使いやすいキーボードスタンドを見つけよう!
自宅やライブなど外でもキーボードを弾く方にとっては、キーボードスタンドは必須アイテムです。ピアノと違ってキーボードとスタンドが一体化しているわけではなく、別々に持ち運ぶ必要があります。
キーボードスタンドには形やスペックなどさまざまな種類があり、それぞれにメリットがあります。キーボードスタンドの形は大きく4種類あり、自分の使いやすさで選ぶ必要があります。
キーボードを始めるときには椅子も必要になります。キーボードスタンドと合わせて購入しておくとスムーズでしょう。立って演奏する方には必要ありませんが、自宅での練習用には椅子は必須アイテムです。
気持ちよくキーボードを弾くためにも、キーボードスタンドはスペックの高いものを選びましょう。人気でおすすめのキーボードスタンドをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
キーボードスタンドの種類
キーボードスタンドにはさまざまな種類があり、それぞれ見た目やスペックの違いなどがあります。ライブなどでも良く見る形もあるでしょう。種類によって使い勝手も変わってきます。キーボードスタンドの種類を知って、どれが自分にとって使いやすいものかを選んでみましょう。
持ち運びに便利「X型」
よく見る形のひとつとして、X型があります。こちらはその名の通りX字になっており、パタンと折り畳んで持ち運びがしやすく、なおかつコンパクトになります。コンパクトなので自宅練習用に人気なのはX型で、椅子の高さと合わせて調整できるスタンドが重宝します。
とても軽量なので女性でも簡単に持ち運びが可能で、人気の種類になっています。ライブなどでは時間が決まっているので、運搬や設置など時間をかけていられない時も、スムーズに進めることができるでしょう。
椅子に座ることはもちろん、立って演奏する場合にも使われることが多い形です。使用する高さによってキーボードスタンドの幅が変わってくるため、キーボード自体のサイズを確認しておくことが大事です。
X型のキーボードスタンドは持ち運びがしやすく、狭いステージでも簡単に設置が可能なタイプですが、デメリットもあります。軽量がゆえに、グラグラとして安定感に不安がある時があります。
耐荷重よりも重く大きいキーボードだとグラついてしまい、組み立てたキーボードスタンドが倒れてしまう可能性もあります。軽いキーボードなら問題ありませんが、そこそこ重さがあるキーボードならば耐荷重をチェックしておきましょう。
X型のタイプにはシングルレッグとダブルレッグがあり、ダブルレッグは脚の部分が1本追加されたタイプです。シングルレッグよりも安定感が増しますが、キーボードスタンドの重量が増えるため、頻繁に持ち運びをするなら少々大変になるかもしれません。
椅子と一緒に使える「Z型」
椅子に座って演奏される方におすすめしたいのが、Z型のキーボードスタンドです。横から見たときの形がZになっているため、このような名前になっています。椅子に座って演奏することに特化しており、安定した演奏ができるでしょう。
Z型のキーボードスタンドは脚の設置面が広いため、抜群の安定感がありグラグラすることがありません。足下のスペースがあるので、ペダルやフットスイッチなどを置きやすいタイプになっています。椅子なども入れることができるので、スペースを取らずスッキリします。
もちろん立って演奏するときにも使えます。スタンドの高さ調節が可能なタイプなので、パフォーマンスなど動きのある演奏をするときにも向いています。ただし重量が重いので、持ち運びがしにくくなります。
安定性が高い「テーブル型」
キーボードスタンドの種類の中で、一番の安定感を誇るのがテーブル型です。テーブル型は88鍵盤のキーボードを置いてもビクともせず、高さや横幅の調整も可能なので、使い勝手の良いタイプです。
キーボードスタンドは安定感が大事と言われています。グラグラした状態では満足のいく演奏は難しく、倒れてしまう危険性もあります。テーブル型はしっかりとした安定感があるので、小さいお子さんがいるお家の多くは人気のテーブル型を使っています。
テーブル型は4脚あるのでスペースは取りますが、耐荷重が大きいキーボードも安定して置くことができおすすめです。しかしテーブル型は重量があるので、持ち運びは大変です。椅子とセットで折り畳み可能なタイプを選びましょう。安定感を重視する方にはおすすめのタイプです。
2台演奏が可能「拡張型」
キーボードスタンドには、キーボードを2台置くことができる拡張型というタイプもあります。上下にそれぞれ1台ずつキーボードを乗せることができ、本格的な演奏をしたい方におすすめです。主に椅子に座るのではなく、立って演奏する向けになります。
主にライブなどで使われるタイプは拡張型が多く、プロが好んで使うキーボードスタンドとして人気です。見た目がスタイリッシュでなものが多く、さまざまなアタッチメントをセットすることができるタイプもあります。
拡張型はベースの形があって、そこからアタッチメントを追加していくタイプが多くあります。ペダルを足下にセットしたり、エフェクターの位置を調整しやすくしたりと、オリジナリティが出せるキーボードスタンドが人気です。
キーボードスタンドの選び方
キーボードスタンドの種類がわかったところで、次はキーボードスタンドの選び方についてご説明します。キーボードスタンドは、どのような点を重視して買うのが良いのかを理解しておくと、選びやすくなるでしょう。どのようにキーボードスタンドを使うかを考えて、参考にしてください。
耐荷重
キーボードを置くためのキーボードスタンドなので、耐荷重は重視すべきポイントです。キーボードの重さに耐えられないキーボードスタンドだと、倒れてしまったりスタンドが崩れてしまう可能性もあり危険です。
キーボードスタンドが倒れてしまうと、キーボードも落下して破損してしまう危険性もあります。また立って演奏するときには、キーボードスタンドに体重がかかりやすいため、頑丈で耐荷重が大きいものを選ぶのがベストでしょう。
スペック
キーボードスタンドには、メーカー独自の専用キーボードに対応しているものもあります。対応していないキーボードスタンドでは、キーボードを置くことができないものもあります。必ずキーボードスタンドのスペックは注意して、自分のキーボードに合うものかを確認しておきましょう。
持ち運びやすさ
自宅で演奏する場合は気にすることはありませんが、外へ持ち運びするならば注意すべきポイントです。キーボードスタンドを持ち運ぶ方法として、多くの人は車で運搬になります。車に乗せやすいコンパクトなもの、車への乗せ降ろししやすいものを選びましょう。
コンパクトに収納できるキーボードスタンドなら、邪魔にならず持ち運びもしやすくなります。他にも椅子などの荷物がたくさんある場合、持ち運びしやすい形はX型となり片手で持てるでしょう。しっかりしたキーボードスタンドは重量もあるので、片手ではなく両手で安全に持ち運びしましょう。
組み立てやすさ
キーボードスタンドのセッティングは大変で、演奏前も演奏後もどちらも体力を使います。キーボードスタンドだけではなく、ペダルなどもセッティングしなくてはいけないため時間がかからず組み立てしやすいものを選ぶと良いでしょう。
持ち運びしやすく折り畳みができるキーボードスタンドならば、サッと組み立てることが可能なので時間もかかりません。解体が必要なキーボードスタンドだと、演奏後の解体にかなり時間と労力がかかります。
しかしキーボードを2台使ったり、鍵盤が88鍵盤あるものなどは折り畳みキーボードスタンドが使えない場合もあるでしょう。安定感がありつつ組み立てしやすいキーボードスタンドはたくさんあるので、あらかじめ何回か組み立ての練習をしておくとスムーズにできるようになるでしょう。
高さ調整
キーボードは基本的に椅子に座って演奏するものと想定されているため、立って演奏する方には高さの調整が難しくなります。キーボードが自分の腰あたりが良いのか、お腹あたりが良いのかなど高さ調整ができるキーボードスタンドを選びましょう。
長時間演奏する場合に、前かがみの状態で演奏していると疲れも出てきます。立って演奏するだけでもかなり疲れてきますので、あらかじめどの高さが良いのかを確認しておくと良いでしょう。
また立って演奏する場合に、X型では負荷がかかりすぎて安定感に不安があります。88鍵盤でX型のキーボードスタンドでは、グラグラしてしまい演奏もやりにくいでしょう。気持ちよく演奏するためにはキーボードスタンドの安定感が大事なので、Z型を選ぶと安心です。
小さいお子さんがいる家庭では、お子さんの成長に合わせて高さ調整ができるタイプを選ぶと良いでしょう。椅子に座って演奏するときのスタンドの高さや、椅子の高さも調整できるとベストです。
キーボードスタンドの人気おすすめ3選【Z型】
こちらでは安定感のあるZ型のおすすめキーボードスタンドをご紹介します。頑丈でデザインもスタイリッシュなものが多くあります。キーボードスタンドは長く使うものなので、良い物を選んでおくと安心です。
また座って演奏する人にもおすすめです。機能面や使用頻度なども考慮して、自分の使いやすいキーボードスタンドを選びましょう。スペックなどもしっかりとチェックしてください。
SunRuck・SR-KSD01
スタイリッシュなZ型キーボードスタンドで、とてもリーズナブルな価格になっています。安定感のあるZ型のキーボードスタンドで、高さ調節が可能です。キーボードスタンドは相場が1~2万円はするものですが、こちらは約3000円というコスパの良さです。
高さ調節ができるので、椅子に座って演奏する小さい子供から大人まで使えます。こちらのキーボードスタンドはネジでキーボードを固定させる必要があるため、キーボードに接続ネジがあるタイプしか使えないので確認が必須となります。
DEWEL・キーボードスタンド
簡単に組み立てができるお手頃価格のキーボードスタンドです。組み立ては工具が必要なく付属のネジで固定するだけなので、外でもスムーズに組み立てができます。
非常に軽く分解すればコンパクトになるため、持ち運びがしやすくおすすめです。こちらもキーボード裏に接続ネジがあるものが対応となりますので、スペックを確認してください。
脚部分には、スリップしないための滑り止めがついており安心です。軽量なため安定感は少し落ちますが、椅子に座って演奏する分には問題なく使えるでしょう。持ち運びしやすく安いキーボードスタンドをゲットしたい方におすすめです。
NEEWER・キーボードスタンド
お値段は張りますが、非常に頑丈で安定感抜群のキーボードスタンドです。普通のZ型とは違ったユニークな形になっています。とても高品質なキーボードスタンドで、サポートも充実しておりユーザーに人気のブランドです。
高さ調節が可能で、キーボードスタンドの下スペースには空間があります。そのためエフェクトやペダルなどの配線や椅子なども、余裕をもって置けるでしょう。
とても頑丈なため、動きのあるパフォーマンスやエネルギッシュな演奏にもビクともしません。長く使える安定感抜群のキーボードスタンドとしておすすめです。
キーボードスタンドの人気おすすめ3選【X型】
こちらでは持ち運びしやすく組み立ても簡単な、X型のおすすめキーボードスタンドをご紹介します。軽量なタイプが多く、スムーズに組み立てできるのでユーザーにも人気のタイプです。X型はコンパクトで持ち運びしやすいので、他の荷物や椅子などと一緒に運べるでしょう。ぜひ参考にしてください。
Gravity・GKSX1
シングルレッグタイプのX型キーボードスタンドです。耐荷重が55kgとしっかりした作りで安定感があります。高さ調節も可能で、10cm~90cmまでワンタッチで調整ができます。スタイリッシュな見た目で、別売りのカラーリングを装着するとおしゃれなアクセントとなります。
デザインや品質共に評価が高く、人気の商品です。椅子に座って演奏するときの、微妙な高さ調整ができるので便利です。ドイツのメーカーの商品で、使い勝手が良いのでおすすめです。
キクタニ・KS-29
スチール製のダブルレッグタイプのX型キーボードスタンドです。黒と白のシンプルなカラーで、折り畳んで持ち運びしやすい軽量タイプになっています。高さ調整と幅調整が共に5段階可能となります。
折り畳むとコンパクトになり、組み立ても簡単なので、頻繁に持ち運びをする方におすすめです。ダブルレッグタイプなので、シングルレッグよりも安定感のあるキーボードスタンドです。
カシオ・CS-2X
カシオの純正X型キーボードスタンドです。X型のキーボードスタンドは大きいキーボードだとグラグラする場合があります。しかしこちらはマジックテープが付属しており、キーボードとスタンドをしっかり固定できてグラつきをなくすことができます。
丈夫でしっかりしており、ドライバーなどの工具が不要で組み立てが可能です。折り畳むとコンパクトになり、必要ないときには家具とのすき間に収納できます。
かなりリーズナブルな価格で購入が可能です。カシオの純正キーボードスタンドですが、カシオ以外のキーボードだと合わない可能性があります。しっかりとスペックを確認しておきましょう。
キーボードスタンドの人気おすすめ3選【テーブル型】
こちらでは安定感のあるテーブル型のおすすめキーボードスタンドをご紹介します。自宅で演奏する場合にも、毎回スタンドとキーボードを収納してしまうと演奏する頻度が下がります。テーブル型で常に見えるところに設置しておくことで、パッと演奏できて便利でしょう。
見えるところに置いておくなら、見た目も大事になります。キーボードスタンドはスタイリッシュでシンプルなデザインが多いです。安定感のあるテーブル型を使って、自宅でも外でも気持ちよく演奏できるキーボードスタンドを選びましょう。
カシオ・純正スタンド 電子キーボード用
コンパクトながらシンプルな見た目で人気の、カシオ純正テーブル型キーボードスタンドです。スタンドにキーボードを置いてグラグラしてしまうことが悩みの方も多いですが、こちらではネジ穴がありしっかりと固定ができます。
自宅でキーボードをテーブルに置いて演奏する方もいますが、何かの拍子で倒れたりすると小さい子供がいると危険です。しっかりと固定できるテーブル型にすることで、安定感と安心感を得られます。
テーブルスタンド下にはスペースがあるので、椅子などもスッキリ収納できます。組み立ては女性1人でも簡単にできるようになっています。対応機種がスペックに書いているので、対応しているかの確認はしておきましょう。
キクタニ・キーボードスタンド テーブルタイプ
抜群の安定感が人気のテーブル型キーボードスタンドです。幅と高さ調節が可能で、耐荷重は50kgとなっています。折り畳み式なので、持ち運びにも便利です。別売りの商品を取り付ければ、2段スタンドにカスタマイズすることができます。
細めの脚に見えますが、しっかりと頑丈でグラつくことはありません。モダンなデザインなので、お部屋に置いていてもインテリアになじんでおしゃれです。組み立ても簡単なので、椅子とセットで持ち運びしやすい商品としておすすめです。
YAMAHA・キーボードスタンド
天板部分がなく無駄を省いた、スタイリッシュな見た目のテーブル型キーボードスタンドです。キーボードとスタンドは3点でネジ止めしてしっかりと固定できます。シンプルで組み立ても簡単です。
天板部分がない分パーツが少なくて軽量なので、持ち運びもラクになります。YAMAHAの対応機種キーボードに使うスタンドなので、スペック等は確認しておきましょう。
キーボードスタンドの人気おすすめ2選【拡張型】
こちらでは拡張型のおすすめキーボードスタンドをご紹介します。キーボードを2台使って演奏する場合などに、拡張型が便利に使えます。簡単に折り畳み可能なものや、椅子とセットで購入できるものもあります。自分の使いやすい拡張型のキーボードスタンドを、ぜひチェックしてください。
BUBM・キーボードスタンド
コンパクトに折り畳めて収納スペースもとらない、キーボードスタンドです。脚部分をきれいに折り畳むことができるので、持ち運びも移動もラクになります。
高さ調節と幅調節も可能で、88鍵盤キーボードも安定して置くことができます。付属のサポートアームを取り付ければ、キーボード2台設置が可能になります。シンプルデザインで人気のタイプです。
Dicon Audio・キーボードスタンド
キーボードを2台使ってライブなどでも使うことができる、キーボードスタンドです。こちらは椅子とセット商品になっており、椅子も折り畳みが可能なので持ち運びも簡単です。
ダブルレッグで安定感のあるスタンドで、拡張アダプターを取り付ければ2台キーボードを設置できます。練習用やステージ用どちらでも対応が可能な人気商品です。
HERCULES X型2段 KS210B
スタンド部分がX型で、両サイドに二段式のアタッチメントを追加して使う拡張型キーボードスタンドです。抜群の安定感があり、セッティングがラクで持ち運びもしやすいです。
二段式なので重さはありますが、アタッチメントを毎回付けたり外したりする手間がなく便利なスタンドです。セッティングしやすく、ライブなどで重宝する人気スタンドです。
スタイルに合わせたキーボードスタンドを選ぼう!
キーボードスタンドにも色々な種類があり、それぞれにメリットデメリットがあります。ライブなどで立って演奏するのか、自宅練習用にするのかなど、自分の使う頻度によって選ぶと良いでしょう。価格もピンキリですが、どの点を重要視するかが大切です。
お子さんの練習用にする場合は、椅子や高さなど調整できるものを選ぶと良いでしょう。キーボードスタンドは長く使えるので、頑丈でしっかりとした作りのものをチェックしてください。
持ち運びしやすくコンパクトになるキーボードスタンドは人気です。少しでもラクに持ち運びできると、ライブなど演奏にも余裕をもって臨めるでしょう。ぜひキーボードスタンド選びにお役立てください。