髪の毛が抜ける抜け毛の症状がひどいからと言って、手をこまねいているわけには行きません。何らかの防止対策を行い、抜け毛ストップをする必要があります。そこで、いくつか効果的な防止方法をお教えするので、実際に取り入れてください。
頭皮マッサージで血流改善する
髪の毛がたくさん抜ける原因の一つに頭皮の血行不良があります。頭皮の血行が悪くなくなると、栄養が行き届きにくくなり、髪の毛が抜けやすくなるという流れです。そこでおすすめの防止対策が頭皮マッサージです。
頭皮マッサージは自分で行うこともできます。ただ、頭皮全体をマッサージするとなるとやりにくい部分もあるので、ヘッドスパなどに行ってやってもらうという手もあります。頭皮マッサージを受けると、髪の毛にいい影響があるばかりか、心身もリフレッシュします。
生活習慣の見直し
生活習慣の乱れが抜け毛の原因になる場合もあるので、まずは生活習慣を見直してみましょう。食生活の改善はもちろん、睡眠をよく取り、お酒やタバコはやめ、運動もするようにします。これで生活習慣の見直しはばっちりでき、効果的な抜け毛防止対策になります。
もちろん生活習慣の見直しだけで完全に抜け毛が止まると保証されているわけではありませんが、まずはできることから始めるのが肝心です。そのうえでさらなる対策へステップアップしていくのです。
市販の育毛剤の使用
育毛剤は、頭皮の血行をよくし、頭髪の成長を促し、髪の毛が抜けにくくする成分が入った医薬部外品です。育毛剤には医師の処方で使えるものもありますが、市販の製品もあります。この市販の育毛剤で抜け毛の予防対策ができます。
ただ、効果の出方は人それぞれで、全く結果が出ないという人もいれば、うまく作用して抜け毛が抑えられ、髪の毛がふさふさになったという人もいます。使用期間も大事で、少なくとも3か月以上は使い続けなければいけません。
頭髪専門医で治療を受ける
抜け毛・薄毛が気になるというのなら、頭髪専門医で治療を受けてみることもできます。頭髪専門医では、薬剤治療(市販薬よりも高濃度で、効き目が強い薬を使用)、点滴療法、ホルモン補充療法などが行われます。
自分の抜け毛対策努力には限界もあり、場合によったら頭髪専門医での診断・治療を受けてみるのもいいものです。専門家ならではのアドバイスも受けられ、うまく治療が行くことも考えられます。
髪の毛の抜け毛を予防する食品と成分
髪の毛の抜け毛を予防する成分にはどんなものがあるでしょうか。昔から海藻類は髪の毛にいいとされてきましたが、これは髪の毛が抜けていない人の髪質をよくするための食品です。抜け毛予防となると別の成分が必要になってきます。
鉄分
鉄分は赤血球のもとになり、体の各細胞へ酸素と栄養素を送る役割を果たしています。鉄分が不足すると、細胞は栄養不足の状態になり、活動が鈍ります。それは頭皮にも言え、鉄分不足で栄養が足りなくなると、髪の毛が抜けることになります。したがって、鉄分補給は非常に大切です。
ビタミン類
ビタミン類も髪の毛が抜けるのを予防するうえで大事な栄養素です。ビタミンAは頭皮の乾燥を防ぎ、ビタミンB群は代謝に大きな役割を果たしています。ビタミンCは鉄や亜鉛の吸収をよくするほか、ストレスによる活性酸素を除去してくれます。ビタミン類も積極的に摂りましょう。
ナッツ類
ナッツ類の中でもピーナツやアーモンドに大きな抜け毛予防効果があります。したがって、こまめに食べるようにするといいでしょう。ただ、ナッツ類を摂り過ぎると塩分が多くなりすぎる場合があるので、無塩ナッツを購入することをおすすめします。
納豆
納豆は畑の肉と言われるくらい良質なたんぱく質を多く含んでいます。それが髪の毛の成長を高めます。また、納豆にはイソフラボンが含有されていますが、これが女性ホルモンと似たような作用をし、抜け毛予防につながります。納豆は値段も安いので、毎日食べるといいでしょう。
ポリフェノール
ポリフェノールは抗酸化作用が強く、血行促進も促します。そのため、頭皮が若々しい状態に保たれ、髪の毛への栄養補給もよくなり、抜け毛が予防できます。ポリフェノールにはいろいろな種類がありますが、どれにも抗酸化作用や血行促進作用を期待できます。
時にはサプリメントの活用も
髪の毛の抜け毛予防成分にはさまざまなものがありますが、食事からでは摂取しきれない場合があります。そのように思える時はサプリメントを活用してみましょう。抜け毛や薄毛に効くとして販売されているサプリがあるので、その中から選ぶといいでしょう。
髪の毛の抜け毛対策シャンプーの選び方
シャンプーの在り方で髪の毛が抜けやすくなることもあるので、選び方が非常に重要になってきます。そこで、抜け毛対策としてのシャンプーの選び方のポイントをアドバイスします。そのポイントに従って上手にシャンプーを選んでください。
刺激が少ないもの
刺激が強いシャンプーを使うと頭皮を傷め、抜け毛の原因となることもあるので、低刺激のものを使いましょう。具体的には、グルタミン酸やアラニン、グリシンなどのアミノ酸系かベタイン系、グルコシド系などの天然由来成分が入ったシャンプーがおすすめです。
洗浄力が高いもの
男性の中には皮脂が多めという人もいるでしょうが、そのような人は洗浄力の強いシャンプーを選んで皮脂の汚れをしっかり落としてください。たとえば、皮脂肌用やオイリー用という種類のシャンプーを購入するといいです。
保湿成分が入ったもの
頭皮の乾燥が抜け毛につながることがあるので、シャンプーの保湿成分にも注目しましょう。保湿成分とは、アロエベラエキス(炎症抑制効果もある)、ブチレングリコール(抗菌作用もある)、グリセリン(肌に優しい)などです。
ホルモンバランスを整えるもの
女性にとってはホルモンバランスの乱れは悩みの種で、それが抜け毛の原因になる場合があります。そこでおすすめしたいのがその調整をしてくれるシャンプーです。プラセンタなどは十分にその役割を果たしてくれます。
薬用・医療部外品と表記があるもの
いくつかの抜け毛対策用のシャンプーを紹介していますが、どれにしたらいいか迷うかもしれません。それなら、医薬部外品か薬用シャンプーという種類を選んでみてください。ともにある程度の効果があると認められたシャンプーです。
オーガニックのもの
抜け毛予防には頭皮の状態を健康に保つことが重要です。その役目を果たしてくれるのがオーガニックシャンプーです。頭皮を傷める恐れのあるシリコンや合成香料、合成着色料などを使用していないため、頭皮や髪の毛にやさしいです。
抜け毛は生活習慣やシャンプーで対策しよう
ここまで、髪の毛が抜けるきっかけ、原因・理由、抜け毛のデメリット、防止対策、予防する食品などについて解説しました。抜け毛がひどい時には悩むこともあるでしょうが、生活習慣の改善やシャンプーの選び方である程度防止はできるので、あきらめずに努力しましょう。