プラズマテレビの寿命を知っておこう!
家電ストアに行くと「プラズマテレビ」や「液晶テレビ」、「有機EL」などが並び、どの種類のテレビを購入するか悩んでいる方も多いと思います。まだまだ有機ELは手が届かないからプラズマテレビと液晶テレビで悩んでいる方に今回はプラズマテレビの寿命についてご紹介します。
また、プラズマテレビと液晶テレビで悩んでいる方へ向けて寿命の違いや寿命の症状、寿命が早まる原因、寿命を延ばす方法なども合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしていただきプラズマテレビを大切に使って長持ちさせてください。
プラズマテレビと液晶テレビの寿命の違い
ここからはプラズマテレビと液晶テレビの寿命の違いについてご紹介します。プラズマテレビと液晶テレビの寿命だけでなく、特徴やおすすめの活用シーンも合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてテレビ選びをしてみてはいかがですか?
プラズマテレビは約2万時間
プラズマテレビの寿命は一般的に約2万時間から約10万時間と言われています。約2万時間から約10万時間と幅はありますが、使用状況やお手入れによっても寿命は異なってくるので、実際にそれ以上使えているという方もたくさんいらっしゃるのも現実です。
約2万時間から約10万時間と言われて実際に何年ぐらい使えるかというと、2万時間を1日2時間程度しか見ない場合は30年ほど、10万時間の場合は130年以上持つ計算になります。また、2万時間を1日8時間程度の場合は6年ほど、10万時間の場合は30年以上持つ計算になります。
ただし、これは計算上の話で実際に寿命で買い替える方のほとんどが7年から10年ほどで買い替える方が多いので、寿命は7年から10年ほどと言えます。また、メーカーによっても寿命は多少変わるのでご注意ください。
プラズマテレビの特徴や活用シーンは?
プラズマテレビの特徴としては、色の再現性が高いことや対応速度が速い、黒の表現が得意なことから、動きが速いスポーツ観戦や映画などの暗いシーンにおすすめです。また、小型化が難しいことから40インチ以上のモデルが多いので、大きいテレビを購入したい方におすすめです。
ただし、最近では省エネモデルも出てきていますが、比較的消費電力が高いことや画面の焼き付き、熱を発しやすいなども特徴なので、長い時間同じ画面を表示するようなゲームには不向きのテレビとなっています。
液晶テレビは約6万時間
一方の液晶テレビの寿命は、約3万時間から6万時間と言われています。液晶テレビもプラズマテレビと同じように、使用状況やお手入れによっても寿命は異なってくるので、実際にそれ以上使えているという方もたくさんいらっしゃいます。
約3万時間から約6万時間と言われて実際に何年ぐらい使えるかというと、3万時間を1日2時間程度しか見ない場合は40年ほど、6万時間の場合は80年以上持つ計算になります。また、3万時間を1日8時間程度の場合は10年ほど、6万時間の場合は20年ほど持つ計算になります。
ただし、これも計算上の話で液晶テレビに使われているバックライトの寿命は7年から10年ほどと言われ、このバックライトが故障したらテレビ自体映らなくなってしまいます。また、メーカーによっても寿命は多少変わるのでご注意ください。
液晶テレビの特徴や活用シーンは?
液晶テレビの特徴としては、消費電力が少ないことや低価格で購入できることなどがあるので、比較的購入しやすいテレビとなっています。また、比較的小型化しやすいので一人暮らし用のテレビや個室などのセカンドテレビにおすすめです。
ただし、プラズマテレビに比べると対応速度が遅いことや黒の表現が難しいこと、暗い画面では光漏れで白浮きしやすいので、動きが速いスポーツ観戦や映画などの暗いシーンには少し物足りなさを感じることもありますが、少しずつ改善されてきているのも事実です。
プラズマテレビの寿命の症状とは?
ここからはプラズマテレビの寿命を読み取れる症状をご紹介します。プラズマテレビの寿命は年数や時間だけでなく症状で現れることがほとんどで、買い替えるタイミングになるので寿命の症状を見逃さずに把握しておくことをおすすめします。
ここでは画面や音声の不具合の症状だけでなく、プラズマテレビに起こる症状なども合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてしっかり寿命を読み取ってプラズマテレビを買い替えるタイミングの目安にしてください。
画面の不具合
プラズマテレビの寿命で一番分かりやすい症状が画面に不具合が起こる症状です。実際に画面の不具合とは、画面が暗くなったり画面の色が出なくなったりという症状で現れ、プラズマテレビの明るさが50パーセント以下になると寿命ともいわれています。
また、プラズマテレビにはバックライトは使用されていないので、プラズマテレビの画面が暗くなったり画面の色が出なくなったりという症状が出てしまった場合、画面の交換や修理ができないので、買い替えるタイミングの一つになります。
電源が入らなくなる
そもそもプラズマテレビの電源が突然入らなくなったという症状が出た場合は、寿命の可能性が十分あります。これは、プラズマテレビの一番メインの部品でもある電源基盤の劣化や故障が原因と考えられます。
万が一この電源基盤の劣化や故障が原因でプラズマテレビの電源が入らなくなっているのであれば、電源基盤の修理や交換が可能となっているので、しばらく修理に出しても大丈夫という方は修理をおすすめします。
ただし修理や交換は5万円から7万円、モノによってはそれ以上とかなりの高額になってきます。保証期間内であれば修理や交換がおすすめですが、保証期間が過ぎてしまっている場合は買い替えをおすすめします。
映像の色が変色しておかしい
プラズマテレビの寿命の症状として映像の色が変色しておかしくなるということもあります。これは画像に応じて赤・緑・青の三原色を合成するプラズマを発光させるための電源回路の故障が原因と言われています。
プラズマテレビのプラズマを発光させるための電源回路の故障が原因と考えられる場合も、ディスプレイを交換すれば修理は可能となるので、しばらくテレビを修理に出しても大丈夫という方は修理をおすすめします。
ただし、プラズマテレビの保証期間内であれば修理や交換がおすすめですが、保証期間が過ぎてしまっている場合はテレビを買い替えられるほど高額になることもあるので、寿命と考えテレビの買い替えをおすすめします。
画面に線が入る
プラズマテレビの画面に黒や白、緑などの縦線が出てくるのはプラズマテレビによくある症状の一つです。これは映像信号を送るモジュールのコネクタが原因であることや掃除不足が原因であることも考えられます。
プラズマテレビの画面に黒や白、緑などの縦線が出てくる場合も修理や交換が可能ですが、まずは日頃の掃除を念入りにしておけばすぐにはこのような症状が出ることはないので、日頃から掃除をしておくことをおすすめします。
ただし、プラズマテレビを購入してからかなり年数が経っている場合は寿命と考え、テレビの買い替えのタイミングの一つとも言えます。少しでも長くプラズマテレビの寿命を延ばしたい方は、ぜひ掃除を忘れないようにしてください。
音声の異常
プラズマテレビの寿命は音声にも表れてきます。音声での寿命は音が割れたり途中で途切れたり、聞こえなくなったりなどの異常が出てきます。これはスピーカーの劣化や故障だけでなくメインの基盤の劣化にも関係してきます。
スピーカーのメインの基盤は交換すれば修理も可能となり、スピーカーの交換だけでは2万円ほどですがメインの基盤を交換する場合、プラズマテレビのサイズにもよりますが1万5,000円から7万円ほど修理にかかります。
ただし、プラズマテレビの保証期間内であれば修理や交換がおすすめですが、保証期間が過ぎている上に年数が経っている特に大きいサイズのプラズマテレビの場合は、テレビの寿命と考え買い替えをおすすめします。
煙が出る
プラズマテレビの寿命で一番怖いのが煙が出るという症状で、これは火災の原因にもなるので一番避けたいことです。プラズマテレビから煙が出る症状としては電源基盤の中にあるコンデンサの中の液体の膨張、ホコリがプラズマテレビ内に溜まっているなどの原因が考えられます。
プラズマテレビから煙が出るというのは大変危険なので、このような症状が出た場合には直ちに電源を切りコンセントも抜くようにしてください。また、普段からしっかり掃除も心掛け、ホコリがたまらないようにしておくことをおすすめします。
しっかり掃除していてもプラズマテレビから煙が出る症状が万が一出た場合やホコリが原因ではない場合は、製造過程に問題がある可能性もあるので、一度メーカーや購入店舗などに問い合わせてみてください。
電源コードが熱い
プラズマテレビの電源コードやプラグが熱くなったりプラグが発火するという症状は寿命となります。これは電源コードやプラグの絶縁体の劣化が原因と考えられるので、そのままテレビを見続けていたりテレビを付けっぱなしにしておくと、火災の原因になってしまいます。
一度電源コードやプラグが熱くなるという症状が出てしまった場合は、一度コンセントを抜いたりテレビの電源を切って冷やしても、コンセントや電源を入れるとまた同じような症状が出るので、寿命と考え買い替えをおすすめします。
プラズマテレビの寿命が早まってしまう原因とは?
ここからはプラズマテレビの寿命が早まってしまう原因をご紹介します。寿命が早まってしまう原因を把握しておくことはプラズマテレビの寿命を延ばす方法も分かってくるので、ぜひ参考にして購入したプラズマテレビを少しでも長く見られるようにしてください。
使用時間の長さ
上記でもお伝えしたようにプラズマテレビの平均寿命時間は約2万時間から約10万時間といわれています。そのため、1日の使用時間が長くなればなるほどプラズマテレビの寿命が早く来てしまうので注意が必要です。
プラズマテレビは使用時間が長くなればなるほど寿命が短くなってくるのでテレビを長持ちさせる方法としては、必要ではない時や見てない時は必要以上に電源を入れずにこまめに電源を切ることをおすすめします。
画面設定が明るすぎる
プラズマテレビの画面を必要以上に明るい設定にしてしまうと、プラズマテレビの内部の部品や基盤に大きな負担をかけてしまい寿命を短くする原因になってしまうので、画面設定も寿命を延ばす方法の一つでもあります。
そのため、プラズマテレビの寿命を長持ちさせる方法としては、画面の明るさを自動的に調節するオート機能などがある場合はオート機能などの自動調節機能を使用し、必要以上に明るくしないようにしてください。
プラズマテレビに直射日光が当たっている
プラズマテレビは直射日光に当たるとプラズマテレビ内部に熱がこもり部品や基盤の劣化が早くなるので、置く場所によっても寿命が短くなるといえることから、プラズマテレビを置く場所に気を付けることもテレビの寿命を長くする方法の一つです。
そのため、プラズマテレビは直射日光に当たる場所を避けて置くようにしたりするのもテレビの寿命を延ばす方法でもあります。また、窓際や直射日光に当たる場所に置かざるを得ない時は、遮光カーテンなどで直射日光に当たらないようにしてください。
掃除をしていない
プラズマテレビには熱がこもらないように通風口や冷却ファンがついていて熱を外に排出しています。この通風口にホコリが詰まってしまうと、プラズマテレビ内の部品の劣化や熱がこもってしまうので寿命を短くしてしまいます。
そのため、通風口をこまめに掃除しておくのも寿命を延ばす方法の一つです。掃除は通風口を掃除機で綺麗にするだけでも効果があるので、ぜひ綺麗を保ってください。また、プラズマテレビのディスプレイもホコリが付かないように拭き掃除も行うようにしてください。
プラズマテレビの寿命を延ばす方法とは?
ここからはプラズマテレビの寿命を延ばす方法をご紹介します。上記でご紹介した、プラズマテレビの寿命が早まってしまう原因も把握しておくとさらに寿命を延ばすことができるので、ぜひ参考にしてプラズマテレビの寿命を長く保ってください。
定期的な掃除が効果的
プラズマテレビは、必要でない時は電源を切る・必要以上に画面を明るくしない・直射日光に当てないようにするなども大切ですが、日頃のメンテナンスや掃除も寿命を延ばす方法の一つとして大切になってきます。
そのため、通風口や冷却ファン付近は定期的に掃除機などで掃除をすることをおすすめします。掃除をするペースとしては月1回から2回ぐらいを目安にしておくとより綺麗に保て、プラズマテレビの寿命を延ばすことができます。
プラズマテレビの寿命を延ばす為に大切に使おう!
今回はプラズマテレビの寿命や寿命が短くなる原因だけでなく、寿命を延ばす方法なども合わせてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?プラズマテレビは故障してしまった時は修理に高額になることもあるので、ぜひ参考にして大切に使ってください。