PUレザーとはどんな種類?使い方・メリット・デメリットをチェック!

PUレザーとはどんな種類?使い方・メリット・デメリットをチェック!

本革の製品と皮革して安価で手に入りやすい『PUレザー』とは、どのような種類があるのでしょうか。PUレザーの使い方や、本革と比較したメリットやデメリットとはを徹底チェックしました。長持ちするのか?しないのか?気になるPUレザーの情報をご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.PUレザーとは
  2. 2.PUレザーの種類とは
  3. 3.PUレザーのメリットとは
  4. 4.PUレザーのデメリットとは
  5. 5.PUレザーを長持ちさせるコツとは
  6. 6.PUレザーの素材を活かしたおすすめアイテム
  7. 7.PUレザーとはポリウレタンの人工革のこと

PUレザーとは

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PUレザーを、何かを一言で表すと「合皮の一種」です。合皮とは「合成皮革」の略で人工的に天然の皮製品に近づけて作られた素材のことです。高品質でさまざまな機能性が高い革製品が欲しいというニーズに対して、高価な本革製品に似せて近年に誕生した素材になります。

本革で出来た製品は値段が高価な特徴もあります。例えば、ジャケットや鞄などの革製品は数万円台~と、学生には手の届かないアイテムもアイテムが多いのも事実です。

対して、PUレザーは革製品の半額以下の価格帯で購入できる種類のアイテムもある、手頃で安価な素材なのです。学生でも手に入れやすく、本革の製品よりも気軽に利用できる素材として誕生しました。

ポリウレタンの人工革

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PUレザーとは、手に入れやすいアイテムとして登場したいわゆる「フェイクレザー」のことを意味します。PUレザーの「PU」とはポリウレタンのことです。編物や織物をベースにして、その上からポリウレタン樹脂を加工して、質感を天然皮革に似せて人工的につくった合成皮革のことを「PUレザー」と呼びます。

PUレザーの種類とは

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PUレザーと呼ばれるものには、どのような種類があるのでしょうか。PUレザーと似ていて、よく比較されている合皮の種類に「PVCレザー」があります。このPVCとは塩化ビニル樹脂のことを意味していて、ポリウレタン樹脂から出来たPUレザーとは異なる性質を持っています。それぞれの性質を比較しながらご紹介していきます。

PUレザーの類似素材「PVCレザー」とは

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PVCレザーの特徴はPUレザーに比べて、表面が固くツルツルとした触り心地が特徴になります。また、耐久性が高く吸水性が低いため、水や中性洗剤でのお手入れも可能です。

ただし、通気性がなく柔軟性が乏しいため、使い方によって多少異なりますが経年劣化により2~3年程度で表面のコーティング加工が剥がれ落ちたり、素材が固くなってしまったりすることがあります。

合成皮革の一種

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合成皮革の一種であるPUレザーの特徴とは、柔らかく天然皮革に近い質感と見た目です。合成皮革の種類の中でもスウェード調の素材や柔軟性を活かして、バッグやレザージャケットによく使用されています。素材を活かした豊富な種類のデザインが特徴的です。そのため、家具やインテリア雑貨のどさまざまな種類のアイテムへの活用がされています。

PUレザーのメリットとは

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本革の製品よりも安価で手に入れやすいPUレザーには、どのようなメリットがあるのでしょうか。本革製品と比較してみると手入れの仕方や使い方、強度、重量などの項目ごとにメリットが多くみられました。利用しやすいくて人気のPUレザーとは、どのような点がメリットになっているのかをご紹介していきます。

PUレザーのアイテムにすべきか、本革製品のアイテムにすべきかを検討している方は参考にしてみてください。

手入れしなくてもよい

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PUレザーの最大のメリットは手入れが必要ないという点です。自然素材である本革の製品の場合には、定期的に手入れが必要になります。手入れを怠るとをカビがついたり、水染みなどが出来やすい特徴があるからです。その点、PUレザーならば定期的な手入れは一切、不要になります。

むしろ、過度にこすって摩擦を加えたりするような使い方は表面のコーティング加工が剥がれてしまうため、避けるようにしましょう。手入れをしない方が長持ちしやすい特徴があります。

汚れに強い

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PUレザーのメリットは、汚れに強い性質です。撥水性が高いため、飲み物をこぼしたりすることの多いお子さんのいるご家庭でも安心して使用することができます。基本のお手入れ方法は乾拭きが基本ですが、汚れたときには中性洗剤を使用することも可能です。

掃除の仕方は、少量ぬらした布にしみこませて叩き、その後乾拭きしてメンテナンスをします。本革の製品の様に吸水性はないので状態を気にせずラフな使い方ができるところがPUレザーのメリットと言えるでしょう。

本革に比べ軽い

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PUレザーのメリットは本革製品と比較して、とても軽いという点です。本革製品は、ソフトレザーなど薄い素材の製品であっても、他の種類の素材と比較しても重たくなるというデメリットがあります。その点、PUレザーはとても軽量なためバッグやジャケットなど、身に付けて動く製品にとても適しているのです。

そのため、財布や名刺入れなどさまざまな種類のファッション小物にPUレザーが幅広い使い方がされています。

PUレザーのデメリットとは

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PUレザーはとても使用しやすいメリットが多くありましたが、デメリットにはどのような点があるのでしょうか。耐久性、使用感、耐熱性などの項目ごとに本革の製品と皮革した場合のデメリットをご紹介していきます。

メリットとデメリットを改めて比較してみて、本革の製品を選ぶべきなのかPUレザーで十分に満足できるアイテムなのかを吟味してみてください。

長持ちしない

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PUレザーは、頻度や状態など使い方によっても異なりますが、平均的に2~3年を目安に経年劣化が起こるデメリットがあります。そのため、長い期間を愛用するというよりは、短期間で使用するアイテムという位置づけです。

同様の素材として比較されやすいPVCレザーと比べると、PUレザーの法が長持ちしやすいというデータもあります。けれども、やはり10年~20年と長い期間愛用できる本革の製品と比較すると、数年で劣化が起きてしまうのでPUレザーの使用期間は短く長持ちしない性質が特徴です。

経年変化がない

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PUレザーは、本革の製品のような経年変化を楽しめないデメリットがあります。本革製品は、長く愛用することで使い方次第でオリジナルの使用感が生まれ、経年変化を楽しむことも本革製品のメリットでもあるのです。

対して、PUレザーには本革の製品のように使い続けることでの変化は起きにくい性質があります。また、経年劣化の特徴で述べたように数年で劣化が進行し長持ちしないため、数年毎の買い換えがおすすめです。

熱に弱い

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熱に弱く高温になる場所に置いておくと、劣化が進む特徴があります。そのため、ソファやリビングチェアなどの家具は、直射日光に当たらない様なインテリアにすることがおすすめです。また、鞄や衣類、ファッション小物類などは保管する際に、高温になりにくく温度変化の少ない場所へ保管する必要があります。

高温になる場所へ保管すると、長期の間保管しておいたアイテムを使用したいと再び開けてみると表面が剥けてボロボロになってしまうことも多いからです。

PUレザーを長持ちさせるコツとは

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PUレザーの製品をなるべく長い期間愛用するためには、どのような注意点が必要になるのでしょうか。PUレザーの特徴を踏まえた上で、なるべく経年劣化の進行を緩やかにして、長持ちさせるためにはコツを掴んでおくことが大切です。

PUレザーのアイテムを使用する時に気を付けるべき注意点や、使い方の工夫のアイデアを、生活シーンで実例から検証したものをご紹介していきます。

直射日光に当てない

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PUレザーを長持ちさせるためには、直射日光が当たるところへの配置は避けることをおすすめします。ソファやリビングチェアなどの家具は、窓の近くに配置する場合には遮光カーテンを使用するなどの配慮が必要です。

また、PUレザーで作られた衣類やファッション小物などを長持ちさせたい場合には、長時間の外出などで直射日光が当たるようなレジャーやイベント時には使用を避けることをおすすめします。

汗や油分などの汚れに気を付ける

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PUレザーは先に挙げたように、汚れには比較的強いメリットがあります。しかし、状態を長持ちさせるためには、なるべく綺麗な状態をキープすることが大切です。そのため、汗や油分、整髪料などの汚れは付着したら早めに拭き取るようにして、綺麗にしておく様に心がけましょう。

基本的には乾拭きでのお手入れになりますが、市販の合皮専用クリーナーを使用することもおすすめです。

カバーの使い方を工夫する

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ソファやリビングチェアなどの家具の場合には、経年劣化が起きて表面が傷んでしまったときにはカバーを活用することをおすすめします。全体を覆うタイプのカバーを使用するとレザーの雰囲気や素材感は楽しむことはできなくなりますが、表面の劣化をカバーして新品同様に生まれ変わります。

また、ソファクッションや、ベンチクッションなどを利用することで、PUレザーの素材感を楽しみながら、使用中の経年劣化を避けることができます。

PUレザーの素材を活かしたおすすめアイテム

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PUレザーの特徴を活かしたおすすめのアイテムには、どのようなものがあるのでしょうか。PUレザーのメリットでもある、軽量感、柔軟性、使い方、デザインの幅広さなどの項目に視点をおいて厳選してご紹介していきます。

それぞれ、PUレザーの素材のメリットを活かしたアイテムは、様々なシーンでの活躍が期待できます。アイテム選びの参考にしてみてください。

PUレザーのおすすめアイテム①ロングブーツ

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PUレザーは撥水性が高いため、気軽に履きたい靴にとてもおすすめです。なかでも、ロングブーツは生地面積が広いため、本革の製品のアイテムではとても重量感があります。しかし、PUレザーで出来た製品はとても軽量で歩きやすいのが特徴的です。品物を吟味すれば見た目も本革の製品と、あまり変わらないアイテムが数多くあります。

夏以外の限られたシーズンで使用するものだからこそ、その年の流行に合わせたデザインのアイテムや、急な雨でも気にせずに使用できるロングブーツはとてもおすすめです。状態や手入れを気にせずに気軽に使えるロングブーツはとても重宝します。

PUレザーのおすすめアイテム②ジャケット

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PUレザーの素材を活かしたおすすめのアイテムはレザージャケットです。多くのロックンローラーやファッション好きに愛されている本革のレザージャケットは、とても重量感があります。

実際に着てみた方はお分かりかと思いますが、新品の製品などは特に体に馴染むまで肩こりになるほど固さや重さを感じるアイテムです。対して、PUレザーで出来た合皮性のレザージャケットならば、柔軟性も高く軽量なので、見た目の良さを維持したままファッションを快適に楽しむことができます。

長年愛用することは難しいデメリットはありますが、その分定期的な手入れど保管するときのメンテナンスも必要ないので、気軽にファッションを楽しむことが出来るのです。

PUレザーのおすすめアイテム③バッグ

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PUレザーの素材を活かしたおすすめのアイテムは、バッグです。PUレザーの軽量なため、中身に入れる荷物の重さの心配がありません。そのため、特にデイリーユーズとして利用するバッグにおすすめです。

荷物が多い日には、使用するバックが軽い方が助かりますが、本革の製品のバッグでは、どうしても重量感がデメリットになります。通勤時や荷物が多いときにも、気軽に使えて急な雨の時にも安心して使用できるため、とても最適です。

PUレザーのおすすめアイテム④財布

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PUレザーの素材を生かしたおすすめなアイテムは財布です。財布には良い物をとこだわる方も多いのではないでしょうか。財布は本革にとこだわる方も少なくないはずです。ですが、本革には先に挙げたように水に弱い性質があったりと、飲食店などでうっかり濡れたテーブルに置いて水染みを作ってしまったという失敗も少なくありません。

その点、PUレザーの財布ならば撥水性が高いため安心して利用できます。PUレザーだからといって、安っぽい種類のアイテムばかりではなくプリントやデザインに拘ったアイテムなど幅広いラインナップがありおすすめです。

PUレザーのおすすめアイテム⑤ソファ

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PUレザーの素材を活かしたおすすめのアイテムの中でも、一番悩むところがソファなどの大型家具なのではないでしょうか。PUレザーのメリットは安価でレザーの素材感を楽しむことができるところです。

そのため、長期間での使用を想定するよりも、一人暮らしの期間などインテリアとして楽しむ期間を初めから短く見積もるイメージで購入しましょう。そして、先に挙げたようにPUレザーが長持ちするように、直射日光をさけ、ソファクッションなどで工夫をしながら使用することがポイントになります。

長持ちするように工夫することで、数年間は気軽にインテリアを楽しむことが出来るのでおすすめです。

PUレザーとはポリウレタンの人工革のこと

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PUレザーはポリウレタン製の人工革のことです。本革製品と比較した際のメリットとデメリットをそれぞれ比較していくと、とても利用しやすい素材であることが分かります。本革製品よりも安価で手に入れやすく、保管する際の手入れが不要、軽量で柔軟性があるなど、メリットが多くあります。

本革製品とどちらを選択するかは、選ぶ好みが分かれると思いますが、ファッションやインテリアなどの選択肢を広げ、さまざまなシーンで活用しやすい便利な素材であると位置づけすることができます。

Akane157
ライター

Akane157

1児の子育て中の30代ママです。育児・ニュース・エンタメなど情報収集が大好きです。個々のライフスタイルにあった情報発信をしていけたらと思っております。

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