水は飲むと太るって本当?太る原因や適切な水分量を詳しく教えます!

水は飲むと太るって本当?太る原因や適切な水分量を詳しく教えます!

水を飲むと太るといいますが、本当なのでしょうか。今回は、太る原因と適切な水分量について、徹底的に解説していきます。ダイエットをしていて、なかなか体重が減らないため、「もしかして水の飲み方のせい?」と思っている方は必見です。

記事の目次

  1. 1.水を飲んだだけでも太る?ダイエット中に適切な量は?
  2. 2.水を飲むと太るって本当?
  3. 3.水を飲むと太る水太りの原因
  4. 4.ダイエット中に必要な水分量は?
  5. 5.太るのを防ぐダイエット中の水の飲み方は?
  6. 6.正しい水の飲み方で太るのを防ごう

水を飲んだだけでも太る?ダイエット中に適切な量は?

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水を飲んだだけでも太るというのは、正しいのでしょうか?今回は、体重と水との関係について徹底的に解説していきます。結論からいうと、水を飲んだからといって体重が増えるということはありません。もう少し、きちんとご説明すると、水を飲むと少しの時間は体重が増えます。

これは、飲んだ水が、体重となって表れているだけで、すぐに元の体重に戻ります。それでは、痩せるために適切な水の飲み方は、どうすればいいのでしょうか?痩せるために必要な水分の摂取の方法についても詳しくご説明していきましょう。

モデルや女優さんのなかには、常に水分を持ち歩いて、浴びるように水を飲む美容方法やダイエット方法を実践している人がいます。これは正しい方法なのでしょうか?このことについても徹底的にレクチャーしていきましょう。

水を飲むと太るって本当?

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「水を飲んだだけで、太ってしまいます」と聞いたことはありませんか?健康的な身体のために、水分摂取は必要不可欠であるのに、どうしてこうした話がでてくるのでしょうか?また、ダイエットや健康に関する記事を読むと「水太り」というフレーズをよく目にします。

こうした水と体重との関係については、さまざまな意見があります。どれが本当に正しい情報なのか、痩せる方法なのか知る必要があります。ここでは、水で太る説は本当なのかを、詳しく解説していきましょう。

水はカロリーゼロ

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水は、カロリーがないので水を飲んで太ることはありません。代謝機能に何かしらの問題がない限り、水で太ることはあり得ません。太るというのは、摂取カロリーよりも消費カロリーが低いと太ります。ですので、水は0カロリーであるので、太る原因にはなりません。

一時的に体重が増えることはある

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ただ、水を飲むと一時的に、水を飲んだ分の体重が増えるということはあります。しかし、代謝機能が正常であればすぐに元に戻ります。

水分は、おしっことして体外へ排出されるので、身体のなかに溜まってしまうということはあり得ません。ですので、水を飲んだだけで太るということは、あり得ないということになります。

水を飲むと太る水太りの原因

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「水太り」という言葉を聞いたことはありますか?ダイエットや健康に関して興味がある方であれば、1度は聞いたことがある言葉でしょう。

この「水太り」はどういったことが原因なのか、まとめていきます。「水太り」を「水を飲んだから太る」と勘違いしている人が少なくありません。実は、「水太り」はむくみの原因になるものや、代謝異常の場合もあり怖い病気が隠れている可能性があるのです。

体質によるもの

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余分な水分が体に溜まりやすい体質のことを「水太り」といいます。「水太り」は「水を飲んだら太る」ということではなく、こういった「体質」のことを表す意味があります。ダイエットをしている女性は、どうしても「水太り」を気にしてしまう人は少なくありません。

しかし、「水太り」の原因は、細胞の新陳代謝が悪いことによるものなのです。新陳代謝が悪くなり、身体に溜まった余分な水分を、汗やおしっことして上手く排出できない「体質」のことを「水太り」というのです。

これは、決して水が脂肪に変わって、体重を増やしているということにはなりません。ここは、しっかりと区別して理解しておきましょう。

むくみの慢性化によるもの

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身体のなかに入ってきた水分は、動脈を通っていきます。動脈を通ることで、不要な成分は静脈とリンパ管から排出されていきます。本来であれば、メインで水分を排出しているのが「静脈」です。

しかし、静脈が、水分を排出する能力には限界があるので、処理できなかった成分はリンパ管から排出される仕組みになっています。リンパ管は、通常はあまり稼動していませんが、皮下組織に水分が増えると働き始めます。

そのリンパ管の働きが悪くなると、皮下組織に溜まった水分が処理できなくなってしまいます。これが「むくみ」と呼ばれるもので、これが慢性的に進むと「水太り」となります。

病気の場合もある

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「水太り」の原因には、体質的なものと身体の代謝機能の2つあることをお話してきました。ひどいむくみの場合は、稀ではあるのですが「腎臓病」「心不全」といった重たい病気が原因の場合もあります。

数日の間に、体重が5kg増えていた場合や、おしっこがでにくい場合は注意が必要です。早急にお医者さんに相談しに行きましょう。病気は早期発見が何よりも大切です。いつもと何か違うと感じたら、すぐに専門家に相談するようにしてください。

ダイエット中に必要な水分量は?

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モデルさんや女優さんのなかは、水を肌身離さず持っているという話をきいたことはないでしょうか?「水をたくさん飲むことで痩せる」という説もあります。しかし、一方で「水太り」という言葉もあって、ダイエット中の必要な水分量が分からない場合があるでしょう。

ここでは、ダイエット中に、必要とされる水分量について詳しく解説していきます。さらに、水分をたくさんとることと体重を減らして痩せることへの効果についても、触れていきますので、確認してみてください。

通常の水の必要量でOK

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水には、空腹感をやわらげたり、食事の満足感をアップしてくれたり、代謝をよくしたりという役割があります。しかし、1回で吸収できる水分量は限られているので、多く飲めばいいという訳ではありません。ダイエット中であれば、運動や入浴など意識して行う方も多くなります。

汗をかいて失われた水分が多くなるので、その分を水を飲む量を増やす必要はあっても、特に増やしたり減らしたりする必要はありません。通常の水分量は成人で1.2~1.5lとされています。飲み水としては、1.2lが推奨されているので、これを参考にしてみてください。

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日本人は、全体的に水分量が不足しているとされています。平均1,486mlで、女性であれば平均よりも、100ml少なくなっています。そのため健康的な生活を維持するためにも、水分量は1,586mlは必要になってきます。

ダイエットをしているかしていないかによらず、人間が健康に過ごすためには水が必要不可欠です。水が不足すると、私達の身体は、「脱水」状態になります。こうなってしまうと熱中症や心筋梗塞、脳梗塞といったいろいろな健康障害の原因になります。

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私達の身体の、大部分は水でできていることをご存じでしょうか?水は、血液や細胞のなかにも含まれていて、成人であれば、だいたい65パーセントは水分です。血液に含まれる水分は、身体の隅々まで、栄養、ホルモン、酸素を運んでくれ、身体のなかの老廃物をおしっことして排出してくれます。

また、体温調節としても大切な機能があります。水分は、私達の健康な生活のために必要とされるのは、こうした重要な働きをしているからなのです。

水を多量に飲むと痩せる?

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モデルさんや女優さんのなかには、「1日に4l~6lの水分量を毎日飲んでいる」という美容方を紹介している方もいます。けれども、たくさん水を飲んだからといっても必ず痩せるということはありません。まったく根拠がなく、自己流で真似してしまうと身体を壊す原因になってしまいます。

水を飲みすぎると、身体のなかの水分と塩分のバランスが崩れる原因になり「むくみ」「ぽっこりおなか」「手足の冷え」といった症状のある「水毒症」になってしまう原因にもなります。十分注意してください。

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ちなみに、1日に排出される水分は、おしっこでは、1000~1500mLです。身体から蒸散する水分量は、900mLです。糞便に含まれる水分量は、200mlとされています。

そして、1日に摂取される水分量は、飲料水で1,000ml~1,500mlで、食べ物中には800ml、代謝水として300mlの水分量が摂取される水分量です。

太るのを防ぐダイエット中の水の飲み方は?

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水を大量に飲めば痩せるということも、水を飲めば体重が増えるということはあっても太るということはありません。では、ダイエットしているときに水の正しい飲み方はあるのでしょうか。ここでは、ダイエット中の水の摂取の方法について解説していきます。

水を飲むタイミング

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水は、1回で身体に吸収できる水分量は決まっています。多く水を飲んだとしても、ただ排出されるだけなので、あまり意味がありません。1回につきコップ1杯程度を1日に数回に分けてこまめに飲みましょう。

水分摂取のタイミングは、「朝起きてから」「夜寝る前」「スポーツの前と後」「入浴する前と後」「食事中」です。基本的に、水分が身体から失われるタイミングの前後に水を飲むようにしてください。「のどが渇いた」と感じたときにはすでに水分は不足しています。

ダイエット中の方であれば、運動をいつもよりもよくしたり、入浴時間を意識的に長くとって汗をかくようにしている方も少なくないでしょう。水分は、いつもの生活よりも必要になってくるので、ダイエット中は特に意識して、このタイミング前には飲むようにしましょう。

こまめに水分補給

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のどが渇く前にこまめに水を飲めば、胃腸に水分が溜まります。こうしておくことで、少ない量の食事でも満足感を感じることができるので、体重を増やす原因となる摂取カロリーを抑えることができます。水を食事前に飲むことで、食べる量も自然と抑えることができ痩せる効果が期待できます。

お酒を飲んだあとも

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アルコールを飲むと、脱水作用があるためお酒を飲んだ後には、しっかりと水分補給をしましょう。お酒の飲みすぎは身体によくありません。

お酒を飲みすぎてしまうのが心配ならば、お酒のとなりに水を用意しておくのがおすすめです。お酒を飲んだら、同じ量の水を飲むということを交互に繰り返すことで、脱水防止と、飲みすぎ防止につながります。

水分補給は水とノンカフェインのお茶

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痩せる飲み物としては、ノンカフェインのお茶がおすすめです。ダイエット中であれば、ジュースはNGです。今は、ノンカロリーというジュースもありますが、規定によっては100ml中5カロリーまでは記載が認められているので、正確に言えば0カロリーではない場合もあるのです。

さらに、甘みには依存性があるので、ジュースだけに限らず甘い物から抜け出すことが出来なくなる原因になることもあります。本当に痩せるのであれば、甘い味を極力減らす努力も必要です。

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そして、コーヒーやお茶にはカフェインが入っています。カフェインには、利尿作用があって、水分補給にはなりません。体重を落としたい場合の水分補給は水かノンカフェインのお茶が基本です。

カフェイン入りのものを飲んだのであれば、水分補給にはカウントせずに、同じ量の水を飲むようにしてください。ここの部分は多くの方が、間違いがちなポイントでもあります。水分補給として、コーヒーや紅茶といったカフェインが入っている飲み物は含まれないのでご注意ください。

常温くらいの水を飲む

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冷たい水は、夏の暑い日にごくごくと飲む干せばとても気持ちがよく美味しいのですが、体重を減らしたいのであれば、体温が高い方が代謝をアップしてくれます。冷たい水は身体を冷やす原因になるので、ダイエット中はNGです。

冷えは、ダイエット以外にも女性にとっては大敵でもあります。体重が減らないばかりか、美容にもよくありません。水分補給をするのであれば、常温以上で飲むようにしましょう。体重を落とすためには、水分と体重の関係は大切な知識でもあります。

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実は、自分ではしっかりと水分補給しているつもりであっても、カフェイン入りの水を飲んでいたり、冷えた水を飲んでいて、実は水分が足りていないことがあります。痩せると意識して運動をしているのであれば、より身体の水分は失われている状態です。

モデルさんや女優さんを真似して、水をガブガブ浴びるように飲む必要はありませんが、のどが渇く前に水分補給と今の生活にプラスして、「コップ2杯の水」を飲むようにしましょう。

こうしたことを意識するだけでも、かなり健康的でダイエットに効果的な水分補給ができます。今までの水分との関係を今一度、見直し、正しい知識のもとダイエットにはげんでみてください。

 水を飲むとダイエットに効果的!やり方や飲む量・おすすめの飲み方は?のイメージ
水を飲むとダイエットに効果的!やり方や飲む量・おすすめの飲み方は?
ダイエットに関心はあるものの、ついつい面倒だったり効果が出ずに挫折してしまった経験がある人は少なくないのではないでしょうか?本記事では水を用いた水ダイエットの具体的なやり方やその効果に加えて、実行する上でおすすめのタイミングや飲み方についても紹介していきます。

正しい水の飲み方で太るのを防ごう

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水とダイエットの関係を詳しく解説してきました。水を飲んだら太るということはありません。水を飲むと、一時的に体重が増えることがあっても、水が脂肪に変わって太るということがないのです。

また、ダイエット中は、水をがぶ飲みするのは、あまり効果はありません。痩せるための水との付き合い方としては、200mlいつもより多く飲むことと、カフェインが入っていない「水」か「お茶」を、のどが渇く前にこまめに飲むようにしましょう。

さらに、常温くらいの水で身体を冷やさないことも大切です。水とダイエットの関係を正しく理解して、ダイエットを成功させましょう。

大原 悦子
ライター

大原 悦子

食べることと、貯金が大好きです。最近は、断捨離をするのにはまり、本当に必要なもので暮らす生活に憧れる毎日です。断捨離のお陰で、生活のなかに「面白い」「楽しい」と思えることを発見することができるようになりました。

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