メンズのセルフカットとは?
セルフカットとは、英語の「self」と「cut」が合わさった言葉で、「self」は自分、「cut」は切るということなので、両方で自分の髪の毛を自分で切ることを意味します。そして、メンズは男性ということです。しかし、メンズセルフカットの意味がわかったとしても、自分で自分の髪の毛を切るのは不安でしょうが、コツを覚えればうまくいきます。
メンズのセルフカットのポイント
自分で自分の髪の毛を切る場合、いくつか押さえておきたいポイントがあります。そのポイントを知れば、大きな失敗の可能性も低くなるし、修正もしやすいです。ポイントと言っても特に難しいことではありません。注意をしていけば、だれでも守れるポイントなので、この記事を参考に上手にメンズセルフカットをしてください。
カットに必要な道具を準備する
まずは、メンズセルフカットに必要な道具をそろえましょう。詳しくは後程解説しますが、ヘアカット専用のハサミ、すきバサミ、バリカン、くし、毛払いブラシ、鏡(正面に置くものとサイドや後ろを確認するための小型のもの)などが必要です。また、髪を切った後に掃除をするための掃除機、ほうきなども準備しておきましょう。
なりたいヘアスタイルを決める
メンズセルフカットをするからと言って、いい加減に実行するわけにはいきません。まずは、目標とするヘアスタイルを決めてから、カットに移る必要があります。その際には、スタイルブックや雑誌などの情報を参考に、どんなヘアスタイルがあるのか、どうすれば格好よくなるのかなどを事前に調べておくといいです。
大きな失敗をしないことを目指す
メンズセルフカットという作業は難しいものです。床屋さんに髪の毛を切ってもらう場合は、基本的な要望を伝えて、任せるだけで済みますが、セルフカットの場合は、前髪、サイド、後ろ髪、襟足などすべて自分で切り方を決めなければいけません。その際に重要なポイントは、大きな失敗をしないようにすることです。
100%完璧にメンズセルフカットをするのは無理でしょう。多少は妥協せざるを得ないもので、大きな失敗がなければよしとしなければいけません。それが納得できず、パーフェクトさを求めると、後悔することにもなりかねません。
焦らずゆっくりを心がける
メンズセルフカットというものは、時間が掛かるものです。特にまだ経験が少ない人は、慣れない手で苦労しながら髪を切っていくので、余計に大変です。だからと言って、焦ってはいけません。焦ってもいい結果は出ないので、ゆっくりと落ち着いてカットしていくことが大事です。そうすれば、大きな失敗を防ぎやすくなります。
始めは髪を長めにカットする
まだそれほどメンズセルフカットをしたことがない人は、髪を長めにカットしましょう。いきなり短くカットするのにはリスクがあります。短く切って、万一うまくいかない場合は、修正が効きません。それに対して、長めにカットすれば、いくらでも修正が可能になります。セルフカットにはデメリットもあるので、恐る恐る少しずつ行うようにしましょう。
メンズのセルフカットに必要なアイテム①ハサミ
髪の毛を切る場合に一番大事なのはハサミです。ハサミがなければ、メンズセルフカットは始まりません。そのハサミの選別をどうするかで、メンズセルフカットの成功の是非が掛かってきます。髪を切るハサミというと、理美容師さんが使っているものを思い浮かべるでしょうが、メンズセルフカットの場合もそれと似たようなもので大丈夫です。
髪を切るハサミ
理美容師さんが使っているハサミということは、髪の毛のカット用のハサミということです。そのようなものなら、髪の毛を上手く切れます。間違っても、普通の紙きれカット用のハサミは使わないようにしましょう。目的が違うので、髪の毛のカットに向きません。ただ、理美容師さんが使っているハサミと言っても、大きさに種類があります。
理美容師さんが使うハサミの長さは、普通6インチです。この長さなら、手の大きさにもフィットするし、細かい仕上げもできます。ところが、理美容師さんは用途(刈上げの場合)に応じて、7インチのハサミを使う場合があります。
素人がメンズセルフカットする場合、理美容師さんほどのこだわりは必要ありません。つまり、6インチのハサミだけを用意しておけばよく、7インチのハサミは不要です。用意していけないということはありませんが、無理に使うほどではありません。
ハサミの種類
ハサミの種類は非常に多いです。いくつか挙げてみると、ステンレス、鋼、コバルト、セラミック、V金10号、440C、クロム、超合金などいろいろあります。その種類にも日本製と海外製の別があり、それぞれ硬度や特徴が違っています。したがって、これらの種類の中から、ヘアカットに一番適したものを選ばなければいけません。
ハサミの選び方
やはり、種類選びでも大きさ選びと同様、理美容師さんが使っているハサミがおすすめです。どういうハサミかというと、ステンレス製のハサミです。硬度や手との相性、髪の切りやすさという点でこの材質を好んで使っている理美容師さんが多いのです。メンズセルフカットの場合も、それに倣っておけば間違いはないでしょう。
ただ、理美容師さんが使っているハサミは、安いものでも5万円はするし、中には30万円なんてハサミもあります。メンズセルフカットでハサミを利用する場合、そのようの高価なものには手が出ないでしょうが、2000~5000円程度のものを購入すればいいでしょう。
プロのハサミが欲しいという人はどうすればいい?
プロの理美容師さんが使っているハサミでメンズセルフカットをしたいけれど、お値段が高くて買えそうもないという悩みを持つ人もいるでしょう。そのような人におすすめの通販があります。アクシスシザーズというサイトで、高価なプロ用ハサミをネット通販と大量仕入れという方法で、素人にも手を出せそうな価格で販売しています。
アクシスシザーズのハサミは、1~3万円程度のものが多く、プロのハサミをだれもが購入しやすくなっています。そして、そのような低価格でも、切れ味や品質は折り紙付きで、高い評判を得ています。
髪をすくスキバサミ
すきバサミは、髪をすきながらカットするハサミです。髪の毛を思い切ってカットする場合にも役に立つし、ヘアスタイルに軽さや毛束感、空気感などをもたらすのにも有効です。メンズセルフカットの場合も、普通のハサミと同時にこのすきバサミを用いることによって、仕上がりが一段とよくなる場合があります。
スキバサミの種類
すきバサミには、2種類の形態があります。まず、片方が刃となっていて、もう片方が髪の毛をすくような形態になっているものです。理美容店に行ったことがある人にはおなじみのハサミです。もう一つは、両方ともすくような形態になっているものですが、素人にはそれほど必要ないでしょうから、前者のタイプを中心に見ていきましょう。
スキバサミの選び方
すきバサミを選ぶ場合に、ポイントとなってくるのはスケ率です。スケ率にはいろいろありますが、理美容師さんは前髪、サイド、後ろ髪、襟足などの場所や用途によって、スケ率の違うすきバサミを使用します。素人がメンズセルフカットをする場合は、そこまで気にする必要はありません。スケ率20%のもの選んでおけば、問題ありません。
すきバサミの使用で、一番気を付けたいのが切りすぎです。ついつい切りすぎてしまう場合があるので、少しずつカットしていけるスケ率20%のすきバサミは、メンズセルフカットに向いています。
スケ率と同時にすきバサミのお値段にも注意しましょう。あまり安いものだと、仕上がりが悪くなります。理美容師さんが使っているものは買えなくても、それなりのものを選ぶようにしてください。
メンズのセルフカットに必要なアイテム②バリカン
主にハサミでメンズセルフカットをするのですが、ハサミやすきバサミだけでは十分ではありません。バリカンも必要です。特にサイドや後ろ髪のカットでは、バリカンは大活躍します。バリカンを上手に使えば、髪の毛が短くきれいに仕上がります、そんなバリカンの使い方と選び方を見てみましょう。
バリカンの使い方
バリカンの使い方は簡単です。スイッチを入れて、刈上げたい髪に沿わせていくだけです。それだけのことですが、場所やヘアスタイル、刈上げる量などにより、調節の必要が出てきます。ここでは、ヘアスタイル別にバリカンの使い方を見ていくので、実際に使う場合にはぜひ参考にしてください。
バリカンを使う①ツーブロックにする場合
ツーブロックとは、サイドや後ろ髪の下の部分は刈上げ、上の部分は一定の長さを残す髪にカットする方法です。このツーブロックでも、バリカンが有用です。そのバリカンの使い方ですが、刈上げたい長さに応じてアタッチメントの長さも変えます。最初は失敗しないように長めのアタッチメントで刈上げるのがいいです。
ひとそれぞれ髪の毛の太さが違います。その太さによっても、バリカンのアタッチメントの種類を変えます。その場合、特に注意してほしいのが髪の毛の細い人で、いきなり3mmのアタッチメントで刈上げてしまうと、刈上げすぎとなって、かなり薄くなってしまいます。
バリカンを使う②ソフトモヒカン
ソフトモヒカンにメンズセルフカットする場合は、サイドを長めのアタッチメントが付いたバリカンで刈上げていきます。それがうまくいけば、次に短いアタッチメントに切り替えて、短く刈上げます。前髪やトップの髪の毛は、ちょうどサイドから見て斜めになるように切ります。
後ろ髪は、思い切って短めのアタッチメントのバリカンで刈上げます。耳下と耳上でもアタッチメントを使い分けましょう。耳下は短めのものを使い、耳上は長めのものにします。
バリカンを使う③坊主
坊主にメンズセルフカットする場合は、バリカンを頭全体の沿わせて刈上げていくのですが、完全な坊主にするのでなければ9mmのアタッチメントで様子を見ましょう。もっと短くしたいというのなら、6mm、3mm、2mmのアタッチメントでもいいです。ただ、坊主になるためのメンズセルフカットは手が疲れます。
バリカンの選び方
バリカンを選ぶ場合、まずはアタッチメントの種類を見ます。いろいろな長さのアタッチメントがありますが、サイドや後ろ髪、襟足などを刈上げるのが目的なら、1~15mm程度でのもので十分です。それから水洗いできて手入れがしやすいものや充電式で使いやすいバリカンもおすすめです。
バリカンと一緒に使いたいトリマー
バリカンで刈上げをしたら、トリマーできれいに仕上げたいものです。バリカン後、トリマーで襟そりをすると、バリカン跡が美しく映えます。トリマーがあるのとないのとでは、バリカンの効果にも大きな違いが出てきます。ただ、安いものではありませんが、格好よく決めるにはぜひそろえておきたい一品です。
メンズのセルフカットに必要なアイテム③カットクロス
理美容店で髪の毛をカットしてもらう場合、カットクロス(ヘアエプロン)というものを身につけさせられます。これはカットした髪の毛が衣服の中に入りこまないようにするエプロンで、これがあるおかげで、散髪してもらっても服が汚れません。メンズセルフカットでも、このカットクロスを身につけたほうが衣服をきれいに保てます。
カットクロスとは?
カットクロスは、別名ヘアエプロンで、英語で「hair cut cloth」と言います。その名称を見ればわかるように、髪の毛が衣服にまとわりつかないようにする服またはエプロンを意味します。メンズセルフカットの場合、カットクロスがあると髪を切りにくくなるので、なくてもいいという意見もありますが、洋服を汚さないためには必要です。
カットクロスがなしでメンズセルフカットをすると、洋服が髪の毛まみれになってしまい、後できれいにするのが大変です。髪の毛というものはいったん洋服に付くと、取れにくくなるので、カットクロスがあるとないとでは後の掃除の内容が違ってきます。
おすすめのカットクロス
カットクロスを探す場合、大手通販サイトを見ればいい商品がいくつも紹介されていますが、その中から特におすすめの品を取り上げてみます。まず、COM-SHOTの散髪マントは、手元が透明です。したがって、雑誌を読んだり、スマホをいじったりできます。次に、ファインのヘアケープは、折り畳みができるので、収納しやすいです。
メンズのセルフカットに必要なアイテム④小物編
続いて、メンズセルフカットに必要な小物を見てみましょう。セルフカットには、ハサミ、すきバサミ、バリカン、カットクロスのほかにもさまざまな小物を準備しなければいけません。その小物とは、くし(コーム)、ヘアクリップ、カチューシャ、三面鏡などのことで、メンズセルフカットにはあったほうがいい品ばかりです。
用途にあわせコームを使い分ける
コームにはいくつか種類がありますが、用途に応じて使い分けをします。理美容師さんもお客さんの髪型、髪の質、場所、目的などによってちょうどいいコームを使っています。メンズセルフカットの場合にも、役立ちそうなコームが3種類あります。それぞれを上手に使い分ければ、ヘアカットも一段とはかどるようになります。
ジャンボコーム
まず、コームの中からジャンボコームを紹介しましょう。ジャンボという名称から推測ができるかもしれませんが、ただ大きいという意味ではなく、歯と歯の間が大きめに開いたコームのことを言います。このコームは、髪の毛が傷んでいるか長い人のために役立ちます。そのような人でも髪をすきやすいのです。
テーツコーム
テーツコームと言われても、素人には何のことかわからないでしょうが、これは理美容師さんが髪の毛をカットする時に使うコームです。その特徴は2種類の歯にあります。一方は粗歯になっていて、もう一方は密歯になっています。粗歯のほうは大まかなデザインを作る時に使用し、密歯のほうは精密なカットをする時に使います。
リングコーム
リングコームと言っても、輪になっているコームのことではなく、尾が付いているコームのことを言います。テールコームという呼び方もあります。このリングコームは、髪の毛をセットするのに便利なコームです。パーマなどでもよく使います、リングコームがあるとうまく髪をまとめられるので、ついつい頼り過ぎてしまう人もいます。
髪をブロッキングする小物
メンズセルフカットをする場合、自然な髪の状態のまま行ってもいいのですが、髪をブロックしながらセルフカットしたほうがうまくいく場合があります。そのようなブロックに役立つ商品をいくつか紹介しましょう。メンズセルフカットで髪を切りすぎないためにも、ブロック商品は有益です。
ヘアクリップ
ヘアクリップ(ダッカール)は髪留め用の道具です。カットや髪染め、セットをする場合に美容師さんがよく使う道具ですが、メンズセルフカットでも役に立ちます。ヘアクリップでカットする部分の髪をまとめておけば、それ以上切りすぎる恐れはなくなります。メンズセルフカットで一番避けたいのが切り過ぎですから、ヘアクリップはとてもいい道具です。
カチューシャ
ヘアクリップはいい道具ではありますが、メンズセルフカットで細かく髪の毛をブロックするのが面倒という人もいるでしょう。そのような人にはカチューシャがおすすめです。カチューシャならまとめてざっくり髪の毛をブロックできます。面倒くさがり屋の人のメンズセルフカットでも使いやすいです。
絶対準備したい三面鏡
メンズセルフカットの場合(メンズに限りませんが)、前髪、サイド、後ろ髪、襟足など多方面から自分の髪の毛を見る必要があります。その際には、前髪は前面に置いた鏡で見て、サイドや後ろ髪は手鏡で眺めるという方法がありますが、三面鏡があるほうが便利です。手鏡を持ってセルフカットはできませんから、ぜひ三面峡を準備しておきましょう。
メンズのセルフカットの流れ
メンズセルフカットに必要なアイテムがわかったところで、今度はその流れを見てみましょう。メンズセルフカットを成功させるためにも正しい順番を覚えることは非常に重要です。しかも、いったん順番の流れを身につけてしまえば、何度でもメンズセルフカットができるようになるので、理美容院へ行く必要はなくなります。
明るい場所に鏡をセット
メンズセルフカットというと、洗面台の前で行うものだと思っている人もいるでしょうが、洗面台の照明はあまり明るくありません。そのため、前髪は見えるにしても、サイドや後ろ髪、襟足の確認がしにくくなります。そこで、おすすめしたいのがリビングルームなどの明るい部屋に鏡をセットして、メンズセルフカットをすることです。
髪をピンでブロッキング
準備ができたら、前髪やサイド、後ろ髪をヘアピンでブロックします。前髪のブロッキングは、大体目じりの線を基準に三角形に留めます。前髪のブロッキングを上手くやらないと、切りすぎてしまい、後で変な格好になります。サイドや後ろ髪はブロッキングしないでセルフカットできますが、切り過ぎを心配しているのならしたほうがいいでしょう。
前から後ろ方向へカット
髪の毛をメンズセルフカットする順番ですが、前から後方向へカットしていきます。つまり、前髪を下から上に向けて切っていくのですが、このほうが仕上がりがよくなります。逆に前髪を上から下に切っていくと、調節がしにくくなり、うまくまとまりません。そして、サイドや後ろ髪も下から上へ向けてセルフカットします。
毛束を作り毛量調整
前髪やサイド、後ろ髪を長めにセルフカットしたら、調節をします。髪の毛をすいて毛束を作っていくのですが、ただ単に引っ張るというよりもねじるようにつかむほうがうまくいきます。そして、できがあった毛束をハサミで切っていきます。最後に、前髪、サイド、後ろ髪を触ってみて、まだ長そうだと思うところをすいて、軽くセルフカットします。
メンズのセルフカットの部分別切り方のコツ
ここからは、部分別のメンズセルフカットのコツを見ていきます。メンズセルフカットと言っても、前髪、サイド、後ろ髪、襟足では切り方のコツが違います。それぞれの場所に適した切り方をしないと、仕上がりがおかしくなってしまうので、一つ一つの項目ごとにどうすればいいのか解説しましょう。
前髪のセルフカット
前髪はつまんで前に下ろしてからメンズセルフカットします。そして、前に下ろした前髪を少し余裕をもってセルフカットします。あまり前髪を切りすぎると後で調節ができなくなり、格好が悪くなる場合があります。前髪を切る場合のハサミの持ち方ですが、縦に持つとシャギー感が出て、横に持つとぱっつん感が出ます。
斜めに前髪をメンズセルフカットする場合は、ちょうど生え際から2cmくらいのところでブロックし、流す方向とは逆に前髪を持っていきます。その際、目の位置を基準に前髪をセルフカットするといいでしょう。その基準より上か下で判断するのです。
サイドのセルフカット
続いて、サイドのメンズセルフカットの方法です。サイドの場合は、下から指で髪の毛を挟んで、横に引っ張ります。髪をブロックして引っ張ってもいいでしょう。そうして、少しずつ(少しずつというのがポイントです)サイドをセルフカットしていきます。最後に全体の出来具合を見て、すきバサミでサイドの調節をします。
後ろのセルフカット
後ろ髪はよく見えない部分なので、メンズセルフカットにも少し工夫が必要です。その工夫ですが、2本指ではなく5本指で後ろの髪の毛をつまみ、毛束を作っていきます。そして、その5本指からはみ出た後ろ髪をセルフカットしていきます。そうすれば、後ろ髪を切りすぎることもなく、うまい具合に仕上がります。
襟足のセルフカット
襟足も後ろ髪と同じく見えにくい部分です。しかし、上手にメンズセルフカットをすれば、きれいに整います。そのセルフカットの方法ですが、襟足部分に向けて横一直線に髪の毛をつまんでいきます。襟足が長くなっている場合は、それで髪の毛ははみ出てくるので、セルフカットします。短い襟足の人は、バリカンでカットもできます。
補正のコツ
メンズセルフカットをしたのはいいけれど、イマイチしっくりこないという場合があります。その場合は、補正を試みましょう。短く切り過ぎた場合は補正のしようがありませんが、長めにもっさりしているのならいくらでも補正できます。その際は、ナチュラルアタッチメント付きのバリカンを使うのがおすすめです。
メンズのセルフカットのメリット
メンズセルフカットにはいくつものメリットがあります。そのメリットを見ると、自分もメンズセルフカットに挑戦してみようという人も増えるでしょう。この記事でも紹介したメンズセルフカットに必要なアイテムをそろえて、やり方を実践すれば、そのメリットを存分に享受できるはずです。
美容院室代がかからない
定期的に理美容院に行けば、費用が掛かります。仮に1回につき3500円だとしても、毎月ならば1年で42,000円になります。ところが、メンズセルフカットを行えば、この理美容院代は必要ありません。アイテムをそろえるための費用は準備しなければいけませんが、それも最初だけで済みます。
自分の好きな時にカットできる
理美容院の営業時間は決まっています。その営業時間に行かないと、髪の毛をカットしてもらえません。しかし、メンズセルフカットの場合は、日にち、時間の制限なく実行できます。これは忙しい人にとっては大きなメリットで、自分の思うように時間調節ができます。このためにメンズセルフカットをしてみようという人もいます。
思った髪型にならなくても素人なので納得できる
前髪、サイド、後ろ髪、襟足をメンズセルフカットした場合、必ずしも思ったような髪型になるとは限りません。それに不満を抱く人もいますが、多くの場合、素人がセルフカットしたのだから、このくらいでも仕方がないだろうと納得します。また、次の機会にうまくやろうと楽観的に構えることができるのです。
メンズセルフカットのデメリット
メンズセルフカットには多くのメリットがあるので、取り入れたがる人もいるでしょうが、デメリットも計算に入れておかなくてはいけません。デメリットをしっかりと頭に入れて行わないと、後悔する場合もあります。そのデメリットをいくつか取り上げますが、メンズセルフカットをする人はそれを承知で実践しましょう。
カットの道具を準備するのが大変
メンズセルフカットをする場合、必要な道具をそろえなければいけませんが、これが案外大変です。費用一つとっても、全部の道具を合計すれば、それなりの額になります。もちろん、理美容院で使っている道具よりも安いものを購入するのですが。それでも大きな負担であることに変わりありません。
カットに失敗した時のダメージが大きい
メンズセルフカットで少しくらい思うようにいかないことがあっても、素人がやったことだからと受け入れることもできるでしょうが、大きな失敗をした場合は、ダメージも大きくなります。髪の毛というものはいったんカットすると、伸びるまで時間が掛かるものなので、メンズセルフカットの大失敗の代償は大きいです。
事前に道具を準備するのが面倒
メンズセルフカットの道具を準備するのは費用的にも負担となりますが、その準備そのものも面倒なものです。いちいち必要なものをチェックして、別々に購入していかなければいけません。商品ごとに自宅に届く日にちや時間も違う場合があり、全体の手間を考えると煩わしいと思う人もいるでしょう。
メンズのセルフカットに向いている髪型
メンズセルフカットをする場合、どんな髪型にしてもいいのですが、作りやすい髪形というものがあります。そのような髪型を選んで実行したほうが、楽にうまく決められます。そこで、どんな髪型がメンズセルフカットに適しているのか順番に見てみましょう。それを見れば、どのようにメンズセルフカットをすればいいのかがつかみやすくなります。
バリカンを使ってツーブロックカット
メンズセルフカットで一番作りやすい髪形と言ったら、ツーブロックでしょう。サイドと後ろをバリカンで刈上げ、前髪とトップをハサミで切るツーブロックは、理美容師さんに頼まなくても自分で作ることができます。特にバリカンで刈上げる部分は、それほどの技術がなくてもうまくできる場合が多いです。
ツーブロックポンパドール
ポンパドールとは、前髪とトップを持ち上げ、ボリューム感を出したヘアスタイルのことです。このポンパドールにツーブロックを掛け合わせたポンパドールツーブロックもメンズセルフカットに向いたヘアスタイルです。前髪とトップは立ち上げるだけでよく、サイドと後ろを刈上げて出来上がります。
ツーブロックスリックバック
スリックバックヘアと聞いてもピンと来ないかもしれませんが。スリックバックとはオールバックのことです。このオールバックとツーブロックを合わせたヘアスタイルもメンズセルフカットで作りやすいです。刈上げ部分を除けば、前髪やトップを後ろになでつけるだけ(カットしてもいい)なので、初心者でもメンズセルフカットがしやすいです。
スタイリングが楽なベリーショート
ベリーショートとは、読んで字のごとく髪の毛をとても短くカットした髪型のことです。このベリーショートもメンズセルフカットとの相性がいいです。ベリーショートには、アップハング、ラフスタイル、ヨーロピアンクラシックなどいろいろな種類がありますが、どれもメンズセルフカットでうまくまとめやすいです。
おしゃれなソフトモヒカン
ソフトモヒカンとは、トップの髪の量を少し多めにして長くした髪型のことです。モヒカンよりも穏やかな髪型のため、ソフトと頭に付けられています。このソフトモヒカンもメンズセルフカットとうまくマッチします。このソフトモヒカンは、さわやかでいい印象を与えるので、ぜひメンズセルフカットでチャレンジしてみてください。
セルフカット後のお手入れも大切に
メンズセルフカット後のお手入れにも気を使いましょう。まずカット直後は髪の毛に切った毛がまとわりついているので、ブラシできれいに払い落とします。片付けと掃除が終わったら、洗髪します。きれいに残った毛を洗い流しましょう。そして、タオルドライをし、ドライヤーで乾かすのですが、根元から毛先に向けて風を掛けます。
メンズセルフカットにチャレンジ!上手くなれば美容室代は不要かも!
ここまで、メンズセルフカットのポイント、必要なアイテム、流れ、部分別切り方のコツなどについてお伝えしました、メンズセルフカットは初めのうちは難しいかもしれませんが、慣れてくればきれいに髪型が決まるようになります。そうなれば、美容室代も不要になり、お金の節約ができるでしょう。