訪問後のお礼メールの書き方まとめ!営業で役立つ例文や注意点も紹介!

訪問後のお礼メールの書き方まとめ!営業で役立つ例文や注意点も紹介!

営業訪問の後にはお礼のメールを送るのがビジネスマナーです。お礼メールは感謝の意を伝えるだけでなく、今後の関係性を築くためにも大切なツールだといえます。そこで、訪問後のお礼メールの書き方や営業で役立つ例文や注意点を紹介します。

記事の目次

  1. 1.訪問お礼メールは必要?
  2. 2.営業訪問後のお礼メールマナー
  3. 3.訪問後のお礼メールは敬語の使い方に注意
  4. 4.訪問後のお礼メールは件名にも注意
  5. 5.応用できる!訪問後のお礼メールの挨拶文
  6. 6.営業訪問後のお礼メールの書き方・例文
  7. 7.相手が訪問してくれた際に送るお礼メールの書き方・例文
  8. 8.訪問後のお礼メールに対する返信メール
  9. 9.訪問後のお礼メールは相手に失礼にならないように送ろう

訪問お礼メールは必要?

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ビジネスシーンでで取引先や商談を進めている相手を営業訪問した際、お礼メールが必要か迷っている人もいるのではないでしょうか。とりわけ、商談が不成立だった場合には、お礼メールを送るのが面倒になることも少なくありません。

しかし、メールはビジネスマンにとって非常に重要なツールであり、商談の成否に直接影響します。そこで、営業訪問後のお礼メールが必要か否かをビジネスマナーに照らし合わせて考えてみましょう。

営業訪問お礼メールはビジネスの基本

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営業訪問後のお礼メールはビジネスマナーの基本であり、お得意先は当然として商談が不成立であったとしても必ず送りましょう。特に初対面の相手だと、これから良好な人間関係を築いていかなければなりませんから営業訪問お礼メールは必須です。

仮に自分がお礼メールを受け取った場合、相手に対して「誠実な人だ」「次の機会があれば○○さんに相談しよう」と考えることでしょう。ビジネスは人間関係をいかに構築するかが「カギ」であり、お礼メールは重要なツールだということを忘れてはなりません。

営業訪問後のお礼メールマナー

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営業訪問後のお礼メールは、ただ単に送れば良いというものではありません。メールを送るタイミングや内容を考えておかないと「なんだこのメールは」と不快感を与えてしまい、返って逆効果になることだってあるのです。

つまり、営業訪問後のお礼メールを効果的にビジネスに利用するには、しっかりとルールを抑えておくことを心がけましょう。そこで、営業訪問後のお礼メールを送る際、最低限守っておきたいビジネスマナーを紹介します。

お礼メールは出来るだけ早く送る

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営業訪問のお礼メールは、できる限り早く送るのが最低限のビジネスマナーです。あまりにも時間が空いてしまうと「今頃?」「礼儀知らずだと」と思われてしまいます。したがって、お礼メールは営業訪問した当日中には送りましょう。

どうしても、当日中にお礼メール送ることができな場合でも、翌日の午前中には送りたいものです。また、送る時間帯は早朝や深夜は避けるようにしましょう。全ての企業が働き方改革を進めようとしている中、早朝や深夜にメールを送ると「どんな会社なんだ」と思われてしまいますから、相手の勤務時間中に送るのが無難です。

メールアドレスは登録してから送る

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初めてメールを送る相手には、先にメールアドレスを登録してから送るようにしましょう。今後、良好な関係を構築する上でメールはとても大切なツールです。しかし、毎回、メールアドレスを入力していては非効率であり、何より誤送信の恐れもあります。

また、メールアドレスをアドレス帳に登録しておくと、メールを送受信した際に登録名で表示されます。したがって、「社名・部署名・役職・名前・様」を例文として登録しておけば、相手にも登録名が表示されますから「丁寧な人だ」「律義な人だ」といった好印象を与えることができるのです。

件名は簡潔に

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営業訪問後のお礼メールの件名はできる限り簡潔にしましょう。多くのビジネスマンは、日々大量のメールをチェックしていますから、件名が長いと非常に面倒に感じるものです。場合によっては、せっかくのお礼メールが気付かれないことだってあります。

したがって、件名は「ご面談のお礼(○○社△△)」といったシンプルな例文がベストです。また、件名には社名と自分の名前を添えておくと良いでしょう。そうすることで一目で用件がわかりますから、相手にも好感を持たれます。

本文も簡潔に分かりやすく

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営業訪問のお礼メールの本文は、件名と同様に簡潔でわかりやすい書き方になるよう心がけましょう。あくまでも営業訪問後のお礼なので、長々と書く必要はありません。相手に感謝の意と営業訪問時の打ち合わせ内容が伝わり、今後の関係構築に活かされれば良いのです。

正しい書き方としては、簡単な挨拶の後に営業訪問時の内容を簡記し、次回訪問に向けての確認事項などを50文字以内にまとめましょう。

誤字・脱字がないか確実にチェックしましょう

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本文の正しい書き方を意識するあまり最初の文章を何度も修正していると、誤字・脱字に気が付かないまま送信することがあります。特に、先方の名前を間違って送付してしまうと大変失礼です。こういった状況にならないためには、メール本文を書き上がったら必ず一読する習慣を身に付けましょう

訪問後のお礼メールは敬語の使い方に注意

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ビジネスシーンにおいて、正しい敬語を使うことはとても大切ですが、とりわけ営業訪問後のお礼メールは文章として残るものですから、敬語の使い方や言葉の選び方には細心の注意を払いましょう。また、敬語が正しく使えれば先方からの信頼度もアップします。

正しい敬語を使うには、日頃から正しい敬語を使うことを心掛けるとともに、あらかじめよく使う敬語やフレーズを確認しておくと良いでしょう。そこで、営業訪問のお礼メールによく使われる敬語やフレーズを紹介します。

覚えておいたほうが良いお礼メールに使える敬語

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営業訪問後のお礼メールでよく使う敬語に「○○部長・担当各位」があります。この敬語は件名やメール本文によく使われますが「〇〇部長さま」「担当各位さま」のように「さま」を付けがちです。しかし、役職名は敬称ですから二重敬語となってしまうので、「役職」に「さま」を付けるのは間違いになりますから注意しましょう。

「お越しになる日を」もビジネスシーンではよく使われますが、「お越しになられる日を」と書きがちです。「お越し」「なられる」は両方とも敬語ですから、二重敬語となってしまいますので、後者の書き方は間違いです。

使う言葉を間違いやすい敬語フレーズとは

「取り急ぎ」「とりあえず」という言葉は、何気なく使っていますが、敬語という観点からだと使い分けが必要です。「取り急ぎ○○します」とは、すぐに対応するとの意の敬語になります。類義語に「とりあえず○○します」がありますが敬語ではありませんから、目上の人に使うことはできません。非常に間違いやすい書き方なので注意しましょう。

「打ち合わせお礼メール」に使える敬語フレーズ

営業訪問後の「打ち合わせお礼メール」に使えるフレーズに「お力添え頂ければ幸いです」があります。難易度の高い案件に取り組む際など、周囲の手伝いが必要な際に使うフレーズです。非常に丁寧な言い回しなので、ぜひ、マスターしておきましょう。

「少しでもお役に立てるよう、より一層の品質向上に精進して参ります」もビジネスシーンではよく使われます。当方の意気込みを示すフレーズですが、「精進して参ります」といった言葉を使うことで、力強い決意を相手に伝えることができるのです。

挨拶文によく使われる定型句とは

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例文「先日の打ち合わせに際しては貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」は、挨拶文として頻繁に使われます。打ち合わせに時間を割いていただいたことに対するお礼を伝える書き方であり、挨拶文には必ずと言っていいほど使われるフレーズなので覚えておきましょう。

訪問後のお礼メールは件名にも注意

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営業訪問後のお礼メールにおいて「件名」は、相手が一番先に目にする項目です。ビジネスを成功させるためには、第一印象が非常に大切ですから、お礼メールであっても「件名」には十分な注意が必要です。

相手に好印象を与えるお礼メールの「件名」の書き方をマスターするには、シンプルかつ失礼にならないよう言葉のチョイスにも気を配りましょう。ここでは、送る相手の別に「件名」の正しい書き方について紹介します。

to社内メール

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ビジネスシーンでは、社内で複数の部署が集まって打ち合わせを行ったり、同じ会社の支店や営業所などに訪問する場合があります。自社内で行われる簡単な打ち合わせであれば、お礼メールは必要ありませんが、出張などで訪問した際はお礼メールを送付するのがビジネスマナーです。

そのときの「件名」の書き方は「打ち合わせのお礼(〇〇支社△△)」もしくはシンプルに「お礼(〇〇支社△△)」とします。なお、社内メールの場合、支社名や送信者名を入れなくても良いとする向きもありますが、受け取る側からすれば入れてある方が親切です。

返信メールを使う

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ビジネスシーンにおいて営業訪問の相手と何度かメールのやり取りをしている場合、返信メールを使用すると良いでしょう。その際、「件名」に入る「Re:」はそのまま残しておくと、送信者は自分が送信したメールの変遷であることがわかりますから親切です。

件名の書き方としては「Re:【お礼】打ち合わせのお願い(〇〇支社△△)」「Re:【お礼】貴営業所訪問のお願い(〇〇支社△△)」が一般的です。なお、返信メールであっても「【お礼】」「(〇〇支社△△)」を件名に入れておくことで、相手に内容が伝わりやすくなります。

to社外ビジネス取引先

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社外のビジネス取引先や初めて面談した相手に営業訪問後のお礼メールを送る際の「件名」も、基本的には社内メールと同様シンプルに記します。したがって、「件名」の書き方としては「打ち合わせのお礼(○○社△△)」「お礼(○○社△△)」となります。

その際、社名と名前は絶対に漏らさないよう注意しましょう。また、稀に営業訪問した会社において、一つのメールアドレスを社員が共有している場合があります。この場合「件名」の前に「(○○部△△さま)」といった例文を入れ、お礼を伝えたい相手に届くよう配意しましょう。

to社内の複数にあてる

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社内の複数の社員と打ち合わせや会議を行った際は、参加メンバーにお礼メールを送るのがビジネスマナーです。複数の社員にお礼メールを送る際の「件名」の書き方も、基本的には社内あてのメールと同じで構いません。

したがって、「件名」の書き方としては「打ち合わせのお礼(○○部△△)」「お礼(○○部△△)」となります。ただし、複数の社員にあてる場合には件名の前に「【○○部 各位】」「【○○部の皆さん】」と入れておくと親切です。なお、この例文はお礼メール本文のあて名部分にも応用しましょう。

to社内・上司など

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社内の上司に打ち合わせや会議のお礼メールを送る際の「件名」も、基本的には社内あてのメール同様にシンプルに書くのが基本です。したがって、「打ち合わせのお礼(○○部△△)」「お礼(○○部△△)」といった書き方になります。

ただし、上司にお礼メールを送る場合には敬意を込めて、「件名」の前に「【○○部長】」と役職名を入れると丁寧です。その際、役職名に「さん」を付けがちですが、前項で紹介したとおり二重敬語となりますから注意しましょう。なお、この例文はお礼メール本文におけるあて名部分にも応用できます。

上司あてのメールはローカル・ルールに注意

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上司あてのメールについて、各会社であて名の書き方や定型句にローカル・ルールが存在する場合があります。例えば、役職名に「さん」は付けないのが正しくとも、慣例的に付いていることもあるのです。したがって、先輩などに上司あてのメールの書き方についてはローカル・ルールがないのか事前に聞いておくと良いでしょう。

to社外ビジネス取引先

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ビジネスシーンにおいて、社外の取引先から先に営業訪問後のお礼メールが送られてきた場合、そのまま返信メールを使用すると良いでしょう。お礼メールに対して返信メールを使用すると「失礼にあたるのでは」と思う人もいますが、全く失礼には当たりません。

「件名」の書き方としては「Re:【お礼】次回打ち合わせの日程について(〇〇社△△)」「Re:【お礼】貴社訪問のお願い(〇〇社△△)」といった例文になります。自社名・担当者名が漏れないよう配意しましょう。

「Re:」は残しておきましょう

返信メールを送る際、わざわざ「Re:」を削除する人がいます。「Re:」を残しておくと失礼にあたるといった配慮ですが正しくはありません。「Re:」を残しておくと、返信メールであることがわかりますから相手に対して親切です。なお、返信メールには「【お礼】」「(〇〇社△△)」を件名に入れておくことで、相手に内容が伝わりやすくなります。

応用できる!訪問後のお礼メールの挨拶文

営業訪問後のお礼メールの構成は「挨拶文」+「本文」+「結び」が基本形となります。挨拶文は、いわゆる「掴み」の部分になりますから、相手によってカジュアルな文面と丁寧な文面を使い分けると良いでしょう。そこで、さまざまなビジネスシーンに応用できる、営業訪問後のお礼メールの挨拶文の書き方を紹介します。

自分が訪問した時

自分が営業訪問した時のお礼メールの挨拶文には、まず慣例的な挨拶と自分の名前(社名)を記したあとに、訪問時のお礼を書くのが基本的な書き方になります。したがって、まずは基本形をマスターしてから、ビジネスシーンによって応用を加えましょう。

挨拶文の例文としては「いつもお世話になっております。○○社△△でございます。先日はご多忙中にも関わらず、貴重なお時間をいただき大変ありがとうございました。」となります。日常、お世話になっていることと、営業訪問時に時間を取ってもらったことの両方にお礼を述べるのがポイントです。

カジュアルなメールが良い場合とは

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お礼メールは丁寧に書くことが基本ですが、自社内の気心の知れた相手だと、返って違和感が出てしまうこともあります。したがって、自社内の同僚などにビジネスメールを送るのであれば、カジュアルに「先日は大変ありがとうございました。」もしくは「先般は大変おつかれさまでした。」といった書き方で十分です。

相手が来た時

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例文としては「いつもお世話になっております。○○社△△でございます。先日はご多忙中にも関わらず、貴重なお時間をいただき大変ありがとうございました。」とした上で、「本来であれば、当方がお伺いするところご足労をおかけし大変失礼いたしました。」となります。

相手が営業訪問に来た場合のお礼メールの挨拶文も、まず慣例的な挨拶と自分の名前(社名)を書きます。そのあとに、わざわざ訪問ただいたことに対するお礼を必ず書き添えるのが正しい挨拶文の書き方になります。

なお、自社内であれば「先日は私たちの部署にきていただき大変ありがとうございました。」といったカジュアルな書き方で十分です。

営業訪問後のお礼メールの書き方・例文

営業訪問後のお礼メールの「本文」は感謝の意を伝えることは当然として、当日の打ち合わせ内容や今後の予定などを簡潔に記すことが大切です。しかし、毎回「本文」の内容を考えるのも非効率な作業になります。

お礼メールは早く送ることが重要ですから、さまざまなビジネスシーンに対応できるよう、いくつかの定型句をマスターしておくと良いでしょう。そこで、さまざまなビジネスシーンに応用できる、営業訪問後のお礼メールの書き方・例文を紹介します。

お礼だけを書いたメール

日頃、頻繁に連絡を取り合っている担当者同士の営業訪問後のお礼メールの場合、効率性を重視し「お礼」だけで済ませることも少なくありません。この場合のお礼メール構成は「挨拶文」+「結び」となりますが、カジュアルになり過ぎない書き方を意識することが大切です。

例文としては「いつもお世話になっております。○○社△△でございます。先日はご多忙中にも関わらず、貴重なお時間をいただき大変ありがとうございました。」といった挨拶文のあとに「次回期日は〇月〇日でお願いいたします。」など連絡事項で結びます。

社外取引先へのお礼メール

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社外取引先への営業訪問後のお礼メールの「本文」には、訪問時に打ち合わせた内容や宿題の回答もしくは途中経過などを盛り込むとよいでしょう。この場合のメール構成は「挨拶文」+「本文」+「結び」となりますが、全体的にシンプルな書き方を心掛けます。

「挨拶文」に続く「本文」は「本日ご提案させていただきました、◯◯につきましてはご検討の程、よろしくお願い申し上げます。」「ご提案いただきました〇〇につきましては、社内で前向きに検討させていただきます。」といった、営業訪問時の打ち合わせ内容を踏まえた例文になります。

「結び」で次回訪問に結び付けましょう

「結び」の部分は次回訪問に向けて大切なパートですから、丁寧な書き方を意識しましょう。例文としては「何かご不明な点等ございましたら、お気軽にご連絡いただけましたら幸いです。」もしくは「次回〇月〇日には詳細をご説明いたします。」となります。次回期日などを記すことで、次回につながるとともに、行き違いを防ぐこともできるのです。

時間を作ってもらったが収穫なしのお礼メール

ビジネスシーンにおいては社外取引先などに時間を作ってもらったにも関わらず、双方に収穫なしの場合もあります。こういった場合の営業訪問後のお礼メールは、収穫なしだったことをお詫びしつつ、次回につながる内容としましょう。なお、メール構成は「挨拶文」+「本文」+「結び」となりますが、「本文」にはお詫びの意を必ず含めます。

「挨拶文」に続く「本文」は「本日お時間をいただいたにも関わらず、ご期待に沿えなくて申し訳ありませんでした。」「本日はお忙しいところご対応いただいたにも関わらず、十分なお答えをすることができす申し訳ありませんでした。」といった例文になります。

収穫なしの場合のメールの結び方

自社で再検討の余地がある案件であれば「結び」は「再度、社内で再検討させていただきます。」もしくは「次回〇月〇日には、ご要望にご要望に沿える代替案をご提案いたします。」といった次回につなげる例文となります。

再検討の余地がない場合の「結び」は「今回はご意向に沿えることができませんでしたが、◯◯様にお会いできましたご縁を大切にして、より一層精進して参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。」といった例文のように丁寧に結びます。

急に訪問した際のお礼メール

ビジネスシーンにおいて、継続中の商談などに緊急事態が発生した場合など、急に営業訪問が必要になりますこの場合のお礼メールには、急な訪問に対するお詫びもしくは感謝の意を盛り込みましょう。なお、メール構成は「挨拶文」+「本文」+「結び」です。

例文は「先ほどは急に訪問にも関わらず、ご対応いただきありがとうございました。」「本日は急にお伺いする事態となってしまい申し訳ありませんでした。」となります。さらに「Aプランで進めさせていただきます。」といった例文のように、お礼・お詫びとは区別して訪問時の打ち合わせ内容を盛り込みます。

「結び」で宿題の期日を明確にしましょう

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急に訪問して打ち合わせを行うと、いわゆる「宿題」をいただくことがありますから、「結び」においてその期日を明確にします。例文としては「次回〇月〇日には、提案書をお持ちします。」「結び」では次回期日や積み残し課題を記しておくと、共通認識が図られ次回以降の打ち合わせがスムーズになすます。

相手が訪問してくれた際に送るお礼メールの書き方・例文

ビジネスシーンにおいては、相手に営業訪問していただくことがあります。こういった場合に送る、営業訪問後のお礼メールの正しい書き方は、訪問していただいたことに対する感謝の意とともに、打ち合わせ内容や今後のスケジュールなどを盛り込むことです。

とりわけ、相手に訪問していただいた際には、できる限り早くお礼メールを送る必要があります。そのためには、訪問内容などによっていくつかの定型句をマスターして使い分けることが大切です。そこで、相手が営業訪問してくれた際に送るお礼メールの書き方や例文を紹介します。

お礼だけを書いたメール

取引先の担当者など、日頃、頻繁に連絡を取り合っている相手が来訪した際のお礼メールは、状況によって「お礼」だけで済ませても構いません。この場合のメール構成は「挨拶文」+「結び」となりますが、頻繁に打ち合わせしている相手であっても、ビジネスマナーを守ったお礼メールとしましょう。

例文は「いつもお世話になっております。○○社△△でございます。先日はご多忙中にも関わらず、ご来社いただき大変ありがとうございました。」となります。最後に「次回〇月〇日につきましては、〇時〇分頃訪問させていただきます」など連絡事項で結びます。

自分より立場の上の人へ送る訪問お礼メール

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取引先の管理者や役職者など自分よりも立場が上の人が、自社に来訪された際のお礼メールは、敬語の使い方に注意し、感謝の意が十分に伝わる内容としなければなりません。なお、お礼メールの構成は「挨拶文」+「本文」+「結び」となります。

「本文」は「本日はご多忙中のところ、弊社においでいただき大変ありがとうございました。」「ご要望いただいた事案につきましては関係部署と調整させていただき、追ってご報告いたします。しばらくのお時間をいただければ幸いと存じます。」といった例文になります。

「結び」では決意と感謝の意を伝えよう

立場が上の人に対するメールの「結び」では、今後の決意と感謝の意を伝えましょう。例文としては「今後も微力ながら貴社のご要望にお応えできるよう尽力して参ります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。略儀ではございますが、まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます。」といった内容になります。

相手からの宿題事項の進捗を報告する際のお礼メール

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取引先などが来訪した際に宿題事項があった場合、訪問後のお礼メールの「本文」で進捗状況や途中経過などを報告するとよいでしょう。この場合、できる限り正確に進捗状況を報告するとともに、最終回答の期日を伝えます。なお、メール構成は「挨拶文」+「本文」+「結び」です。

「本文」は「このたび、ご質問いただいていた費用の件ですが、ご希望に添える社内調整を進めたところでございます。」「ご要望いただいた商品品質の問題ですが、前向きにご回答できる方向で進めております。」といった例文になります。

「結び」には期日を必ず書き添えましょう

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宿題事項の進捗状況を報告するメールの場合、「結び」には必ず回答期日や今後のスケジュールを書き添えましょう。例文としては「〇月〇日を目途にご回答させていただきたいと考えています。」「結論が固まり次第ご連絡を差し上げますので、今しばらくお待ちくださいませ。」といった内容になります。

訪問してくれたが収穫なしの場合のお礼メール

社外取引先などに訪問していただいたにも関わらず、双方に収穫なしの場合には、そのことをお詫びしつつ、次回につながるお礼メールとなる書き方にしましょう。なお、メール構成は「挨拶文」+「本文」+「結び」となり、「本文」にお詫びの意を含めます。

「本文」は「本日はご多忙中のところ、弊社においでいただいたにも関わらず、ご期待に沿えることができなくて大変申し訳ありませんでした。」といった例文になります。来社していただいた事に対する感謝の意とともに、収穫がなかったことに対するお詫びの気持ちを伝えましょう。

訪問されたが収穫なしの場合のメールの結び方

収穫なしでも、再検討の余地がある場合「ご希望の内容を社内で再度、調整させていただきます。」「次回〇月〇日までには、代替案をご提案をいたします。」といった次回につなげる「結び」とします。

これ以上の検討ができない場合には「今回はご意向に沿えることができず、申し訳ありませんでした。◯◯様のお会いできましたご縁を大切にしてより一層精進して参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。」といった例文で結びます。

急に訪問してくれた際のお礼メール

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取引先などが急に来訪する場合、緊急に確認したい事項があった場合などですから、感謝もしくはお詫びの意を伝えるとともに営業訪問の内容が確認できるお礼メールを送ります。なお、メール構成は「挨拶文」+「本文」+「結び」となります。とりわけ「本文」の書き方は、営業訪問時の打ち合わせ内容が明確になるよう心掛けましょう。

「本文」は「先ほどはお忙しい中、ご訪問いただきありがとうございました。」「○○者様からのご要望につきましては、早急に社内会議において調整いたします。」といった例文になりますが、「早急な対応」を約束することがポイントです。

いつまでに結論がでるのかを明記しましょう

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急に訪問された場合、先方は急いで結論が知りたいと考えられますから、「結び」では必ずいつまでに結論を出すのかを記すことが大切です。したがって、例文は「次回〇月〇日までには、結論をお伝えします。」といった内容になります。「いつ」「何がどうなるのか」を明確に伝える書き方を意識しましょう。

訪問後のお礼メールに対する返信メール

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ビジネスシーンにおいては、営業訪問後のお礼メールが、先方から先に送られてくる場合があります。先方から送られてきた営業訪問後のお礼メールには、先方の感謝の気持ちが込められたものですから、丁寧に返信するのがビジネスマナーです。そこで、訪問後のお礼メールに対する返信メールの書き方や例文について紹介します。

訪問後のお礼メールに対する返信メールの基本形

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営業訪問後のお礼メールに返信する場合、件名には「Re:」を付けたままにしておきます。そうすることで、送信者は自分が送付したメールへの返信であることが一目でわかります。なお、返信メールの基本形は「挨拶」+「本文」+「結び」といった構成になります。

なお、全体的に簡潔な文章にまとめるとともに、先方がメールで問いかけている事項には真摯に回答しておきましょう。もちろん、回答がすぐにはできないものについては、その旨を簡潔に記しておけば問題ありません。

返信メールの具体的な書き方

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「挨拶」では、日頃からお世話になっていること、打ち合わせの時間を持っていただいたことに対する感謝の意を伝えましょう。また、本来自分が先にメールを送るべきであったことをお詫びします。

「本文」には、当日の打ち合わせ内容や積み重ね課題などを盛り込みます。双方の解釈が行き違いとならないよう、確認するのが目的だと思って差し支えありませんが、シンプルでわかりやすい書き方に徹することがポイントです。

収穫がなくとも丁寧な「結び」にしましょう

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「結び」には、次回の営業訪問の期日など、今後につながる内容としますが、収穫がなかった場合にはそっけない文章になりがちです。しかし、商談に発展しなくとも丁寧な書き方をしておくことで、奨励的には思わぬチャンスに恵まれることもあります。したがって、収穫がなくとも丁寧な「結び」とすることが大切です。

訪問後のお礼メールの例文

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「挨拶」は「いつもお世話になっております。○○社△△でございます。先日はご多忙中にも関わらず、貴重なお時間をいただき大変ありがとうございました。また、ご丁寧にメールまでお送りいただきまして、〇〇様のお心遣いに感謝申し上げます。」といった例文になります。

「本文」は「当日、ご要望いただいた事案につきましては社内調整させていただき、決定しましたら追って報告いたします。しばらくのお時間をいただければ幸いと存じます。」といった例文とし、当日の打ち合わせ内容を簡記しておきましょう。

「結び」に「次回〇月〇日の打ち合わせにおいて、再提案させていただきますので何卒よろしくお願い申し上げます。」といった例文とし、次回期日などを先方にお知らせすると親切ですし、行き違いを防ぐことができます。

訪問後のお礼メールは相手に失礼にならないように送ろう

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営業訪問後のお礼メールは、単に当日のお礼や内容確認のためだけではありません。先方との良好な人間関係を構築し、例え、双方に収穫がなくとも次につながるビジネスメールとなるものです。それだけに、同じ定型句を機械的に送付するのではなく、ビジネスシーンに応じた定型句を使い分けることが大切になります。

なお、営業訪問後のお礼メールの構成は「挨拶文」+「本文」+「結び」が基本形となります。なお、メール本文は長々と書く必要はありません。伝えたい内容を絞り込んでシンプルな書き方に徹することが重要です。
 

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ライター

nuutarow

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