公私混同しがちな人はどの職場にもいる!
プライベートと仕事の切り替えは、少し間違えると自分でも予測不可能な場面に遭遇してしまうことがあります。それ程に公私混同という事は、職場内では紙一重のところにあります。
何気なく職場の電話を使って、プライベートな用件を済ましてしまった。本当に些細なことと、自己判断をして電話をしてしまう。この行為こそが、公私混同と言われる所以でもあります。
この様な人は、ことの大小にかかわらずどこの職場にもいます。傍から見ると、明らかに公私混同していると思える人は、意外に自分では気づいていないという事が多くあります。そんな公私混同する人の特徴などまとめました。
公私混同とは
公私混同とは、公的な事柄と私的な事柄の混同をさす言葉と説明されています。すなわち混同には「異なるものを、同一のものと間違えること」という意味があります。
故に公私混同とは、読んだそのままに重大な意味があるという事なのです。極端には、職場で仕事中にプライベートな話をしたという場面でも公私混同になります。
この様に公私混同とは、職場とプライベートが紙一重の関係にあるという事です。そして、その行動を見誤ると小事が大事に発展してしまうという事にもなりかねないほどの、大変重要な意味を持っています。
仕事とプライベートを混ぜること
公私混同とは、仕事とプライベートを混ぜることという様に説明しました。まさしくその通りで、公の場で私的な空間を公然と作ってしまうという様に、社会通念上してはいけない行為という様に言われています。
しかし、この公私混同という行為には、確信犯的にあからさまな行動をするという悪質な行いや、無意識に日常の会話的に出てしまうという事があります。ある意味後者は、無邪気な行いとスルーしてしまうこともしばしばです。
しかし、完全にこれはしてはいけないという様に仕事とプライベートをまぜこぜにしている人がいます。そして、それを意識的にしているという悪質とも言える公私混同をしている人がいます。
職場で使われる例
公私混同が職場で使われる例は、一番身近なことでは職場の電話を仕事中に私的に使ってしまうという事があります。この様な、ささいなことと思われることも2度3度と回数が重なれば、小事が大事になるという事にもなります。
職場での公私混同の例は更に、部下のミスを見て見ないふりをするとか、社用車でプライベートな用事(買い物など)を済ませたり、家族の送迎をするなどのことの例があります。
職場恋愛をして恋人同士気分で浮かれた仕事をしている人や、更にエスカレートすると出張に家族を同伴させるなど、全くプライベートな空間を普通に持ち込んでくるなどの例もあります。
公私混同とは、厳格な見方をすると無意識に家族のことを職場で仕事中に話しても公私混同になります。しかし、この様にスルー出来る様な事柄以外の、確信犯的に行う仕事とプライベートの混同は、簡単なものではありません。
大きな問題に発展するケースも
公私混同とは理由の如何を問わず、仕事とプライベートの混同という事で片づけてしまうことは簡単なことです。しかし、これではあまりにもストレスの原因を作っているようなものです。
ある程度の許容範囲は認めらえても良いはずです。仕事とプライベートの線引きは、大概の社会人ならば社会通念上の常識と理解しているからです。しかし、エスカレートした事案になると許しがたいものになります。
小事が大事になる危険性をはらんでいるという様に、紙一重の状態にあるのがこの公私混同です。良く、度を越した行為だ、行き過ぎているのではないかなど言われることがあります。
公私混同で、こんな状況があからさまにではじめると、正しく、ことの重大性を帯びてくるというものです。そして、大きな問題に発展するケースも公私混同にはあります。
公私混同してしまう人の特徴・理由
公私混同する人の特徴は様々です。その主たる特徴は、社会人経験が浅いという人に多く見られます。仕事もプライベートも全て一緒と考えているという、安易な理由で無意識な行動に現れてしまうというものです。
そんな公私混同をしてしまうという人の特徴や理由についてまとめました。しかし、この事ばかりが全てではないのです。自分のものと他人の物の区別ができている人には、公私混同する理由は見つからないからです。
社会人になって日が浅い
公私混同してしまう人の特徴とその理由は、社会人になって日が浅いという人に多く見られるようです。比較的何でも自由にできていた日常から、制約のある社会環境の中に入り始めた時に起きてしまう行動です。
社会人の最初は教育訓練から始まり、職場とプライベートの使い分けの訓練を受けることがあります。そこで自由に過ごしてきた日常から、職場という制約された場所があることを知ります。
職場でのプライベートな会話や行動の制約など公私混同に関する訓練を受けます。しかし、頭では理解できても行動で理解できないという事象が出たりします。社会人になって日が浅い人がなりやすい公私混同の理由です。
公私の切り替えが苦手
公私混同してしまう人の特徴・理由に、公私の切り替えが苦手という事があります。職場で稀に「いつまでもプライベートを引きずっているんじゃないよ。」などと注意される人がいます。
始業時間が過ぎても、いつまでもプライベートな会話をしていたり、プライベートなSNSなどを見ていて仕事を始めない人や、自宅に帰ってまでも仕事の話をしてしまう人などがいます。
いわゆる公私の切り替えができない人です。そんな人の特徴は、公私がまぜこぜになり本来の業務が疎かになるという傾向があります。この様に公私の切り替えが苦手という理由の人がいます。
すぐ言い訳してしまう
公私混同してしまう人の特徴・理由に、すぐ言い訳をしてしまうという事があります。この様な人は、ある意味確信犯的に公私混同しているという疑いが持たれたりします。
公私混同の事実を人から注意される前に、言い訳を考えています。いざその場に直面すると、間髪を入れずに言い訳をするという人です。この様に、言い訳を事前に用意しているような特徴があります。
また、この言い訳は悪癖になることもあり公私混同に対する言い訳にとどまらず、職場でもプライベートでも自分に不利なことが生じたりすると、言い訳をして逃げてしまうという理由を持ち歩く傾向があります。
人によって態度が変わる
公私混同をしてしまう人の特徴・理由に、人によって態度が変わるという事があります。この様な態度をとる人は、人間性も疑ってしまいまうようです。下には厳しく、上には甘くという様な態度をする人です。
会社を私物化しているなどと批判を受ける人に限って、自らの公私混同の事実を指摘されると、下の物には、厳しく当たり力で抑え込んでしまうという特徴があります。
この様な人は、それが上からの指摘になると、借りてきた猫の様に態度が豹変してしまうという特徴が顕著にあります。人を見て態度を変えるなどと言われます。公私混同を隠ぺいするという理由がそこにはあります。
職場恋愛を良くする
公私混同をしてしまう人の特徴・理由に、職場恋愛を良くするという事があります。恋愛に関しては、賛否が分かれる評価あります。確かに職場恋愛で、お互いのモチベーションが上がるという事があります。
しかし職場恋愛に関しては、ややもすると就業時間中などに職場で、恋愛感情むき出しの態度が見受けられて、周囲に悪影響を及ぼすシチュエーションがあったりします。
この様に、個人的感情を職場に持ち込むことは明らかな公私混同と言わざるを得ません。当事者は、何故?という事にもなるようですが、職場恋愛を理由にした特徴的な公私混同は、理由以前の問題です。
自分さえよければいい
公私混同してしまう人の特徴・理由に、自分さえよければいいという事があります。良く職場などでは、あの人は身勝手だなどと言われる人がいます。自分さえよければ、人はどうでも良いという考えの人です。
この様な人は、意外にキャリアを重ねた人に見られるような特徴があります。ある程度の権限が与えられて、自分の思うままに事を進められるという様な職場での立場に人が、傲慢な態度に変わるときです。
部下の意見も聞かずに仕事を進めて、時には自分勝手な行動で私的なことまで部下に強要するなどの事象が出たりします。まさしく公私混同の何物でもないのです。そんな理由も公私混同にはあります。
公私混同してしまう人への対処法
公私混同してしまう様な人には、様々な特徴があります。社会人経験の浅い人や意外にキャリアを積んである程度の地位にある人などに、公私混同しやすい傾向がある様です。
職場にプライベートを持ち込むことや、プライベートな場所でも普通に職場の話しをする人、更に職場の備品類を私的に使ってしまうなどのことがあります。そんな公私混同してしまう人への対処法があります。
適度な距離感を意識する
公私混同してしまう人への対処法は、適度の距離感を意識することです。働きやすい職場環境には、人間関係が大切なキーワードになります。お互いの信頼関係を高めコミュニケーションを良くするという基本があります。
しかし中には、ある程度の距離を置きたいという人がいます。公私混同を意に介さない人などが、その範疇にいることは確かなことです。あまりに執拗に公私混同をしてくる人とは、適度な距離感を意識することが大切です。
仕事とプライベートを分ける
公私混同してしまう人への対処法は、仕事とプライベートを分けるという事もあります。公私混同する人の特徴は、そのまんま公的なことと私的なことの区別ができない人です。
そんな人への対処法は、仕事とプライベートを明確に分けて付き合うことです。この事で、公私混同するような人には反面教師となり効果的に作用することがあります。毅然とした態度が対処法です。
悪質な場合は上司に相談する
公私混同してしまう人への対処法で、見るからに最悪と思われる人がいます。当事者は、無意識でしているかのようですが職場の備品類を私的に流用することは、常識の範囲を超えた不正行為にまで発展する可能性があります。
そこまでの公私混同になってしまう様な状況があるときは、悪質な公私混同と判断して、上司に相談するという対処法があります。同僚間の注意で終わる公私混同で済まない時には、勇気ある行動も必要です。
公私混同で災いを招かないよう気をつけよう!
公私混同には、職場の電話一本を使う私的行為や会社の備品類を私的流用してしまう様な悪質と思われる行為など、幅広い解釈があります。いずれも理由があってのことですが、職場では、してはいけない行為であることには間違いありません。
そんな風に公私混同は、ほんの些細なことでも社会通念上のマナーを逸脱した行為に他なりません。公私混同で、災いを招かない様に気を付けましょう。