ヨーグルトは冷凍しても美味しいって知ってる?
腸内を綺麗にしてくれて尚且つ免疫力を高めてくれるヨーグルトは、冷蔵庫の中に常備しておきたい便利で美味しい食品ですが、実はヨーグルトは冷凍保存もできるというのをご存知でしょうか?今回はヨーグルトを冷凍保存した場合の保存期間や解凍の仕方、美味しいレシピなどご紹介いたします!
ヨーグルトを冷凍保存すべき理由
ヨーグルトは購入したらすぐに食べきらないとカビが発生してしまったり、分離してしまったりと、意外にも保存できる期間が短い食品と感じ、買うことを悩む方もいるかもしれません。
しかしヨーグルトは実は冷凍保存をすることで通常の保存方法よりもメリットが生まれます。では、ヨーグルトを冷凍保存するとどんなメリットがあるのかをまずは見て行きましょう!
保存期間が長い
ヨーグルトを冷蔵保存ではなく、冷凍保存することで生まれるメリットは、何と言っても冷凍することでヨーグルトを通常よりも長期間保存できるということでしょう。
今ままでヨーグルトは「ダメになる前に早く食べなくては」と急いで食べていた方も多いかもしれません。
しかしヨーグルトは簡単に冷凍で長期間保存が出来るので、大きなヨーグルトを購入しても食べきれない場合は冷凍庫にそのまましまえばいいのです。
一般的なヨーグルトの賞味期限は未開封のもので1週間程度、開封してしまったら数日以内に食べきらないと傷んでしまう可能性が高い食品です。
しかしヨーグルトを冷凍庫で保存することで、通常数日で食べきらなければいけない保存期間だったものが、冷凍保存なら1ヶ月ほどに期間が伸びるのです。これは、一人暮らしの方や、少食の方にも嬉しい保存方法ではないでしょうか?
冷凍保存で賢く保存すると、開封したヨーグルト急いで食べなくてもあとで食べたい時に食べたい分だけ食べることが出来るので、ヨーグルトの冷凍保存方法をマスターすると便利でしょう。
スイーツを楽に作れる
ヨーグルトは手軽に食べることが出来る、おやつとしてもおすすめの食材ですが、冷凍したヨーグルトから簡単にスイーツも作れて非常に便利です。
冷凍保存したヨーグルトをそのままアイスにすることも出来ますし、スムージーに使用したり、解凍してヨーグルトのデザートにも利用できます。
また、小分けになっているヨーグルトにアイスの棒をさして冷凍庫で凍らせれば、それだけで簡単にヨーグルトアイスキャンディーの完成です。
通常のアイスクリームよりもヘルシーで、健康的な美味しいスイーツが簡単にできますので、小さなお子さんにもおすすめのおやつが手軽に楽しめます。
特に容器を移し替える必要もありませんし、ヨーグルトの蓋を開封する必要もありません。蓋の上からアイスキャンディーの棒をさすだけで非常にお手軽です。
ヨーグルトを冷凍保存する方法
では、ヨーグルトを上手に冷凍保存するためにはどのようにしたらいいのでしょうか?実は少しのコツが分かれば非常に簡単にヨーグルトを冷凍保存することが出来るのです。
では、一般的なヨーグルトとカスピ海ヨーグルトに分けて、ヨーグルトを上手に冷凍保存する方法をご紹介いたします。冷凍保存をマスターしてヨーグルトの保存期間を伸ばしましょう!
一般的なヨーグルト
一般的なヨーグルトですでに加糖されているものは、そのまま冷凍してしまって問題ないのですが、もしも無糖のヨーグルトを冷凍保存したいという場合には、冷凍する前に砂糖やジャムで糖分を与える必要があります。
無糖のヨーグルトをそのまま冷凍保存すると、解凍した際にヨーグルトが分離してしまって水分が沢山出てしまいます。
そのため、冷凍庫に入れる前にヨーグルトに砂糖を入れておく必要があるのです。砂糖を加えることで解凍した後も分離することなく美味しいヨーグルトを食べられます。
ヨーグルトの保存期間を伸ばすために冷凍保存する場合は、無糖のヨーグルト100gに対して小さじ2杯程度の砂糖を加えておくと、解凍した際に分離せずに済みます。
ヨーグルト100gに小さじ1程度の砂糖ですと少し糖分が足りずに分離してしまうので、ヨーグルトに加える砂糖の量も冷凍保存する上では大切なポイントになります。
ヨーグルトに対して少なすぎる砂糖は分離してしまう要因になりますが、砂糖が多い分には問題はありません。食べる際に甘すぎるという事になってしまうかもしれませんが、解凍の際に分離することは無く滑らかなまま食べることが出来ます。
カスピ海ヨーグルト
ヨーグルトと呼ばれているものの中には、一般的なヨーグルトの他に、「カスピ海ヨーグルト」や「ギリシャヨーグルト」と呼ばれる、少し変わったヨーグルトも存在します。
しかしこれらの「カスピ海ヨーグルト」や「ギリシャヨーグルト」も冷凍保存が可能で、一般的なヨーグルトと冷凍保存方法も同じで問題ありません。
加糖してあるヨーグルトであればそのまま冷凍保存できますし、無糖のヨーグルトであれば砂糖やジャムを加えれば冷凍保存することが可能です。
ヨーグルトを冷凍保存するときの注意点
通常よりも長い期間美味しいヨーグルトを保存できる便利な冷凍保存ですが、いくつかの注意点もありますので、ご紹介いたします。
便利な冷凍ヨーグルトは、目的によっては向かない場合もあるのです。その注意点を念頭に置いておくといざという時に役立ちます。
離乳食には向かない
赤ちゃんが離乳食を食べ始めてから中期ぐらいに差し掛かかり、アレルギーなどの問題をクリアすれば、ヨーグルトを食べさせても大丈夫になってきます。
しかし、冷凍したヨーグルトは、解凍すると少し水っぽくなってしまうのと、冷凍保存する際に砂糖を入れるので赤ちゃんには不向きなのです。
味に慣れていない赤ちゃんに離乳食で沢山砂糖が入っているヨーグルトを食べさせるのはよくありません。できるだけ新鮮なプレーンの無糖ヨーグルトを使用して食べさせてあげてください。
手作りヨーグルトの場合は期間に注意
ヨーグルトには色々な種類がありますが、一般的なヨーグルトの他に「カスピ海ヨーグルト」のような、種菌を利用して家庭で作ることが出来るヨーグルトも冷凍保存が可能です。
こちらも一般的なヨーグルトと同じ方法で冷凍保存することが出来ますが、もしも種菌を取るために冷凍保存したい場合には、砂糖を加えなくて大丈夫です。
砂糖を加えずに冷凍したカスピ海ヨーグルトを解凍すると、分離して水分が沢山出ます。そちらの水分「ホエイ」を取り出すと種菌として新しいヨーグルトを作る際に使うことが出来ます。
冷凍保存してもホエイに含まれるカスピ海ヨーグルトの種菌は数ヶ月から1年ほど生きると言われています。
しかしあまり冷凍期間が長すぎるとヨーグルト作りに失敗してしまうことがあるようなので、なるべく早く使うのがおすすめです。
冷凍保存したヨーグルトのおすすめ解凍レシピ
続いては、ヨーグルトを冷凍保存した際に活用できる美味しい冷凍ヨーグルトレシピをご紹介いたします。
冷凍ヨーグルトを利用した美味しいレシピの数々は、様々なシチュエーションで役立ちます。特に暑い夏の季節などに簡単にできるヨーグルトレシピは便利でおすすめです。
フローズンヨーグルト
まずは、ヨーグルトを冷凍保存した際に最も簡単にできるヨーグルトスイーツ「フローズンヨーグルト」をご紹介いたします。
こちらは使う材料は「ヨーグルト」「砂糖」そして好みのジャムやフルーツなどで簡単にできて、なおかつ美味しいレシピです。
今回は「フローズンヨーグルト」の人気レシピ「ブルーベリーフローズンヨーグルト」の作り方をご覧ください。
まずこちらのレシピで用意するものは、「ヨーグルト150g」「冷凍ブルーベリー50g」「砂糖大さじ1と1/3」です。
また、冷凍ブルーベリーの代わりに、ブルーベリージャムを使用しても問題ありません。全ての食材を用意したら、フードプロセッサーでブルーベリーの果肉が少し残るくらいに攪拌(かくはん)します。
そしてそれを容器に移して3時間から4時間冷凍させるのですが、1時間ごとに取り出して全体的に混ぜるのが美味しいフローズンヨーグルトを作るポイントです。
スムージー
続いて、冷凍のヨーグルトを使用して簡単でヘルシーな美味しいドリンクが作れる「ヨーグルトスムージー」のレシピをご紹介いたします。
シェイクだとダイエット中の方にはちょっと抵抗がありますが、ヨーグルトスムージーなら美味しいのに罪悪感なくボリュームのある飲み物を楽しめます。
では、手軽で美味しい簡単なヨーグルトスムージーのレシピをご紹介いたします。これなら簡単で毎朝でも手軽に飲むことができます!
ヨーグルトと相性抜群の食材「バナナ」を使用したスムージー「バナナヨーグルトスムージー」は、ダイエットにも腸活にもおすすめです。
アンチエイジングの効果もあると言われているバナナは生活習慣病にも予防の効果が見られると言われている素晴らしい食品です。
バナナとヨーグルトの美味しい組み合わせで、体の中から綺麗になって健康な体と美味しい食事を味わえます。
こちらのレシピの内容ですが、作り方はいたって簡単です。用意するものは「冷凍ヨーグルト100g」と「バナナ1本」「牛乳30ml」そしてお好みで「はちみつ少々」を入れてください。
用意した材料を全てミキサーにかけて混ぜれば出来上がりです。所要時間はおおよそ2分といったところでしょう。面倒臭がりな方でもあっという間に作れておすすめです。
また、普通のヨーグルトと冷凍バナナでも作れますし、牛乳の代わりに豆乳を使用しても美味しく作れます。自分好みの美味しいレシピを見つけてみてください。
ラッシー
続いて冷凍ヨーグルトを使用した美味しいおすすめレシピは、インド料理屋さんでよく目にすることがある「ラッシー」です。
インドのラッシーは少し甘すぎる、という方もいるかもしれませんが、今回ご紹介するヨーグルトラッシーのレシピは、日本人向けの甘さ控えめになっています。
もし自宅でヨーグルトラッシーを作りたいと考えている方は、ぜひこちらのレシピを参考にしてみてください。
用意する材料は「冷凍ヨーグルト150g」と「牛乳150ml」(もしくは豆乳)、そして「はちみつ大さじ2」「レモン汁1/4」です。
これらをミキサーで混ぜるだけで簡単に美味しいラッシーができます。氷を入れたグラスにこれらを注ぎ、最後にお好みでシナモンパウダーをふりかけたり、ミントの葉を乗せたりすれば完成です。
レモンの果汁がさっぱりとした味わいを感じさせてくれるので、甘すぎずにゴクゴクと飲むことができておすすめです。
レアチーズケーキ
続いては、お菓子作りが好きな方におすすめの、冷凍ヨーグルトを利用したレシピ「レアチーズケーキ」をご紹介いたします。
こちらのレシピはケーキなのにオーブンを使用せずに簡単に作れるので、お菓子作り初心者の方でも簡単に作ることができておすすめです。
まず用意する材料は18cmのケーキ型と、「冷凍ヨーグルト400g」「ビスケット60g」「溶かしバター25g」、「砂糖20g」「生クリーム200ml」「マシュマロ80g」最後に「レモン汁大さじ1杯」です。
まずは、冷凍ヨーグルトを解凍するために、キッチンぺーパーをざるの上に敷いてその上に冷凍ヨーグルトを乗せ、水を切りながら冷蔵庫で解凍してください。
解凍している間にケーキ型にラップ、クッキングペーパーをセットしておきます。そして用意したビスケットを袋などに入れて細かく砕き、容器に移して溶かしバターを混ぜて、ケーキ型に敷き詰めて、冷蔵庫で休ませます。
ヨーグルトの解凍が終わったら、ボウルに移して砂糖を入れ、滑らかになるまでよく混ぜてください。そして滑らかになったら、そこに少しずつ生クリームを入れてよく混ぜます。
続いて、マシュマロを加熱していきますが、まずはマシュマロを耐熱容器に入れてください。その後、様子を見ながら電子レンジで加熱します。目安としては、600wのレンジで2分30秒ほどとなります。
そしてマシュマロが溶けたらヨーグルトが入っているボウルに少しずつ加えて全体をよく混ぜていきます。マシュマロを全て投入して混ぜ終えらた、最後にレモン汁を加えてよく混ぜます。
そして冷蔵庫で休ませていたケーキ型にそれらを流し込み、冷蔵庫で3時間ほど冷やし固めたら完成です。基本的に材料を混ぜていくだけなので、誰でも簡単に作ることが出来ておすすめです。
ヨーグルトは冷凍保存して楽しもう
ヨーグルトは様々な場面で活躍する素晴らしい食品です。今回ご紹介したのはスイーツレシピばかりですが、お肉や魚を柔らかくするのにも便利ですし、サラダにも美味しく利用することが出来ます。ヨーグルトを賢く冷凍保存して、いつでも手軽に使えるようにするのがおすすめです!