「心待ちにしております」の使い方を解説!ビジネスシーンで使う例文や敬語は?

「心待ちにしております」の使い方を解説!ビジネスシーンで使う例文や敬語は?

メールや手紙などで使われることがある「心待ちにしております」という言い方は、ビジネスでもプライベートでも使える敬語表現です。「心待ちにしております」の使い方の例文や、「心待ちにしております」の言い換えができる類義語をご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.「心待ちにしております」の使い方と意味
  2. 2.「心待ちにしております」を使うシーン
  3. 3.「心待ちにしております」の例文
  4. 4.「心待ちにしております」の言い換え表現
  5. 5.「心待ちにしております」の英語表現
  6. 6.「心待ちにしております」の断り方
  7. 7.「心待ちにしております」は待つことに対して使う敬語

「心待ちにしております」の使い方と意味

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「心待ちにしております」という言葉は、ビジネスメールやプライベートの手紙など色々な場面で使われることがあります。「心待ちにしております」という言葉を間違って使っているという人は少ないでしょう。それほどに「心待ちにしております」という言葉は日本人の生活の中になじんでいる言葉だと言えます。

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「心待ちにしております」という言葉は、ビジネスシーンにおいて取引先にメールを送る時に使われたり、プライベートで友人や知人に手紙やメールを送る時に使われたりすることが多く、使ったことがある人も少なくないでしょう。

それではまず、「心待ちにしております」という言葉の使い方と意味についてご紹介しましょう。

心待ちにしておりますは敬語表現

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手紙やメールなどでなじみのある「心待ちにしております」という言葉の使い方は、敬語表現での使い方です。「心待ちに」という言い方はとても美しい日本語の使い方で、それに「しております」というとても丁寧な言い回しがくっついています。この二つがくっついたことにより、さらに丁寧な敬語表現となっています。

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「しております」は「しています」よりも丁寧な敬語になりますので、「心待ちにしています」という言い方より「心待ちにしております」という言い方の方が、より丁寧な言い方になります。

「心待ちにしております」という言葉は、とても丁寧で美しい敬語表現であると言うことができるということです。

意味①期待して待つ

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「心待ちにしております」という言葉の使い方は敬語表現だとご紹介しましたので、次は「心待ちにしております」の意味についてご紹介します。「心待ちにしております」の意味の一つ目は、「期待して待つ」という意味です。「心待ち」という言葉の文字からイメージできるように「心待ち」には「心から待っている」という意味があります。

「期待」の意味は「何かをあてにし、心待ちにすること」「将来それが実現するよう待ち構えること」で、意味の中に「心待ち」が入っていますので、「心待ちにしております」の意味である「期待して待つ」は類義語でもあると言えます。

意味②待ち望む

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「心待ちにしております」の意味の二つ目は、「待ち望む」という意味です。「待ち望む」の意味は「早くそうなるように非常に期待して願う」という意味ですので、「心待ちにしております」はどのぐらい楽しみに期待している状態なのかということがよくわかるでしょう。

つまり「心待ちにしております」は相手に対して自分がどれほど期待しているのかを表す言い方だということです。

「心待ちにしております」を使うシーン

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「心待ちにしております」は敬語表現だということと、「心待ちにしております」の意味は「期待して待つ」「待ち望む」だということをご紹介しましたので、次は「心待ちにしております」を使うのはどういうシーンなのかについてご紹介します。実は、「心待ちにしております」は意外に色々な場面で使われています。

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「心待ちにしております」という敬語表現はちょっと堅いイメージがあるため、ビジネスシーン以外では使われないようなイメージもありますが、そういうわけではありません。「心待ちにしております」はビジネス以外でも使われることが結構あります。

それでは「心待ちにしております」はどのようなシーンで使われるのか、「心待ちにしております」が使われるシーンについていくつかご紹介しましょう。

ビジネスシーン

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「心待ちにしております」を使うシーンの一つ目は、ビジネスシーンです。取引先の人と会う前などにメールを送る際に「お会いできるのを心待ちにしております」などというような「心待ちにしております」の使い方をするなど、ビジネスシーンにおいて「心待ちにしております」を使うシーンはかなり多くあります。

「心待ちにしております」は「期待して待つ」「待ち望む」という意味ですので、そういった気持ちを取引先などに伝えることによって交流が円滑に行われるため、「心待ちにしております」という敬語表現を使うのがビジネスシーンです。

「心待ちにしております」という言葉を使うことによって、ビジネスにおける利益をも期待できるということです。

結婚式

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「心待ちにしております」を使うシーンの二つ目は、結婚式です。結婚式は言うまでもなく人生最大とも言って良い大切なセレモニーですので、結婚する当人たちばかりではなく家族や親せきや友人など、周囲の人達全てが楽しみに待っていると言えます。そのため結婚式でも「心待ちにしております」を使うことが多いです。

友人などのスピーチで「今日のこの日を心待ちにしておりました」「A子さんの花嫁姿が見られることを心待ちにしておりました」などというように「心待ちにしております」を使うことは結構よくあります。

本当に心から期待して待っていた結婚式というセレモニーを盛り上げる時にも、「心待ちにしております」という敬語表現は役に立つと言えます。

再会

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「心待ちにしております」を使うシーンの三つ目は、再会のシーンです。遠く離れた友人知人などと再会する機会が訪れた時、手紙などで「またお会いできることを心待ちにしております」と予め伝えたり、再会した時に「こうしてまたお会いできることをずっと心待ちにしておりました」と直接言ったりします。

再会できることが決まって、実際再会する前に手紙やメールで「心待ちにしております」と伝えたり、再会した時に「心待ちにしておりました」と言ったりするなど、再会のシーンでの「心待ちにしております」の使い方は色々です。

どちらにしても「心待ちにしております」は、その人に再会できる喜びを最大限に伝えることのできる言葉だと言うことができます。

初めて会う時

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「心待ちにしております」を使うシーンの四つ目は、初めて会う時です。ネットなどで知り合った人たちとオフ会などをするといったこともありますが、そういった時には再会ではなく初対面です。初対面であってもネット上で相手がどのような人なのか知っていれば、再会に近い楽しみがありますので「心待ちにしております」を使うことがあります。

ネット上のブログでの交流などからオフ会に発展するということは結構ありますので、そういう時には「実際にお会いすることを心待ちにしております」というように「心待ちにしております」を使います。

このように「心待ちにしております」は色々なシーンで、相手への期待や喜びを伝えることが出来る敬語表現だと言うことができます。

「心待ちにしております」の例文

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「心待ちにしております」を使うシーンはどのようなシーンなのかについてご紹介しましたので、次は実際に「心待ちにしております」の使い方の例文をご紹介します。「心待ちにしております」を使うシーンの中でもいくつか例文をご紹介してきましたので、「心待ちにしております」の使い方は大体わかったという人もいるでしょう。

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ですが「心待ちにしております」を使うシーンで挙げた例文の多くは、人に会うシーンなどでの例文です。「心待ちにしております」は人に会う時にしか使われない訳ではなく、その他にも使い方があります。

それでは「心待ちにしております」の使い方の例文を、ビジネスメールでの例文とプライベートでの例文に分けてご紹介しましょう。

ビジネスメールでの例文

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「心待ちにしております」の例文の一つ目は、ビジネスメールでの使い方の例文です。「心待ちにしております」は敬語表現ですので、ビジネスメールに適していると言えます。取引先の人に「またお会いできることを心待ちにしております」という例文の他に「A様のご到着を心待ちにしております」という例文も挙げられます。

ビジネスメールでの「心待ちにしております」の使い方は他にもあります。取引先からサンプルなどを送ってもらう場合に「サンプルの到着を心待ちにしております」などというメールを送ることもあります。

ファイルを送ってもらう時に「ファイルを心待ちにしております」という使い方もできます。「心待ちにしております」はビジネスメールで色々な使い方が出来るということです。

プライベートでの例文

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「心待ちにしております」の例文の二つ目は、プライベートでの使い方の例文です。「心待ちにしております」は敬語表現なので、友人知人に対して使うことはあまりありません。ですが先にご紹介したように、結婚式のスピーチなどの改まった席では「この日を心待ちにしておりました」などというように「心待ちにしておりました」を使うこともあります。

プライベートであっても目上の人などに対しては、メールや手紙などで「心待ちにしております」を使うことができます。あまり会ったことのない親戚にメールを送る場合「久しぶりにお会いできるのを心待ちにしております」という例文を使うことができます。

「心待ちにしております」は敬語表現なので、年齢が同じで親しくしている相手には使いませんが、目上の人や改まった席では使うということです。

「心待ちにしております」の言い換え表現

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次に「心待ちにしております」の言い換え表現についてご紹介します。「心待ちにしております」の意味は「期待して待つ」「待ち望む」という意味ですので、それらの意味に近い類義語を使うことによって言い換えることができます。ですが「心待ちにしております」をわざわざ言い換える必要はないのではないかと思う人もいるでしょう。

「心待ちにしております」は敬語表現でとても丁寧な言い方なので、少し堅いイメージがあります。「心待ちにしております」では堅すぎる相手に対しては言い換えた方が良い場合もあります。

「心待ちにしております」の意味や心情を損なわず言い換えることが出来る類義語を使った、「心待ちにしております」の言い換え表現についてご紹介しましょう。

類義語①楽しみにしております

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「心待ちにしております」の言い換え表現の一つ目は、「楽しみにしております」という類義語を使った言い換えです。「楽しみにしております」は「心待ちにしております」と似た意味を持つ類義語ですが、少し柔らかいイメージがあります。そのため「心待ちにしております」を柔らかく言い換える類義語になります。

「楽しみにする」という類義語は、小さな子供でも使う言い方です。そのため「心待ちにする」という言い方に比べると堅さがないですが、「しております」をつけるのでとても丁寧な言い方になります。

多少の堅さは必要だけどあまり堅すぎる必要はないという場合には、「心待ちにしております」を「楽しみにしております」と言い換えることができます。

類義語②待ち遠しいです

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「心待ちにしております」の言い換え表現の二つ目は、「待ち遠しいです」という類義語を使った言い換えです。こちらは「楽しみにしております」にくらべるとやや堅い言い方の類義語ですが、それでもまだ「心待ちにしております」に比べれば柔らかい印象の類義語ですので、こちらも少し柔らかい印象にしたい場合に言い換え表現として使えます。

「楽しみにする」は小さな子供でも使いますが、「待ち遠しい」は小さな子供は使いません。そのため「待ち遠しい」という類義語は「楽しみにする」より堅いけれど「心待ちにする」よりは柔らかい言い方だと言えます。

「心待ちにしております」の言い換えとして「楽しみにしております」ではちょっと柔らかすぎる場合、「待ち遠しいです」という類義語で言い換えると良いでしょう。

類義語③お待ちしております

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「心待ちにしております」の言い換え表現の三つ目は、「お待ちしております」という類義語を使った言い換えです。「お待ちしております」という類義語は先にご紹介した二つの類義語よりは堅いイメージがあり、「心待ちにしております」に極めて近いと言えますが、「心待ちにしております」よりはやや柔らかなイメージです。

「心待ちにしております」と言いたいけれどそれでは少し堅すぎるという場合には、「お待ちしております」という類義語で言い換えると良いでしょう。「お待ちしております」という類義語は堅すぎず柔らかすぎず、様々な場面で使うことができます。

「お待ちしております」は「心待ちにしております」の言い換えとして、ビジネスメールなどでもよく使われています。

類義語④期待しております

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「心待ちにしております」の言い換え表現の四つ目は、「期待しております」という類義語を使った言い換えです。「心待ちにしております」の意味に「期待して待つ」という意味がありますので、「期待しております」は「心待ちにしております」にかなり近い意味を持つ類義語であると言えます。

そのため「期待しております」は「心待ちにしております」を言い換える場合、ほぼ同じ意味を持つ言い換え表現となります。「期待しております」も「お待ちしております」と同じように、ビジネスメールの中でよく使われています。

「心待ちにしております」という言い方を言い換える必要はありませんが、あえて言い換えるならこれらの類義語を使って言い換えることができるということです。

「心待ちにしております」の英語表現

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次に「心待ちにしております」の英語表現についてご紹介します。「心待ちにしております」はここまでにもご紹介してきたように、少々堅いイメージのある敬語表現です。美しくも難解な日本語の中には英語でニュアンスまで表現できない言葉も多いですが、「心待ちにしております」には対応する英語表現が存在しています。

「心待ちにしております」の意味は「期待して待つ」「待ち望む」という意味で、実はこれに近い意味を持つ英語表現がいくつかあり、「心待ちにしております」を英語に訳することは可能です。

それでは「心待ちにしております」の、少し堅い印象の英語表現と柔らかい印象の英語表現をご紹介しましょう。

英語①I'mlooking

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「心待ちにしております」の英語表現の一つ目は、「I'm looking」です。こちらは少し堅い印象の英語表現で、正しくは「I'm looking forward to」で「心待ちにしております」という意味になります。「to」の後に続く対象に対して「心待ちにしております」と言い、「to」の後には動詞の現在進行形が続きます。

「I'm looking forward to seeing you」なら「あなたにお会いできることを心待ちにしております」という意味になります。「seeing you」の部分が「talking with you」なら「お話しできることを心待ちにしております」になります。

ビジネスメールなどにおいて「心待ちにしております」と言いたい場合には、こちらの「I'm looking」を使うことが多いです。

英語②Ican'twait

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「心待ちにしております」の英語表現の二つ目は、「I can't wait」です。正しくは「I can't wait to」で、先にご紹介した「I'm looking forward to 」よりは柔らかいイメージになりますが、こちらもビジネスメールなどで使うことができます。「I can't wait to see you tomorrow」なら「明日お会いできることを心待ちにしております」になります。

こちらはやや柔らかいイメージなので、ビジネスメール以外にプライベートでも使うことができます。「I can't wait」という言い方は、「心待ちにしております」より「楽しみにしております」に近い意味です。

「心待ちにしております」は少し堅いイメージの日本語ですが、これに対応する英語表現もあるのだということを覚えておくと良いでしょう。

「心待ちにしております」の断り方

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次に「心待ちにしております」の断り方についてご紹介します。誰かから「お会いできるのを心待ちにしております」と言われた場合、とても光栄に感じる人が多いでしょう。ですが諸々の事情でどうしてもその期待に応えることが出来ないという場合もあります。お断りすることを心苦しく思っても当然です。

「心待ちにしております」と期待を込めた言葉を頂いたのにお断りしなければならないという場合には、どのように断れば良いのか迷うという人もいるでしょう。ですがどうしても断らなければならないという場合もあります。

「心待ちにしております」と言われたのに断らなければならなくなった場合の断り方についてご紹介しましょう。

丁寧な表現で断る

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「心待ちにしております」と言われた時の断り方は、丁寧な表現で断ることが大切です。「心待ちにしております」という表現はとても丁寧で心のこもった言い方なので、これに対してぞんざいな扱いは絶対にしてはなりません。丁寧な言葉に対しては、丁寧な表現を使った断り方をしましょう。

「心待ちにしております」という心のこもった丁寧な表現に対して、どのような断り方をすれば良いのか具体的に例を挙げてご紹介しましょう。

大変申し訳ありません

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「心待ちにしております」の断り方の一つ目は、「大変申し訳ありません」です。「大変申し訳ありません」で足りなければ「大変申し訳ございません」と言って断りましょう。「大変申し訳ありませんが、その日は先約が入っておりましてお会いすることができません」というように断る理由を述べることが大切です。

「心待ちにしております」と言われたのに断る場合、「大変申し訳ありませんが」の後にきちんとした理由を述べ、申し訳ない気持ちをちゃんと伝えましょう。

誠に恐縮です

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「心待ちにしております」の断り方の二つ目は、「誠に恐縮です」です。「誠に恐縮ですが、今月は出張などが立て込んでおりましてお会いすることができません」などと述べ、「申し訳ございません」と謝罪しましょう。「誠に恐縮です」も「申し訳ありません」と同じく、後ろに理由をきちんと述べることが必要です。

理由を述べることなく断ることは大変失礼ですので、「誠に恐縮です」だけではいけません。「誠に恐縮ですが」の後には、断る理由を続けましょう。

非常に残念です

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「心待ちにしております」の断り方の三つ目は、「非常に残念です」です。こちらも先の二つと同じように「非常に残念です」の後に理由を述べます。「非常に残念ですが、その日は他に来客予定があるためお会いすることができません」というように理由を述べ、その後には「大変申し訳ございません」と謝罪の言葉を続けましょう。

「心待ちにしております」は待つことに対して使う敬語

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「心待ちにしております」の意味や使い方や例文などをご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。ビジネスシーンだけではなく結婚式などのプライベートでも使うことのある「心待ちにしております」は、何かを待つことに対して使う敬語です。正しい意味を知り、ビジネスメールなど色々な所で実際に使ってみましょう。

モモ
ライター

モモ

女性向けの美容関係の記事や心理関係の記事、難解な言葉の解説の記事などの作成を得意としていますが、ダイエット関連は自分自身でも色々試していますので、特に得意だと言えます。その他にも興味のあるものがたくさんありますので、お役に立てて楽しめる色々な記事を提供していきたいです。

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