ヤフオクで発送方法を変更するやり方
個人が手軽に売り買いできるのがヤフオクのいいところです。ヤフオクを利用して貴重なアイテムを手に入れたり、断捨離したい物を出品して金銭を得たりすることもできます。
落札者として商品を落札してみると、次に配送のやり方という問題が起きます。ヤフオクでは様々な発送方法があります。
落札した後に、発送方法を変更したいと思った場合、どうすればいいのでしょう?そもそも落札後に発送方法の変更は可能なのでしょうか?
オークションが終わると、出品者と落札者の取引が始まります。この時、匿名配送を指定していない場合、出品者と落札者の両方に、お互いの個人情報が知らされます。では取引前に、何らかの理由で登録情報を変更したい場合、どうしたらいいのでしょう?
登録情報の変更
ヤフオクでは落札後に取引ナビというシステムで、出品者と落札者のやり取りがスタートします。もしあなたが落札者で、自分の取引情報を変更したいと考えた場合、取引ナビでのやり取りを開始する前なら、行うことができます。
配送をする上で重要な情報なので、順序を踏んで変更していきましょう。まず落札後、「取引をはじめる」をタップしましょう。このやり方で取引がスタートします。ヤフオクで表示される取引情報は、YahooIDに記された内容です。
変更する場合は「編集する」をタップします。お届け先住所の項目に、「落札者情報と同じ情報」を選択します。このやり方で、あなたが編集した情報が表示されます。
さらに「お届け方法」と「支払い方法」を選択し、情報に誤りがなかったら「決定する」をタップしましょう。
新しい住所の登録
YahooIDに登録している住所はそのまま変更はなく、別の住所に送って欲しい場合もあるでしょう。この場合はどう変更したらいいのでしょうか?まず落札後に「取引をはじめる」をタップしましょう。
「お届け先住所」を登録した住所でなく別の場所に変更したいので、「その他の住所」を選択しましょう。そして入力フォームに指示通り入力していきます。
この住所に今後も配送を依頼する機会がありそうな場合は、Yahooアドレスブックに登録しておくと、次回の落札後に入力フォームへの入力が不要となるので便利です。
取引情報登録後に変更したい場合
ヤフオクで落札後、取引情報を入力してしまった後に住所を変更したい場合は可能なのでしょうか?基本的にこの場合は変更ができません。やり方としては取引メッセージで出品者と連絡を取ることがおすすめです。
取引情報の変更は取引メッセージからお願いしましょう。ただし、出品者がもう商品を配送してしまった後は、情報の変更はできません。この場合、落札者のミスになるので、配送業者に連絡して、住所変更をお願いしましょう。
商品が最寄配送所に到着してしまっている場合は、転送料金がかかる場合があるので、十分に気を付けましょう。
ヤフオクの発送方法と送料
ヤフオクで商品を落札後、どのような配送方法が選べるのでしょうか?さらには送料はどの程度かかるのでしょう?まずA4サイズの場合、ヤフネコ!ネコポスが225円、ゆうパケット(お手軽版)が210円、クリックポストが185円かかります。
レターパックライトが360円、レターパックプラスが510円、ゆうメールが180円から710円、定形外郵便は82円から対応しています。ヤフネコ!ネコポスの場合だけ補償が効きます。
A4より少し大きい商品の発送方法はヤフネコ!宅急便コンパクトが444円から、定形外郵便が92円から対応しています。ヤフネコ!宅急便コンパクトも補償が効くやり方なので、大事な商品の場合おすすめの発送方法です。
A4より大きいサイズの場合、ヤフネコ!宅急便が657円から、ゆうぱっく(おてがる版)が630円から、ゆうパックが690円からになります。ヤマトの宅急便は757円から、佐川急便の飛脚宅配便が756円から、らくらく家財宅配便が4320円からになります。A4より大きなサイズはどの発送方法でも補償が効きます。
ヤフオクで出品中の発送方法の変更
長い歴史のあるヤフオクですが、スマホアプリをダウンロードして利用することもできて、より気軽に出品ができるようになりました。あなたが出品者の立場だった場合を考えてみましょう。商品を出品してしまった後で、まだ入札がひとつも入っていない場合、発送方法の変更はできるのでしょうか?
一度出品を取り消す
出品中に発送方法を変更するやり方があります。出品を一度取り消して、発送方法を変更して、再度出品をすれば可能です。しかしこれは、入札がひとつもない場合に限るので、注意が必要です。
入札をされてしまうと、落札まで待たなければなりません。落札後に落札者と取引メッセージのやり取りができるので、発送方法の変更を伝え、了承を得るというやり方を取るといいでしょう。
その他のやり方として、商品説明の補足の欄に、発送方法を変更する旨を記しておく手もあります。ただ、入札者が必ずしも補足欄を見ているとは限りません。見ていない場合、トラブルの原因となりますので、落札後に必ず、発送方法の変更について伝えましょう。
ヤフオクの取引で発生する送料は、落札者の住所によって変化する場合もあります。もし落札後、落札者の住所に合わせて発送方法を変更したい場合は、「落札後に送料を通知」の設定にするやり方をすると、取引もスムーズにいきます。
ヤフオクの落札後の発送方法の変更
落札者の住んでいる場所によって発送方法を変えたいと考えていたとしても、ついうっかりして「落札後に送料を通知」に設定していなかったとします。あるいは「落札後に送料を通知」を設定していたとしても、落札後の送料を間違って伝えてしまっていた場合、どうすればいいでしょうか。
この場合のやり方としては、取引メッセージを使うのがおすすめです。取引メッセージで間違いを訂正し、正しい送料に変更して、落札者に手続きをしてもらうやり方をしましょう。
送料無料なのに送料ありの設定にしてしまった
送料の設定は気を付けなければなりません。本来、送料無料であるにも関わらず、送料ありの設定にして出品してしまった場合、どうすればいいでしょう。この場合も落札後、取引メッセージを使って送料無料であったことを説明しましょう。
送料なしの金額で、支払いの手続きを落札者にしてもらいます。落札者としては、送料ありと思っていたのに、金額が少なくなれば、お得になるのでトラブルになることは少ないでしょう。
出品時の設定よりは送料が高くなってしまう
逆に、出品時の設定よりも送料が高くなってしまう場合はどうすればいいでしょう?この場合も取引メッセージできちんと落札者に伝えなければなりません。
ただ、落札者は最初の設定の送料を当て込んでいたわけなので、トラブルになりやすい事案と言わなければなりません。落札者が怒ってしまう場合もあります。納得してもらえるよう、誠実に取引を進めましょう。
同梱してほしいと頼まれた
ヤフオクでは同時にいくつもの商品を出品している場合も多いようです。類似商品を出品しているときは特に、複数落札をしてくれる落札者もい流ので、その場合、落札者が複数の商品を同梱して欲しいと頼んでくることがあります。
こうなると、それぞれの商品に送料を支払わせるわけにはいきません。また、同梱したことで荷物のサイズが変わり、送料も変わってきます。どういうやり方で対処すべきでしょうか?
この場合も、取引メッセージで対応し、変更後の送料を伝えましょう。ひとつの商品だけ、送料込みの金額で手続きをしてもらって、その他の商品は送料無料で支払い手続きをしてもらいます。
ただ注意しなければならないのは、取引自体は商品ごとに行うので、間違いがないようにしましょう。先に「これは同時落札の可能性があるな」と思われた場合、落札後に送料を知らせる設定にしておきましょう。
ヤフオクでの匿名配送での発送方法
ヤフオクでは基本、取引の時に取引ナビにおいて、出品者と落札者の間で個人情報が見られるようになります。これをヤフオクでは「情報開示」と呼んでいます。
知らされる情報は、住所、氏名、電話番号です。出品者も落札者も同様です。また、2018年8月28日より、「ヤフネコ!パック」で匿名配送サービスがスタートしました。
現在は「ヤフネコ!パック」の他、ゆうパック(おてがる版)、ゆうパケット(おてがる版)の3つのやり方で、匿名配送ができます。
匿名配送は入力した取引情報を元に、二次元コードというものを作成してそれを利用して、出品者は配送手続きをします。したがって、匿名配送の場合、取引情報を入力した後には、登録情報の変更はできません。
さらに出品者は落札者のお届け先変更もできなくなっています。出品者は登録された住所に発送するほか道はありません。
ヤフオクの発送方法に匿名配送ができたわけ
ヤフオクが匿名配送を始めた理由はなんでしょうか?フリマサイトの「メルカリ」の影響が大きいでしょう。かつては個人が商品を売る手段のメインがヤフオクでした。
しかし自分で価格を決められ、瞬時に購入ができるメルカリにヤフオクは圧されてきました。メルカリには「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」といった匿名配送サービスがあり、出品者も購入者も個人情報を知られることなく、商品の売買ができます。
このメルカリに圧されて、ヤフオクに全盛期の勢いがない点も事実です。ヤフオクはメルカリに追随する形でで匿名配送を開始したという見方が主流です。
匿名配送以外の配送方法に変更
匿名配送は出品者も落札者も個人情報が知られることなく、取引がすすめられる便利な機能です。出品者が匿名配送を指定しているから安心という理由で、入札がなされることもあります。
しかし匿名配送は送料が高くなるという欠点があります。A4サイズで匿名配送のヤフネコ!ネコポスは225円で補償付きですが、定形外ですと補償はありませんが82円から発送することができます。
そのため、少しでも安い金額で済ませたいと考える落札者から、発送方法を変更して欲しいと要望が出される場合があります。しかし、出品者は住所を知らされていません。発送方法の変更は可能なのでしょうか?
ヤフオクでは匿名配送に設定していて商品が落札された後でも、配送方法を変更することができます。落札者が出品者に匿名配送ではない他の配送方法に変更して欲しいと、取引メッセージで伝えます。
しかし匿名配送を変更してしまうと、出品者も自分の住所などの情報が知られてしまいます。このため、出品者が発送方法の変更を嫌がる場合もあります。
どうしても変更をしたい場合は、出品者に説明をして、変更を理解してもらわなければなりません。出品者が変更を了承してくれたら、落札者が自分の住所、名前、電話番号を取引メッセージで伝えます。
匿名配送以外の発送方法に変更する場合、どうすればいいのでしょうか?ヤフオクではそういった変更ボタンなどはありません。しかし取引ナビには次のような表示があります。
「発送方法の変更などで発送連絡が自動で行われない場合はこちらから発送完了連絡をしてください」というリンクが、「二次元コードを発行する」の下にあります。このリンクから出品者は匿名配送以外の方法で発送連絡ができます。
配送業者へ連絡を入れ住所を変更
もうひとつのやり方として、発送された後に配送業者に連絡をして、住所を変更してもらうというものがあります。匿名配送は出品者は落札者の個人情報を見ることができないので、お届け先変更ができない仕組みになっています。
しかし配送業者はお届け先情報を見ることができます。そのため、配送業者が変更をしてくれる場合もあります。その場合、ヤフオクの匿名配送で送られたこと、オークションID、追跡番号を配送業者に伝えましょう。
このやり方は出品者が配送方法を変更してくれなかった場合だけ使いましょう。よっぽどの理由がない限り、おすすめできる方法ではないことも知っておく必要があるでしょう。
ヤフオクでの発送方法の注意点
商品が落札された後は、出品者も落札者も、取引ナビを使って連絡を行います。取引ナビは両者がスムーズに取引を進めるためのツールとしてヤフオクが用意したものです。現在の取引の状態や、互いにやり取りしたメッセージを見ることができます。取引ナビの内容は出品者と落札者しか見ることができません。
取引ナビには発送方法変更後の送料が変更されない
取引をする上で、出品者にとっても落札者にとっても便利な取引ナビですが、注意点がひとつあります。それは、送料の変更をしたとしても、取引ナビには反映されないということです。
取引ナビで送料の変更が確認されなくても、出品者と落札者の間で取引メッセージを交わし、相談して決定したことであれば支障はありません。取引メッセージはトラブルを起こさないためにはとても重要になってきます。必ず取引メッセージは残しましょう。
ヤフオクでの発送方法は簡単に変更可能!
ヤフオクは個人と個人の取引なので、トラブルが起きないよう誠意をもって対処する必要があります。発送方法を変更したい場合も、さほど難しい設定をする必要はありません。簡単に変更が可能なので、落札後だからとあきらめずに、発送方法変更の手続きをしましょう。真摯な気持ちで取引をして、互いに気持ちの良い取引になるように心がけましょう。