オレンジカードとは
JRのsuicaは知っているが、オレンジカードは聞きなれない方も多いようです。金券ショップやフリマアプリなどでも金券として取り扱われていて見かけた方も多いと思いますが、今回はこちらのJRから発売されていたクレカカードで、オレンジカードのお得に購入&利用する方法についてご紹介します。
国鉄から販売されたプリペイドカード
オレンジカードはJRから1985年に発売されたカードで、窓口や専用の券売機などで販売していました。それぞれの地域の特色が飾られたデザインが多く、旅行に行く先々で集めているファンも多かったようです。特徴としては、オレンジカードはそのまま改札機に通すことはできず、そのカードを使って発券機で券を購入するタイプのプリペイドカードです。
オレンジカードは発券後から徐々に売り上げを伸ばし、ピーク時は年間300億円を売り上げる程人気がありましたが、自動改札機を直接通り清算できるタイプのイオカードやsuicaの登場で、オレンジカードの人気は低迷し平成25年の3月末に販売終了しました。
オレンジカードの種類
ここまでJRのオレンジカードの発売から歴史終了までご紹介してきました。ここからは、これまで発売されたオレンジカードの種類や旧国鉄時代の列車がプリントされた記念オレンジカード、アイドルや企業などの人気のプレミアオレンジカードなどの中でデザインなどについてご紹介します。
金額別オレンジカードの種類
オレンジカードには発売当初5種類のカードがあり、500円、1000円、3000円、5000円、10000円と金額は設定されており、500円代のカードはオリジナルカードという種類でオーダーメイドとレディーメイドの2種類が選べる仕組みで販売されていました。(レディーメイドは予めある絵柄から選んで作成する方法です。)
この方法だと記念に作ろうという人も出てきそうですが、実は重大なマイナスポイントがこのカードにはあり、500円分をオーダーやレディメイド代として取る為、500円分作るには1000円を支払う必要がありました。その為、あまり人気が出なかったようです。
人気があったオレンジカードのデザイン
オレンジカードが発売されていた当初は5000円や10000円が人気があったのですが、偽造カードが増え1997年3月に販売中止となり、翌1998年1月には5000円や10000円にカードに使用も禁じられています。
近年ではオレンジカードがオークションなどで取引されることもあり、希少価値の高いもので、未使用の物や利用額が高い物がコレクターの中で高価な価格で取引されています。コレクターに好まれるのは、広告入りのもの、業務用の窓口販売されたもの、国鉄分割民営化後に販売されたもの、アイドルやコミックもの、企業のデザインのものなどです。
オレンジカードの使用期限
ここまでオレンジカードの販売の歴史や発売されたオレンジカードの値段、今やプレミアムの値段が付くデザインの種類についてご紹介してきました。ここからはそんな販売終了し、1998年1月には5000円や10000円のカードは使用停止となっているオレンジカードの使用期限についてご紹介していきます。
オレンジカードは使用期限無し
オレンジカードの販売が2013年3月31日をもって終了していますが、その使用期限についてはJRでは明確に定められておらず、現在でも使い切る為の有効期限はアナウンスが無い状態です。つまり、オレンジカードには使用期限が無いので、プレミア物でオークションに出さないならば使うのがおすすめです。
オレンジカードの払い戻し
ここまでオレンジカードの販売の歴史や発売されたオレンジカードの値段や過去に人気のオレンジカードのデザイン、オレンジカードの使用期限についてご紹介してきました。ここからは使用期限が無いので払い戻ししない方がいいオレンジカード使い方についてご紹介していきます。
現在でも使えるので電車代の支払いにしよう
オレンジカードは現在でも使えますが、suicaなど現在販売されているカードと使い方が違い、そのまま改札で精算することはできません。券売機にてJR線の近距離切符を購入することができ、払い戻しもできますが、地方でも券売機で切符の購入で使えるのでそのまま使うのがおすすめです。
オレンジカードの使い方でおすすめなのが、地方で小銭をいちいち出すのも億劫な時やsuicaや地方限定のJRカードが利用できない時、ネットの関係などで入金できない時も券売機で切符が購入できるとオレンジカード使えるので一枚持っているととても便利です。
オレンジカードの使い方
ここまでオレンジカードの販売の歴史や発売されたオレンジカードの値段や過去のデザイン、オレンジカードは払い戻ししない方が使用期限がないので使えることなどについてご紹介してきました。ここからは具体的に現在の発券機でのオレンジカードの使い方、オレンジカードを使った切符の購入方法についてご紹介していきます。
券売機にオレンジカードを入れる
注意するのは、オレンジカードをそのまま改札機に通さないこと、オレンジカードは必ず発券機で使い切符を購入するために使うようにします。まず、切符を購入するにはsuicaなどのチャージと同じようにカードの投入口にオレンジカードを入れます。その後、カードの残高が表示されるので切符を購入します。
この時、切符だけではなく回数券も買うことが可能です。地域によりますが昼得切符や一日乗車券などを買うことも可能ですので、お得に利用したい方は試す価値があるようです。
オレンジカードの買取
ここまでオレンジカードの販売の歴史やカードの値段、過去のデザイン、オレンジカードは使用期限が無いので今でも使えるため払い戻ししない方がいいこと、使えるオレンジカード発券機での切符の購入・オレンジカードの使い方についてご紹介してきました。ここからはオレンジカードの金券ショップでの買取についてご紹介していきます。
金券ショップの利用
オレンジカードはプレミアの物はオークションで販売した方かお得ですが、そうでない場合上記のように普段の切符の購入に使うのがおすすめ、しかし、JRを使う機会があまり無い場合はオレンジカードを金券ショップで売ることもできます。
金券ショップでオレンジカードを売った場合、他の金券と同じように大体90~95%が換金率が相場です。しかし、お店によっては使い勝手の悪化や汚れを理由に買い叩かれる場合もあり、酷いときは60%の換金率を示してくるのでかなり損をしてしまうので、金券ショップに売る際は注意が必要です。
①アクセスチケット.com
オレンジカードは大手金券ショップに売るのがおすすめです。まずは都内や関西、山形や新潟のなど10都道府県にある「アクセスチケット.com」、こちらの店舗は名前通り交通関係の金券類が充実しており、オレンジカードは500円と1000円は95%、3000円は90%の換金率で、5000円と10000円は買取不可となっています。
また、500円や1000円のオレンジカードの買取については1人50枚までと枚数制限があり、3000円以上のオレンジカードの買取については総額100万円以になる場合はメールで問い合わせする必要があります。
②大黒屋
大手金券ショップで全国の約29の都道府県、北は北海度から南は沖縄まで広く展開し、イオンなどのショッピングモールに入っている大黒屋、最近はLINEや輸送、出張買取もしている大手の金券ショップです。こちらの店頭でのオレンジカードの換金率は500円、1000円、3000円の3種類は95%となっています。
上記以外の5000円と10000円のオレンジカードは大黒屋では買取していないようです。買取価格の一例をあげると、オレンジカード500円の場合は475円、1000円だと950円で買取してくれることになります。
③Tickety
こちらも大手の金券ショップ、都内の台東区・足立区・葛飾区を中心とし6店舗を展開しているTickety、オレンジカードの換金率は500円が95%、他は90%となっていますが他と違う特徴は5000円や10000円のオレンジカードも買取してくれるところです。
ただし、注意したいのが額面が5300円や10700円になっているオレンジカードの買取価格については、それぞれ5300円が5000円になり、10700円が10000円で取引されてしまいます。また、パンチに穴が一つでも開いている使用済みの物や利用途中のオレンジカードは買取が不可能なようです。
オレンジカードの購入
ここまでオレンジカードが使用期限が無く今でも使える為、払い戻ししない方がいいこと、使えるオレンジカード発券機での切符の購入・オレンジカードの使い方、買取価格や各金券ショップで使える買取価格や還元率情報などについてご紹介してきました。ここからはお得に使えるオレンジカードの購入方法についてご紹介していきます。
フリマアプリを活用しよう
最近流行りのフリマアプリを使用してお得にオレンジカードを購入する方法もあります。代表的なヤフオクアプリとメルカリアプリについてご紹介します。それそれ特色が違い、ヤフオクアプリではレアなオレンジカードを手に入れることができます。
しかし、お得なオレンジカードを見つけるならメルカリが購入には向いています。ここでは、フリマアプリの特色を抑え、それぞれの使い方について詳しく説明していきます。
ヤフオクのアプリで販売
ヤフオクでは主にプレミアの付いているものが好まれどちらかというと「人気があったオレンジカードのデザイン」でご紹介した広告のついた限定品の物や地域限定の国鉄時代の物、アイドルものなどプレミアものが多く販売されています。中には未使用の3000円の物が3万円~6万円の値が付いているものもあり、ヤフオクはアプリからも出品できます。
ヤフオクの使い方を説明すると出品するにはあらかじめ月額で出品料金を払う必要があります。また、出品するには盗難品販売帽子の為に身分証明できる書類の確認、氏名や住所の登録&確認が必要です。ちなみに購入も同じように氏名や住所の登録があらかじめ必要です。
メルカリで購入
購入するならばメルカリなどのフリマアプリがおすすめです。ヤフオクなどで高額になっていたオレンジカードもここならば値段が吊り上がることはなく、販売者の決めた値段で購入できます。
使い方は簡単、最初にメルカリのアプリをインストールし、氏名や住所を登録します。次に購入したいオレンジカードの下の「購入手続きへ」のボタン押し、購入者から発送された商品を受け取り、中身を確認後に受け取り完了ボタンを押すと販売者に自分が支払った分がメルカリを通じて代金が支払われる仕組みです。
フリマアプリでの購入時の注意点
オレンジカード切符の足しにするためにをフリマアプリでオレンジカードを購入する際には、いくつか注意が必要です。ここではフリマアプリなど金券ショップなどの業者確認がされていない、偽物なども出回りやすい交通系のオレンジカードを購入する際に特に注意したい3点についてご紹介します。
使用済みのオレンジカード
フリマアプリなどを使用したオレンジカードを購入する際には使用済みのオレンジカードでも注意が必要です。使用されている場合は途中でJR窓口にて払い戻しもできない上、残高の目安はメモリ部分にパンチ穴が開くのですが、2回目以降は使うたびに毎回開く訳ではない為に実際の額面が分かりずらい仕様です。
その為、オレンジカードの残り残高を売り手の方が表記していたとしても本当にその額なのかが怪しい所です。実際に使用するために購入するのであれば未使用のパンチ穴が一つも開いていないものを購入するのがおすすめです。
5000円や10000円のオレンジカード
オレンジカードは元々人気があったのですが、5000円や10000円のオレンジカードは販売停止になる前に偽造カードが出回ってしまたため金券ショップでも買い取りを控えているお店もあります。その為、フリマアプリなどで未使用で出回っているものでこの額面の物には注意が必要です。
JR以外の会社発行のオレンジカード
プレミアムのオレンジカードは払い戻ししなくて良かったと思えるほど貴重で、なかなか手に入らないものが多いのですが、プレミアム感ばかりを追うとJR以外の鉄道会社発行のオレンジカードを名乗っている時を目にするかもしれないのですが、こういった物は発売自体されていないので記載文には注意が必要です。
オレンジカードは使用期限がない事がメリット
ここまでオレンジカードが使用期限が無く今でも使える為、払い戻ししない方がいいこと、オレンジカードの発券機での使い方、金券ショップの買取価格や還元率情報、フリマアプリでの購入や購入時の注意点についてご紹介してきました。
このように使い方さえわかればオレンジカードは今でも十分使えるため、通勤や通学圏内でJRを使うのであれば払い戻しは勿体ないのです。上記の記事を参考にし、使ってないものは金券ショップに売り、使用途中の物はそのまま使うなどし、手元にあるオレンジカードを払い戻しせずに便利に使いきることを検討してみてください。