消毒というとアルコールを思い浮かべる方も多いでしょう。エタノールとアルコールは基本的に違いがありません。
アルコールといえば一般的にはエチルアルコールのことでエチルアルコール、メチルアルコール、プロピルアルコールなどの総称です。
これに対しエタノールというのは国際科学命名法で決まった名前になっています。つまり呼び方が違うだけで中身は一緒だと考えて問題ありません。アルコール、エタノール共に消毒や掃除に使うことのできるアイテムです。
消毒用エタノールとの違い
前述しましたが「消毒用エタノール」と「無水エタノール」は成分比率が異なり「無水エタノール」のほうがエタノール濃度が高くなっています。
エタノールは細菌を殺す成分が含まれているので、家庭ではもちろん医療機関でも消毒液として利用されています。
しかしエタノールは揮発性が高いため、エタノール濃度が高すぎるとすぐに蒸発してしまいそのままだと消毒にはあまり向いていません。
「無水エタノール」は掃除などいろいろな用途で便利な使い方ができますが、「消毒用エタノール」は消毒に特化したエタノールです。
後述しますが無水エタノールがあれば希釈することで、自分で消毒用エタノールを作ることも可能になっています。
無水エタノールはダイソーでも買える?
掃除や消毒など様々な用途で使うことのできる便利な「無水エタノール」はダイソーでも取り扱いがあります。少しだけ使いたい時やお試しで使いたい時などにもダイソーの「無水エタノール」はおすすめです。
ダイソーで買える無水エタノール
ダイソーでは何種類かの無水エタノールを取り扱っています。ダイソーのエタノールはとても種類豊富で持ち運びに便利なコンパクトタイプから大容量の商品までそろっています。
たくさん種類があるのでダイソーに行けば目的にあったエタノールを購入することができるでしょう。ここではダイソーの無水エタノールのなかで特におすすめの商品を紹介します。
きれいな手
ダイソーで売っているコンパクトなスプレータイプのエタノールで持ち運びに便利でおすすめです。手などの消毒にも向いているエタノール濃度が76.9%から81.4%になっている商品です。
インフルエンザが流行している時期など外出先で手軽に除菌したい時にあると便利な商品です。出先で切らしてしまっても近くのダイソーですぐに購入して使うことができて便利です。
またダイソーの同シリーズではポンプ式のジェルタイプも販売しています。どちらの商品もヒアルロン酸が配合されていることで手荒れ予防の効果も期待できます。
キビキビ
ダイソーの200円商品です。200円で1リットル入りでダイソーの中でもとてもコスパが高く人気の商品です。1リットルとたくさん入っているので毎日使う方にもおすすめできる商品です。
ダイソーでは200円でノズルも付いているので、玄関やリビングなどに置いておいて家族で使うのもおすすめの使い方です。
CLハンドジェル
ダイソーのCLハンドジェルは消毒しながらいい香りも楽しむことのできる商品です。レモンやシークワーサーなど爽快感のある香りで女性にも人気が高いです。
コンパクトで持ち運びにも便利ですし、ハンドクリームのような使い方もできます。ダイソーのオリジナル商品です。
ウィルス除菌スプレー
ダイソーの「ウイルス除菌スプレー」はキッチンアイテムの除菌や掃除など幅広く使うことのできる便利なアイテムです。
大きなサイズのスプレー式なので持ち運びにはあまり向いていません。自宅の掃除用としての使い方がおすすめです。
広範囲にスプレーでエタノールを撒くことができるので、床の掃除など広い範囲にも便利です。冷蔵庫など食品の触れるものに使うこともできるので家中の掃除に活用できる便利アイテムです。
ダイソーのこのスプレーで掃除すればウイルス対策にもなるのでインフルエンザなどの予防効果も期待できます。また子どもが胃腸炎などで吐いてしまった時の掃除にも使えます。こちらもダイソーのオリジナル商品です。
オキシドール
ダイソーのコンパクトサイズのオキシドールは薬箱に入れやすいサイズで重宝します。ちょっとしたケガであればダイソーのオキシドールを使い自宅で消毒してケアできます。
ダイソーのオキシドールは傷に直接塗ることも可能ですし、脱脂綿やコットンに湿らせて塗ることもできます。ピアス穴の殺菌消毒に使っている方も多く、ダイソーの人気商品です。
またオキシドールは消毒のイメージが強いですが、他にも漂白効果があり水で薄めて衣類にスプレーすることで黄ばみを落とすこともできます。
ダイソーのオキシドールは木材へのダメージも少ないのでカビ掃除にも役立ちますし、血液の汚れも落とすことができるなど万能な使い方ができるダイソーのおすすめの商品です。
ダイソーの無水エタノールの使い方
ではダイソーの無水エタノールはどのように活用することができるのでしょうか。無水エタノールは純度が高いのでいろいろなことに活用しやすく、様々な使い方ができる商品です。
ここではダイソーの無水エタノールの活用方法をいくつか紹介しています。幅広い使い方ができるのでダイソーのエタノールを使う際は参考にしてください。
掃除で使う
ダイソーの無水エタノールは掃除の際に使用することができます。無水エタノールは水分をほとんど含んでいないため、電気を通すことがありません。そのため水拭きのできない電化製品にも使うことができます。
また床などの掃除にも使うことができます。除菌効果も期待できるのでウイルス抑制効果も期待でき、インフルエンザなどが流行している季節はただの水拭きよりもエタノールを使った掃除がおすすめです。
冷蔵庫など食品を扱う電化製品やキッチン用品にも使うことができるので、ダイソーのエタノールで家中を掃除することができます。
油汚れ
無水エタノールは薄めずそのまま使うことで油汚れも落とすことができます。エタノールは有機溶媒と呼ばれる特性があり、これによって油をきれいに落としてくれるのです。
そしてエタノールは親水性と不溶性、両方の性質を併せ持っています。そのため油によく馴染み、さらには水には溶けにくい油も水と一緒に洗い流すことができるようになります。
つまり油を溶かすことによりきれいに洗い流すことができるので、無水エタノールをスプレーして放置しておくのはよくありません。放置してしまうと無水エタノールが蒸発してしまいまた油は固まってしまいます。
油が再び固まってしまうとうまく拭きとれなくなってしまいますので、無水エタノールをスプレーしたら蒸発する前に雑巾などでしっかりこすって油汚れを落とすようにしましょう。
スマホ・キーボードの皮脂汚れ
無水エタノールはスマホやパソコン掃除にも使うことができます。前述しましたが無水エタノールは電気を通すことがないのでスマホなどの掃除に使うのも安心です。
パソコンのキーボードやスマホはよく触る部分のために、どうしても皮脂汚れが溜まりやすいです。ダイソーの無水エタノールをコットンなどに含ませて軽く拭きとるだけで簡単に皮脂汚れを落とすことができてすぐにきれいになります。
シール剥がしで使う
お店で買った商品のシールがうまく剥がせなくてシールの後が残ってしまったり、子どもが壁などにシールを張ってしまいなかなか剥がせない経験をお持ちの方も多いでしょう。
ダイソーではシールはがし液も取り扱っていますがそんなに量は使わないときには無水エタノールで代用するといいでしょう。ダイソーの無水エタノールはシールはがしにも使うことができます。
剥がしたいシールに直接スプレーして雑巾やティッシュで拭き取れば簡単にきれいに剥がすことができます。
またベタついて切れ味の悪くなってしまったはさみも無水エタノールを含ませたティッシュなどでさっと拭くときれいになって切れ味が復活します。
虫除けで使う
ダイソーの無水エタノールを使えば虫よけを作ることもできます。無水エタノールは精油を溶かしてくれる性質がありますので、虫よけスプレーを作るうえで欠かせない材料となっています。
ハッカオイルなどの虫が嫌がる精油を無水エタノールに混ぜ、そこに精製水も混ぜ合わせます。好きな香りの精油を使うことで自分好みの香りのする虫よけスプレーを作ることもできます。
ダイソーの無水エタノールを使って作ることで、添加物などが含まれていない安全性の高い虫よけスプレーを作ることができます。無添加なので小さいお子さんにも安心して使うことができおすすめです。
ジェルネイルの前処理で使う
ジェルネイルでの前処理にダイソーの無水エタノールを使うことができます。自宅でジェルネイルをやっている方ならご存知かと思いますが、グリーンネイル(カビの繁殖)を防ぐために消毒が必要になります。
無水エタノールをそのままつけると濃度が高いので、精製水で希釈し消毒用エタノールと同じぐらいの80%程度の濃度にして使うといいでしょう。
また未硬化のジェルネイルのふき取りにもダイソーの無水エタノールを使うことができますので、ネイルをしている方は持っておきたいアイテムです。
化粧水を作る
ダイソーの無水エタノールを防腐剤の代わりにすることで化粧水を作ることができます。化粧水を作る材料は無水エタノール5ml、精製水100ml、グリセリン5mlです。
無水エタノールが入っていることにより清涼感が出てさっぱりと使うことができるので夏の化粧水にもおすすめです。また化粧水前の導入液として使うのもいいでしょう。
しかし敏感肌など肌が弱い方などは無水エタノールで肌荒れしてしまうこともあるので注意が必要です。必ず使用前に腕の内側などで自分の肌にあっているか試しておくようにしましょう。
アロマスプレーを作る
ダイソーの無水エタノールを使えばオリジナルのアロマスプレーを作ることができます。無水エタノール10ml、精製水80mlを用意したらそこに自分が好きな香りのアロマオイルを混ぜ合わせます。
ダイソーの無水エタノールを使えば普段は混ざりにくい水とオイルもすぐに混ざり合います。お部屋の空気だけでなく、ソファーやカーペットなどにもスプレーすることで除菌効果も期待でき一石二鳥のおすすめの使い方です。
ダイソーの無水エタノールを消毒液として使用する方法
ダイソーの無水エタノールを使って消毒液を作ることができます。濃度が高いので無水エタノールそのままでは消毒に向きませんが自宅で簡単に作ることができます。ここではダイソーの無水エタノールを使って消毒液を作る方法や注意点を紹介しています。
材料
材料は無水エタノールと精製水のみとシンプルです。無水エタノールも精製水もダイソーで購入することができます。精製水はカルキなどが含まれていない精製された無色透明で無味無臭な水のことです。
開封したら2週間を目安に使い切るようにしましょう。ダイソーであれば少量での商品があるので普段そんなに使わないという方におすすめです。精製水は消毒液以外にも多様に使うことのできるアイテムなので家に置いておくといいでしょう。
水道水でも消毒液を作ることはできますが、水道水には不純物が多く入っているために使用期限がかなり短くなってしまいます。安心して使うためにも精製水の用意をしておきましょう。
作り方
作り方もとてもシンプルで無水エタノールと精製水を混ぜ合わせるだけで簡単に作ることができます。除菌にも使うことのできる割合は無水エタノール7に対し、精製水3になります。
これでエタノール濃度70%の消毒液の完成です。エタノール濃度が高いとすぐに蒸発してしまいうまく除菌ができませんので70%程度にすることで消毒に適した濃度になります。
またペパーミントのアロマオイルを一緒にいれることで抗ウイルス効果の期待ができます。アロマオイルを入れる場合には消毒液の2%から4%程度の濃度が適量です。
市販の消毒液はこれに加え保湿成分が入っていることが多いです。エタノールは肌に必要な皮脂も取り除いてしまうため、手作りの消毒液を使った場合はいつも以上に保湿することを意識しましょう。
保存する容器に注意
手作りで消毒液を作った場合は保存しておくよう気に注意しましょう。エタノールはプラスチックを溶かしてしまうという性質を持っているため、プラスチック製の保存容器は使うことができません。
無水エタノールを使って作った消毒液はガラスでできた保存容器やポリエチレン製の容器を使うように注意してください。
またアロマオイルを入れる場合にもオイルに対応した容器が必要になるので注意しましょう。容器が変形する心配のないようにきちんと材質を見てから消毒液を保存してください。
ダイソーの無水エタノールの保存方法
ダイソーで購入した無水エタノールを保存する際にはいくつか注意点があります。無水エタノールは保存方法を守らないと蒸発してなくなってしまうこともあります。ここではダイソーの無水エタノールの保存方法を紹介します。正しい保存方法を守って安全に利用しましょう。
フタをしっかり閉める
無水エタノールは揮発性が高いので保存容器の蓋はしっかりと閉めておく必要があります。蓋をせずに外気に触れさせておくと蒸発してしまい中身が減ってしまうこともあります。
買ってきたエタノールが気づかないうちに減っているという事態を避けるためにもきちんと蓋をして保管してください。
冷暗所で保管する
陽の光の当たらない涼しい場所での保管が適しています。また火気のあるところだと引火してしまう可能性があるため注意が必要です。
エタノールが引火した際は赤い炎ではなく青白い炎で発見が遅れてしまう可能性も高いため、保管場所には十分注意してください。
洗面台の下や冷蔵庫の中など、冷暗所でも保存がおすすめです。また子どもなどが誤飲してしまわないように手が届かないところに置いておきましょう。
使用期限内に使い切る
無水エタノールは使用期限が定められています。1日でも過ぎたらすぐに使えなくなってしまうというわけではありませんが、きちんとした除菌効果などを得たい場合には使用期限の過ぎたものを使うのは避けましょう。
また1度開封した無水エタノールも使用期限は開封前と同じ記載された日付と考えて問題ありません。しかし1度容器から出してしまった無水エタノールは不純物が混じってしまっているので同じ容器に戻してしまわないように注意しましょう。
ダイソーの無水エタノールを使用する際の注意点
ダイソーで購入できる無水エタノールは使用や保管に注意が必要なこともあります。あると便利なダイソーの無水エタノールですが安全に使うためにきちんと注意点を守って使うようにしましょう。では早速、使用上の注意点を見ていきましょう。
火のそばで使用しない
無水エタノールはアルコール濃度が高いので引火の危険性があります。料理中など陽のそばでの利用は危険なので行わないようにします。
またタバコなどの小さい火でも引火の危険があるので注意してください。また電化製品などの掃除に使う際も引火の危険をなくすために必ず電源は落として利用しましょう。
手指を保護して使用する
濃度が高いので肌荒れにも注意が必要です。刺激性があるので長時間の使用は避けるのが無難です。またアルコールに弱い方は無水エタノールに触れただけでかぶれてしまうこともあります。
ダイソーではゴム手袋など肌を守ることのできるアイテムも販売しているので無水エタノールと合わせて購入しておくのがおすすめです。
掃除などに使う場合だけでなく、薄める際などにもゴム手袋をしておくと肌を守ることができて安心です。
換気をしながら使用する
無水エタノールには揮発性が高いのですぐに蒸発してしまいます。換気をしていないと匂いも気になりますし、部屋の中にアルコールが充満してしまうので気分が悪くなってしまいます。
無水エタノールを使用する際は窓を開ける、換気扇を回すなどして十分な換気を心がけてください。また一度に大量に使うもの避けたほうがいいでしょう。
ダイソーの無水エタノールを使ってみよう!
ダイソーでは様々な無水エタノールを販売しています。無水エタノールは掃除や消毒など様々な使い方ができて非常に便利です。
ダイソーの無水エタノールは注意点を守って安全に使いましょう。一つあれば様々な使い方ができ便利で手放せなくなります。