1日に抜ける髪の本数は50~100本
薄毛や抜け毛というと、男性に多い悩みと思われがちですが、男性だけでなく女性にも抜け毛や薄毛の症状は洗われます。女性の抜け毛や薄毛も男性同様、年齢を重ねることで気になることが増え始めます。
女性は特に、いつまでも若く見られるためのスキンケア、メイクなどに気を配ることも多くありますが、いくら若々しい印象を作っても、年齢を重ねることによる髪のボリュームがダウンや抜け毛が増えてくると、どうしても老けた印象を与えてしまう場合があります。
髪の毛の本数、太さが変化する抜け毛や薄毛には女性型脱毛症というものもあり、男性に比べると少ないかもしれませんが、それでも多数の女性が抜け毛や薄毛に悩まされているのが現状です。男性同様、健康であったとしても自然な抜け毛は誰にでもあるものです。
最近では通販などを中心に女性用の抜け毛予防や育毛剤なども多数販売されていますので、世の中のいかに多くの女性が悩まされているのか察することができます。
そこで今回は女性の抜け毛等、髪の毛にまつわる情報を紹介していきます。健康な方の1日の平均的な抜け毛の本数、髪の本数が減り始めるサインとはどのようなものか、健やかな髪を保つための普段からの習慣について詳しく紹介していきます。
平均的な抜け毛の本数は人によって違う
それではまず、髪の毛にまつわる基礎知識や抜け毛・薄毛についての正しく情報をご理解いただくことから始めていきましょう。まずは髪のメカニズムについてです。
一般的に、日本人の平均的な髪の毛の本数は『約10万本』といわれています。平均本数なので個人差があり、少ない人は6〜7万本、多い人は13〜14万本と差があります。抜け毛が増えることにより髪の本数が減るということもありますが、そもそも髪の密度にも差があります。
次に髪の毛が伸びるスピードについて紹介しましょう。髪の毛が生えてから抜けるまでの周期を「ヘアサイクル」と言います。髪の毛が伸びるスピードも個人差があるのですが、平均で1日約0.35mm程度伸びるようです。
これが30日(1ヶ月)で約1cm、1年で約12cm伸びることになります。さて、新しい髪の毛が生えて、一定期間伸び続け、そして抜け落ちるまでの期間(ヘアサイクル)は大よそ4〜6年と言われています。髪の毛は、伸び続けるわけではなく、一定期間で抜けるものなのです。
平均10万本の髪の毛は、それぞれ異なるヘアサイクルで生え変わっています。ここから計算すると、1日平均50〜100本程度の髪が自然に抜けることになります。シャンプーしたときに髪が抜けるのが気になりますが、50本程度であれば心配ありません。
女性も抜け毛がある
このように、思っているよりも髪の本数は多いということ、1日に50~100本は自然に抜けるものだということを理解していただいたうえで、実際に抜けた髪が細くて短い場合は、ヘアサイクルとは無関係に抜けている可能性があると考えてください。
これは男性も女性も共通の事象になりますが、得に女性の髪が抜ける原因について紹介していきましょう。まずは【加齢による薄毛】です。女性も男性同様、加齢による薄毛が起こります。
30歳くらいから気になりはじめ、40代後半くらいからホルモンバランスが崩れることで、髪の毛が抜けることが気になり始めることが多いようです。
【ダイエットなどによる栄養不足】健康な髪を維持するには栄養バランスの良い食事が大切です。ダイエットなどにより栄養不足の状態が続くと、髪に必要な栄養素や酸素が不足してしまいます。この原因では、年齢に関係なく髪の毛に悪影響が生じます。
続いて女性特有の原因として【出産後のホルモンバランスの変化】が挙げられます。女性が妊娠すると、女性ホルモンの分泌量が増えます。出産後、一部の女性ホルモンが急激に減ることから、様々な不調が体に出ることがあります。
この急激に減る女性ホルモンの1つに、髪の成長を促す働きがあるホルモンが含まれているため、髪が抜ける原因となるのです。なお、主産後に特段の要因が無ければ一定期間経過後、元の状態に戻ります。
つづいての原因は【不規則な生活による生活習慣の乱れやストレス】です。女性の抜け毛は、不規則な生活による生活習慣の乱れやストレスも原因の1つとされています。
最後に紹介する原因は【間違ったヘアケア・頭皮ケア】により抜け毛が発生することがあります。間違ったヘアケアや頭皮ケアが原因になることもありますので、シャンプーの選び方が自分に合っているかを確認しましょう。
頭皮が乾燥気味であれば保湿力の高いものを選ぶようにしましょう。また、シャンプーの後に髪を濡れたままにしておくのも避けましょう。
髪の毛の寿命
先ほど、ヘアサイクルについて簡単に紹介しました。髪の本数はおよそ10万本も生えており、それが4~5年単位で生え変わっているのがヘアサイクルであるということです。1日に抜ける髪の本数はおよそ50~100本。この範囲内で髪が抜けるのであれば、そこまで心配する必要は無いということです。
髪の毛1本の寿命は平均して5年前後
改めてのおさらいが続きますが、髪は平均して1日0.35mm伸び、1ヶ月平均ではおよそ1cmほど伸びることになります。そして、髪の毛の寿命は平均して5年前後。この5年間は成長して伸び続けていきますが、5年前後で訪れる成長期を過ぎると成長が止まるのです。
この状態になると、髪の毛根が押し上げられるようになり、最後に髪が抜けることになります。一度髪の毛が抜けることになっても、健康な場合は新しい髪の毛が生えてくるようになり、全体の本数は変わらないというサイクルが繰り返されるのです。
抜け毛が増える=ハゲるわけでなない
しかし、髪の成長サイクルが終わりを告げ、新しい髪が生えてこないようになると薄毛に見えてくるようになります。しかし、実はこの薄毛、本当は新しい髪の毛が生えてきていないということではなく、目に見えないほど微細な毛がたくさん生えている状態なのです。
人の毛穴の数は個人間で大差がないと言われていて、生まれた時から個人ごとの毛穴の数は一定量で決まっているのです。この毛穴から「毛」が生えなくなることは起こらないのです。いつでも必ず、毛穴の数だけ毛は生えてきているのです。
よく「毛根が死ぬ」という表現を聞くことがありますが、正確には誤った表現が使われています。毛根が死ぬことはなく、怪我などで物理的に塞がることが限り機能停止することはないのです。しかし、確実に髪の本数が少なくなっている人も存在しているのが現実です。
ではなぜ、毛根が死ぬことが無くて、毛は毛穴の数だけ生えているのに髪の本数が少なくなっている人が存在すのでしょうか?実は、毛穴の数だけ毛は生えてはいても、人間の目には見えないほどの毛が生えているだけというのが答えなのです。
薄毛とは、毛根から生えてきている毛が、人の目には見えないほど短い段階で成長を止めてしまっている状態のことを指しているのです。目に見えないほど短い段階とは、産毛よりもさらに短い状態です。顕微鏡などで確認すると、ようやく小さな毛が確認できる程度なのです。
ちなみに、毛根の数は一定なので「抜け毛が多いからハゲる」という認識は誤った理解です。毛根がある限り、抜けた毛穴から新しい髪は生えてきます。
長い髪が抜けた後に短い髪が生えてきて、その髪が伸びる間に元々の髪が成長する。このサイクルで髪の状態が保たれ、本数も維持されているのです。
髪の抜け毛が増えるサイン
では髪が抜けるサインというのは何らか存在しているのでしょうか。抜け毛の本数は季節によっても違いがあります。そのため1日1日の抜け毛の本数を比較して、その日抜けた本数が多かったからといって、それがイコール薄毛になるということではありません。
しかし、だからと言って抜け毛の本数が多くなったと感じるときの全てが薄毛と関係ないということでもなく、場合によっては薄毛が始まるサインになっている可能性もあります。
髪の毛のハリ・コシが減った
髪が抜ける本数以外に、抜け毛のサインとなるものは何があるでしょうか。まず注意しておきたいのが『髪の毛にハリやコシがなくなってきた』ということです。髪が切れやすくなっていたり、抜けた髪に元気がなくなってきたと感じた場合は要注意です。
抜け毛の中に短い毛が増えた
次に注意しておくべきなのは、抜けた髪の毛の長さです。抜けた髪の毛の中に、短い髪の本数が多くなってきたと感じた場合も薄毛の始まるサインの可能性があります。これは、先ほどのヘアサイクルの説明で紹介したように成長途中で抜けてしまっている可能性があります。
ふけ・かゆみが増えた
そして、次は間違ったヘアケアが薄毛に影響すると説明した際に登場しましたが、フケやかゆみを感じることが多くなった場合も薄毛のサインの可能性があります。間違ったヘアケアにより、頭皮環境が健全な状態にないことが影響しています。
頭皮が固くなってきた
最後は『頭皮が固くなってきた』という状態です。これも薄毛の始まるサインとして現れる場合があります。育毛剤などのCMでもよく出てくる状態です。頭皮全体を前後に動かして、頭皮全体がスムーズに動くか否かで頭皮が硬くなってきているかを判断することが多いようです。
髪の本数を守るシャンプーのコツ
男性、女性問わず、日ごろの頭皮ケアや生活習慣を整えることが髪が抜けるのを防ぐのに大切です。生活習慣は規則正しく、しっかりと栄養のある食生活を送ることが肝要ですが、頭皮ケアはどのでしょうか。
日ごろの頭皮ケアというと、毎日必ず関係してくるのがシャンプーです。ほとんどの方が毎日髪を洗っていますが、毎日のことだからこそ、正しいケアで髪が抜けるのを防ぎたいものです。
朝のブラッシングの際、髪がパサついたり抜けたりすることが多くなった、また、シャンプーをしてもベタっとしている。それらの原因もシャンプーの仕方に問題があるかもしれません。
女性は特に、シャンプーの香りや寝ぐせを直せるというメリットから、朝にシャンプーをする人も多いようです。しかし実は、シャンプーをするタイミングも髪の健康に影響があるのです。
朝と夜、髪の毛を洗うのに適しているのは『夜』です。夜は朝よりも体温が高くなっていることが多いので、毛穴の汚れも落としやすくなっているのです。
ではここで、『髪の本数を守るシャンプーのコツ』を紹介します。1日の終わりに正しいシャンプーを行い、髪の本数を守り、気持ちの良い1日を過ごしてください。
洗う前にブラッシングをする
それではここから、『髪の本数を守るシャンプーのコツ』、髪が抜けるのを防ぐ髪の洗い方の手順を紹介していきます。普段行っているシャンプーに比べてやることは多くなりますが、髪が抜けるのを防ぎ、元気な髪の本数を増やすためです。
まずはお風呂に入る前に行う『髪の本数を守るコツ』です。最初の手順は、『髪を洗う前にブラッシング』すること。ブラッシングすることは、髪と頭皮の健康のために大事な工程なのです。
ブラッシングすることで、髪の絡まりをほどいてくれるのと同時に、ある程度の汚れも取り除くことができます。髪の長い女性は、最初に毛先の絡まりからほどき始めるようにしましょう。
髪全体の絡まりが取れたあとは、地肌に届くようにブラッシングします。おでこから頭頂部へ、耳の上から頭頂部へ、襟足から頭頂部に向けてと、常に頭頂部に向けて地肌とともにブラッシングします。
頭頂部へ向かってブラッシングすることで血行が良くなり、マッサージ効果が期待できます。平均で1日1回以上は入浴する機会がある日本人の場合、入浴前絵の習慣化が大きな効果を生み出します。これが最初の『髪の本数を守るコツ』です。
シャンプーの前に丁寧にすすぐ
ブラッシングして髪がほどけた状態になったら、次は髪を洗う工程での『髪の本数を守るコツ』です。ここですぐにシャンプーを手にとってはいけません。シャンプーを使う前に第2の『髪の本数を守るコツ』予洗いすることが大切です。
大抵の方が、シャワーのお湯でサッと髪を濡らすだけでシャンプーの工程に移る傾向があります。実際には、正しい方法で洗うことで、髪の毛の汚れの70~80%はお湯だけでも落とせると言われています。
ただシャワーで髪を濡らすだけではなく、シャワーをかけながら汚れを落とすように地肌まで指を通しながら洗いましょう。髪には油分が多いので、思っているよりも水をはじきやすいものです。シャワーをかけているだけでは汚れは落とせていないのです。
第2の『髪の本数を守るコツ』である「丁寧なすすぎ」というのは、シャワーで髪を濡らしながらもしっかりと洗い、シャンプー前に髪の汚れをしっかり落としておくことです。
泡立ててシャンプーを使う
続いての『髪の本数を守るコツ』は『シャンプー』する際に注意しておきたいコツです。洗い方はもちろんのことですが、ここで注意しておきたい『髪の本数を守るコツ』は『お湯の温度』です。
髪を洗うのに適している温度は38~40度と言われています。この温度のお湯を頭にかけても、熱すぎず冷たくも感じない温度です。冷え性の女性は特に、熱いお湯を使いがちです。しかし、熱めのお湯は頭皮の乾燥を招き、フケの原因になることがあります。
冷たいお湯は皮脂を溶かすことができず、毛穴の汚れが残ってしまう原因になります。また、シャンプーの泡立ちも悪くなるのでおすすめしません。皮脂が毛穴に残った状態では健康な髪は育たず、髪の本数が減っていく原因になりかねません。適温を守ってシャンプーしましょう。
そして次に注意しておきたい『髪の本数を守るコツ』は、意外と知られていないシャンプーの使い方です。髪をすすいだ後でシャンプーの工程に移ります。
シャンプーを使う際の『髪の本数を守るコツ』として、最初にシャンプーを手のひらに出すようにすることです。シャンプーも界面活性剤が含まれていて、界面活性剤は泡になることで洗浄力を発揮します。そのため、手のひらにとったシャンプーを軽く泡立てることが重要なのです。
『髪の本数を守るコツ』としては、泡立てるときに空気を含ませるイメージで泡立て、たっぷりの泡で洗うことで髪の毛同士の摩擦を防げるようにしましょう。
1日以上髪を洗えなかった場合、髪に移した時の泡立ちが悪い場合があります。その場合は、シャンプー後に軽くすすぎ、改めてシャンプーを泡立てて洗い直すのが『髪の本数を守るコツ』です。
『髪の本数を守るコツ』シャンプーの仕方にも注意してい欲しい点があります。髪を洗う際、大抵の女性は下を向いて洗っています。しかし実は、下を向いて髪をあることもあまり良くないのです。下を向くと逆毛や切れ毛、抜け毛の原因になり、キューティクルも傷つけてしまいます。
髪を洗うときには上を向き、地肌を指で洗うイメージで洗うのが『髪の本数を守るコツ』です。なお、髪を洗うときには絶対に爪を立てないようにしましょう。
頭が痒いからといって爪を立ててしまうと頭皮に細かい傷が残り、そこがまた痒く感じるという悪循環に陥ります。指の腹でマッサージするように洗うのが『髪の本数を守るコツ』。美容院でシャンプーしてもらう時の事を思い出しながらシャンプーしましょう。
すすぎ残しがないように気をつける
『髪の本数を守るコツ』として、次の工程である「すすぎ」における注意点を紹介します。端的に『髪の本数を守るコツ』を紹介すると「すすぎ残し」に気を付けるということです。
耳の周り、襟足など、注意を怠りがちな部位も十分にマッサージするように洗いましょう。それが済んだら、すすぎの工程に移ります。
すすぎで大事なのは、とにかく十分にすすぐ事です。すすぎに関しては流しすぎということはありません。平均してシャンプーの3倍の時間をかけてすすぐことを目安にしましょう。
シャンプー前のすすぎ同様、頭や顔の角度を変えながらすすぎ残しがないよう、十分にすすぎます。生え際や襟足は特にすすぎ残しが起きやすい部位なので注意しましょう。すすぎ残しは、頭皮の痒みやフケ、抜け毛の原因になります。
タオルドライ後にしっかりと乾かす
『髪の本数を守るコツ』最後の工程は乾かす工程です。女性の多くはコンディショナーやトリートメントを使っています。このコンディショナーやトリートメントも正しく使うのが『髪の本数を守るコツ』の1つです。
『髪の本数を守るコツ』は、コンディショナーやトリートメントが地肌に付かないようにすることです。これらは、あくまでも髪の毛の為のもので、地肌に付けると毛穴に詰まり、抜け毛やフケ、痒みの原因になります。
さて、コンディショナーやトリートメントをすすいだら乾燥工程です。『髪の本数を守るコツ』は、タオルドライも頭皮を拭くイメージで行うこと。髪の毛がこすり合わないようにします。また、髪が濡れたまま寝ることも厳禁。枕との摩擦を避けましょう。
髪の本数を守るためにできる目の健康法
『髪の本数を守るコツ』として、シャンプーのやり方を紹介しました。それ以外にも髪の本数を守るコツはいくつもありますので、ここからどんどん紹介を続けていきます。1日の生活の中で取組めることばかりなので、是非取り入れてください。
さて、多くの方が仕事やプライベートでパソコンやスマホを使っています。世代に関係なく、液晶画面を見る機会が増えたことで、目の疲れを感じる方もいるでしょう。この目の疲れ=眼精疲労が進行すると、育毛にも影響が出てしまう可能性があります。
そうは言っても、眼精疲労と髪の本数に直接的な関係はありません。眼精疲労を感じているときは、髪の育成に必要なビタミン群などが消費され、髪に栄養が届かない可能性があるということです。
眼精疲労を解消するために必要な成分は、ビタミンB群、L-シスチンという成分なのですが、これらの成分が髪の成長においても必須の成分なのです。正常時は、目と髪に同じ成分が送られますが、眼精疲労時は目に多くの成分が送られた結果、髪の栄養不足の恐れが生じます。
眼精疲労を防ぐためには、目を酷使しないこと。例えばパソコンやスマホの使用時間が長いと感じる場合、平均して1時間に10分~15分、目の休憩をとりましょう。
また、画面を最低でも40cm程度、目から離すようにしましょう。ブルーライトカットやブルーライトカットメガネをかけることも効果的です。ドライアイ用目薬の点眼も、効果があるといわれています。
首・肩のストレッチ
『髪の本数を守る目のケア』として眼精疲労を避けるべきと紹介していますが、仕事の関係上、どうしてもパソコンやスマホから長時間目を離すことができない方も多いでしょう。
その様な方は特に、パソコンにずっと同じ姿勢で向かっていることが多いのではないでしょうか。長時間同じ姿勢でいることは、血流の滞りで首や肩が凝りやすくなってしまう欠点があります。
解消法としては、腕や首をグルグル回して固まった筋肉をほぐすことです。できる範囲のストレッチを習慣化するだけでも、眼精疲労軽減に効果があります。
目の周りのマッサージ
『髪の本数を守る目のケア』として、更なるマッサージを推奨します。先ほど紹介した首や肩の凝りをほぐすストレッチに加え、目の周りのマッサージも効果的です。目の周りを温めるだけでも眼精疲労はかなり軽減されます。眼精疲労の症状を感じた際は目の周りを温めてみてください。
目によいサプリメント
『髪の本数を守る目のケア』として、眼精疲労に効果のあるサプリメントの導入も簡単にできておすすめです。「アントシアニン」「ルテイン」はアイケアに効果的といわれています。「アスタキサンチン」や「DHA・EPA」が含まれたサプリメントも、眼精疲労に効果があるといわれています。
髪の本数を守るアロマテラピー
『髪の本数を守るコツ』として、アロマを使ったケアの方法もあります。アロマには1日の疲れを癒す効果も期待できます。髪の本数を守りつつ癒されれば言うことなしです。
1年の中でも、特に秋に抜け毛が多いと感じる方が多くいます。これは、夏の紫外線や疲れが影響としているとも考えられますが、平均して、秋は髪が生え変わる時期とも考えられているようです。抜ける本数は、通常平均50本に対し、倍以上の平均100〜200本。
秋の抜け毛は一時的なもので心配する必要はありません。しかし新しい髪により元気を与える為、精油を使った頭皮ケア&頭皮マッサージをおすすめします。
手作りアロマオイルでの頭皮マッサージ
『髪の本数を守るアロマケア』として、まずは手作りアロマオイルによる頭皮マッサージの方法を紹介しましょう。簡単にできることばかりなので、1日の疲れを癒すとともに髪のケアを行いましょう。
用意するのは、『ポンプボトル(30ml~50mlサイズ)、蒸しタオル、ホホバオイル30ml(椿油もおすすめ)』『ゼラニウム、フランキンセンス、ベルガモット(フロクマリンフリー)、ラベンダー、ローズウッド、ローズマリー・シネオール』の中で2~3種をブレンドします。
手順としては、保存容器にホホバオイルを入れ、精油を滴たらします。精油のブレンド例としては、『ゼラニウム3滴+ベルガモット4滴+ローズウッド:5滴』『ベルガモット4滴+ローズマリー・シネオール4滴+ラベンダー4滴』など。フタをして混ぜれば完成です。
頭皮マッサージのコツ
『髪の本数を守るアロマケア』続いては、アロマを使った頭皮マッサージのコツを紹介します。シャンプー前にアロマオイルを手のひらに1プッシュなじませたら、指の腹で、耳の後ろから後頭部にかけてジグザグになぞります。そして、頭皮全体をマッサージするようになぞっていきます。
次に、襟足のへこんだ部分(2箇所)を軽く押します。最後に頭頂部を手の平で押します。温めた蒸しタオルで、髪全体を覆い、10分程待ちます。この間は、湯船で温まっていたり、何か作業していても良いでしょう。
10分経過後、シャワーで洗い流した後は、先ほど紹介したシャンプーのやり方を参考にシャンプーしてください。また、トリートメント代わりにアロマオイルを使うのもおすすめです。
ローションでの頭皮ケア
『髪の本数を守るアロマケア』続いてはローションでの頭皮ケアです。先ほどのアロマオイルでのケアで、ベタつきが気になる方におすすめなのが、このローションでの頭皮ケアです。
用意するのは『30mlのスプレーボトル、無水エタノール5ml、精製水25cc、ゼラニウム、フランキンセンス、ベルガモット(フロクマリンフリー)、ラベンダー、ローズウッド、ローズマリー・シネオール』
まず、スプレーボトルに無水エタノールを入れ、精油を垂らしてよく混ぜます(精油のブレンドは、先ほどのレシピを参考にしてください)。精製水を加えて混ぜれば完成です。
髪の本数を守るエッセンシャルオイル
『髪の本数を守る』ケアとして、エッセンシャルオイルを使った方法もおすすめです。エッセンシャルオイルは医薬品のように、はっきりとした髪への効果が実証されているわけではありません。
しかし、オイルの香りに癒されながら穏やかに髪や頭皮の健康を保つ効果は期待できます。抜け毛予防につながり、入浴中や入浴後のオイルとして1日の終りに取り入れることで、リラックス効果も期待できるのです。
髪を強くするエッセンシャルオイル
『髪の本数を守るエッセンシャルオイル』として、最初に紹介するのは髪を強くするエッセンシャルオイルです。エッセンシャルオイルも様々な種類があり、どれを選べばよいのか迷ってしまうものです。
そこで、まず試していただきたいのが『イランイラン』や『ローズマリー』です。これらのオイルには、髪や頭皮を健やかに保つ効能があると言われています。
抜け毛に良いエッセンシャルオイル
『髪の本数を守るエッセンシャルオイル』として、次に紹介しておきたいのは『小麦胚芽油』と『ホホバオイル』です。小麦胚芽油には肌荒れ防止効果があるとされています。ホホバオイルは人間の肌の油分に似た構造なのでおすすめ。小麦胚芽油はアレルギーに注意してください。
頭皮・フケを抑制するエッセンシャルオイル
『髪の本数を守るエッセンシャルオイル』として最後に紹介するのは、殺菌作用で髪や頭皮を清浄にする効能が期待できる『ティートリー』です。殺菌効果により常に清潔な頭皮を維持することが髪の本数を守ることに繋がります。
さて、女性が妊娠しているときに髪の本数が気になる場合があります。しかし、安定期に入るまでは全てのエッセンシャルオイルは使用できませんので、妊娠中の方はご注意ください。
髪の毛を守る食べ物
髪や頭皮の健康維持に必要な栄養素をサプリメントで補うという方法を紹介しました。しかし、サプリメントに頼らなくても毎日の食事を通して、必要な栄養素を摂取できるのであればその方が良いでしょう。例えばたんぱく質やビタミン、亜鉛が髪を守る栄養素として挙げられます。
これらが不足してしまうと、ツヤがなくなり、抜け毛や白髪の原因になってしまいます。これらの栄養素を1日の食事の中で平均的に摂取し、栄養を髪に届けられるようにすることが大切です。髪に効果的な3つの栄養素を偏りなく平均的に摂取することを意識しながら、1日の食生活を送りましょう。
タンパク質を含む食べ物
ではまず、髪に必要な栄養素である「たんぱく質」について紹介しましょう。そもそも髪の毛はたんぱく質の一種であるケラチンで構成されています。そのため、たんぱく質は髪の健康維持・成長のために最も重要な栄養素といえます。
たんぱく質を含む主な食材は、肉・魚・卵・乳製品・豆類などです。幅広い食べ物に含まれているので、1日の食事のなかでも取り入れやすい成分であると言えます。
レシピを簡単に紹介しましょう。【鶏肉のソテー】鶏肉は高たんぱくで髪に最適。ビタミンEが豊富なオリーブオイルを使えば、更に髪に良い成分をプラスできます。【豆乳鍋】大豆は植物性たんぱく質を多く含んでいます。髪とお肌にも嬉しい栄養素。ビタミン豊富な野菜を加えてください。
ビタミンを含む食べ物
髪に良いビタミンが「ビタミンB・E」。ビタミンB2・B6は、頭皮の代謝を促進し、皮脂が出る量をコントロールしてくれ、髪の成長が活発になります。ビタミンEは、血行を促進効果がある栄養素。ビタミンCが豊富な食べ物と一緒に食べると吸収率も高まります。
各栄養素が多く含まれる食材は、【ビタミンB2】レバー、青魚、卵、大豆、乳製品、ウナギ。【ビタミンB6】肉類、サケ、マグロ、バナナ、ナッツ。【ビタミンE】魚介類、ごま、マーガリン、植物脂。
これらを簡単に摂取できるメニューとして【バナナとグラノーラ】があります。1日の始まりに手軽に食べることの出来るグラノーラは、ビタミンBや亜鉛が豊富なナッツ、バナナを混ぜるだけで、簡単に美髪ケアになります。
亜鉛を含む食べ物
亜鉛はたんぱく質やビタミンCと一緒に摂ると吸収率がUPする栄養素です。亜鉛は、たんぱく質が髪を形成する際に必要な栄養素です。そのため、亜鉛が不足すると薄毛の原因になります。
亜鉛の特徴として、不規則な生活やストレス、加齢により亜鉛の消費が増加してしまうという特徴があります。また、それに対して吸収率も良くないという特徴もあるのです。
そんな亜鉛は、たんぱく質やビタミンCと一緒に食べることで吸収率がアップします。平均的に栄養素を摂取するために、1日の中でこの組み合わせを意識するようにしましょう。亜鉛を含む食材は、レバー、牡蠣、ナッツ類、魚介類、肉類、乳製品、卵などです。
おすすめのメニューは「カキフライ」にレモンをかけて食べること、人参やニラなどのビタミンCが多く含まれている素材と一緒に食べられる「プルコギ」がおすすめです。
髪の毛を守る生活習慣
それでは最後に、薄毛にならないための生活習慣を紹介しましょう。基本的には規則正しく生活し、暴飲暴食をさえけることが大切で、「きちんと眠り、食べ、動くこと」につきます。健康的な生活習慣は健やかな髪の育成につながります。できる範囲で構いませんので心がけましょう。
質の良い睡眠をとる
まずは質の良い睡眠をとること。深い睡眠時、髪の成長に必要な「成長ホルモン」が分泌されています。心も体もゆっくり休養するためには、平均6~8時間の睡眠が必要と言われています。
よく眠るためには、軽い運動/照明は暗くし室温は快適な温度にする。入浴は就寝2~3時間前にすませる/就寝前のアルコールやカフェインを控えるなど、いくつかのことを守るだけで改善されます。飲み過ぎの夜に疲れが取れないのは眠りの質が良くないからなのです。
有酸素運動で血行を促進する
先ほどの睡眠の部分でも触れましたが、軽い運動をすることは質の良い睡眠に繋がると同時に、それ自体が髪にも良いことになります。
特に「有酸素運動」がおすすめです。有酸素運動とは、全身の筋肉を動かして酸素をたくさん摂り込む運動のことをさしています。例えばウォーキングやジョギング、水泳、自転車、筋肉トレなどが該当します。
これらの運動を平均3~5回/週行うことで、心臓から血液を送り出す機能が高まり、血流改善に効果的です。先ほど紹介した良い睡眠やストレス解消にもなるため、頑張ってみましょう。
ストレスのない生活を目指す
ストレスがたまると、血流が悪くなります。同時に眠りも浅くなるため、成長ホルモンの分泌にも影響を及ぼしてしまいます。ここまで紹介したような運動や食事を心がけ、リラックスできる時間を持つことでストレスを解消するようにしましょう。
禁煙する
喫煙によるニコチンやタールの作用により、毛細血管が収縮して血行が悪くなる可能性があります。血行が悪くなるのは抜け毛の原因になります。また、喫煙により体内に活性酸素が生まれます。活性酸素はビタミンCで除去されるので、髪を作るのに必要な栄養素が奪われてしまうのです。
髪の毛を守るコツは規則正しい生活
いかがでしたか。髪の本数を守る方法は日ごろの生活に隠されていると言っても過言ではありません。食生活や睡眠などの生活習慣を整えたうえで、髪の毛の洗い方の注意点や、アロマやサプリメントを使ったケアを加えて元気で健全な頭皮環境を整えるよう意識しましょう。