アヒージョの正しい食べ方を知っていますか?
アヒージョの正しい食べ方とはどのようなものかご存じでしょうか。スペイン料理店やおしゃれなレストランだけでなく、ご近所のスーパーでもアヒージョの素としてスープが売られています。
アヒージョの食べ方やどんな料理かはよく知らなくても、名前を聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
アヒージョは、単なる煮込み料理と思っている人はいませんか。実はアヒージョには、正しい食べ方やマナーがきちんとあります。今回はそんなアヒージョの、正しい食べ方やマナーについて学んでいきましょう。
そもそもアヒージョとは
そもそもアヒージョとはいったいどのような料理なのでしょうか。美味しいアヒージョを食べるためには食べ方やマナーも大切ですが、アヒージョについて知っておくことも必要です。
アヒージョの主役はいったい何なのか知っている人は、さほど多くはないのではないでしょうか。アヒージョの主役を知っているかどうかで、きちんとした食べ方やマナーを知っているかがわかります。
食べ方やマナーの前に、アヒージョはいったいどこの国の料理なのか、どのような料理をアヒージョと呼ぶのかなどを詳しく解説していきます。
スペインの名物料理
アヒージョはスペインの名物料理です。スペインのマドリードより南に行けばどこでも食べられる料理ですが、日本では少し前まで専門のスペイン料理店でしか食べることはできませんでした。
そのため食べ方やマナーもあまり知られてはいませんでした。しかし今ではちょっとおしゃれなレストランだけでなくスーパーで味付けの素を買うこともでき、自宅でも作れる料理になっています。ネットでは家庭でのアヒージョの作り方も出てきます。
アヒージョとは細かくしたニンニクとオリーブオイルで具材を煮込んだ、煮込み料理です。現地では酒場などで出されるおつまみのような料理で、ワインなどのお酒と相性が抜群です。
アヒージョの意味は?
アヒージョというのはスペイン語では、ニンニクという意味です。地方によって多少発音は違うようです。日本では単にアヒージョという名で親しまれていますが、現地ではアヒージョの前に使用した食材名を付けます。
食べ方やマナーなどはありますが、一般に食べられている料理であるため、そこまで堅苦しいものではありません。食べ方で無理をする料理ではなく、楽しくおしゃべりしながらお酒と一緒につまむ料理です。
カスエラで調理され提供される
アヒージョは通常カスエラと呼ばれる、陶器製の調理なべを使用します。一般家庭ではメジャーではありませんが、日本でもスペイン料理専門店やおしゃれなレストランなどでは、カスエラで提供するところも多くあります。
カスエラは直接火にかけても大丈夫な小鍋で、電子レンジにも入れることができ、オーブンにも入れられるという優れものです。大きさも小さめのため、現地ではカスエラで調理して、カスエラに入れたまま食卓に出すのが一般的です。
カスエラを日本で手に入れるのはなかなか難しいかもしれませんが、売っていないわけではありません。しかし家庭にある鍋などでも代用可能なため、無理をしてカスエラを購入する必要はないでしょう。
日本ではスキレットや土鍋を代用
本場で使用するのはカスエラでも、日本ではなかなか手に入りにくい調理器具です。そのため同じ陶器だからということなのか、日本で調理するときには土鍋で代用することがよくあります。どの鍋を使用しても食べ方は変わりません。
また、ちょっとおしゃれさを演出したいときなどは土鍋ではなく、スキレットで代用することもよくあります。フライパンでも調理できますが、大量のオリーブオイルを使う料理になるので、なかなかうまくできません。
アヒージョに入る具材
よく耳にするようになったアヒージョという料理ですが、具体的に食材は何かと聞かれると答えられない人も多いのではないでしょうか。食べ方の前にそもそも具材は何なのかと首をかしげる人もいるでしょう。
せっとになっている具材もお店によって違ったり、レシピを見てもいろいろな具材があったりして、メインは何なのか迷うことでしょう。どんな料理かよくわからない、という人の大半はアヒージョのメイン具材がよくわからないからです。
しかし実はアヒージョに入れる具材にはさまざまなものがあります。魚介や野菜、キノコ、肉などどんな具材を使用してもいい料理です。そのため提供する店によって具材が違うのも、当然のことです。
代表的な具材
お店によって使う具材が違うアヒージョは現地ではエスカルゴや牡蠣、野菜などを煮込むこともあるようです。食べ方やマナーに違いはなくても具材には大きく違いがあります。
基本的には魚介類を煮込むことが多いようですが、家庭や好みによってさまざまです。魚介だけでなくキノコやミニトマトなどもさっぱりしていておすすめです。もちろん代表的な、よく使われる具材というものはありますので、ご紹介します。
海老のアヒージョ
アヒージョと聞いてよく思い浮かべる具材、それは魚介類ではないでしょうか。牡蠣もそうですが他にもタラやイワシといった魚が一緒に煮込まれることは良くあります。
しかしもっとも代表的な魚介類といえば海老です。現地でも海老のアヒージョはよく食べられていて、仕上げにシェリー酒を入れるのがコツです。
キノコのアヒージョ
魚介は苦手、という人にはキノコのアヒージョもあります。中に入れるキノコはシメジやまいたけ、エリンギなどさまざまですが、一般的なのはマッシュルームです。キノコのアヒージョにシェリー酒は入れず、白ワインなどで仕上げをすることが多いです。
鶏のアヒージョ
食べるならお肉がいいという人には鶏肉のアヒージョがおすすめです。鶏肉もアヒージョの代表的な具材の一つです。鶏肉のアヒージョは野菜やキノコと一緒に煮込むことで、美味しいアヒージョを食べられます。
主役はオリーブオイル
いくつかの代表的な具材をご紹介しましたが、アヒージョの主役は具材ではありません。アヒージョの主役はオリーブオイルとニンニクです。
とくにオリーブオイルがないと料理として成り立たないので、美味しいアヒージョを食べたいときには美味しいオリーブオイルを使うようにしましょう。
アヒージョの正しい食べ方&マナー
アヒージョについて簡単なことがわかったら、次は正しい食べ方やマナーについて知っておきましょう。専門の料理店やレストランで、正しい食べ方やマナーがわかっていないと恥をかいてしまうこともあります。
とくにスペインの人と食事をするときなどは正しい食べ方やマナーを知っていることが、好印象にもつながるでしょう。
また正しい食べ方やマナーは美味しい料理を食べるための知恵でもあります。食べ方とマナーをマスターして美味しいアヒージョを食べましょう。
食べ方&マナー①オリーブオイルのみパンにつけて食べる
アヒージョとパンはセットといっても過言ではありません。パンの添えられていないアヒージョは考えられません。しかしパンとアヒージョの正しい食べ方やマナーは案外知られていません。
アヒージョに添えられているパンは、アヒージョの主役であるオリーブオイルにのみつけて食べるのが正しい食べ方です。
具材をパンに乗せるのはNGな食べ方
中には味の付いた具材をパンにのせて食べるのが美味しい、という人もいるでしょう。しかし美味しいかもしれませんが具材をパンにのせて食べるのはNGです。
正しい食べ方ではないですし、マナーがなっていない食べ方だと思われてしまいます。レストランなどで、アヒージョの具材をパンにのせて食べるのはやめておきましょう。
食べ方&マナー②オリーブオイルは残さず全て食べる
基本的なマナーとしては、アヒージョに使用されているオリーブオイルはすべて食べきってしまいましょう。アヒージョは大量のオリーブオイルで煮込んで作られる料理です。
そのためオリーブオイルは残して具材だけを食べきってしまう、というようなことがよくあります。しかし現地の人からすると、この行為はマナー違反として受け止められてしまいます。
そんなに大量のオリーブオイルを食べるなんて、と思う人もいるかもしれませんが、アヒージョの主役はオリーブオイルです。そのため食べ方のマナーではオリーブオイルは食べきることが求められます。
食べ方&マナー③最後に残った具材を食べる
アヒージョの正しい食べ方のマナーでは、先に主役であるオリーブオイルをきちんと食べてから、最後に残った具材を食べましょう。
まずはパンにオリーブオイルを浸してから食べきり、最後に具材を食べるという順番をきちんと守っていれば、現地の方からも驚かれること間違いなしです。
アヒージョの食べ方&マナーの気になるポイント
アヒージョの食べ方やマナーについてはわかっても、ほかにも気になるポイントもあるのではないでしょうか。ここでは食べ方やマナーについて気になるポイントを押さえておきましょう。
きちんと知っておくことで、食べ方で戸惑うこともなく、スペインの方にも一目置かれることにつながることでしょう。
パンを直接アヒージョに入れる食べ方はいいの?
パンをオリーブオイルに浸して食べるのはいけど、直接パンを鍋に入れて食べるのは正しい食べ方なのか、と疑問に思うことはないでしょうか。
パンを鍋に直に入れるのは、行儀が悪いのではないかと心配になります。しかしその心配はいりません。スプーンでオイルをすくってパンにつけてもいいですが、鍋に直接パンを入れてもマナー違反ではありません。
オリーブオイルだけスープのように食べてもいいの?
オリーブオイルをスープのように飲んでもマナー違反ではありませんが、オリーブオイルは食用油なので直接飲むのは無理があります。
レストランなどではオリーブオイルを残すのはマナー違反とされますが、料理は美味しい食べ方が一番のため、無理して飲むことはありません。もちろんオリーブを飲むのが好き、という場合は飲んでもマナー違反ではありません。
オリーブオイルを全部食べれない場合はどうする?
アヒージョはオリーブオイルで煮込む料理のため、オリーブオイルが大量に使用されます。パンに浸して食べたとしても、全部食べきるのは難しい時もあるのではないでしょうか。
特にオリーブオイルは食用油ですから、そのまま飲むというのも難しいです。レストランなどの外食では、残ったオリーブオイルはそのまま残すしかありません。
しかし家庭などであれば残ったオリーブオイルは、別の料理に再利用して美味しい食べ方を見つけてみましょう。魚介のうまみやキノコの出汁がギュっと詰まったオリーブオイルは、美味しい料理に変身できます。
アヒージョの残ったオイルの美味しい食べ方
アヒージョの残ったオリーブオイルの食べ方とは、どのようなものなのでしょうか。残り物のオイルで本当においしい料理ができるのか、と疑問に思うこともあるでしょう。
しかしアヒージョのオリーブオイルは、通常のオイルよりも出汁が詰まった美味しいオイルです。そのため食べ方の幅も広く、パスタやピラフなどさまざまな料理にアレンジすることができます。
ここでは残ったオリーブオイルを使った料理をいくつかご紹介します。美味しい料理を作って、アヒージョに使ったオリーブオイルを最後まで堪能しましょう。
パスタにアレンジ
パスタにもオリーブオイルを使用することがあります。特にキノコのアヒージョの残りのオリーブオイルは、オイル自体にキノコの旨味がよく出ているため、相性は抜群です。
アヒージョの残りのオリーブオイルを上手な食べ方で完食したい、という時にはぜひキノコのパスタを作ってみてはいかがでしょうか。
もちろんキノコに限らず、パスタとオリーブオイルはよく合うのでどのアヒージョのオイルを使用しても美味しく食べられます。種類にこだわらず、チャレンジしてみてください。
材料・作り方
ここではキノコパスタの材料や作り方をご紹介します。材料に使うのはパスタ、アヒージョの残りのオリーブオイル、キノコ、塩コショウです。その他お好みで具を追加しても大丈夫です。
それぞれ材料の量はお好みで問題ありません。キノコは食べやすいサイズに切っておきましょう。種類は好きなキノコを3から4種類ほど入れてみるといいでしょう。パスタは通常通り鍋で好みの硬さに茹でます。
パスタをゆでている間に、オリーブオイルでキノコを炒めましょう。キノコはしっかり火を通しておきます。生煮えは危険です。パスタが茹で上がったらキノコと和えて、塩コショウなどで好みの味付けをしましょう。
いろいろな味を楽しめるのが魅力
パスタにアレンジするときには、いろいろな食べ方を楽しめるのが魅力です。キノコのアヒージョならキノコのパスタ、海鮮のアヒージョなら海鮮パスタなどです。そのほかにもさまざまなアレンジが楽しめます。
具に使うのはアヒージョの残りでもいいですし、玉ねぎやベーコン、ウィンナーなどを加えるのもおすすめです。ちょっとした工夫で絶品パスタを味わうことができるので、ぜひ試してみてください。
ピラフにアレンジ
アヒージョの残ったオリーブオイルや具材は、ピラフにしても美味しい食べ方ができます。特に魚介のアヒージョはピラフと相性がよく、魚介の出汁がギュっと詰まったオリーブオイルを使用することで、お米にも美味しさが染み込みます。
アレンジの方法はさまざまで調理器具も土鍋や深型の鍋などが使用できます。火の通りがよくお米の芯が残らずに炊くことができるので、おすすめは土鍋です。
材料・作り方
アヒージョの残りオイルの食べ方として、実はピラフにアレンジすることもできます。材料はお米とアヒージョの残りオイル、アヒージョの残りの具材に玉ねぎやニンジンなどを用意しましょう。
その他お米が2合程度であれば、水とアヒージョの残りスープをあわせて400ccほど作ります。お米は洗っておきます。玉ねぎやニンジンはみじん切りにしておくといいでしょう。土鍋を用意してオリーブオイルで具材を炒めます。
お米は別の鍋で透き通るまで炒めておきましょう。お米を炒めたら土鍋に移し、スープを入れて蓋をして強火で煮立たせます。煮立ったら弱火にして10分程度、そのあとは火を止めて蒸らしましょう。
ピラフには具材を追加
ピラフにはタコを追加してタコピラフにもできるし、ウィンナーやベーコンを追加しても美味しくできます。自分なりのアレンジを見つける楽しみがある料理です。
またアヒージョの味付けだけで十分という人もいますが、味が薄いと感じるようであれば塩や胡椒、醤油を少し足してみてもいいでしょう。決まった食べ方があるわけではないので、いろいろな食べ方に挑戦してみてください。
リゾットにアレンジ
リゾットはピラフと似ていますが、また違った食べ方が楽しめる料理です。アヒージョの残りのオリーブオイルはお米とよく合うため、ピラフだけでなくリゾットにもアレンジすることができます。
リゾットにするとアヒージョに使用した具材の旨味がしっかり入り、通常よりも美味しい絶品リゾットを楽しむことができます。リゾットにはトマトのアヒージョや鶏肉のアヒージョがおすすめです。
材料・作り方
リゾットに必要な材料はご飯、アヒージョの残りオイル、鶏肉とコンソメです。お好みでチーズやハーブソルト、バジルを使ってみても美味しく食べられます。鶏肉はカットしておきましょう。コンソメは顆粒だと使いやすいです。
お鍋にアヒージョの残りのオリーブオイルや具材を入れます。一緒にカットした鶏肉、コンソメを入れて火にかけましょう。
しっかり炒めたらお米を入れます。お米をよく混ぜ合わせたらお好みで細かく刻まれたチーズやバジルを入れましょう。
付け合わせは?
アヒージョの残りのオリーブオイルを使用するため、通常のリゾットよりも油っぽくなります。そのため、付け合わせにはさっぱりしたサラダがおすすめです。
箸休めに白菜や株のお漬物などもいいかもしれません。余ったアヒージョもリゾットに仕立てることで美味しく、最後まで食べることができます。
アヒージョを作ってみよう!
アヒージョを家庭で作ることはできるのだろうか、と疑問に思うことはないでしょうか。レストランで食べても残ったオリーブオイルが勿体ないと感じてしまうこともあるでしょう。
家庭で作れば残り物も美味しくアレンジできます。難しそうなイメージのあるアヒージョは、実は家庭でも簡単に造れるスペイン料理です。
材料をそろえて手順さえ守れば、特別なテクニックなど必要としません。ぜひアヒージョの作り方を覚えて、家庭でもおいしいアヒージョを作ってみましょう。
材料
アヒージョの材料は何をそろえればいいのでしょうか。まずはオリーブオイルとニンニクを用意します。またさまざまな種類のアヒージョがある中で、これといったメインの具材を決めましょう。
アヒージョの具材はエビ、タコ、白身魚、マッシュルーム、トマト、ジャガイモ、鶏肉、ベーコンなど好みに合わせて好きなものを用意します。大きさは食べやすい一口サイズに切るといいでしょう。
とはいえ魚介類や生野菜はきちんと下茹でをしておきましょう。そのままに混んでしまうとアヒージョが水っぽくなって、残念な味になってしまいます。また調味料として鷹の爪と塩コショウも準備しておきます。
作り方
海老は殻をとり片栗粉をまぶす、野菜やお肉は一口サイズにカットするなどの下ごしらえをしておきます。ニンニクはみじん切り、鷹の爪は種をとって輪切りにしておきましょう。バジルを入れる場合はバジルもみじん切りです。
深めの鍋にオリーブオイルを入れて、ニンニクと鷹の爪も入れます。弱火でニンニクが香り立つまで様子を見ましょう。ニンニクがいい感じになってきたらメインの具材、エビやお肉を入れます。
火が通ればほかの具材も入れましょう。最後に塩を一つまみ入れ、バジルやパセリなどのみじん切りを入れると香り豊かなアヒージョの完成です。お皿に盛って美味しくいしく食べましょう。
アヒージョにおすすめのパンは?
アヒージョにはパンが欠かせません。パンがなければメイン食材であるオリーブオイルを美味しく食べることができないからです。しかしパンならどんなパンでもいいのでしょうか。
実はアヒージョには合うパンと合わないパンがあります。アヒージョに合わせる食べ方がパンに求められるので、アヒージョの風味を生かせないパンは相性がよくありません。アヒージョにおすすめのパンはどのようなパンなのでしょうか。
バゲット
アヒージョにおすすめのパンは、バゲットと呼ばれるフランスパンです。パン自体にはそんなに主張するほどの味がなく、出汁が染み出たオリーブオイルをつけて食べるのに最適です。オリーブオイルが染み込んでも程いよい固さであるため、美味しく食べられます。
固めのフランスパン系のパンには、ガーリックをつけて焼くという食べ方や、もともとオリーブオイルをつけて食べるという食べ方があります。そのためアヒージョとも相性のいいパンです。
食べ方としてはバゲットやバタールなど細長い系のフランスパンをスライスして、トーストで焼いてから食べるとう食べ方がおすすめです。お互いの特徴を生かせる最良の食べ方です。
合わないパンもある
アヒージョに合うパンがあれば、当然合わないパンもあります。アヒージョにパンをあわせる、という食べ方からアヒージョの風味を生かせるパンが理想といえます。
クロワッサンのようなバターの風味が香る味があるパンや総菜パンは当然のことながらアヒージョの食べ方には相性はよくありません。そのほかにも日本特有のパンはあまりアヒージョの食べ方には合わないでしょう。
カンパーニュ
フランスパンの中でもカンパーニュはあまりおすすめできません。カンパーニュはよく見る丸いタイプのフランスパンで、一般家庭でよく食べるパンです。しかし丸いからダメというわけではありません。
実はカンパーニュには他のフランスパンにはない酸味や独特の風味があります。そのカンパーニュ特有の風味が、アヒージョには合わないためです。アヒージョにパンを合わるという食べ方をするのであれば、カンパーニュはやめておく方がいいでしょう。
食パン
朝はパン食、という家庭であれば常備してあるだろう食パンもアヒージョとは相性がよくありません。理由は単純で、日本の食パンはやわらかすぎるからです。
アヒージョにおけるパンの食べ方はオリーブオイルにパンを浸すというものです。そのためパンがあまりやわらかいと、オリーブオイルにつけて食べるいう食べ方が不向きになります。
アヒージョのパンの食べ方と食パンの相性はよくなく、どちらの風味も生かすことができません。そのためアヒージョに食パンをあわせる食べ方はおすすめできません。
仲間内での楽しいアヒージョの食べ方
アヒージョには、さまざまな食べ方や楽しみ方があることはご存じでしょうか。いろいろな食べ方を試してみることで、アヒージョの可能性が大きく広がります。アヒージョは一人で食べても大人数で食べても美味しく味わえる料理です。
またおつまみ系なので、少量でも楽しめるのが魅力の料理です。お酒とともに少しのアヒージョとフランスパンをじっくり味わって、家族や仲間内で楽しいパーティーをしてみてはいかがでしょうか。
また気軽な集まりで変則的なアヒージョであれば、食べ方をそこまで気にする必要もありません。オリーブオイルの使用量が少量であれば、食べ方を守るのもたやすいのではないでしょうか。
たこ焼きプレートを使った食べ方
タコ焼きプレートが自宅にあって、よくタコ焼きパーティーをする、という家庭は少なくないのではないでしょうか。しかしタコ焼きに使うプレートは、タコ焼きだけを焼くためにあるのではありません。
このタコ焼きプレートの一つ一つの穴に、少量のアヒージョを作ることができます。それぞれに違った具材を入れてみるのも楽しい食べ方です。特にタコ焼きプレートで作る場合は、女子会やお疲れ会などでは活躍してくれます。
また少量であるため通常のアヒージョよりもカロリーを気にしなくていいという利点があります。またさまざまな味が楽しめるうえに、オリーブオイルも少ないため食べ方をそこまで気にしなくていいのが魅力です。
缶詰ごと焼き上げる食べ方
アヒージョの中には、オイルサーディンの缶詰ごと焼き上げるという変わり種もあります。おすすめのシチュエーションはバーベキューの時でしょう。お肉を焼くときついでに片隅にオイルサーディンの缶詰をのせてみましょう。
作り方は非常に簡単かつ手間いらずです。ニンニクをスライスして缶の中に入れるだけです。あとは煮立つのを待つばかりです。すぐに美味しい簡易アヒージョが出来上がります。
野外なので食べ方やマナーもそこまで気にする必要もありません。またオイルも缶詰に入っているだけなので、残さず食べるという食べ方も実践できるのではないでしょうか。
アヒージョはオリーブオイルを楽しんで食べよう!
アヒージョの主役はオリーブオイルです。食べ方やマナーも大切ですが、一番大切なのは美味しいアヒージョを楽しんで食べることです。食べ方にとらわれすぎて楽しめないのでは意味がありません。
美味しいアヒージョは、主役のオリーブオイルを楽しく食べることです。食べ方やマナーを気にしすぎておいしいアヒージョが食べられなくなるよりは、楽しくしっかり食べた方がいいのではないでしょうか。
とくにご家庭で作る際には、ぜひ主役であるオリーブオイルを堪能して美味しいアヒージョを食べましょう。