一週間分の節約レシピで食費を抑えよう!
家計のやり繰りは、主婦の悩み事です。お金の使い方は、その家族それぞれに違いますが、食費は節約術を知ると、家計のやり繰りに役立ちます。節約術には節約レシピやおすすめメニュー・安い食材の買い方などがあります。
そして今回の食費節約術では、節約レシピや節約メニュー・食材を無駄にせず使う方法と、一週間のメニューを決めておくことで、食費の予算を把握した安い買い物の仕方としてご紹介します。
また、一人暮らし用おすすめメニューと、4人家族用おすすめメニューに分けて「一週間分の節約レシピで食費を抑える」ことをテーマとしてまとめました。
一人暮らしの一週間分のおすすめの節約レシピ
一人暮らしでは、仕事で帰宅の遅い方などは、食材の買い物も思うようにできない方もいます。そんな方におすすめな節約術としては、一週間分のメニューを決めて休日に買い物を済ませる方法です。食材さえ用意できていれば、簡単な調理でも栄養バランスのよい食生活にすることができます。
さらに時間のあるときに、すぐ調理できる状態まで下ごしらえをしておくなど、事前の手間が必要ですが、疲れて帰ってきたときには便利です。
そして一週間分のメニューを決めておくことで、今日の夕食は、お肉を食べるので昼食は魚料理にするなど、一日の食事のバランスも良くなります。また昼食に何を食べるのかが予測できる場合は、反対の方法で夕食のメニューを決めるとよいでしょう。
また節約レシピにするには食材を安く購入し、無駄なく使うことが大事です。一人暮らしでは広告を見ることがなければ、スーパーの売り場で価格を調査しておくと予算立てができます。
ここでは日曜日に買い物をして、次の週の月曜日~日曜日のメニューそした、一人暮らしのおすすめ節約レシピをご紹介します。
月曜日
スーパーでは、夕方以降に買い物に行くと、肉や魚の賞味期限が近くなった商品が安い価格で販売されます。そんな魚を購入できたら月曜日の夕食には、消費するようします。直ぐに食べるのであれば、安い価格で購入できる見切り品は節約の見方になります。
「鯖の塩焼き」は、塩焼き用の鯖でしたら、そのままグリルかフライパンで焼くだけです。そして「冷ややっこ」の豆腐は、そのときある物や、ネギや鰹節などをトッピングすると、たんぱくな豆腐も味わいが出てくるでしょう。
お好みで、しょう油やポン酢をかけるだけです。そして生野菜や湯で野菜を添えれば栄養バランスも良くなります。また、このメニューに汁物があればより満足感がでます。また一人暮らしなら、ワンプレートの盛り付けも食器洗いが楽になって来ます。
火曜日
月曜日が魚のメニューだったので、火曜日には薄切りの豚肉メニューにしました。「豚肉の焼肉」は国産や外国産をスーパーでは見かけますが、外国産の方が安い価格です。また細切れや切り落としが安い価格で購入できます。
豚肉の薄切りは、焼肉のたれで炒めるだけです。また玉ねぎや長ネギ・キノコ類・ピーマン・人参などがあれば一緒に炒めるとボリュームアップと栄養化もあがります。また、塩コショウだ炒めたり、ニンニクや味噌で炒めても美味しく仕上げることができます。
付け合わせの「ほうれん草ソテー」はお湯に塩少々を入れて、茹で水気を絞り塩コショウやバターで炒めます。ほうれん草の一束が一人暮らしには多い場合は、冷凍保存で使い切りましょう。
水曜日
「もやしと青菜とちくわの野菜炒め」がメインのメニューです。もやしは10円以下の安い価格で購入することもできる、節約レシピには強い味方の食材です。購入したままの保存では痛みが早いので、タッパー容器等で水を取り替えながら冷蔵庫で保存しましょう。
また汁物は具沢山にすると満腹感もあります。そして煮卵は一人暮らしには便利なメニューです。時間のあるときに作っておくと朝食やラーメンなどにも使えます。煮卵のレシピを紹介していきます。
たまごは手軽に調理できて、安い価格ながら栄養価も良く、節約レシピにおすすめの食材です。一人暮らしには、1パックが多いと思っても、煮卵にしておけば約4日間は保存できます。小腹のすいたときにも、お菓子を食べるよりコスパも良しです。
たまご4個のレシピでは、調味液はみりん大さじ2・しょう油大さじ2・さとう大さじ2・酒大さじ1を鍋でアルコールを飛ばすためひと煮立ちさせます。そこへ半熟なら中火~強火で6~7分・固ゆでなら中火~強火で10分茹でて、調味液に漬け込みます。
また、めんつゆを利用すると楽です。漬け込む容器は、たまご全体に調味液が浸かるジッパータイプの袋が便利です。2日目以降が味が染みて、美味しく食べることができます。
木曜日
メインメニューの鶏肉は、予算に応じて、もも肉でなくても安い胸肉でのOKです。「チキンステーキ」の味付けは、塩コショウにニンニクやハーブの入った塩・バターしょう油・味噌バター・しょう油とみりんなど手元にある調味料で味付けます。
肉料理には生野菜を添えて、食物繊維もしっかり取りましょう。さらに汁物があると寒い時期には体も暖まってくるでしょう。
金曜日
麺類も一週間に一回はメニューに組み込むのもおすすめです。「皿うどん」は麺に付属のあんかけ用調味料が付いているので味付けは簡単です。残り物の野菜や肉・冷凍魚介を炒めて調味粉を水で溶いて煮るだけです。
また、麺類メニューではパスタやうどん・そば・ラーメンなどを、お好みで組み込んでもよいです。月曜日~水曜日で使う野菜や肉を、少しづつストックしておくと具材も直ぐに用意することができます。
土曜日
「キーマカレー」は挽肉と細かくカットした野菜で作るので、時短でカレーが作れます。ただし挽肉は劣化が早いので、冷凍保存がおすすめです。一人暮らしでは、お友達を招いた時のおもてなしにも、簡単ですぐできるのでおすすめです。
日曜日
一週間最後のメニューはパスタ料理にしてみました。月曜日~土曜日で余った食材で作ってみます。パスタはトマト味やしょう油味など、具材の種類で味付けを決めてください。残り物整理パスタ料理ですが、美味しく作ることができるでしょう。
4人家族の一週間分の安い節約レシピ
4人家族の節約レシピとなると量のある食材で安い物をセレクトします。野菜は季節により価格が変動するので、特売品や使いまわしのできる野菜を中心に一週間のメニューを決めていきます。また切り身の肉が高い場合は、ブロック肉の価格も見てみましょう。
ブロック肉の方が単価が安いことが多いので上手に利用してください。そして量が必要な4人家族では、乾物や缶詰め、玉ねぎやニンジンなどの賞味期限の長い食材は、安いときにストックしておくと食費の節約ができるでしょう。
月曜日
日曜日に一週間の買い物をするとしたら、賞味期限の短い魚メニューを月曜日に組み込みます。和食のメニューでも野菜を中心にした小鉢が沢山あると、満腹感も得られます。小鉢は茹で野菜に出し汁と和えたり、辛子味噌和え・鰹節とすりごまとしょう油、みりんの胡麻和えなどで変化を付けてみましょう。
火曜日
月曜日のメイン料理が魚でしので、火曜日には肉料理にしてみました。「ロース豚肉のソテー」は筋切をした肉に塩コショウをした後、小麦粉をまぶしてバターでソテーします。さらにケチャップとソースを肉のソテーした旨味出た肉汁でひと煮立ちさせたソースをかけても美味しくなるでしょう。
コンソメ顆粒で煮た「野菜スープ」や「こんにゃくの煮物」「ワカメときゅうりの酢の物」を副菜にします。こんにゃくも安い食材ですから、煮物やこんにゃくソテーなどで活用するでしょう。
水曜日
「からすかれいの煮魚」と「餃子」がメインのメニューです。「からすかれい」は冷凍で販売されていることが多いので、そのまま冷凍保存しておけば、いつでも調理できます。煮魚4枚分の基本レシピの調味料は水200㎖・酒200㎖・みりん大4・さとう大2・しょう油大4・生姜一片です。
この調味液を、まず煮立たせてから魚を入れて蓋をして弱火で5分・蓋をとり強火でお好みまで煮汁を煮詰めます。
また4人家族で沢山の餃子を食べたいのであれば、手作り餃子を、お子さんと作るのも楽しいですが、ほどほどの量で忙しい方でしたら冷凍餃子も、おすすめです。特売のときに購入しておけば食費の節約にもなるでしょう。
木曜日
木曜日にはお子様も喜ぶメニューにしてみます。「一口ハンバーグのトマトチーズ煮込み」をメインにスープとサラダそしてデザートは「みかんとバナナのヨーグルト」です。ハンバーグの挽肉は牛肉と豚肉のあいびき肉か、豚肉が美味しくなります。
節約レシピとしては安い豚肉がおすすめです。また煮込みソースのトマトは缶詰めタイプに塩コショウ・ブイヨン・お好みでニンニクを入れてもコクがでて美味しくなるでしょう。
缶詰はコンビーフなど高価な食材もありますが、トマトの水煮缶やシーチキンなどは安い価格で販売されています。トマト水煮缶はソース作りに、シーチキンは和え物などに重宝します。特売のときにストックをおすすめします。
金曜日
メインメニューは肉巻き料理です。おかずの量が必要な4人家族では、いわゆる量増し料理が食費節約になります。「ニンジンとインゲンの肉巻き」は、塩湯でした野菜を塩コショウをした薄切り肉で巻いて、ソテーします。
大人は、そのままでレモン汁をかけたり、ポン酢で食べる方法もさっぱりしていますが、お子さまはケチャップや温めた牛乳にチーズを溶かした、チーズソースをかけると喜ぶでしょう。
土曜日
4人家族の節約レシピの定番が「カレーライス」です。カレーは下ごしらえができれば煮あがるのを待つだけですから、その間にサラダ―や小鉢料理を作ることができるので調理も楽です。お肉は鶏肉・豚肉・牛肉のどれでも、おいしくいただけます。
買い物時に安い肉を購入しておきます。日曜日の購入で土曜日に食べるとなると賞味期限が心配なので冷凍保存しておくと安心です。
日曜日
4人家族が集まりやすい日曜日の夕食には、土曜日までに余った食材も無駄なく入れて「お鍋料理」にします。味付けは、お鍋の具材により、お好みですが具材を食べきった、旨味汁にはうどんや冷ご飯などをいれて食材の整理もしてみましょう。
一週間分の節約レシピのための買い物のコツ
一人暮らしや4人家族の節約メニューを、ご紹介しながら「一週間分の節約レシピのための買い物のコツ」を紹介してきましたが、ここでまとめてみます。そして一週間のメニューを決めておき、買い物の手間も考慮して、一週間に一度にする方法でまとめました。
買い出しは週に1回
忙しい方や、買い物に頻繁に行くと、つい余計な物まで買ってしまい、食費の予算オーバーとなりやすい方は、できるだけ買い出しの回数を減らすことで、食費の節約ができます。そのためには一週間のメニューを決めておけば、買う食材も決まってくるでしょう。
一週間分のメニューから食費を決める
一週間分のメニューを決めることが、大変と思われる方もいます。お料理のレパートリーが豊富な方や主婦歴の長い方と、お料理が苦手や新米主婦では、レベルの違いがもあるので、一概にキチンと決める必要はありません。
一人暮らしなら、食材を無駄にしないメニュー作りと、栄養バランスを考慮する。4人家族なら安い食材でボリュームのある料理と品数、そして栄養バランスを考慮したメニュー作りを心掛けましょう。
また、魚料理がメインの曜日の魚の種類は、広告や売り場で安い食材にする。また鶏肉で見切り品があったら、早めに食べる曜日に組み替えるなど、臨機応変に対処することで食費の節約ができます。
プライベートブランドの活用
スーパーには、プライベートブランドを販売している所もあります。例えば調味料です。有名ブランドとプライベートブランドでは何十円かの違いがあります。ところが製造元を見てみるとプライベートブランドでも有名メーカーなのです。
ですから安いプライベートブランドでも味は確かなのです。是非、製造元を確認できたら、こちらの購入で食費の節約にしてくだい。
特売日は程々に狙う
特売日は食費節約には、とても魅力的です。一週間分の買い物を、この曜日にできれば嬉しいのですが、つい余計な物まで買ってしまう恐れもあります。生鮮食品の購入には気を付けます。冷凍保存を活用するようにしましょう。
またカップ麺などは何かと重宝しますが、収納しきれないほどの大量ストックは、よく考えて購入しましょう。
一週間分の節約レシピの料理時のコツ
一週間分の食材をまとめて購入するには、生鮮食品の劣化に気を付けます。劣化しやすい食材から食べることと、週の後半の食材は冷凍保存するなどの工夫が必要です。ですから購入するときにも、賞味期限の長い物を棚の中から選んでくだい。
冷凍保存で長持ち
冷凍保存は食材を無駄にしない方法に不可欠です。唐揚げなど調味液を浸み込ませたい食材は、そこまで下ごしらえをして冷凍保存したり、計画的に冷蔵解凍や自然解凍もできると電子レンジでの解凍をすることもなくなるので、電気代も節約できます。
またそのときの天候で価格が変動する生野菜は、冷凍野菜が安い場合があります。そして一人暮らしで一梱包が多いときには、小分けに解凍して使える冷凍野菜も食費節約に便利です。
賞味期限の把握
食材を購入するときに、賞味期限を確かめる事は必要です。一週間分のメニューを賞味期限により入れ替えてでも、その食材をしっかり使い切ることが大事です。家族への安全も賞味期限を守ることには大事なことです。冷凍保存を上手に活用してくだい。
節約には手間はかかる
食材や残り物の料理の使いまわしも、食費節約には役立ちます。少しのニンジンでも残しておけば彩りとしてつかえたり、残り物のおかずを冷凍や冷蔵保存でリメイク料理にしたり、食材を無駄にしないことを心掛けましょう。
節約術は、考えたり手間をかけなければならないこともありますが、食費の節約や買い物の時間の節約には、仕方がないでしょう。
一週間分の節約レシピを決めてから買い物をしよう!
食費の節約は安い食材を利用することです。そして食材を無駄にしないためには、一週間分のメニューを決めておけば、食費の予算も立てやすく一週間に一度の買い物で、余計な物を購入してしまうことが防げる節約術のひとつの方法です。
しかし安い食材にこだわり過ぎては、味気ない料理や栄養化の低い物ばかりにもなりかねません。一人暮らしでも4人家族でも健康で過し、食を楽しむ暮らしをしなければなりません。
4人家族でお子様も大きくなると、とくに男の子は大人以上に食べたがり、食材の用意も大変になってきますが、量増し料理などを上手に取り入れて節約もしながら、お腹いっぱい食べさせてあげてください。