冷蔵庫には正しい運び方がある!
冷蔵庫を女性二人で運ぶという人も居るようです。正しい運び方をしないと冷蔵庫の故障や壁に傷を付けてしまうことにもなります。冷蔵庫は重量があるため、道具を使用して引きずるという方法もあります。今回は、冷蔵庫の正しい運び方はあるのか見ていきましょう。
冷蔵庫の運び方【準備編】
冷蔵庫は業者にお願いして運ぶ人が多いですが、自分たちで運ぶ人も居るようです。そのような場合は、破損や故障にならないように、運ぶ前から準備は慎重に行う必要があります。ここでは、冷蔵庫の運び方の準備についてご紹介していきます。
①冷蔵庫の電源を切る
冷蔵庫の運び方として、まずは冷蔵庫の電源を切りましょう。冷蔵庫は霜がつくため、溶かすためにも最低でも運搬の16時間前までには電源を抜いて置かなければいけません。
運搬当日に冷蔵庫の電源を抜くと、運んでいる途中に、霜が溶け、他の荷物が濡れてしまう可能性もあります。
最近の冷蔵庫は、霜が付きにくく、水抜きをしなくても良いというものもありますが、念のため霜取りと水抜きはしておくようにしましょう。
霜が溶けると受け皿に水が溜まるため、溜まった水を捨てておきましょう。冷蔵庫のメーカーによって、取扱い方法は異なるため、自分の冷蔵庫の取り扱い説明書などを確認するようにしましょう。
②冷蔵庫内の掃除
冷蔵庫の運び方として、まずは庫内の掃除をしておきましょう。冷蔵庫の中身が入っていると業者は運んでくれません。
自分たちで運ぶ際も、冷蔵庫の中に物が入っているとひっくり返ったり、中身が漏れたり、要冷蔵の食品などは傷んでしまう可能性もあります。
冷蔵庫の電源を抜いてからもしばらくは冷たいままですが、傷みやすくなってしまうため、運ぶ当日までには消費してしまうことをおすすめします。中には、消費できない調味料などもあるでしょう。
そのような場合は、クーラーボックスなどに入れて持ち運ぶようにしましょう。クーラーボックスに保冷剤が入っているからと、生ものや冷凍食品などは、傷んでしまうので、引っ越す前までに消費してしまいましょう。食べ物は出来る限り無くし、冷蔵庫の中は何もない状態にしましょう。
空になった冷蔵庫は、中の棚が外れないようにガムテープで固定したり、扉が開かないようにテープで固定するのが冷蔵庫の運び方のコツです。
冷蔵庫の運び方のコツとは?
引越しの際に、一番注意したいのは冷蔵庫でしょう。運び方を間違えると、冷蔵庫の破損や故障の原因になってしまう可能性もあります。女性が運ぶ場合には、道具などを用いる必要があります。ここでは、冷蔵庫の運び方のコツについてご紹介していきます。
運び方のコツ①破損防止
冷蔵庫の運び方として、業者にお願いすれば心配はないでしょう。しかし、業者にお願いすればお金もかかるため、自分たちで運びたいという人も少なくありません。
一階から一階に運ぶ際には問題はありませんが、二階から運ぶ際には、一階よりも注意して運ぶ必要があります。二階から運ぶ際には道具を用いて運ぶこともあるようです。
冷蔵庫を運ぶ際には、二階からの場合は階段からの運び方やベランダからの運び方があります。二階から階段で運ぶ際には、壁にぶつかってしまうこともあるでしょう。冷蔵庫は重量があるため、少し壁にぶつかっただけで、破損してしまう可能性もあります。
出来るのであれば、冷蔵庫を柔らかい布で包んで運ぶと良いそうです。中には毛布などで、冷蔵庫を包んでロープで縛って、破損防止をしている人も居るようです。
家にある道具で破損防止をすることも出来ますが、冷蔵庫の梱包に向いている布はホームセンターで販売されているジャバラという布のようです。
ホームセンターで5,000円程かかってしまうので、業者よりは安くても、もっと費用を抑えたいという人もいるでしょう。そのような場合は、エアキャップなどで代用することもできるそうです。冷蔵庫を包んでしまうと、運ぶ際に滑りやすくなてってしまうため、注意しましょう。
運び方のコツ②毛布の活用
冷蔵庫を玄関の方まで運ぶ際には、毛布を活用するという運び方もあります。冷蔵庫は重量があるため、持たなくても良い場所では、なるべく持ちたくないでしょう。
その様なときに便利な道具が、どこの家庭にも基本的にある毛布です。安定した場所に毛布を敷き、その上に冷蔵庫を乗せます。
冷蔵庫を乗せた布を玄関の方に引っ張って移動させるだけです。冷蔵庫の運び方のコツとして、なるべく斜めにしてはいけません。
斜めにしてしまうと、故障の原因にもなってしまうため、運ぶ際も、トラックに乗せた後も立てたまま運ばなければいけません。運搬中に転倒防止のために、他の家具で周りを覆い、ロープで固定するようにしましょう。
運び方のコツ③階段
冷蔵庫の運び方のコツを知らないと、上手に運べずに破損や故障の原因になってしまう可能性があります。冷蔵庫の階段の運び方のコツとして、冷蔵庫の背面を下にして斜めに倒し、ゆっくりと運んでいきましょう。
冷蔵庫は基本的に立てて運ばなければいけませんが、二階から運ぶ際には、斜めにして運ぶしかないので、このような場合には問題はありません。
二階から冷蔵庫を運ぶ場合は、下の人に全重量が行ってしまいます。そのため、立てて運ぶとかなり危険なので、背面を下にして斜めにして運ぶのがコツです。
冷蔵庫を運ぶ際には、二人で運ぶというイメージがありますが、業者であれば可能です。しかし、素人の場合は危険ですので、小さい冷蔵庫であっても、なるべく複数人で運ぶようにしましょう。
女性二人で冷蔵庫を運ぶ方法
女性二人で冷蔵庫を運ばなければいけないという人もいるでしょう。冷蔵庫の大きさにもよりますが、女性二人では道具を使って運ぶのがコツの様です。男性に比べると力が無い人が多い為、より慎重に運ぶ必要があります。ここでは、女性二人で冷蔵庫を運ぶ方法をご紹介します。
必要な道具
女性二人で冷蔵庫を運ぶ際には、ロープを使用すると運びやすいと言われています。他にも冷蔵庫を運ぶ際におすすめの道具がある為、利用する事で、女性二人でも簡単に運ぶことが出来るでしょう。冷蔵庫をそのまま運ぼうとすると、破損の原因になるため、道具を利用することをおすすめします。
毛布
冷蔵庫を運ぶ際の道具として、毛布は必須でしょう。冷蔵庫に毛布を巻いて、ロープで縛れば、破損防止にもなります。
さらに、冷蔵庫の下に毛布を敷いて運ぶことで、冷蔵庫を持たずに、引きずって運ぶことが出来ます。毛布で冷蔵庫を包んだ際に、滑りやすくなってしまうため、運ぶ際には注意が必要です。
冷蔵庫を運ぶ際には、通路が狭いと壁にぶつけ、穴が開いてしまうことも考えられます。賃貸であれば、特に退去時に修繕費を請求されてしまうことにもなります。
冷蔵庫は重量があるため、少しぶつけただけでも壁に傷を付けてしまう事にもなります。使い古しの毛布を冷蔵庫に巻き、しっかりとロープで固定しましょう。ロープで固定しないと、運んでいる途中に毛布を踏んで転倒の危険性もあります。
ロープ
冷蔵庫を運ぶ際の道具として、ロープも必須アイテムでしょう。冷蔵庫を運ぶ際に壁などを破損させないように毛布などで覆う必要があります。
毛布で覆った後にロープなどでしっかりと固定しなければいけません。ロープで毛布を固定しないと、冷蔵庫を運んでいる時に毛布を踏んで転倒や冷蔵庫を落としてしまうことにもなりかねません。
さらに、毛布をロープで固定するだけでなく、ロープを冷蔵庫に巻く事で、取って代わりにすることも出来ます。
冷蔵庫は取ってがないため、滑りやすく、運びにくいというデメリットがあります。そのため、冷蔵庫に縦や横にロープを張って、そこを引っ張って引きずるのも良いでしょう。
養生テープ
冷蔵庫を引越し業者にお願いすると、丁寧に運んでくれますが、その分費用もかかってしまいます。なるべく費用を抑えたいという人は、自分たちで運んでいる人も居るようです。
冷蔵庫を運ぶ際には、扉が開かないように、ガムテープを貼ったり、ダンボールで覆っている人も少なくありません。
しかし、ダンボールではズレてしまうため、運びにくいというデメリットがあります。さらに、ガムテープは剥がした時に、冷蔵庫にベタベタが残ってしまう可能性があります。
そのような場合は、養生テープを使うことをおすすめします。ホームセンターでも300円ほどで購入できるのでおすすめです。養生テープでもしっかりと固定できます。
ダンボール
冷蔵庫を運ぶ際には、ダンボールもあるとよいでしょう。ダンボールを冷蔵庫の下に敷くと、引っ張って運ぶことが出来るため、楽でしょう。階段やデコボコしているところ以外はダンボールや毛布を冷蔵庫の下に敷いて引っ張ると、女性でも簡単に運ぶことが出来るでしょう。
室内用スニーカー
冷蔵庫を運ぶ道具として、室内でもスニーカーを履いて行うようにしましょう。裸足や靴下では滑ってしまう可能性があります。
さらに、万が一冷蔵庫を足の上に落とした際に、スニーカーを履いていない状態とスニーカーを履いている人とでは、全く違います。怪我防止にもつながるため、室内用スニーカーも準備しておきましょう。
簡単に運べる方法
引越し業者なども、冷蔵庫を運ぶ際には、滑らせて運んでいます。女性二人が冷蔵庫を運びだすのは厳しい部分があります。
そのため、床に毛布を敷いたり、段ボールを敷いて、玄関まで引っ張って運ぶようにしましょう。冷蔵庫をそのまま引きずってしまうと、床が傷ついてしまうため、毛布などを敷いて引っ張るようにしましょう。
引きずる運び方であれば、女性二人の力でも楽に運ぶことが出来るでしょう。引越しには、かなりの費用がかかってしまうため、なるべく自分たちの力で運びたいという人も増えています。
そのため、重たい冷蔵庫を運ぶためには引きずるようにしましょう。玄関からトラックまで少し距離がある場合には、台車があると便利です。女性二人の力では、トラックまで運ぶのが厳しいという場合もあります。台車はそこまで費用も掛からないため、一つ用意して置くのも良いでしょう。
二階から運ぶ方法
女性二人で冷蔵庫を運ぶのはかなり重労働です。女性二人で二階から冷蔵庫を運ぶのは慎重に行う必要があります。
冷蔵庫を二階から運ぶ際には、下の人に全重量が行ってしまいますが、上の人も冷蔵庫の重さに引きずられてしまう可能性があります。
そのため、足を取られないように、スニーカーなどを履いて行うとよいでしょう。女性二人で二階から冷蔵庫を運ぶ際に、階段の手すりが邪魔になってしまう場合もあります。
そのような場合の運び方のコツとして、手すりを外してしまいましょう。女性二人で二階から冷蔵庫を運ぶ場合は、邪魔な物を外してしまえば、運びやすくなるでしょう。
女性二人で二階から運ぶ際には、ベルトを肩にかけて運ぶという方法もあります。しっかりとしたベルトを冷蔵庫の下に通し、女性二人の肩にかけて運ぶと楽に運べるようです。
冷蔵庫を運ぶ際の注意点
冷蔵庫の運び方によって、故障の原因となってしまっている可能性があります。自分たちで運べば引越し費用を抑えることが出来ますが、間違った運び方をしてしまえば故障につながってしまいます。ここでは、冷蔵庫を運ぶ際の注意点についてご紹介していきます。
横向きにはしない
冷蔵庫を運ぶ時に横向きにすることは問題ありませんが、長時間横向きにするのは故障の原因になってしまう可能性があります。冷蔵庫内の冷却サイクルの液が横にしたことによって漏れてしまう可能性があります。
少しの時間横にすることは問題ありませんが、長時間横にしていると、不自然な部分に液が流れ込んでしまうため、故障の原因となってしまいます。運び出す時以外のトラックで運搬している間は立てて運ぶようにしましょう。
腰痛防止
普段重いものを持たない人などは、無理な姿勢で持ってしまうこともあるようです。特にトラックに乗せる際には、運ぶ姿勢に注意しないと腰を痛めてしまう可能性があります。一気に運ぼうとするのは危険なので、休憩しながら、無理な時は相手に声をかけて運ぶようにしましょう。
設置後の注意点
冷蔵庫を設置後すぐに電源を入れる人もいます。しかし、トラックの振動で、冷却装置が不安定になっているため、すぐに電源を入れるのは故障の原因になってしまいます。
冷蔵庫の電源を入れる場合には、1時間以上経ってからや、不安な場合は半日以上置いてから入れると良いそうです。万が一、横にして運搬しなければいけなかった場合には、24時間以上冷蔵庫を休ませて置くようにしましょう。
冷蔵庫の運び方は十分注意しよう!
冷蔵庫の運び方は、慎重に行わないと故障の原因になってしまいます。道具を使用すれば、女性二人でも楽に冷蔵庫を運ぶことが出来ます。冷蔵庫は、ずっと持っていると負担がかかってしまうため、毛布やダンボールを敷いて引きずるという方法も行ってみましょう。