将来の夢を英語でスピーチする方必見
将来の夢は何ですか?子どもの頃は幼稚園や学校等でそんな質問をされる機会も多くありました。その際、私達は日本語で「〜になりたいです。」と答えます。
では、もし海外の方に将来の夢を英語で聞かれたら、どのような英語を使って説明しますか?2018年、年間3000万人を超える人が日本を訪れました。年々海外の方とふれあう機会は増え、英語を使用する機会もこれからますます増えるでしょう。
そんな時に、ひとつでも多くの英語を話すことができればますます海外の方との交流を楽しむことができます。英語はこれから日本人にとっても必須の言語になりつつあります。ですから、今から一つでも多くの英語の会話を勉強しておくことが懸命です。そんな中、今回は会話の中でもよく出てくる将来の夢を英語で説明する方法についてお話しします。
将来の夢のスピーチに使える英語の単語
ではまずは、将来の夢を説明する上で役に立つ英語から見ていきましょう。ひとつでもたくさんの単語を知っていることで、文章を作る際に大いに役に立ちます。
まずは、一番基本的な夢という意味の「dream」。心に描く夢や実現させたい理想を意味します。次に「wish」。これは〜を望む、〜したいと思うといった望みを表現します。そして「become」という単語は〜なるという意味があり、具体的な文章でも多用されます。
他にも、日本語でカタカナでもよく表現される「goal」。これは目標や目的といった意味があります。そして、望みや希望という意味がある「hope」、大望や野心といった意味のある「ambition」等があります。このように見てみると、中学校や高校の英語の授業で一度は見たことのあるような簡単な英単語ばかりです。
将来の夢のスピーチに使える英語の表現
では次に具体的に使用できる英語の表現です。まずは〜になりたいと言う際に使える「want to be〜」があります。そして、〜したい、〜できたらと思うと言いたい時に使える「I'd like to〜」。I'dはI wouldの短縮表現になります。これも学校の英語の授業で見たことがある表現です。これを使うことで簡単に将来の夢を話すことができます。
将来の夢のスピーチは自己紹介にピッタリ
先述したように、将来の夢は日本語でも会話の中でよくされる話です。又、将来の夢の話は自己紹介をする際にとても便利なネタです。自己紹介の時に何を話そうか迷った時に、将来の夢の話はとても役に立ちます。ですが今回はワンランク上げて、英語で将来の夢を話す自己紹介に挑戦してみましょう。
将来の夢が決まっている時の回答
将来の夢は?と聞かれて、しっかりと決まっている方と決まっていない方とがいます。まずはしっかりと将来の夢が決まっている方が使える英語表現からです。具体的ではなくても、これになりたい、あれをしたい、あそこに行きたい等、何か夢がある方はこれから説明する表現を使って英語でスピーチしてみましょう。
「私は~になりたい」と返す英語の例文
まず、「私は〜になりたい」と説明する際の英語表現です。野球選手になりたい、アメリカに行きたい等、「〜したい」という説明をしてみましょう。
何になりたいですか?という質問は英語で「What do you want to be in the future?」、何をしたいですか?と言う質問は「What do you want to be in the future?」と聞かれます。beやwantの部分がwishになる場合もあります。
まず、「野球選手になりたいです」と答える時はwantを使い「I want to be a baseball player.」と表現できます。wantの代わりに「I'd like to〜」を使い、「I'd like to be a baseball player.」と表現しても構いません。be以降を自分のなりたい物に変えるだけで自分の将来の夢を英語で表現できます。
「〜したい」と言う時は、「I want to do a baseball player in the major league.」とすればメジャーリーグで野球がしたいとなります。「I want to go to America.」と言えばアメリカに行きたいとなり、doの部分をやりたいことの動詞に変えることで様々な表現ができます。wishを使用する際は、wantの部分をwishに変えるだけです。
「私の目標は~です」と返す英語の例文
夢や目標の直接的な表現に使用する英語は、先述したdream、goal、ambitionといった単語です。質問される際は、「What is your dream/goal/ambition?」と聞かれます。
dream=夢は、what=何?と聞かれているので、答える際は「My dream is〜.」と答えます。「My dream is to be singer.」とすれば、「私の夢は歌手になることです」と表現できます。
「dream」の位置の単語を変え、「goal」にすると「私の目標は〜になることです」となりますし、「ambition」に変えればdreamと同じく「私の夢は〜になることです」と表現することができます。どれも自分が言いたいことと一番近い表現の単語と自分がなりたい物を表現するだけで簡単に将来の夢を英語で表現できます。
「私は~の職業になりたい」と返す英語の例文
先述した例文で「My dream is to be singer.」としていましたが、文中にある「to be」を使用すれば、「〜という職業になりたい」といったなりたい職業についても簡単に英語で説明できます。又、夢を聞かれる際に「Can you tell me your dream?」、あなたの夢について話してくれない?と表現されることもあります。
理由について説明する英語の例文
では、どうしてそのような将来の夢を持っているのですか?と理由を聞かれたらどのような英語で答えましょう。例文を元に見ていきましょう。
これが好きだからあの職業に就きたい等、将来の夢にはなりたい「理由」が存在します。理由を表現するには「because」や「so」といった単語がよく使われます。では、「私は絵を描くことが大好き。だからアニメーターになりたい。」この例文を英語にしてみましょう。
「I love drawing pictures.So I want to be an animator.」「〜だから…になりたい」と言う時に「so」という単語を使用しました。「so」はだから〜と言う意味があります。ちなみに先述した「because」はなぜなら〜と言う意味がある為、まず何になりたいかを述べた後、because、なぜなら〜と続けると理由を説明できます。
退職後の将来の夢によく使える例文
「人生100年時代」といわれる高齢化社会の日本では、60才や65才で退職した後にもまだまだ将来の夢を持つことが可能となりました。退職前にこれからの将来の夢はなんですか?と聞かれる機会もこれからは増えていくでしょう。その時に日本語ではなく英語で説明できると大した物です。ではその際に使える英語を例文で説明しましょう。
「暮らしてみたい」と返す英語の例文
「Do you have any plan after retiring?」、退職後の予定は何ですか?と質問を受けたと仮定します。この答えとして「〜に暮らしてみたい」という文を作ってみましょう。
「沖縄に暮らしてみたいんですよね」このように答えたい時は「I'm dreaming of living in Okinawa.」と答えます。「I've dreamed to live in Okinawa.」とすると「沖縄にずっと暮らしてみたいと思っている」と少しニュアンスが変化します。
「I'm dreamin of 〜ing」や「I've dreamed to 動詞」と「live」の部分を他の英語に変えると表現の幅が広がります。一つの文章の形さえ理解していれば後は組み合わせを変えるだけで自由に自分の表現をスピーチできるのが英語です。又、答える前に少し悩むような「そうですね」という表現は英語で「Let me see.」と言います。
将来の夢が決まっていない時の回答
将来の夢は?と聞かれて世界中の全員があると答えられるとは限りません。まだ決まっていない人や悩んでいる人も多く存在します。ではその場合はどうすれば良いのでしょうか。
「まだ決めていません」と伝える時は「I haven't found my dream yet.」と伝えます。直訳すると「まだ夢を見つけられていません」となり、意味が通ります。
まだ決まっていないと伝えるのも重要
何かを聞かれた時に、沈黙をしてしまったりするのは会話の中であまり良いとは言えません。将来の夢を聞かれた時に例え何もなくても、ないことを伝えるのが重要です。
何もないことを伝える時に、逆にこの事柄には興味があると言うことを伝えると会話が成り立ちます。例文は「I haven't found my dream yet,but I'm interested in music.」とすると、「まだ決めてないですが、音楽には興味があります」となります。
決めていないけれどもで、「but」を挟むことでただ決まっていないと伝えるだけよりも会話が広がります。「be interested in〜」で〜に興味があると言う意味になりますので、in以降に自分が興味のあることを述べれば、その会話を聞いた相手の方が将来の夢を見つけるアドバイスをくれるきっかけにもなるかもしれません。
将来の夢について英語で説明する作文
ではこれまで紹介してきた将来の夢に関する英語の例文を活用して、作文にしてみましょう。今までの例文達を組み合わせ、スピーチする順番を考えるだけで簡単に将来の夢についての作文になります。作文にしておくと、誰かの前でスピーチをする際に役に立ちますし、一度作っておけば将来の夢が変わってもその例文を元に単語だけ変えれば良いだけです。
将来の夢の英語の作文①夢・目標を伝える
まずは夢や目標についてのスピーチ文を作成しましょう。〜になりたい、〜に行きたい等、なりたいものやりたいものを一番始めに述べます。
「I want to be an actress in Tokyo in the future.」、「私は将来、東京で女優になりたいです」と「want」を使って将来の夢を述べます。wantをwishに変えたり、「My dream is to be an actress.」とし私の夢は〜と言う文章にしても構いません。
「That's why I'm studying acting to hard.」、「その為に一生懸命演技を勉強しています」この文章で将来に向けて今何をしているかと言う具体的な例を述べられました。「That's why〜」で「〜の為に」と言う表現になります。That's whyの後を自分の立場に置き換えて表現するだけで今頑張っていることをスピーチできます。
将来の夢の英語の作文②理由を説明する
では次にどうしてその職業になりたいのか理由を述べてみましょう。子どもの頃に経験したエピソード等を元にスピーチしてみます。
「I was very moved by a movie I saw as a child.So,someday I wish and be an actress who can impress people」、「私は子どもの頃に見た映画でとても感動しました。だからいつか私も誰かを感動させられる女優になりたいと願います」
上記の文章で理由を述べることができました。初めの文章は自分のエピソード等をスピーチし、後半の文章でだから〜になりたいんだということをスピーチします。「so」を使うことで「だから〜」と理由を述べる文章になります。後半の文章ではwantではなくwishを使って表現をし、自分の願いはこうであるとスピーチしました。
では作った文章を全て繋げて記してみましょう。「I want to be an actress in Tokyo in the future.That's why I'm studying acting to hard.I was very moved by a movie I saw as a child.So,someday I wish and be an actress who can impress people.」しっかり作文となり、このままスピーチも可能です。
自己紹介で使えるネタと始めと終わりの挨拶
これで将来の夢については英語でしっかり自己紹介することができるようになりました。では、その他に自己紹介で使えるネタをいくつか紹介しましょう。
自己紹介で話すネタは日本語であっても英語であっても同じような物で構いません。出身地、家族のこと、職業、趣味等々。時間の制限の限り好きなことを述べます。職業や趣味については何故その職業、趣味なのかと理由を付けると尚良しです。
ですが、それよりも自己紹介の初めと終わりに必要なのが挨拶です。日本語では「こんにちは」や「初めまして」等述べますが、同じように英語でも挨拶として「Hello/Hi」、「こんにちは」、「Nice to meet you.」、「初めまして、よろしくお願いします」と自己紹介を始める前に挨拶をすると気持ちが良いです。
自己紹介の最後にも終わりの挨拶をしましょう。シンプルに「Thank you.」、「ありがとうございました」と感謝を述べることも大事です。その他に「I was nice meeting you.」、「お会いできて良かったです」や「It was nice talking to you.」、「お話しできて良かったです」という表現もあるので覚えておきましょう。
将来の夢を英語で説明するのはシンプルでOK
英語で何かを述べることは難しいと思いがちですが、英語でのスピーチに難しい表現は必要なく、中学校や高校でならうような単語を使って簡単に述べられます。理由も紹介した例文の中にある表現を自分に置き換えて少し英語を変えるだけで簡単に表現可能です。難しいと毛嫌いせず、是非これからの国際社会に向けて英語にどんどん触れていきましょう。