マガジンラックをDIYしてみよう!
マガジンラックは、読みかけの雑誌や本などを一時的に収納しておくのに便利なアイテムです。雑誌やマガジンは、本のようにしっかり表紙が装丁されておらず、サイズも大きいものが多いためために、本棚にて立てればぐにゃりと曲がってしまうことがあります。
そんな雑誌を収納するにはマガジンラックが最適です。またマガジンラックは意外に簡単にDIYできるのです。100均グッズでも作ることができ、しっかりした木材を使えば丈夫でおしゃれなマガジンラックがDIYできます。
これから初めての人にでもわかりやすいように、簡単なマガジンラックのDIYの仕方や、材料の選び方、DIYのアイデアなどを詳しく紹介していきます。
マガジンラックをDIYするメリット
市販されているマガジンラックにもおしゃれで素敵なものがたくさんあります。しかし自分のニーズに合ったものや、好みの合うものを探すのは大変で、費用もかかります。
しかしマガジンラックをDIYすれば、自分のニーズに合った好みのものを作ることができます。しかも100均グッズなどをうまく利用すれば費用をかけずにDIYすることができます。このほかにもマガジンラックをDIYするメリットがたくさんあるので紹介します。
雑誌や本をおしゃれに収納できる
雑誌や本、新聞などはサイズもまちまちで、いつの間にか部屋の片隅に雑然と積み上げられていることがありませんか。サイズや厚みが違う新聞や雑誌でも、マガジンラックがあればまとめてすっきりと収納でき、お部屋がすっきりと片付きます。
また表紙が魅力的な雑誌ならば、表紙を見せるように収納できる薄型や壁掛け式のマガジンラックを工夫してDIYすれば、お部屋のインテリアもおしゃれになります。お部屋をすっきりと片付けたいなら、テーブル下にマガジンラックをDIYして収納する方法もあります。
部屋の雰囲気に合わせられる
マガジンラックをDIYするメリットは、何と言っても部屋の雰囲気に合わせて作ることができることです。北欧調の落ち着いたインテリアには、木材を使用してDIYすれば落ち着いた雰囲気が出せます。
また厚手のファブリックをマガジンラックの背もたれや袋部分に利用することで雰囲気をガラリと変えることができます。
モノトーン好きには白黒の布をDIYしたり、エキゾチック柄やトロピカル柄にすれば、雑誌が入っていない時にもインテリアに素敵な雰囲気が出ます。マガジンラックのDIYは、アイデア次第で部屋の雰囲気を好みに合わせられるのがメリットです。
サイズの調整ができる
市販のマガジンラックを購入する際には、前もって置き場所の幅や奥行きのサイズを測ってから買いに出かけますが、思ったっ通りのサイズがない場合も多々あります。また高さを測るのを忘れていて、結局考えていた場所に設置できないという失敗もあります。
マガジンラックをDIYすれば、おきたい場所に合わせたサイズで作ることができます。つまりマガジンラックをDIYするメリットとは、自分のニーズにあったサイズで材質もインテリアや好みに合わせデザインや色で作ることができることです。
マガジンラックをDIYする簡単な方法
DIYが得意な人なら本格的なマガジンラックを作ることができますが、DIY初心者などの場合には、すのこや100均グッズのパーツなどを利用して簡単に作ることも可能です。
またDIYする前に、どの場所にどんなスタイルのマガジンラックを作りたいかを考えることが大切です。そのアイデアにより購入する材料が変わってきます。マガジンラックをDIYする簡単な方法の考え方を紹介します。
壁掛けか床置きかを選ぶ
マガジンラックには、主に壁掛け式と床置き式があります。壁掛けの場合は壁に重量がかかるので、厚みのあるものや、たくさんの雑誌は収容できませんが、部屋にスペースがない場合には便利です。ただ賃貸の場合にはDIYを制限されてしまうので大家さんと相談しましょう。
床置きの場合には、ある程度の重量まで収容できますが、置き場所のスペースが必要になります。また移動できるタイプにするのか設置型にするのかもDIYする際には考えておきましょう。
デザインを考える
デザインとは、用途と使い勝手などの機能性と、インテリアファッションなどとの調和を考えて作るものです。機能性を重視したデザイン、ファッション性を重視したデザインでは当然DIYの仕方が変わってきます。
機能性とファッション性の両方備わっているマガジンラックがベストなのですが、それぞれの家庭では事情が違い、ファッショ的だど逆に合わず、機能性を重視したデザインの方が合う場合があります。自分の部屋のニーズに適しているDIYデザインを考えるようにしましょう。
材料を集める
壁掛けか床置きにするかと、デザインが決まったならば次は材料集めです。基本材料は用途やアイデアによって集める材料は違います。穴あきボードや、すのこなどの木材を使う場合もあれば、ファブリックを主体にする場合もあります。
木材とファブリック、ステンレスやアイアンのフレームなどと材料は様々です。ホームセンターや100均で揃えることも、自宅にある端材を利用することも、リメイクすることも可能です。材料集めは一通りではありません。自分の作りたいマガジンラックをイメージして材料を集めてください。
組み立てる
マガジンラックをDIYで組み立てる方法も千差万別ですが、基本的には収納した雑誌などの重さに耐えられる強度が必要です。本体の材質にもよりますが、ビスやネジ、釘や接着剤などを使うことになります。
場合によってはテープや紐で縛ることもあります。組み立てに使う工具も、ドライバーやトンカチ、ノコギリやペンチなども必要になることがあります。自分でDIYするマガジンラックを組み立てるために必要なものを揃えておきましょう。
塗装や仕上げを行う
最後に部屋のインテリアにマッチするように塗装をすることも可能です。もちろん木製の場合元の木の木目を生かす方法もありますが、ニスを塗るなどすれば強度が増します。
また、木材の端が荒れていれば棘を刺したり、金属の断面で怪我をする危険があります。特にお子様のいる家庭などでは、やすりをかけたりテープや布で補強をするなど仕上げを行う配慮もDIYには肝心です。
DIYマガジンラックの作例
ここまでは簡単にマガジンラックをDIYする方法や、用途にあった基本的なデザインの考え方、注意点などを解説しました。
それでは、これから具体的なDIYマガジンラックの作例を紹介しますので、それらを参考にして自分のニーズにあったマガジンラックのDIYを見つけてください。
シンプルなマガジンラック
壁に横板を渡し、金属の取っ手をつけただけの本当にシンプルなマガジンラックです。たくさんの雑誌は収容できませんが、インテリアのワンポイントのおしゃれな飾りになります。
収納することよりも、お部屋の飾りとしてマガジンラックをDIYした一例で、お気に入りの雑誌や、素敵な表紙の雑誌をおくことで、インテリアのアクセントになりおしゃれな使い方です。
すのこのマガジンラック
簡単なマガジンラックのDIYでよく使われるのがすのこです。すのことは木材や竹材を一定の間隔で角材の上に直角に打ち付けたものです。
一般的には風呂場に滑り止めのために敷いたり、湿気予防のために布団などの下に敷いて使われますが、そのすのこをマガジンラックのDIYに利用する方法です。
すのこは、すでに木材で組み立てができていて、さらに脚も付いているので脚板を棚板に利用し、100均グッズの取っ手をネジで付けるだけで、マガジンラックのDIYがものの5分で完成します。壁などに立てかけるだけでOKなので賃貸でも安心です。
また、すのこを2枚クロスに組み合わせて、それぞれに角棒の脚をつければ、ちょっと置きのマガジンラックがDIYできます。すのこは、そのままでも十分おしゃれで素敵ですが、部屋の雰囲気に合わせてペイントしても良いでしょう。
100均アイテムのマガジンラック
100均には小さめのすのこから、杉板材やアイアンパーツやキッチンラックなど、マガジンラックのDIYに利用できるアイテムが豊富に揃っています。
すのこをいくつか組み合わせて、大きめのマガジンラックにすることもできますし、杉板材にキッチンラックを組み合わせれば、簡単にマガジンラックに変身します。板はボンドで、キッチンラックは結束バンドで固定すれば、工具いらずで初心者でも簡単にDIYできます。
キッチンラックだけを壁などを利用して、組み合わせるだけでもマガジンラックができます。100均アイテムはアイデア次第で、様々なマガジンラックがDIYできるのでぜひ試してみてください。。
省スペースマガジンラック
省スペースマガジンラックをDIYするなら、100均で売っているワイヤーカゴをテーブルの下に引き出しのように取り付ければ、ちょっとした新聞や雑誌を入れるマガジンラックになります。テーブルの下なら邪魔にならず省スペースです。
DIYに慣れている方なら、ちょっとした隙間やスペースに入る小型のマガジンラックを、端材やベニヤ板を利用してDIYするのも良いでしょう。
壁掛けのマガジンラック
壁掛けのマガジンラックは、床にスペースがない場合には便利な収納場所になりますが、壁にかかる負担があるので、収納する量や厚みに制限があります。
しかし、壁掛けのマガジンラックには、平面的で味気のない壁にアクセントを与えインテリアの雰囲気を演出する効果があります。シンプルにDIYすれば、壁に飾った1枚の絵画のようにもなり、壁いっぱいにDIYすれば壁画のような圧巻のインテリアにもなります。
つまり壁掛けマガジンラックのDIYは、アイデア次第で雑誌を収納するだけでなく、インテリアをおしゃれに見せるディスプレイアイテムにもなります。
DIYマガジンラックのアイデア
DIYマガジンラックのアイデアは、ちょっと探してみれば様々な本当にいろいろなところにあるものです。先ほど紹介したすのこにしても、本来の用途は風呂場などの滑り止めのアイテムです。それをDIYマガジンラックに応用したアイデアです。
このほかにも、キッチンラックのように他の目的のために作られてアイテムでも、アイデア次第で簡単にDIYマガジンラックに応用できるものがたくさんあります。
特に100均グッズは、安くて応用できるものの宝庫です。またマガジンラックは雑誌を収納するという固定観念にとらわれず自由にアイデアを広げてみましょう。
アイアンパーツを使う
アイアンパーツには、キッチンラックのほかにもバー状の取っ手や、まざまな形をしたアイアンラックやパーツがあり、アイデア次第でうまく利用すればシンプルでおしゃれなマガジンラックにDIYできます。
六角形や三角形の形状のものなどは、ちょっと変わったおしゃれなデザインになります。またマグネットが仕込んであるものは冷蔵庫のサイドにつけることができます。アイアンパーツは木製のものにはないシンプルな味わいがあります。
カウンター下に作る
カウンターの下にマガジンラックをつけるというアイデアは、省スペースになるだけでなく、使い勝手も非常に良いDIYです。
もちろん雑誌や新聞を入れるだけでなく、そのカウンターで使う小物などを収納すれば非常に便利です。このようにアイデアは、使い方を固定せずに広げることが大切です。
水道管風材料を付けてみる
木材やアイアンパーツだけでなく、水道管に使う塩ビパイプなどを使ってマガジンラックのDIYに応用することができます。
水道管は家の中に設置するために、直線部分や直角に曲げる部分などが必要なため、パーツもいろいろ揃っているので、DIYマガジンラックには加工しやすい素材です。さらに独特のオリジナリティーデザインが作り出せます。
カルトナージュでアレンジする
カルトナージュをアレンジしてDIYマガジンラックにするというアイデアがあります。カルトナージュとはフランス伝統の厚紙工芸のことで、厚紙なのでカッターやテープと接着剤などで加工がしやすいのがメリットです。
またカラーも豊富にあり、シールやテープを貼ることでおしゃれなマガジンラックを簡単に作ることができます。
ディアウォールと組み合わせる
ディアウォールとは、一口に言えば壁や天井・床を傷つけずに柱などをDIYできるアイテムです。ディアウォールを組み合わせて使えば、天井や床を傷つけずに大型のマガジンラックを壁に設置することが可能なので賃貸でも安心です。
通常は2×4(ツーバイフォー)という規格の木材の上下に取り付け、天井と床の間に木材を入れて突っ張って固定するので、釘もネジも使わずにはめ込むだけなので女性でも簡単に設置ができます。強度も十分あるので安心です。
お店では買えないサイズ・形にする
DIYマガジンラックの魅力は、お店では買えないサイズや形にすることができることです。アイデア次第で壁掛けにすることができ、スペースが狭いところでは薄型や棚の間に入る小型にDIYすることができます。
子供の勉強机の隙間や、キッチンの脇、テーブールやカウンターの下など好きなところに自由なサイズで作ることができます。
キャスターを付ける
置き型のマガジンラックにキャスターをつければ、自由に好きなところに配置できます。また掃除をするときにも移動できるので非常に便利です。
もちろん、キャスターは構造によってはつけることができないので、置き型のマガジンラックをDIYする前に、キャスターを付けられる構造にするかどうか先にデザインを決めましょう。
マガジンラックをDIYしておしゃれに本を飾ろう
マガジンラックをDIYすれば、自分の使いやすいサイズや形にすることができます。しかもオリジナルデザインで自分の個性も出せます。
マガジンラックは本や雑誌を収納するだけでなく、インテリアをコーディネートするアイテムにもなります。これまでの記事を参考にして、おしゃれなお部屋を楽しんでください。