「多趣味」の意味
趣味はその人の日々の生活を豊かなものにしてくれます。趣味がない人より、趣味がある人のほうが人生を楽しんでいるといったイメージがあるのではないでしょうか?そんな趣味のある人の中でも、たくさんの趣味を持っている「多趣味」と呼ばれる人がいます。
多趣味な人と聞くと、どういうイメージが湧くでしょうか?いろいろなことに挑戦するのは素晴らしいと感じる人もいるでしょう。いっぽうで全てに中途半端になってしまうのではないかと短所を気にする人もいるでしょう。
英語圏でも多趣味の人はたくさんいるでしょう。「多趣味」は英語で何というのでしょうか?英語圏の人と触れ合う時「君って多趣味だね」と英語で言うことができれば話も弾むでしょう。しかし正しい英語を使わないと失礼に当たるかもしれません。
なぜ正確な英語を知らないと失礼に当たるかといえば、日本語でも同じことが言えるからです。日本語でも英語でも「多趣味」の意味をきちんと知らないと、短所ばかりを際立たせてしまう危険性があるからです。
英語圏でも日本でも「多趣味」には長所と短所があるのではないでしょうか?「多趣味」であるとういことは、手当たり次第に興味のあるものに手を付けて、結果全てが中途半端になってしまうといった短所があるということになるからです。
「多趣味」には当然、長所もあるでしょう。中途半端にならない人も大勢いるはずです。「多趣味」な人の長所や短所、英語で何と言えばいいのか、さらには性格や心理といったものを見ていきましょう。多趣味な人と付き合う参考にしてみてください。
多方向に趣味を持っていること
そもそも「多趣味」とはどのような意味なのでしょうか?「多趣味」とは多方面に趣味を持っているいることを指します。「多趣味な人」は多くの趣味を持っている人という意味になります。いくつ趣味を持っていれば、「多趣味な人」の意味になるのでしょうか?
一般に3つ以上趣味がある人が、多趣味な人という意味になります。多趣味とは具体的にどんなものがあるのでしょうか?たとえばピアノが趣味で、合唱団にも参加しており、毎日作った食事をInstagramにアップしている人は多趣味と言えるでしょう。
また、毎日ウォーキングをし、通った道で野鳥の写真を一眼レフで撮って、毎月のように山登りをするといった人も多趣味な人の意味になるでしょう。
多趣味なことが趣味な人
多趣味な人の中には、多趣味なことが趣味という人もいます。これはどういった意味なのでしょうか?多趣味が趣味であるということは、多趣味であるだけでなく、趣味を増やすことが趣味だという意味です。多趣味なことが趣味な人の特徴を見てみましょう。
多趣味なことが趣味な人は何事にも挑戦することが好きという特徴があります。常に新しいことに刺激を求めています。また、いろいろなことを極めたいと考えている人も多趣味なことが趣味な人と言えるでしょう。
多趣味なことが趣味な人は感性が豊かという長所がありますが、いろいろなことに挑戦するものの、すべてが中途半端になってしまう場合があり、そこが一番の短所だと言えるでしょう。
多趣味な人の特徴
多趣味な人とは、3つ以上の趣味を持つ人という意味です。多趣味な人は、毎日やることがあって、充実した日々を過ごしているというイメージを持つ人もいるでしょう。自分は無趣味だから羨ましいと感じる人もいるでしょう。
多趣味な人にはどのような特徴があるのでしょうか?今は無趣味で、多趣味な人に憧れている人も、多趣味になる素地はあるのかもしれません。多趣味になりたい人は中途半端にならないように、多趣味な人の特徴をよく知っておきましょう。
思い立ったらすぐに行動
多趣味な人の特徴の1つ目は、思い立ったらすぐ行動するというものです。多趣味な人は少しでも気になることがあると、すぐに行動する特徴があります。知らないことがあったら、調べてみたいと考えます。初めてのことには積極的に挑戦します。
とにかく行動に移すことが早いのが特徴です。興味があることをそのままにしておけないといった特徴があります。普段なかなか行動に移せないといった短所を持つ人から見れば大きな長所に見えるかもしれません。行動力がある人というのはアクティブで魅力的に映ります。
時間・お金に余裕がある
多趣味な人の特徴の2つ目は、時間やお金に余裕があるというものです。趣味をいろいろ楽しむためには、時間やお金がかかるという特徴があります。1つの趣味を持つだけでも時間を取って、趣味にまつわる道具などを買うお金がある必要があります。
それが複数あるわけですから、多趣味な人は時間も金銭面もかなり余裕がある人といった特徴があるでしょう。多趣味の人はフリーの時間や稼いだお金を全て趣味に充てるので、結婚に向かない特徴でもあると言われることもあります。
ある物事に興味があっても、時間やお金が自由にならないので、無趣味で我慢をするという人もいるでしょう。結婚して子育てをするような人は、なかなか多趣味にはなれないでしょう。家族や恋人と同じ趣味を楽しめるのなら理想でしょう。
器用な人が多い
多趣味の人の特徴の3つ目は、器用な人が多いというものです。多趣味な人はいろいろな趣味をこなすことから、手先が器用だという特徴があります。もともと器用だったという人もいれば、趣味に挑戦するうちに器用になったという人もいます。
よく器用貧乏と言われることもありますが、手先が器用だと日々の生活で長所となることが多い特徴でもあります。趣味でつちかった器用さが仕事で生かされるのであれば、うらやましい特徴であると言えるでしょう。
多趣味な人の性格
ここまで多趣味な人の特徴について紹介してきました。次に、多趣味な人はどんな性格をしているのかを見ていきましょう。多趣味な人は、無趣味な人と比べて、どんな性格の違いがあるのでしょうか?また、1つの趣味を極めている人と性格的にどのような違いがあるのでしょうか?
長続きしない
多趣味な人の性格の1つ目は、長続きしないということです。多趣味な人は、1つのことに集中できないという特徴から、飽きっぽい性格であると診断されることがあります。この性格は下手をすると、何事も中途半端になってしまう場合があります。
常に新しいことに挑戦する性格なので、恋人や妻は、放っておかれたり、ついていけなかったりという悩みを抱えることが多くあるでしょう。多趣味な人が恋愛をしたり結婚をしたりする時は、パートナーと同じ趣味を持つことが理想といえるでしょう。
社交的な人が多い
多趣味な人の性格の2つ目は、社交的な人が多いというものです。多趣味な人は、趣味を通していろいろな人と知り合います。趣味の情報交換をするために、知り合った人とすぐに打ち解けることができるといった特徴があります。
1人でコツコツやる趣味の場合は当てはまらないことはあります。しかし同じ嗜好を持つ者同士で仲良くなることもあるでしょう。コミュニケーション能力が高いことも、多趣味な人の性格的な特徴と言えるのではないでしょうか?
前向きな人が多い
多趣味な人の性格の3つ目は、前向きな人が多いというものです。多趣味な人は新しいことに挑戦することが大好きです。手を出してみて最初のうちは、なかなかうまくいかないことも多いでしょう。しかし多趣味な人は前向きです。
最初はなかなかうまくできなくても、楽しみながら乗り越えることができます。多趣味な人は前向きな性格なので、ちょっとやそっとのことではへこたれません。
好奇心旺盛
多趣味な人の性格の4つ目は、好奇心旺盛というものです。多趣味な人は、常に楽しそうなことに目が行きます。新しいことにチャレンジすることが大好きです。そんなことから好奇心が旺盛であると言えるでしょう。
流行りの物に飛びついたり、テレビで話題になっている場所には積極的に出かけたりします。また、情報を仕入れることも得意なので、次々に新しい情報を手に入れて、気になるものには挑戦をしていきます。
趣味に関連することなら、なおさら好奇心を持って挑戦します。行動に移すのが早いということも言えるでしょう。
飽き性である
多趣味な人の性格の5つ目は、飽き性であるということです。多趣味の人は幅広く興味を抱きます。しかし一方で、飽き性であるとも言えるでしょう。1つのことに飽きることがなければ、趣味は1つか2つで充分なのではないでしょうか?
趣味が1つか、多くて2つの場合も、それだけで時間を費やします。情熱を注げば、さらに深い世界で楽しむことができるでしょう。しかし多趣味の人は飽きっぽいため、他のことに目が行ってしまい、それ以前に興味を持っていたことを手放してしまいます。
飽き性でないとしたら、他に目移りすることはありません。そのため、多趣味の人は飽きっぽいというイメージを持つ人も多いでしょう。手を付けたものすべてが中途半端になってしまっていると非難する人もいるでしょう。
猛進する
多趣味な人の性格の6つ目は、猛進するタイプであるということです。多趣味な人は1つのことを始めると、周りが見えなくなるケースが少なくありません。これは子供が時間を忘れて遊ぶことに夢中になってしまうことに似ていると言えるでしょう。
観光地などで、「〇〇体験」といったものを見かけるのではないでしょうか?工作体験、陶芸体験、ガラス細工体験といったものです。こうしたことを体験すると、普通の人なら、その時間内で体験しただけで満足します。
しかし多趣味の人は、そうしたことを少しかじっただけで、興味を持ってしまい、深く追求していきます。歯止めが利かなくなるのです。要するに多趣味の人は、物事を突き詰めてしまう性格だと言えるでしょう。
浪費家
多趣味な人の性格の7つ目は、浪費家であるということです。趣味を持つと、お金がかかります。趣味にお金をつぎ込むという行動は、浪費を意味しているともいえるでしょう。もし倹約家だったら、いくつもの趣味にお金をつぎ込むような真似はしません。
趣味にかかるお金というのは、極端に言うなら無駄な支出ということになるでしょう。趣味は仕事ではないので、そこから収入を得ることがほとんどないからです。ただし趣味を貫いて、教室を開いたりして教える側になれば、収入が得られます。
ただし、そこまで行くと趣味ではなく仕事になります。さらに多趣味な人は1つの趣味を突き詰めることはありません。そのせいか単なる浪費家だというレッテルを貼られてしまうだけになってしまったりします。
多趣味な人の心理
多趣味な人は前向きで、好奇心旺盛です。社交的な人も多く、積極的な性格をしている傾向があります。そうした多趣味な人は、どのような心理をしているのでしょうか?多趣味な人の心理状態を知れば、付き合っていくのに参考になるでしょう。
また、自分が多趣味だと考える人は、自分がどのような心理でいるのか、自己分析して、日々の生活の中で、より向上できるようにしていきましょう。
自己肯定感が高い
多趣味な人の心理の1つ目は、自己肯定感が高いというものです。多趣味の人は人生を謳歌している人が多いく、自己肯定感が高いと言えるでしょう。
新しいことにチャレンジすることが好きで、達成感を味わう機会も多いと言えるでしょう。さらに、自分のやりたいことに積極的に楽しんでいるので、満足感も非常に高いと言えるでしょう。
新しいことが好き
多趣味の人の心理の2つ目は、新しいことが好きというものです。多趣味の人は常に新しい発見や気づき、驚きといったものを探しています。そのため、新しいことにチャレンジするのが大好きです。
最初のうちは、お金や時間をかけてしまうので、恋人や伴侶といった立場の人は苦労が多いかもしれません。一緒にいる意味があるのか悩むかもしれません。しかし恋人や家族と一緒に楽しめる趣味であれば、長続きするでしょう。
変化が好き
多趣味な人の心理の3つ目は、変化が好きというものです。飽き性の人は、単調な生活が苦手です。いつも変化を望んでいます。なぜかといえば、同じことばかりやっているのはつまらなかったり、面白みがないと思ってしまったりするからです。
しかし生活に変化を望んだとしても、実際問題、仕事もあります。住んでいる場所をしょっちゅう変えるわけにもいきません。つまり日常生活で変化を求めることがなかなか難しいと言えるでしょう。そこで活躍するのが趣味です。
趣味ならすぐに始められます。仕事を変える必要もなくなります。新しい趣味ができると新鮮な気持ちが生まれます。その趣味を極めていくうちに新しい世界が開けていきます。多趣味の人は手っ取り早く変化を得られるため、趣味が多いと言えるでしょう。
多趣味な人の長所
多趣味の人は好奇心旺盛で、時間やお金に余裕がある人が多いです。こうした多趣味の人の長所と言えば、どんなことが挙げられるでしょうか?趣味は人生を楽しくしてくれます。多趣味な人は人生が楽しくなることをいくつも同時に行っています。
多趣味な人本人にも魅力的な長所があると言えるでしょう。ではどのような長所があるのでしょうか?以下に多趣味な人の長所を詳しく見ていきましょう。
人脈の広さ
多趣味な人の長所の1つ目は、人脈が広いというものです。多趣味な人はコミュニケーション能力が高いという長所があります。さらにそうした長所により、人脈が広くなるというさらなる長所が生まれます。同じ趣味を持つ仲間を探すのも、最近はSNSなどで簡単にできます。
そのため、同じ趣味の人との繋がりを持つことが必然的に多くなると言えるでしょう。その人脈は趣味に留まらないという点も長所と言えるでしょう。
ただの趣味の仲間だと思っていた人が、自分と同じ系列の仕事の重役だったといった話もあります。こうして思わぬ人脈ができ、仕事に活かしていけるという点も長所と言えるでしょう。
時間の使い方が上手い
多趣味な人の長所の2つ目は、時間の使い方が上手というものです。趣味がいくつもある中で、お金以上に大事なのは時間であると言えるでしょう。仕事においても、日常生活においても、時間をうまく作って趣味の時間にあてられるという性格は大きな長所です。
時間を上手く使うことができる人は、仕事にもその長所が役立ちます。さらにプライベートでも時間を無駄にすることなく、充実したひと時を過ごせるという長所もあります。
知識が豊富
多趣味な人の長所の3つ目は、知識が豊富というものです。多趣味な人は、様々な分野の趣味に挑戦します。そのため1つのジャンルだけでなく多くのジャンルの知識を身につけることができるという長所があります。趣味が増えれば増えるほど、知識は増えていきます。
趣味が多い人は、趣味の分だけ知識が豊富ということになります。また、1つの趣味で得た知識を他の趣味で生かすことができるといった長所もあります。これは1つの趣味を深く極めている人とは違った長所であり、違った切り口で物事を見ることができるといった長所にもなります。
多趣味な人の短所
多趣味な人は多くの長所を持っています。それは素晴らしいことです。生活をしていく上で、とても大事な長所を持っています。しかし、物事には長所もあれば短所もあります。多趣味な人もその例にもれません。多趣味な故にでてくる短所とはどういうものなのでしょうか?
様々な事が中途半端になりやすい
多趣味な人の短所の1つ目は、何事も中途半端になりやすいというものです。1つの趣味を極めるなら、中途半端になるという短所はありません。深く掘り下げ、極めていけるからです。しかし多趣味な人は1つの趣味に多くの時間をかけることができないという短所があります。
その結果、1つ1つの趣味が中途半端になってしまう傾向があります。短所である中途半端から脱出するにはどうすればいいのでしょうか?やはり中途半端を避ける基本は飽きずに続けることです。そうすれば短所はなくなっていくでしょう。
それと何でもかんでも手を出すことはせず、厳選して趣味を選ぶことも、中途半端になることを避けることができるでしょう。
お金と時間の消費が激しい
多趣味な人の短所の2つ目は、お金や時間の消費が激しいというものです。趣味が中途半端にならないためにも、1つ1つの趣味を掘り下げると、どうしてもお金と時間がかかってきます。
お金のかからない趣味もあるにはあるのですが、多趣味な人の趣味の全てがお金がかからないものであるという可能性は低くなります。草野球を趣味の1つとしているなら、野球道具やユニフォームにお金をかけ、試合をするために時間を使うといったことになります。
そうした趣味に時間を費やしていると、仕事や家族といった大事にすべき存在を大事にできなくなるというのも短所と言えるでしょう。
結婚に向かない
多趣味の人の短所の3つ目は、結婚に向かないというものです。多趣味な人は、独身が多い傾向にあります。多趣味な人はお金や時間を自分のために使ってしまい、家族のために使わないという短所があります。
パートナーとの時間もなく、パートナーと一緒に旅行をするなどしてお金を使うということをしないので、結婚が遠ざかるということが大きな短所と言えるのではないでしょうか?
ただ、当人は短所と捉えていないことが多いようです。人生が充実しているので、結婚を別にしなくてもいいと考える人も少なくありません。
多趣味な人に向いてる仕事
多趣味だけれど、今の仕事にまったく合っていないという人もいるのではないでしょうか?仕事が向いてないからと中途半端に投げ出してはいけません。何も趣味を仕事にしなければいけないわけではありません。一部の幸運な人たちは趣味をそのまま仕事にしています。
そのまま極めても仕事になりそうにない人も、多趣味であることを活かして仕事をすることができます。中途半端でなく多趣味であるからこその性格や特徴をよく考えて、よりよい道に進みましょう。
インストラクター
多趣味な人に向いている仕事の1つ目は、インストラクターです。この仕事をしていると、出会いがたくさんあります。常に刺激を受けられるので、多趣味な人に向いている仕事です。レッスンには短期間のものもあります。
すぐに打ち解けることができて、人間関係を円滑にできるコミュニケーション能力が多趣味の人にはあります。短い期間の中でも生徒と仲良く、楽しいレッスンをすることができるでしょう。
クリエイター
多趣味な人に向いている仕事の2つ目は、クリエイターです。クリエーターは斬新な思考と個性的なひらめきが必要です。さらに普段から視野を広くして、豊かな気持ちで世の中を見ていくことも重要です。
多趣味な人は好奇心旺盛で行動力があるので、クリエイターはぴったりの職業だと言えるでしょう。常に新しい情報を取り入れて、毎日が挑戦の日々になるクリエーターという職業は多趣味な人の刺激になります。楽しい毎日を送ることができるでしょう。
営業
多趣味な人に向いている仕事の3つ目は、営業です。営業職は、幅広い知識と人脈が必要な仕事です。多趣味であることで、幅広い知識があり、趣味の人と交流をしているうちに人脈ができてきます。
さらに営業職は行動力が必要です。多趣味の人は行動力があるので、営業職に向いている特徴を持っているのではないでしょうか?
ファッション・美容関係
多趣味の人に向いている職業の4つ目は、ファッションや美容関係の仕事です。ファッションデザイナーやモデル、スタイリストなどの職業の人は、その時々の流行りや情報を常にキャッチして、仕事で発信していかなくてはなりません。
美容師やメイクアップアーティストもこの中に入るでしょう。ファッションや美容関係の職業の人は、好奇心旺盛な必要があり、多趣味の人に向いている仕事と言えるでしょう。
「多趣味」の英語表現
多趣味な人は日本にだけいるわけではありません。3つ以上趣味のある「多趣味」な人を英語圏では何と言うのでしょうか?英語で多趣味を表す時、「趣味」の意味である「hobby」という英語を使うと考えているのではないでしょうか?
学校で習った英語で言うと「What is your hobby?」で「あなたの趣味は何ですか?」の意味になると考えるでしょう。しかし英語はそれほど単純ではありません。英語圏の人はあまり「hobby」という英語を使いません。
英語の「hobby」とは、どういった意味合いで使われているのでしょうか?「hobby」という英語を使わないのなら、英語圏の人に趣味について尋ねる時、どのような英語を使えばいいのでしょうか?
興味が多方向にあるという意味
「hobby」は周りがあまりやっていない凝った趣味の意味です。日本語の「趣味」の意味と「hobby」の意味が感覚的に違います。「hobby」が意味する趣味は「Drawing(絵を描く)」や「Fishing(釣り)」といった本格的な趣味になります。
その他に「Candle making(キャンドル作り)」「Do-It-Yourself(DIY)」「Flower arranging(フラワーアレンジメント)」「Japanese caligraphy(書道)」「Jewely making(ジュエリー作り)」「Knitting(編みもの)」といったものがあります。
一方で日本語の「hobby」にならない趣味は「Watching movie(映画鑑賞)」や「Cooking(料理)」といったものになります。これらは英語圏の人は「これってhobbyなの?」と疑問に思ってしまうようです。
さらには人により「Sleeping(寝ること)」「People watching(人間観察)」「Reading(読書)」「Jogging(ジョギング)」といった趣味も、「hobby」にはなりません。
趣味について尋ねる時は「What do you like to do in your free time?」にしましょう。意味は「暇な時に何をするのが好きですか?」となります。
もしどうしても「hobby」を使いたい場合は「Do you have any hobbies?」と尋ねてみましょう。これは「何か特別の趣味を持っているの?」という意味になります。
「多趣味です」という場合は「I have a lot of hobbies」や「I have a lot of interest」という答え方ができるでしょう。
中途半端を英語で言う時
多趣味な人が陥りがちな「中途半端」という言葉を英語で何と言うのでしょうか?「中途半端」は「半分」の意味の「half」を使うことでだいたいうまく言うことができます。「half」は「半分」の他に「半端」や「中途半端」の意味に使われます。
たとえば多趣味な人がまた1つ新しい趣味を始める時にこう言ってみましょう。「Don't quit halfway through.」意味は「中途半端で投げ出すなよ」というものです。
また「Never do thnigs by halves.」という言い方もできます。「do by halves」が「中途半端にやる」の意味合いになります。多趣味な人に忠告するのにいいフレーズなのではないでしょうか?
多趣味は様々なことを楽しめる!
多趣味な人は、あらゆることに好奇心が旺盛で、いくつもの趣味にお金と時間をかけます。趣味が多いということは、それだけ日々の生活が充実するでしょう。ただし中途半端になることも少なくないので、長続きする趣味を選んで、思う存分楽しみましょう。