お呼ばれの結婚式にふさわしいネックレスとは?
結婚式といえば服装や作法など、様々なマナーがあり難しいです。その中でも女性ゲストの首元を飾るネックレスにも、実はきちんとマナーがあります。
20代ともなれば友人や会社関係など結婚式に参加する機会が増える方が多いのではないでしょうか。初めて結婚式お呼ばれした場合はどんなネックレスがふさわしく、どんなものがNGなのか分からない方もいるでしょう。
今回は、「結婚式に招待されたのは初めてでどんなネックレスが相応しいのか分からない、これから用意するにもどんなネックレスが良いか分からない、おしゃれなネックレスにしたいけどどこからがマナー違反なのか分からない」といった方にネックレスのマナーや選び方、合わせ方を紹介します。
ネックレスの素材
結婚式といえば、パールが王道です。結婚式は基本白はNGとされていますが、パールの場合は選ぶことができます。パール以外の素材を選ぶときは、天然石や宝石が大きいものではなく、一粒ダイヤモンドなどの小ぶりで控え目なものにしましょう。また、生花などはNGとされています。
ネックレスの長さ
結婚式のネックレスの長さを選ぶときは、鎖骨にかかるくらいのネックレスがベストです。ネックレスは短い方がフォーマルで結婚式向けのネックレスとなっています。長めのものはおしゃれで堅苦しくなく、おしゃれにきめることができ、結婚式よりも二次会向けのネックレスとなります。
ネックレスを選ぶ時は結婚式は短め、二次会などは長めのネックレスといったようにシーンに分けて購入しておくのも良いでしょう。
結婚式のお呼ばれネックレスのNGマナー
上記ではネックレスの素材や長さについて触れてきました。結婚式に身に付けるネックレスのマナーには意外と知られていないマナーがあります。たとえば、昼間に行われる結婚式では、ダイヤやシルバー等の光物はマナー的にNGとされているような細かいマナーがまだまだあります。
ここからは、結婚式にはふさわしくない避けるべきなネックレスとダメな理由について紹介していきます。また、合わせてパールのネックレスについても詳しく触れていきます。
白を基調としたもの
パール以外の白を基調としたネックレスはNGです。理由としては、やはり白は花嫁の特権ともいえる色だからです。服装同様、花嫁よりも目立ってしまうため、白のビーズなどのネックレスは結婚式にはふさわしくないとされています。
華やかにしたいと思っても、あくまで主役は花嫁。花嫁よりも華やかで派手すぎないようにネックレスを選ぶ際は注意が必要です。
パールはOK!
これまでも紹介していますが、結婚式では同じ白でもパールのネックレスは特別です。真円でかつ、ホワイトやピンクパールがふさわしいとされています。パールには、縁起の良いパワーもあり、「困難を克服する、守護能力、女性の健康美容に」などの意味があります。
ただし、同じパールでもグレーや黒といったパールは、やはり喪を連想させてしまう色のものは縁起がいいものではないので、結婚式用にパールネックレスを選ぶ際には避けましょう。パールを使用したネックレスでも大きな石やコサージュの付いたものは結婚式にはNGです。
また、プラスチックやコットンパール、ガラスパール等のイミテーションパールも結婚式では避けましょう。ネックレスがどうしても苦手だ、という方はパールネックレスがドレスに付いているものもあるのでおすすめです。
カジュアルすぎるもの
当然といえば当然ですが普段使いするようなネックレスは、結婚式ではマナー違反となります。おしゃれとはいってもやはり結婚式はお祝いの場なので、布製のものや天然繊維、カラフルなビーズのネックレスのようなカジュアルなネックレスは結婚式向けではないのでNGです。
殺生を連想させるもの
ネックレスの中にはファーやレザーを使ったものもありますが、殺生を連想させる革製品も結婚式にはふさわしくないのでNGとされています。また、ネックレスだけでなく、他のアクセサリーや服装でもヒョウ柄などのアニマル柄も殺生を連想させてしまうので避けるようにましょう。
結婚式のお呼ばれで二連ネックレスはNG?
パールやシルバーなどのネックレスは基本良しとされているけど、結婚式での二連のネックレスは果たしてマナー違反ではないのか?と気になっている方もいるでしょう。実際に結婚式に二連のネックレスはマナー違反だ、と聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シンプルなドレスなどに合いそうで、おしゃれに仕上げてくれる二連ネックレス。ここからは、二連のネックレスのマナーについて紹介していきます。
二連ネックレスはOK!
結婚式の二連のネックレスは実はOKなんです。二連でなくても三連などのネックレスも良いとされています。レンタルドレスショップやネットショップは二連・三連ネックレスの種類や取り扱い数が多くおしゃれなものが揃っているので、一度探してみては如何でしょう。
ただし、あまりにも長くじゃらじゃらと揺れてしまうようなものや、派手すぎるネックレスは結婚式向けではないので控えましょう。また、年配の方などの中には「結婚式に二連のネックレスはマナー違反だ」と思われている方もいます。
そういったトラブルになるような事もあるので、事前に新郎新婦に参列者の中でそういった方がいるかどうかを確認、または無難に一連のネックレスを選ぶことをおすすめします。
二連ネックレスがNGなのは「喪」のマナー
二連のネックレスがマナー違反とされているのは、結婚式ではなく実は喪のマナーなのだそうです。理由としては、「重ね重ね」に通ずることから結婚式とは異なりマナー違反とされています。
結婚式のお呼ばれでおしゃれなネックレスの選び方
ここまでは、結婚式にふさわしいネックレスのマナーについて紹介してきました。マナーは分かったけれど、結婚式にどんなネックレスを選んだらいいのか分からない、合わせ方や選ぶ基準が分からない、といった方もいるでしょう。
ここからは結婚式のお呼ばれで身に付けるにふさわしいおしゃれなネックレスの選び方や合わせ方を紹介していきます。
統一感
先にネックレスだけ選んでもネックレスが長すぎたり、ドレスの色や他のアクセサリーとの相性が悪いと全体がちぐはぐに仕上がってしまい、バランスもよくありません。ネックレスを選ぶ際は、結婚式当日に着るドレスや他のアクセサリーをあらかじめ決めておいて、一度合わせることをおすすめします。
迷ったときは、無難にシンプルなパールや天然石のついたネックレス、夜であればダイヤやシルバーなどのネックレスにして、イヤリングやピアスなどもパールなどで揃えると簡単にバランスの取れたものになります。
自分に似合う長さ
結婚式にベストだとされているのは、短めのネックレスです。「首が短く見えてしまって嫌だ、あまり短すぎるのはちょっと」という方は胸の上または鎖骨の下くらいの丈のものがおすすめです。
シンプルなドレスに合わせるのであれば、二連ネックレス・三連ネックレスの控えめだけど上品で華やかなものがおすすめです。マナーの方でも少し触れましたが、あまりに長すぎて揺れてしまうことが多いものはNGとなるので注意が必要です。
会場の雰囲気に合わせる
有名ホテルなどの格式高い場所での結婚式の場合は、マナーをしっかり守ったパールなどのネックレスがおすすめです。若者が多く、もう少しカジュアルな雰囲気の結婚式であれば、二連または三連のネックレスなどをチョイスするとおしゃれに見えて良いです。
マナーの方でも少し触れましたが、昼間の結婚式の場合のネックレスはシルバーやゴールド、ダイヤモンドなどの光物のネックレスは基本マナー違反とされています。しかし一方で、夜に行われる結婚式の場合は昼間とは真逆で、輝きを持ったネックレスが良いとされます。
結婚式のお呼ばれのネックレスは慎重に選ぼう!
ここまでお呼ばれした結婚式にふさわしいネックレスのマナーや選び方、合わせ方を紹介してきましたが、如何だったでしょうか。結婚式はマナーが多く昼間の結婚式なのか、夜の結婚式なのかで服装やネックレスのマナーも変わってきます。
迷った時は、無難にパールのネックレスにするのがおすすめです。パールでも様々なデザインや種類のものがあり、マナーの範囲内であれば華やかに見せることもできます。また、パールは冠婚葬祭ともに使えるので長く使用も出来ます。
結婚式では、たくさんの参列者もいるのでマナー違反のものを身につけていると常識外れと思われてしまうので、控えめでかつ上品に仕上がる、きちんとマナーを守ったネックレスを選ぶようにしましょう。