ボブとインナーカラーの相性が良い!
「ボブって動きを出しにくくて単調になりやすい」「同じ色に染めるのに飽きた」といった人におすすめなのが、「ボブ×インナーカラー」です。
インナーカラーは髪の表面の色と、首回りの内側の髪の毛を違う色に染める方法をいいます。インナーカラーを入れることで、ボブのかわいいシルエットを活かしつつ、髪に動きを出せるだけではなく、入れるカラーや入れ方によって、ボブのかわいらしい印象からビビっと大人の印象をあたえてくれます。
また、髪を耳にかけインナーカラーをチラ見せするだけで、単色のボブよりももっとおしゃれな印象をあたえてくれるでしょう。たとえ黒髪でも、おしゃれに見せてくれるのがボブ×インナーカラーの特徴です。
そこで今回は、ボブのインナーカラーの入れ方やアレンジ方法など詳しくご紹介していきます。ブリーチを使用しない方法もご紹介するので、髪の傷みが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
ボブ×インナーカラーの魅力
ボブ×インナーカラーのヘアスタイルは、ボブのアレンジ力を上げるためにとても役に立つヘアカラー方法です。
王道なインナーカラーの入れ方として、全体をカラーリングせず、耳周りから後ろにかけて入れるケースが多く、さりげなくアクセントを入れることができます。チラ見せ感が強く派手な印象を与えにくいのが特徴です。
特に、入れるカラーやベースのカラーによって受ける印象が変わってくるので注目してほしいところになります。また、ボブ×インナーカラーの魅力として「シルエットがかわいい」「周りと差がつく」といったことがあるので、解説していきましょう。
シルエットがかわいい
ボブはなんといってもシルエットがかわいいです。丸みをもったシルエットが、髪が短くても女性らしさを十分に発揮できる髪型として人気があります。黒髪でも重くなりすぎず、かわいらしさを表現してくれます。
また、丸みのあるシルエットとは別に、パーマをかけたボブスタイルもかわいいやわらかな印象を与えてくれます。パーマなので自然と動きを出すことができ、スタイリングも楽なので通年を通して人気のあるヘアスタイルといえるでしょう。
しかし、ボブは人気があるものの髪が短いがために、アレンジ方法や髪のカラーなどは単調になってしまいがちと感じている人は少なくないでしょう。
そんなときにインナーカラーで差し色をすることで、後ろから見たシルエットはボブ特有の丸みをおびたままかわいい女性らしさを表現し、前から見ると自立した芯が強そうな印象を表現できます。
ボブ×インナーカラは、ボブのメリットとヘアカラーのメリットそれぞれを、充分に発揮できるヘアスタイルになります。
周りと差がつく
たくさんある髪型の中でも、ボブは比較的アレンジ方法が少なく、髪型が学校や職場でカブってしまいがちです。しかし、インナーカラーを入れるだけで、スタイリングをしなくても周りのボブと差をつけることができます。
また、インナーカラーはさまざまな色があるため、ほかの人と一緒ということにはなりにくく、そして簡単に個性を出せるのもボブスタイルの人には魅力的な部分でもあります。
ボブ×インナーカラーの入れ方カタログ
ここからは、一般的に多い「黒髪」「ブラウン」「ハイライト」の髪にインナーカラーを入れる場合の入れ方や、色について解説していきましょう。ベースの色が黒髪なのか、ブラウンなのか色によってインナーカラーの色を選ぶ必要があります。ぜひ参考にしてください。
黒髪×インナー
黒髪ボブにインナーカラーを入れることで、黒髪とのギャップがわかりやすくインナーカラーの色を引きだたせます。特におすすめの入れ方は、黒髪にハイトーンのインナーカラーを入れる方法です。
丸みのあるシルエットのボブに、前髪をぱっつんぎみにし、それでいてゴールドやシルバーなどのハイトーンのインナーカラーを入れることで、髪型の印象とヘアカラーのギャップを強調できます。
かわいい印象があるなかにも、ビビッとした雰囲気を出したいという方におすすめのインナーカラーの入れ方です。ただし、ハイカラーを黒髪にする場合はブリーチなしでは難しいので、ブリーチは必須と思ってください。
ブラウン髪×インナー
ベースの髪はブラウン系のやや暗め色を選択し、インナーカラーを入れることで、派手さをおさえ柔らかい印象のボブスタイルになります。
とくに、ブラウンと同系色であるレッドやピンクなどといったインナーカラーを入れると、髪全体に一体感が生まれるため、初めてインナーカラーを入れるという方にも受け入れやすいでしょう。
また職場では、ゴールドやシルバーといったハイカラーがNGという場合でも、ブラウン×ダークグリーンなどインナーカラーの色を落として入れると、ナチュラルに仕上がるのでおすすめです。
ハイトーン髪×インナー
ベースの髪をミルクティカラーなどハイカラーを入れているボブスタイルの場合、ベースの色とは全く異なるレッドやブルー、ピンクなどカラフルな色をインナーカラーに選ぶ方法もあります。
もともと、ベースにハイトーンのカラーを入れている人は、すでに髪がブリーチされていることが多く、ピンクなど色味が強いカラーが入りやすいです。黒髪からピンクを入れるよりも、きれいに仕上がりやすいので鮮やかな色を楽しむのもいいでしょう。
上級編としてインナーカラーにあえてブラックを入れることで、派手になりがちなハイトーンカラーを、びしっと締めてくれます。
また、インナーカラーは「カラフル」という印象が強いため、あえてブラック系の暗い色を入れる人は少ないので、ほかの人と差をつけたいという人におすすめの入れ方です。
中の色をカラフルに
「とにかくほかの人と差をつけたい」という人は、単色のインナーカラーではなく、複数のカラーを入れる方法もあります。
「ユニコーンカラー」ともいわれていますが、何色ものカラーを入れることによって、その時に見えるインナーカラーが変わります。そのため、ボブヘアに動きが出るだけではなく毎回違った表情を見せてくれるのでおすすめです。
インナーカラーは基本、カラフルな色を選択することが多く、ベースのヘアカラーに合わせて目立つ色やいおしゃれな色を選びましょう。
また、「そこまで派手にはしたくない」という人は、ベースの髪に合わせた色合いを選ぶようにしましょう。同じブラン系のカラーでも、パープル系なのかそれともピンク系・オレンジ系なのかなど、ブラウンに含まれるカラーはたくさんあります。
ブラウンに含まれるカラーと同じインナーカラーにすると、統一感が出やすいので派手という印象を抑えることができるでしょう。
ブリーチなしでボブ×インナーカラーはできる?
インナーカラーはハイトーンカラーであることがほとんどであるため、ブリーチをするという印象を持っている人も多いのではないでしょうか。
ブリーチは髪が傷んでしまうため、できれば避けたいという人も多いでしょう。確かに、黒髪であればきれいな発色のインナーカラーを入れるためには、ブリーチなしとはいきません。
しかしカラーは限定されてしまうものの、ブリーチなしでもインナーカラーを入れることが可能です。そこで、ブリーチなしでインナーカラーを楽しむ方法をご紹介します。
市販薬でセルフ染め
ブリーチなしのインナーカラーは、市販薬でも楽しむことができます。今、ドラックストアやネットショッピングには、自宅でセルフでできるカラー剤が数多く販売されています。
インナーカラーは、カラフルな色で一部の髪を染めるだけなので、市販で販売されているピンクやブルーなどのカラー剤を使うことで、ブリーチなしでインナーカラーを入れられます。また、美容室専売品もネットショップでは購入できるので、挑戦してみるのもおすすめです。
ただ、市販で販売されているカラー剤では、ブリーチなしでは色が入りにくいという声も多くあります。ベースのヘアカラーでブリーチをしていたのであれば、色が入りやすくはなっていますが、黒髪などブリーチなしの状態では1回できれいに染まるのは難しいです。
カラー剤を使用後、まだ色味が足りないと感じるようであれば、もう一度塗布し染めていきましょう。その際には、髪の傷みなどを考慮しておこなってください。
自宅でインナーカラーの入れ方
インナーカラーを自宅で入れる場合は、「ヘアクリップ」「ラップ」「ゴム手袋」を用意し、床にカラー剤が落ちてもいいように、大きなごみ袋などを引いたうえでカラーを始めます。
インナーカラーの入れ方としては、インナーカラーを入れる部分と、ベースになる部分をピンやヘアクリップなどでブロッキングしてからおこなってください。あとは、カラーを入れたい髪の根本から2~3センチの場所へカラー剤を塗り、ラップを巻いて放置します。
染まり具合をチェック後、しっかりと洗ってください。もしカラー剤が残っていると衣類や枕などを汚してしまう原因になります。
派手カラーも楽しめる
派手なインナーカラーをきれいに入れたいという人は、ヘアサロン専売品ではあるものの、ネットで購入できる「エヌドットカラー」がおすすめです。
さまざまなカラーバリエーションが販売されていて、インナーカラーとしても使えるでしょう。ブリーチなしでも透明感のある仕上がりができ、カラー剤に含まれるトリートメント成分が、髪をきれいに仕上げてくれます。
ただ、カラー剤全般に言えることですが、やはりブリーチをした後に使用すると、より綺麗に色が入りやすいのは否めません。
しかし、エヌドットカラーはオーガニック製品であり、髪をいたわりながら染めることもできる製品になります。ブリーチなしでインナーカラーを楽しみたいという人におすすめです。
週末だけエクステでインナーカラーもおすすめ
バイト先や仕事の都合でどうしてもインナーカラーを入れることができないという人も、エクステをつけることでインナーカラーを楽しむことができます。
エクステといっても、美容室にいく必要はありません。「シールエクステ」を使うことで自分で自由に取り外しが可能です。使用方法も簡単で、もともとインナーカラーを入れたい部分をヘアクリップでブロッキングし、付属のシールをはるだけです。
専用リムーバーがなければ取れない仕組みになっているので、簡単に外れず楽しむことができます。髪の傷みが気になる、仕事が厳しくてカラーが難しいといった場合も簡単に楽しむことができるでしょう。
ボブ×インナーカラーのおすすめアレンジ
ボブ×インナーカラーの定番として、髪を耳にかけてインナーカラーをチラ見せするのもおすすめのスタイリングですが、それではワンパターンになってしまいがちです。
そこで、インナーカラーを映えさせるヘアアレンジをご紹介しましょう。インナーカラーを入れることによって、よりおしゃれ感を出すことができるアレンジ方法があります。ぜひ参考にしてください。
ハーフアップ
インナーカラーを際立たせたい場合は、ハーフアップがおすすめです。比較的両サイドの髪が同じ長さでカットされやすいボブでは、少々短めでもハーフアップにまとめることができます。
わざとインナーカラーを見せつけるように上部の髪を取り、ハーフアップにしましょう。コテで髪をゆるやかに巻く、くるりんぱでまとめた髪をアレンジしてもかわいいです。
また、結ぶには少し髪が足りないというボブスタイルには、髪を少し束でとってくるくるとまきながらピンで後ろにとめましょう。
左右交互にとめていくことでハーフアップにできます。ボブでパーマヘアにしている場合、より髪に動きが出てインナーカラーも協調されるため、華やかな印象になります。
この時、できるだけインナーカラーの髪をハーフアップにしないように気をつけてください。毛束感を出したいときは、インナーカラーを1つの束としてハーフにまとめるのがおすすめです。
ポニーテール
少し長めのボブという人は、思い切ってポニーテールやトップでおだんごのアレンジもかわいいです。インナーカラーを見せるように髪をとり、上部でまとめましょう。
ただ、ボブなので長さ的に難しいという方は、ハーフアップ同様にピンでくるくるとねじりながら頭の後ろで止めると、ボブであってもポニーテールのようなアレンジが可能です。ある程度、大きめの束をピンでとめた方がよりゆるふわ感が出てかわいいです。
肩ギリギリのボブであれば、ゆるくまとめるだけで抜け感を出すことも簡単です。ちょっとほそめのおくれ毛を残すことで、より余裕のある抜け感を出すことができます。ポイントは、「ギチっとまとめずゆるくまとめる」です。
外ハネ
「髪に動きを出したい」「インナーカラーをチラ見せしたい」といった場合は、外ハネアレンジもおすすめです。
外ハネは、美容師のように規則正しくやろうと思うと難しいですが、少しずつ毛束感を出すように髪の毛を巻いていくだけで、簡単にアンレンジできてしまいます。
ポイントとしては、インナーカラーの髪とベースの髪を一緒に巻かないようにすることが大切です。あとは、コテもしくはストレートアイロンさえあればできてしまうので、とてもラクにスタイリングが完成します。
ボブ×インナーカラーで周りと差をつけよう!
いかがでしたか。今回は、ボブスタイルの人におすすめのインナーカラーの入れ方や、黒髪やブラウンなど髪の色別におすすめのインナーカラーについてなど解説しました。
注目を集めるインナーカラーですが、ボブスタイルに入れることで、いつもと同じ髪型になりがちなボブに動きと華やかさ、そしておしゃれ感がでます。ブリーチなしでも入れることが可能なので、髪の傷みが気になる人も挑戦できるでしょう。
「いつもとは違うカラーにしたい」「もっとかわいいボブアレンジをしたい」などといった方は、この記事を参考にぜひインナーカラーに挑戦してみてください。