アクリル絵の具の使い方まとめ!特徴・塗り方のコツやDIYアイデアも紹介!

アクリル絵の具の使い方まとめ!特徴・塗り方のコツやDIYアイデアも紹介!

アクリル絵の具は使い方やアイデア次第で幅広い創作が可能な画材となっています。今回はアクリル絵の具の特徴だけでなく、創作に活かせるようなアイデアや塗り方のコツ、使い方の注意点など実際に使う上での知識をまとめて紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.アクリル絵の具の使い方をマスターしよう!
  2. 2.そもそもアクリル絵の具とは
  3. 3.アクリル絵の具の特徴
  4. 4.アクリル絵の具の使い方①絵の具の種類
  5. 5.アクリル絵の具の使い方②必要な用具
  6. 6.アクリル絵の具の使い方③描き方・コツ
  7. 7.アクリル絵の具の使い方④DIYアイデア
  8. 8.アクリル絵の具の使い方⑤注意点
  9. 9.アクリル絵の具の使い方が広がる画材
  10. 10.アクリル絵の具をいろいろな使い方で楽しもう!

アクリル絵の具の使い方をマスターしよう!

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アクリル絵の具は絵画を作成するうえで欠かせない画材のひとつです。絵の具はほかにも水彩絵の具などがありますが、アクリル絵の具は他の画材と比べてまた違った性質や特徴を持っています。

初心者やイラストを描かない人にとっては専門知識が必要なアイテムという印象を抱く人も少なくありません。しかしアクリル絵の具はその使い方やコツを理解すれば、その性質を活かして独創的な作品を生み出すこともできます。

絵を描いたことのない人も、絵を描くのが趣味な人もアクリル絵の具の魅力を理解して、世界にひとつだけの作品をつくりだしていきましょう。

そもそもアクリル絵の具とは

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アクリル絵の具の上手な使い方をマスターしていくうえで大切なのは基本を知ることです。まずはその性質や特徴を掴むことから始めていきましょう。

特にアクリル絵の具でイラストを描いたり、DIYする際には自分の思い描いたものを完成させるためには基礎を知るのは重要なポイントでもあります。

まずはアクリル絵の具の基本的な知識を学ぶことで、他の画材との違いやその特徴を明確にしていきましょう。

顔料とアクリル樹脂を混ぜた絵の具

絵の具はアクリル絵の具以外にも幾つか種類がありますが、その素材は基本的に「顔料」と「バインダー」と呼ばれる別の素材と混ぜ合わせることでつくられます。絵の具によってこの混ぜ合わせる素材が異なり、それによって使い方や用いる場面が分かれていきます。

アクリル絵の具は混ぜ合わせる素材に顔料とアクリル樹脂が使用されています。顔料というのは着色に用いる粉末に用いられる総称で、水や油に溶けない性質を持っています。対してアクリル樹脂は透明度の高い合成樹脂になり、独特の匂いを発する特徴を持っています。

いろいろな使い方で楽しめる

アクリル絵の具が絵画以外にもDIYで用いられる理由としては、色んな使い方が出来る点です。一般的に絵の具は水に溶かし、紙に塗っていくのがスタンダードな使い方です。

そのため、雨に濡れてしまうと溶け落ちてしまうデメリットがあります。しかしアクリル絵の具は水に溶けにくい性質を持っていることから、綺麗な仕上りを保つことが可能です。

そのため、紙だけでなくコンクリートなど色んなものに塗ることができることから、DIYする塗料としても相性が良い画材になります。

また、アクリル絵の具には透明・不透明・液状タイプなど異なる特徴を持ったタイプが販売されています。

使用するものによって速乾性のものや、広範囲に塗りやすいといった性質を持っているため、自分のつくりたいものやアイデアに合わせて使っていけるのも好まれる理由として挙げることができます。

また、塗り方や使い方を工夫するだけでもグラデーションといったポピュラーな技法や油絵のような仕上がりにすることも可能です。創作するうえで幅広い使い方ができるのが、アクリル絵の具の大きなメリットと言えることができるでしょう。

アクリル絵の具の特徴

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アクリル絵の具は使用されている素材が異なることから、その特徴は大きく異なります。絵の具の特徴を理解することは、使い方のコツをスムーズに身に着けられます。

また、アイデアに繋がることもありますので、知っておくことは決して損ではありません。そしてDIYする素材や描きたいイラストによってアクリル絵の具の使い方を臨機応変に変えられるようになるので、自身のアイデアを作品に反映する方法を見つけやすくなります。

他にも初めてアクリル絵の具を使う人は、その特徴を理解してから使っていくようにすると失敗する可能性を低くすることもできます。

乾くのがかなり速い

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アクリル絵の具は他の絵の具に比べても速乾性が高いことが特徴として有名です。速乾性が高い性質を持つ画材を使用する場合、他の色と混ざらないように完成するまでの工程に気を遣わなければいけません。

しかしアクリル絵の具は、外側から乾いていく性質を持っています。そのため、他の色と溶け合うこともなく、完全に乾ききっていない状態でも作業を進められることが特徴です。

乾くと水に溶けない

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アクリル絵の具が他の画材と大きく異なる特徴として乾いた後は水に溶けない性質を持つようになることです。

この利点を活かした使い方として何度も色を重ねた塗り方すれば、グラデーションなど色鮮やかな仕上がりになります。

また、水に溶けなくなるので失敗した部分だけを修正することも簡単なので、初めて絵の具を使う人にとってもアクリル絵の具はおすすめです。

色が鮮やか

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アクリル絵の具を好んでDIYや絵画の画材に選ぶ人が指示する理由として、色が鮮やかな仕上がりになるのも特徴のひとつです。

実はアクリル絵の具の素材として用いられるアクリル樹脂は、乾くと透明になる特徴を持っています。すると混ぜ込まれている顔料だけが見える仕組みになるので、発色が鮮やかになるのです。

特にピンク、ライトブルーなど中間色に分類されるカラーは特に色合いが鮮やかと言われています。DIYする際や、作品で中間色を使用したい人はアクリル絵の具を使うことを考えてみると良いでしょう。

油絵に比べ透明度が高い

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アクリル絵の具に含まれる樹脂は時間が経過すると透明になる性質を持っていることもあり、油絵よりも透明度が高いとされています。

絵の具を使用した塗り方として混色を用いる使い方がありますが、アクリル絵の具を使用して行う場合は「パレットで混色してから塗る方法」と「重ね塗りで混色する方法」の二つから選ぶことが可能です。

特に下地に塗った色を活かしたい場合は、透明度が高い方が綺麗に仕上がるので、アクリル絵の具の特徴は相性が良いとされるのです。

水彩・油絵のような塗り方もできる

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アクリル絵の具は水で薄めて透明感を高める塗り方をすれば水彩風に仕上げることができますし、水の使用量を少なめにした塗り方をすれば油絵風の作品に仕上げることも可能です。幅広い使い方ができる点が、アクリル絵の具の最大の特徴と言えるでしょう。

アクリル絵の具の使い方①絵の具の種類

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アクリル絵の具の基本的な特徴を理解したら、次は種類別の特徴についても理解していきましょう。アクリル絵の具は大きく分けて透明タイプ、不透明(ガッシュ)タイプ、液状タイプの3種類が存在します。

それぞれアクリル絵の具が持っている基本的な特徴を持ちながら、それぞれまた違った性質を持っています。そのため、使い方や塗り方も使う種類によって変えていく必要があります。綺麗な作品を仕上げるためにも、アクリル絵の具の種類別の特徴についても知っていきましょう。

透明タイプ

透明タイプはアクリル絵の具が持つ「透明度が高い」特徴をより高めた種類になります。そのため使い方としては重ね塗りで下地の色合いを鮮やかに出すことができるだけでなく、深みを生み出すこともできます。

そういった特徴を持っていることから、補助的な役割として使い方がおすすめとされるタイプです。また使い方によってはガラスに近いくらい透明度を高めたり、ざらついたテクスチャを生み出すこともできます。

また速乾性が高いというアクリル絵の具が持つ特徴も兼ね備えているため、重ね塗りなどで起きやすいミスをカバーしやすいというメリットもあります。そのため、出来るだけ綺麗な色合いを引き出したい人に最適なタイプと言えるでしょう。

不透明(ガッシュ)タイプ

不透明(ガッシュ)タイプはデザイナーなどプロのアーティストが好んで使われるタイプです。特徴としては、アクリル絵の具の素材として用いられているアクリル樹脂が少なめに使用されており、そのぶん顔料を多めに配合されています。

通常のアクリル絵の具と素材の配合が異なることで、不透明(ガッシュ)タイプは筆跡や塗り方がムラになってしまうのを抑える特徴を持っています。そのため塗る場所が広範囲にわたる場合に使われることが多いアイテムになります。

また他のタイプと違い、光沢のない仕上がりになるのも特徴です。そのため質感にこだわりたい人に最適なタイプと言えます。

液状タイプ

液状タイプのアクリル絵の具は他のタイプに比べて水分が多く含まれていることが特徴です。アクリル絵の具は水を混ぜた使い方をすることもありますが、液状化することで発色具合が悪くなることがあります。

しかし液状タイプはあらかじめ発色具合が悪くならないように水分を混ぜ込んでいます。またその他の使い方として、ブラシなどを使用すれば広範囲に塗りやすい点も特徴として挙げられます。

また、水分が多い特徴を活かすことで、水彩風に仕上がりやすいタイプでもあります。ただ通常のアクリル絵の具よりも水彩絵の具に近い性質を持っているため、DIYよりも絵画向けの画材となっています。

アクリル絵の具の使い方②必要な用具

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アクリル絵の具を正しい使い方をしていくためには、必要な道具を揃えることも大切です。絵画の画材としてだけでなく、DIYの塗料としてもアクリル絵の具は使用されるため、必要に応じて用具をリストアップしていきましょう。

パレット

パレットはチューブなど入れ物から出した絵の具を受け止める場所として使用します。またそれ以外にも、重ね塗りなどする場合、パレットで別々の色を混ぜるといった方法など、様々な使い方があります。

DIYなど目的によっては必要なケースもありますが、完成させるものに合わせて用意すると良いでしょう。また、絵画の画材として使用する場合は、パレットは必需品になりますので必ず準備していきましょう。

パレットも紙タイプと水タイプがありますが、自分が作り上げたいものや塗り方、使いたい色などから考えて選ぶようにしてください。

紙パレット

綺麗に絵の具を使いきりたい人には紙パレットがおすすめです。紙パレットはノート状になっているだけでなく、表面がラミネート加工されているのが一般的です。絵の具が染み込んでしまう心配がなく、最後まで使いきることができるのがメリットになります。

また、アクリル絵の具は速乾性が高い特徴を持っているため、プラスチックのパレットだと時間経過によってはそのままこびりついて使えなくなってしまうこともあります。

もしアクリル絵の具がかたまってしまった場合は、紙パレットは剥がせばすぐい新しいパレットに切り替えることができるのが大きな特徴です。

使い方の関係で使い捨てにはなってしまいますが、そのぶん片付けがしやすい点においても魅力的なポイントです。

水パレット

水パレットは水に浸したスポンジの上に、専用の紙をのせて使用するパレットになります。特徴としては通常のパレットに比べて常に湿っているので、のせた絵の具が乾きにくくなる点が挙げられます。

特にアクリル絵の具は速乾性が高い特徴を持っているので、乾かないようにしたい人におすすめです。ただ他のパレットよりもスペースをとってしまうため、DIYなど時間のかかるものや、大きな作品をつくる際に使用するのに最適です。

アクリル絵の具と相性の良い筆は天然素材のものとされています。しかし筆は使う人の塗り方や使い方によって大きく影響されるため、自身の特徴や癖を踏まえて選んだ方が良いでしょう。

また、アクリル絵の具を使用する場合は長く使い続けることができないため、消耗品となることを前提に選んでください。アクリル絵の具向けの筆も販売されているので、色々な商品を見て比較してみましょう。

絵を描く紙

アクリル絵の具を使っていくうえで大切なのが、紙です。塗るものがなければ、絵の具は使用することができません。用意する紙については特に指定はありません。

画用紙、クロッキー帳など絵を描く以外でも使用されているような一般的な紙のうえでもアクリル絵の具は使うことができます。

紙以外でもOK

アクリル絵の具は紙以外にも使用できることが特徴の画材であることから、DIYの塗料として使用するのもおすすめです。そのため、準備するものは紙以外でも構いません。

アクリル絵の具は塗る場所が限定されていないことが大きなメリットです。上履きやガラス、布のカバンなど自分がDIYしたいもの、描きたいものに合わせて好きなものを準備してみてください。

筆洗

使い方の基本として、絵の具を塗るのに使用した筆は筆洗と呼ばれるバケツにためた水で洗います。このとき、使用する絵の具によって洗う液体が異なることがありますが、アクリル絵の具は水で洗うようにしてください。

形状は市販されているもので構いませんが、上手な使い方のコツとして濯ぐ用、洗う用、水替え用など目的別にわけると良いでしょう。その時の塗り方によって用意してみてください。

雑巾

雑巾は汚れた場所を拭う以外にも、水洗で注いだ筆先を拭うなど様々な使い方あるため、枚数は多めに準備しておくと良いでしょう。最低でも2枚は用意しておくと、使い分けることもできます。

雑巾を選ぶコツとして、繊維が出ないものにすると筆に絡んでしまったりすることがありません。また、新品よりもある程度使われたものの方が良いとされています。

アクリル絵の具の使い方③描き方・コツ

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アクリル絵の具の特徴から実際に使用するうえで必要な道具を集めたら、いよいよ実行に移ります。上手な塗り方をするコツとして大切なのが、あらかじめ色んなアイデアを吸収しておくことです。

なかでも描き方は技術に言い換えることもできる大切な要素となります。塗り方やそのコツをあらかじめ自分のなかに取り込んでおくことで、より独創的なDIYや作品ができるようにしていきましょう。

濡れている紙の上に絵の具を置く描き方

濡れている紙の上に絵の具を置く描き方は、「ウェット・イン・ウェット」と呼ばれる技術です。塗り方としては、紙を水で濡らした状態にして、その上からアクリル絵の具をのせていきます。水に濡らすことで、のせた絵の具が混ざりあうことで滲んだような仕上がりになります。

この描き方のコツは、紙をしっかり濡らすことです。刷毛などブラシ類を使用して全体をしっかり濡らしていきましょう。

また別の方法として紙ではなくアクリル絵の具に水を多めに配合してから塗っていくのも、同じ効果を狙うことができます。

グラデーションを作る描き方

グラデーションを作る描き方は絵画だけでなくDIYでも用いられる技術ですが、色に段階をつけて変化させる塗り方のことを言います。

アクリル絵の具でグラデーションを作る描き方をする使い方としては、グラデーションを作るうえで大切となるぼかす作業をしている時に乾かないようにすることがコツです。

そのままアクリル絵の具を使用すると特徴である速乾性が高さを発揮してすぐにぼかすことができなくなってしまいますので、使用前にメディウムを混ぜるようにしてください。

このメディウムというのは溶剤のひとつで、アクリル絵の具と混ぜ合わせることで乾く時間を遅らせる効果を発揮します。

注意点として、メディウムは幾つか種類がありますが、アクリル絵の具でグラデーションを作りたい場合はリターダーを使用するようにしてください。他のものは乾く時間を遅らせる効果を発揮しない場合があります。

透明な色を重ねていく描き方

透明な色を重ねていく描き方は、グレース技法と呼ばれる塗り方で主に抽象画に用いられることが特徴として挙げられます。

塗り方としては、透明な色を薄く何層にも重ねて塗っていきます。これにより、色を鮮やかにしたい時や逆に暗くしたい時など色に変化を加える効果を持っています。

コツとしては使用する色は必ず透明色を選ぶようにしてください。不透明などタイプの違うアクリル絵の具で塗ってしまうと、透明にならないのでただ色を上書きすることになってしまいます。

アクリル絵の具は含まれているアクリル樹脂が透明になる特徴を持つことから特に相性の良い塗り方となっています。

油絵のように盛っていく描き方

油絵のように盛り上がるような塗り方で凹凸を作る方法も、アクリル絵の具で再現可能な描き方です。これはインパスト技法と呼ばれるもので、ゴッホやモネといった印象派の絵画のような仕上がりになるのが特徴です。

アクリル絵の具で行う場合の塗り方は、油絵と同じようにアクリル絵の具と水を混ぜないでそのまま使うようにしてください。また、この場合のコツとして使用する筆は固めのものにすると、塗りやすくなります。

ただ乾燥するとアクリル絵の具は厚みがなくなってしまうことがあるので、ジェルメディウムと呼ばれる材料を混ぜることで体積が減らないように対策しておきましょう。

絵の具を飛沫状に飛ばす描き方

絵の具を飛沫状に飛ばす描き方はスパッタリング技法と呼ばれるもので、油絵ではポピュラーな技術になります。アクリル絵の具で行う場合の塗り方は、水に溶かして液体に近い形にしましょう。液体タイプを使用しても構いません。

コツとしては溶かした絵の具をかための筆にしみ込ませたら、飛沫になるように指で筆先を弾いて塗る場所に飛ばしていきます。普通の描き方と違ってランダムなデザインを生成できるので、一味違ったデザインを生み出した人におすすめです。

また、特別な技術を使用しない塗り方でもあるので、初めてアクリル絵の具を使ってDIYや創作する人にも挑戦しやすい描き方になっています。

アクリル絵の具の使い方④DIYアイデア

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アクリル絵の具は色んなものに塗っても落ちない性質を持っていることから、DIYの塗料としても好まれる画材となっています。

リメイクから本格的なDIYまで幅広く使用されており、アイデア次第で好きな作品を生み出すこともできます。

塗り方やコツだけでなく紹介するDIYのアイデアを参考にしながら、アクリル絵の具を使った工作にチャレンジしてみてください。

空き缶をリメイク

DIYで流行している空き缶リメイクは、アクリル絵の具を使用して工作することもできます。やり方も缶の外側に塗るだけでも見た目が変わるので子どもと一緒にできるDIYアイデアとしておすすめです。

よりおしゃれにするコツとしては、ラベルシールを張ったり、筆ではなくスポンジでポンポンと叩くように塗っていくとアンティーク風に仕上げることも可能です。

塗り方やアイデア次第で個性的なデザインを生み出せるので、DIY初心者もチャレンジしやすい素材となっています。

小物をリメイク

アクリル絵の具は特に小物リメイクのDIYで使用される塗料です。その理由としてはアクリル絵の具は紙以外にも濡れる性質を持っている特徴が挙げられます。

フィギュアやフォトフレーム、スニーカーなど小物といっても幅広いアイテムに使用できます。アイデアとして同色に染めるだけでも十分におしゃれな見た目になるのでおすすめです。一味違ったデザインを生み出すコツとしては、グラデーションなど技法を凝らしてみると良いでしょう。

ステンシルでおしゃれに

アクリル絵の具は小道具と組み合わせて使用しておしゃれなデザインを生み出すこともできます。小道具としておすすめなのが、文字や数字、絵柄などを転写するステンシルシートです。

塗り方としては固定したステンシルシートの上から叩くように絵の具をのせるだけなので、DIY初心者にもチャレンジしやすいでしょう。

コツとしては、アクリル絵の具は少なめにしましょう。また、筆ではなくスポンジなど柔らかい素材を使用して、少しずつ確認しながら塗っていくことで綺麗に仕上がります。

またスポンジ以外にも、ステンシル用の筆で塗っていくアイデアもあります。ステンシルシートは、百円ショップなどで販売されているものを使用して構いません。必要な用具が入手しやすい点においてもチャレンジしやすいアイデアとなっています。

メイソンジャーにカラーリング

アクリル絵の具でリメイクする場合、小物を中心に使用される塗料ではありますが、ステンレスジャーなど少し大きめのアイテムにも使用することができます。

アイデアとしては、内側から染める方法があります。ステンレスジャーの中に塗料を入れて乾かすだけなので、子どもにもチャレンジしやすいでしょう。色は明るめのパステルカラーだと見た目が可愛く仕上がります。

上級テクニックが必要なアイデアとしては、内側を染めた後に外側もペイントするものもあります。コツとしては乾いた後に塗った部分をやすりで擦ると、見た目が綺麗に仕上がります。

アクリル絵の具の使い方⑤注意点

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アクリル絵の具は透明度や速乾性が高いといった特徴を持っている絵の具で、アイデア次第で色んな作品を生み出すことができます。しかし実際に使用していくうえで、間違った使い方をしていると絵の具がだめになってしまうことがありますので注意してください。

塗り方やコツだけでなく、実際に自分のアイデアを作品としてアウトプットするうえで、アクリル絵の具の扱う際の注意点についても知っていきましょう。

絵の具のキャップはすぐ閉める

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アクリル絵の具は乾くのが早い特徴を持っていますので、使い方には注意が必要です。どのくらい早いかというと、キャップを開けた時点で乾き始めるので、中身を出したらすぐに閉めるようにしてください。

蓋を閉める際の注意点として、閉める前に口周りは綺麗に拭くようにしましょう。アクリル絵の具は乾くと固くなってしまうので、汚れたままで閉めてしまうと絵の具がキャップの隙間にこびりついて開けづらくなってしまうことがあります。

キャップを閉め忘れて放置すればするほど使い物にならなくなってしまうので、使う際は必ずキャップを閉める習慣づけを行っていくと良いでしょう。

筆はよく洗う

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アクリル絵の具は乾くとカチカチに固くなってしまいます。これはアクリル絵の具が付着した筆も同じ現象が起こりますので、使用した筆はすぐに洗うようにしてください。

また、洗う際は付着したアクリル絵の具をしっかり落とすようにしてください。この時少しでも残してしまうと、筆の毛先が固くなり使い物にならなくなってしまいます。

上手に洗うコツとしては、雑巾など布である程度拭き取ってから洗うと良いでしょう。水洗に浸ける場合は、放置しすぎると毛先が曲がってしまう原因にもなりますので注意してください。

洗った水を捨てるときは注意!

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アクリル絵の具を落とした水は、通常のアクリル絵の具と同じ特徴を持っていると考えてください。つまりそのまま流し台に捨ててしまうと、排水管にこびりついて固まってしまうことがあります。

そのため、流し台に排水したあとは綺麗な水を暫く流すようにしてください。これにより、アクリル絵の具が混ざった水を灌ぐことができますので、排水管にこびりついてしまうのを防げます。

洋服などにつけないようにする

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紙以外にも塗ることができる特徴を持っているアクリル絵の具は、色々なアイデアで独創的な作品を生み出せます。しかしそういった特徴を持っているからこそ、作業中は洋服などを汚してしまう失敗は少なくありません。

特にアクリル絵の具は布に付着すると落ちにくい特徴を持っています。アクリル絵の具は布に付着すると繊維にこびりついてしまうので、漂白剤などの使用では落とすことが難しくなるからです。

作業中は汚れても良い服にするか、乾く前であれば揉み洗いで落とすことが可能な場合もあるため、あらかじめ水を用意するアイデアもあります。

アクリル絵の具の使い方が広がる画材

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アイデア次第で色んな塗り方が出来るアクリル絵の具ではありますが、別の画材と組み合わせることでより幅広い創作が可能です。また作りたいものや、出したい色合いによっては別の画材と組み合わせた方が良いこともあります。

塗り方のコツ以外にも便利な画材を知ることで、自分のアイデアを活かすためにも創作の幅を広げていきましょう。

陶器やガラスに描くのに便利な画材

陶器やガラスの共通点は、表面がツルツルとした素材であることです。そのため、上手に仕上げるコツとしては、アクリル絵の具を使用する場合は表面に定着するように別の画材と組み合わせる必要があります。

そういったケースで便利な素材として挙げられるのが、「ホルベイン」から販売されている「金属・ガラス用プライマー」です。

これは下地材と呼ばれる画材のひとつで、アクリル絵の具と混ぜ合わせることで陶器やガラスといった表面がツルツルとしたところに塗りやすい状態にできます。

石や皮に描くのに便利な画材

石や皮といった素材は使用するものによって凹凸が激しいものなど特徴が異なります。表面が加工されていない皮などはそのまま塗ると素材がだめになってしまう可能性がありますので、下地材と呼ばれるものを使用するのがスタンダードな手法です。

おすすめの画材としては「リキテックス」から販売されている「胡粉ジェッソ」があります。これは貝殻を砕いた粉から使われていることが特徴で、違った質感を生み出せる点も大きなメリットです。石や皮以外にも布や木材など幅広い素材に使用できる点も魅力です。

布製のバッグに描くのに便利な画材

布製のバッグにアクリル絵の具を使用する場合は、外に持ち出した際の悪天候や、洗った時に使用する洗剤で落ちないように加工する必要があります。おすすめの素材としては、「ターナー」から販売されている「ファブリックメディウム」といったものがあります。

「ファブリックメディウム」はアクリル絵の具と混ぜ合わせることで洗剤などで落ちにくい状態にすることができます。

また、別商品として布のバッグ以外にも布素材専用のタイプも販売されているので必要に応じて検討してみてください。

「ファブリックメディウム」と組み合わせる利点については他にも、アイデア次第で自分だけのアイテムを生み出せる点です。

そのため、ハンドメイドなどのDIYとしても用いられる画材となっています。ただ塗るだけでなく、ロゴやスタンプなどアイデアの幅が広がるので積極的に活用していくと良いでしょう。

アクリル絵の具をいろいろな使い方で楽しもう!

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アクリル絵の具は使い方に注意が必要な点がありますが、その特徴を活かすことができれば個性的な作品を生み出すことができるのが大きなメリットです。また紙以外にも塗ることができる画材なので、DIYの塗料として使用しても良いでしょう。

アイデア次第では独創的なデザインを生み出せるのがアクリル絵の具のメリットです。特徴だけでなく、塗り方のコツを理解して世界に一つだけしかない自分だけの作品を生み出していきましょう。

天田
ライター

天田

「日々の暮らしを少しだけ豊かに」をモットーに生きる主婦です。趣味は読書と映画鑑賞。皆様の毎日が少しだけ幸せになれるような情報を紹介できるように頑張ります!

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