プログラマーになるのに資格は必要?持っていると有利なスキルを紹介!

プログラマーになるのに資格は必要?持っていると有利なスキルを紹介!

プログラマーになりたいと思っても、どうしたらなれるのかがわからないと悩んだことはありませんか。そもそもプログラマーになるのに資格は必要なのでしょうか。今回はプログラマーになるために資格が必要なのか、どんなスキルがあれば有利なのかを詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.プログラマーに資格は必要ない
  2. 2.プログラマーに有利なスキル
  3. 3.プログラマー向けの資格【未経験者におすすめ】
  4. 4.プログラマー向けの資格【経験者におすすめ】
  5. 5.プログラマーにおすすめの学習方法
  6. 6.プログラマーに有利なスキル・資格は未経験者でも取得可能

プログラマーに資格は必要ない

Photo by377053

プログラマーという職業をご存じでしょうか。プログラマーとかプログラミングとか聞くとパソコンの熟練者という印象を受ける人も少なくありません。大学を卒業したり国家資格やそれに類する資格が必要なのではないか、と考える人もいるのではないでしょうか。

しかし、実はプログラマーになるために必要な資格というものはありません。もちろん、プログラマーになるうえで有利なスキルや資格はあります。ただしそれらが必ずしも必要というわけではありません。まったく資格がなくてもプログラマーになることはできます。

しかしプログラマーになるためにはある程度の知識が必要であり、雇う側には目に見える形で証明する必要があります。それがスキルであり資格です。資格を持っているということはそれだけの知識や技術が身についているという証明にもなるため、就職などの際に有利になります。今回はプラグラマーになるのに有利なスキルなどをご紹介していきます。

有利な資格はあるが必須の資格はない

Photo bygeralt

プログラマーになるのに有利な資格というものがあります。資格はどれだけのスキルを身に着けているのかわかりやすく他者に示せるものなので、できるだけ有利なものを取得しておくといいでしょう。ただし、必ず取得しておかなくてはならないというような必須の資格やスキルがあるわけではないので、自分に合った資格を取得しましょう。

難易度の高い資格ほど有利

Photo byfancycrave1

資格には難易度があります。難易度の低いものは取得しやすく、難易度の高いものは相応に取得が難しくいくつものスキルを使いこなしている必要があります。とはいえやはり有利なのは取得の難しいスキルをいくつも身に着けている必要のある、難易度の高い資格です。プログラマーとして大きく成長したいと考えるなら難易度の高い資格がおすすめです。

プログラマーに有利なスキル

Photo byStartupStockPhotos

プログラマーに有利なスキルや資格はいくつかありますが、中でも必ずと言っていいほど身に着けておくことがおすすめなスキルがあります。それが言語知識です。プログラミングには特殊な言語が必要になります。まったく知識がなければスタート地点にすら立つことができません。そのため、まずはプログラミングに必要な言語知識を得ることがおすすめです。

言語知識

Photo byArtsyBee

プログラマーとは、プログラミング言語という特殊な言語を用いて、さまざまなシステムもしくはソフトウェアを実装する職種のことです。

プログラミング言語は一つだけではありません。いくつもの種類があり、基本スキルとしてそれらの言語を最低でも一つは習得していることが求められます。言語の違いは即ちソフトウェアやシステムのジャンルの違いです。

ゲーム系や制御系、汎用系にオープン系などプログラマーを必要とする職種は数多くあり、それぞれに必要とされるプログラミング言語が違ってきます。そのため、基本スキルとしてプログラミング言語を習得する際にはまず、自分がどのような職種に就きたいのか、何をプログラミングしたいのかを決めることをおすすめします。

C言語

Photo bykuszapro

もっとも有名なプログラミング言語のひとつがC言語です。何となく聞いたことはあるという人も多いのではないでしょうか。C言語でコードを書いて実際に作動させるためには「コンパイル」が必要になります。

「コンパイル」とは、ソースコードから機械が理解できる言語に翻訳するという行為のことです。C言語でコードを書き「コンパイル」によってコンピュータが実行しやすくなるために、効率的な早い処理が実現できます。

C言語は難易度が高く、どちらかといえば初心者向けではありません。おすすめはコンピュータに詳しい人かこれからとことん詳しくなりたい人です。もしくはプログラミングに詳しくなりたい人向けです。C言語はコンピュータの仕組みなどに詳しくなれるというメリットがあります。また、処理速度はプログラミング言語の中でも最速です。

Java

Photo byjamesmarkosborne

プログラミング言語のひとつ、Javaとはいったい何なのか、詳しくご存じでしょうか。Javaというプログラミング言語は使い勝手がよく人気の言語のひとつです。プログラミング言語の中でも習得したいスキルとして常に上位にランクインしています。

Javaがここまで人気を誇る理由として最も大きなものはOSに依存しないというものです。プログラマーにとってOSによる違いでプログラミングしたソフトが作動しないなどということになったら意味がありません。そのため汎用的なJavaという言語は人気があります。Javaはアンドロイドアプリなどにも使用されており、多くの現場で需要があります。

Ruby

Photo byElchinator

Rubyは日本で開発されたプログラミング言語として初めて国際規格に認定された言語です。シンプルで美しい言語であり、高い生産性を備えています。動的なサイトなどに強いRubyは、WEBアプリなどで使用されています。

スクリプト言語であるRubyには翁特徴があります。それがC言語などには必要である「コンパイル」が不要であるということです。そのため手軽にプログラミングを行うことができます。さらにオブジェクト指向言語であるために継承などの機能を使うことができ、コードの量が少なくて済みます。習得難易度も低めであるため、初心者にはおすすめです。

PHP

Photo bygeralt

PHPはJavaと同じスクリプト言語です。2つの言語の大きな違いはコードがどこで実行されるかによります。クライアントサイドで動作するため、だれでもコードの閲覧が可能なJavaに対し、サーバーサイドで動作が実行されるのがPHPです。

クライアントには結果のみが表示されコードを閲覧することができない言語です。また、PHPを使うとHTMLソースコードの生成ができ、データベースとの連携ができるためWeb開発などによく使用されます。PHPは関数が豊富にある言語のため、ほかのプログラミング言語に比べて習得難易度が低く初心者におすすめの言語です。

コミュニケーション能力

Photo byOpenClipart-Vectors

プログラマーはパソコンとだけ向き合っていればいい、在宅でもできるんじゃないかと思っている人はいませんか。しかしプログラマーにはコミュニケーション能力が非常に重要になってきます。

プログラマーとしての仕事をこなすにはまずクライアントから発注を受けなくてはなりません。必要であればクライアントの求めることをきちんと理解して、どれほどのことができるのか、何が必要なのかなどプレゼンを行わなくてはならないでしょう。

クライアントとのコミュニケーションがうまくいかなければ、求められている仕事をきちんとこなすことはできません。また、社内での人間関係も大切です。一人で仕事をこなすイメージの強いプログラマーですが、時にはチームを組んで大きな仕事に当たる必要もあります。そうなったとき円滑な人間関係のためにもコミュニケーション能力が重要になります。

読解力

Photo byStockSnap

読解力はプログラマーにとって最も重要な能力の一つです。なぜならプログラミングの世界は日進月歩で日々新しい技術が開発されていくからです。

また、プログラミングに関わらず、医療関係のソフトを開発するならある程度の医療知識が、ゲーム関係のアプリを作るならゲーム関連の知識がそれぞれ必要になってくることでしょう。

プログラマーの難しいところは、コンピュータやコードとだけ向き合っていればいいというわけではありません。それぞれの分野の突出した知識まではいかなくとも、ある程度の知識を読み解く読解力を持っていることも重要です。他の職業よりも臣下の激しいプログラミング業界において勉強をしないことや読解力がないことは大きな欠点になります。

プログラマー向けの資格【未経験者におすすめ】

Photo bymarkusspiske

プログラマーになるのに、資格は必須ではありません。しかし資格がなくてはどの程度できるのか、何が得意なのかをアピールすることは難しいです。

就職や仕事を受けるためには、ある程度の資格は保有しておくのがいいでしょう。ここでは初心者でも取得しやすい、難易度の低いおすすめの資格をいくつか紹介していきます。どんな資格が必要かわからないからと、あると有利といわれたからと未経験者がいきなり難易度の高い資格に挑戦しても取得は難しいでしょう。まずは難易度の低い資格がおすすめです。

IPA基本情報技術者試験

Photo byfancycrave1

基本情報技術者試験はその名の通りITエンジニアとしての基礎が身についているかどうかがわかる資格試験です。

きちんと基礎知識が身についていれば総難易度の高い資格試験ではありません。そのため初心者であればまずはこの基本情報技術者試験に合格することを目指すことがおすすめです。基礎知識や技術がしっかりと身についていれば応用力も上がります。まずはしっかりと基礎知識や技術を身に着けて最低限、この資格を取得しておきましょう。

ITパスポート

Photo by200degrees

ITパスポートとは数あるプラグラマーが取得したい資格の中でも難易度が低く、かつ重要な資格試験です。エクセルやワードなどの「ちょっとパソコンに詳しい」程度では受けることはできません。

ITパスポートは国家資格になります。資格試験を受けるためにはパソコンの仕組み、情報処理ということを基礎から理解している必要があります。とはいえITパスポートはあくまで入門資格のようなものであり、学校などに通わなくても独学で取得が可能な資格です。そのため数ある資格の中でもIT関連に興味がある初心者には人気の資格試験です。

Ruby技術者認定試験

Photo by200degrees

Ruby技術者認定試験という資格試験があります。これはその名の通りRuby言語を使用した設計や開発などができるエンジニアのための資格試験です。プログラミング言語の中でも習得しやすく、企業などでもよく利用されるRubyは初心者向きです。どこから手を付けるべきか迷っているようならまずはRubyを習得して資格試験を受けてみるのもおすすめです。

プログラマー向けの資格【経験者におすすめ】

Photo byStartupStockPhotos

資格試験には初心者向けの試験以外にも当然経験者向けの難易度が高めの試験もあります。プログラマーとして大きく成長したい、新しい技術を身に着けたいという人には経験者向けの一段上の資格試験を受けてみるのもいいのではないでしょうか。数あるプログラマーに有利な資格試験の中からいくつかおすすめの資格をご紹介します。

PHP技術者認定初級試験

Photo bygeralt

数あるプログラミング言語の中でも確実にシェアを伸ばしているのがPHPです。現在需要が多く求人数も年々増えている状況の中でPHPを習得しているプログラマーは多くてもその技術にはかなりの差があることが問題となっています。

PHP技術者認定初級試験は現在数あるプログラマーの資格試験の中で唯一のPHPに関する資格試験になります。この資格試験を受験することによって、プログラマーのPHPに関すす技術の習得度合いがわかるようになります。経験者でありしっかりPHPを理解していれば若干物足りない資格試験になりますが、客観的にどこまでできるかを証明できます。

C言語プログラミング能力認定試験

Photo byStartupStockPhotos

C言語プログラミング能力認定試験とは、その名のとおりC言語を用いた応用プログラミングがどれだけ作成できる能力があるかを図るための資格試験です。認定試験は1級、2級、3級とありそれぞれ難易度が異なります。民間資格ですが履歴書に書ける資格です。とはいえできれば1級、最低でも2級を取得していなくては意味がありません。

ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c

Photo by yukop

オラクルマスターの資格試験は日本国内のみならず、世界基準の資格試験になります。そのためオラクルマスターを習得しておくと、国内の企業以外のも外資系の企業にも目を向けることが可能になります。オラクルマスターには4つのグレードがあり、下位の者からでなくては受験することはできません。まずはブロンズから挑戦してみてはいかがでしょうか。

Javaプログラミング能力認定試験

Photo byStockSnap

OSに依存しないJava言語は、プログラミング言語の中でも人気で、プログラマーにとっては人気の言語のひとつです。しかしどの程度理解していますかと聞かれてはっきりこれだけ理解しています、と証明するのは難しいものです。そこでJavaプログラミング能力認定試験です。この資格を有していると客観的に理解度を証明することができます。

Python3エンジニア認定基礎試験(ベータ試験)

Photo byStockSnap

Pythonもまたプログラミング言語のひとつです。初心者でも学びやすいという難易度が比較的低い言語でありながら、本格的な業務アプリにも対応できます。Pythonにはバージョンがあり、現在ではバージョン3が利用されています。文法や基礎知識などを問う試験であり、初心者にも経験者にも幅広く取得をおすすめできる資格試験です。

プログラマーにおすすめの学習方法

Photo bykreatikar

プログラマーにおすすめの学習方法はいくつかあります。独学じゃダメなの、と疑問に思うかもしれませんが、入門であるならともかくある程度知識を深めようと思うと独学では限界もあります。今回は学習サービスの利用とスクールに通うという2つの学習方法をご紹介します。自分に合った学習方法を選び、プログラミングをマスターしましょう。

学習サービスの利用

Photo byFoundry

現在はプログラマーになるためのオンラインサービスなどがあります。外に出なくても、人と会うことがなくてもプログラミングを学ぶことができるうえ、独学では理解できないことも教えてもらえます。メリットとしては短期間でで学習が可能であり、在宅学習のため社会人で時間がなくても自分の時間に合わせて学習できるところです。

スクールに通う

Photo byFindingSR

プログラミングを学習するにはスクールに通うのが近道です。講師がきちんと指導してくれるうえ、初心者向けや経験者向けなどプログラマー用のスクールは多岐にわたり、自分に合ったスクールを選ぶことができます。また、個別指導をしているところもあるため、学びやすい環境です。デメリットはそれなりの金額がかかるところです。

プログラマーに有利なスキル・資格は未経験者でも取得可能

Photo byGoumbik

プログラマーに必要なスキルや資格は、誰でも取得することができます。経験がなくてはいけない、パソコンが使いこなせなくてはいけない、などということはありません。プログラミングを学びたいのであれば、まずどのような資格があるのかを把握しましょう。自分に向いている資格やスキルを見つけて簡単なものから取得してみてはいかがでしょうか。

asakamizuki
ライター

asakamizuki

現在3人の子育て中の主婦です。農業、介護士、テレアポ、不動産会社勤務などいろいろな仕事を経験しています。趣味は読書と家庭菜園。最近珍しい果物を育ててみたいなあと思っています。果物とエビとカニが大好きです。よろしくお願いします。

関連するまとめ

人気の記事