突っ張り棒は縦に使っても便利って知ってる?
突っ張り棒というアイテムをご存知でしょうか。長さの変えられる伸縮性のあるポールで、日常の中で広く活用することが出来ます。アイデア次第で、その使い方も幅広く変化するアイテムとも言えます。そんな突っ張り棒ですが、みなさんはどんな向きで使っていますか。
横向きで使うイメージの強い突っ張り棒ですが、実は縦に使っても大変優秀な働きをしてくれるのです。突っ張り棒の縦での使い方は、どんな結果をもたらしてくれるのでしょうか。
突っ張り棒を縦に使うと良い理由
突っ張り棒を縦で使うという使い方は、なぜそんなにもいいのでしょうか。横向きでの使い方に比べ、どれくらいのメリットが考えられるのでしょう。こちらでは、なぜ突っ張り棒を縦で使うのがいいのかについて、いくつか理由を挙げてご紹介しましょう。
縦での使い方をおすすめする理由を知れば、突っ張り棒は横向きで使うものという固定概念も崩れ去るかもしれません。突っ張り棒の縦の使い方には、どんないい面があるのでしょうか。
横で使うより安定感がある
突っ張り棒を横向きで使ったことのある人には分かることですが、横向きで使う突っ張り棒には、安定感が不足してしまいます。ちゃんと水平に取り付けたつもりなのに、少し傾いているような気がするというのは、誰しも経験があるのではないでしょうか。
その反面、縦での使い方をする突っ張り棒は、安定感が違います。というのも、天井と床などのように、上下の空間に突っ張り棒をかませるからなのです。左右に比べ、上下は安定感を得やすいです。
それは、突っ張り棒の本来の使い方を考えるとよく分かるのではないでしょうか。従来の突っ張り棒といえば、もっぱら、天井と家具の間に設置するものでした。そうすることで、地震の時に家具が転倒するのを防ぐのです。
災害対策にもなることを考えると、縦に設置する突っ張り棒はやはり安定感を生むと結論づけることも出来るでしょう。横向きは重みで外れることもよくありますが、縦ではあまり聞かれません。
壁に跡がつきにくい
一定の幅にポールを押し込むことで固定させるのが、突っ張り棒の主な使い方です。しっかりと固定させるために、突っ張り棒の両端にはかなりの力がかかってしまっています。その結果、壁に突っ張り棒の跡が残ることもよくあります。
持ち家の壁がそういうことになってしまっても残念ですが、賃貸だとさらに深刻です。退去の際に、修繕費を取られることになるでしょう。
そんなことにならないためには、突っ張り棒を強く突っ張らせ過ぎないことが重要ですが、それでは使い物にならないことも多いでしょう。壁に跡を付けずに突っ張り棒を使いたいなら、やはり縦での使い方がおすすめと言えます。縦の使い方では、どちらか一端が床か天井に触れることになります。
床や天井は壁に比べて固いので、ある程度の強さで突っ張り棒を活用しても、後が残るということは少ないのです。特に賃貸の人は、突っ張り棒を縦に使うのがいいでしょう。
いろんな場所に設置できる
横向きで使う突っ張り棒は、設置場所が限られてしまうというデメリットがあります。強度面から見ても、横向きで広範囲での使い方は正解だとは言えません。窓枠の上部や棚の間など、比較的狭い範囲での設置が理想的です。一方で、縦で使う突っ張り棒は設置範囲がかなり広いです。
縦で使える突っ張り棒は、最長で床から天井までの高さがあります。そのため、部屋中どこでも設置出来ると考えて、間違いはないでしょう。設置範囲が広い分、活用アイデアも増えるのです。
アイデア次第で使い方いろいろ
縦で使う突っ張り棒は、アイデア次第で様々な使い方をすることが出来ます。突っ張り棒2本とワイヤーラックで、簡単なキッチン収納を作ることも可能です。材料はほぼ100均ショップで揃えられる手軽さながら、機能性の高い収納が実現しています。
横での使い方だとポールに物を通すことが多い突っ張り棒ですが、縦で使うといろいろ活用出来て便利なのです。アレンジ次第では、突っ張り棒とは思えないおしゃれな使い方も出来るでしょう。
キッチンで悩みの種となることが多いものに、スパイスがあります。半ばコレクションのように、スパイスを集める人もいるくらいです。
しかし、そこで出て来るのが、スパイスの小瓶をどう収納するかという点ではないでしょうか。料理ですぐに使えるように、出来ればコンロ周りに配置したいものです。
とはいえ、コンロ周りは狭く、スパイス用のラックを置く場所がないこともあるはずです。その結果、スパイスの瓶はしまわれることなく、何となくあちこちに散らばることになります。ごちゃごちゃしたコンロ周りは見た目も悪く、料理の効率にも影響を及ぼします。
そこで使いたいのが突っ張り棒というわけです。棒を立てるのには、そんなに広い場所は必要ありません。突っ張り棒を2本立てたらその間にワイヤーネットを固定し、そのネットに、小さなバスケットを付けます。それだけでスパイスラックになり、コンロ周りが片付きます。
突っ張り棒を縦に使う場合の活用法①壁面収納
突っ張り棒を縦に使うと、壁面収納という活用方法が生まれます。縦のラインが棚のような役割をし、本来なら何も置けないような空間に収納スペースを生み出す使い方です。突っ張り棒のみを使っての活用法もありますし、何か別のアイテムと組み合わせてもおしゃれで便利です。
縦での使い方をする突っ張り棒は、どんな壁面収納を可能にしてくれるのでしょうか。あっと驚くようなアイデア満載です。
ワイヤーネットと組み合わせて便利に
100均での取り扱いも多いワイヤーネットは、突っ張り棒と組み合わせても活用出来ます。突っ張り棒とワイヤーネットを結束バンドなどで繋ぐだけで、簡単な収納場所を作ることが出来ます。物をかけられるようなフックを付ければ、さらに使い勝手がよくなることでしょう。
突っ張り棒を横向きで使っての収納もありますが、物を吊るしたりするとどうしても突っ張り棒が歪んできてしまいます。縦での使い方なら、そういう心配はいりません。
キッチンや洗面所で重宝する
スパイスやキッチンツールなど、キッチンは何かと細かなアイテムでいっぱいです。こういったものを上手に片付けるのに、縦で突っ張り棒を使った収納は大いに役立ってくれるでしょう。ワイヤーネットと組み合わせた収納にケースなどを取り付ければ、簡単なラックが完成します。
どこにでも売っているフックを吊るすだけでも、よく使うキッチンツールを片付ける場所が出来ます。縦置き突っ張り棒は、特にキッチンで活用することをおすすめします。
フックやワイヤーネットでアレンジしても〇
突っ張り棒自体にも、収納の可能性は秘められています。しかし、活用の幅をさらに広げたいなら、別のアイテムと組み合わせることも覚えておくといいでしょう。突っ張り棒を活用した収納において相性がいいのは、フックやワイヤーネットといったアイテムです。
これらのアイテムを上手くアレンジして活用すれば、簡単な棚なども作ることが出来て便利です。既存の品ではない収納スペースはおしゃれでもあり、痒いところに手の届く収納となることでしょう。
スノーボードや自転車も
縦置きの突っ張り棒をフックでアレンジをすると、自転車やスノーボードの収納にも使えます。自転車やボードを掛けることは収納という意味だけでなく、飾っておしゃれなインテリアとしても楽しむことが出来るのが嬉しいポイントです。
スノボを突っ張り棒で収納する場合には、上向きと下向きのフックが付いた突っ張り棒を2本用意しましょう。上下に向いたフックに端を挟み込めば、あっという間にスノボホルダーの完成です。
突っ張り棒を縦に使う場合の活用法②仕切り
縦で使う突っ張り棒の活用アイデアは、壁面収納だけではありません。アレンジすれば、一見しては突っ張り棒と分からないような使い方も出来るのです。そのいい例に、仕切りとしての役割があります。がらんとしたスペースも、突っ張り棒の活用で仕切りのある空間になります。
突っ張り棒を縦で使うと、仕切りとしてどのように使うことが出来るのでしょうか。アイデア次第で使い方は無限大と、まさにそう思える活用方法です。
棚の中を縦に仕切って便利に
漠然とした空間の中には、物を収納しにくいものです。特にキッチンや洗面所には細々としたものが多く、それらをしまうには、収納棚を上手に活用する必要が出てきます。そんな時にも、突っ張り棒を縦に使うことをおすすめします。その使い方をすることで、空間に仕切りを作れるのです。
棚の中に大雑把に物を詰め込んでいたという人は、一度突っ張り棒を縦に設置してみましょう。そうすることで何もなかったスペースが区切られて、区切りを付けての収納がしやすくなります。
お皿やトレイを立ててしまえる
何かと増えてしまうお皿やトレーは、立てて収納すると使い勝手がよくなります。スペースを効率的に活用出来ますし、出し入れもしやすくなるのです。立てる収納に使えるアイテムはいろいろありますが、まさかの突っ張り棒もそのひとつです。
収納場所に細かく配置すれば、お皿やトレイを1枚ずつしまうことが出来るのです。収納方法を変更したければ、突っ張り棒を外すだけなので手軽です。壁面収納とはまったく違った使い方です。
布団などもしまいやすい
かさばって困る布団の収納にも、縦で使う突っ張り棒が活躍してくれます。使い方としては、食器をしまうのと同じ感覚で問題ないでしょう。押し入れなどの収納場所に、長い突っ張り棒を縦に設置します。固い敷布団なら、その仕切りの中に立てて収納出来るのです。
季節ごとの布団や来客用の布団なども、これですっきりと片付くことでしょう。設置する突っ張り棒の数は最低でも2本使い、収納場所の広さに合わせて増やすといいでしょう。
部屋の仕切りとしても可能
縦置きの突っ張り棒の活用アイデアは、狭い空間での収納ばかりではありません。部屋という広い空間を仕切るのにも、突っ張り棒は大変役立ちます。一例ではありますが、縦置きの突っ張り棒とワイヤーネットを組み合わせて、簡単なパーテーションを作ることが出来ます。
ペットと一緒に暮らしている人は、仕事スペースやキッチンへの侵入を防ぎたい場合もあるでしょう。そんな時にも、突っ張り棒を活用するといいでしょう。
DIYが流行っていることから、簡単なリノベーションは自分でやりたい人も増えてきています。突っ張り棒を使った部屋の仕切りは、そんな人たちにもおすすめです。キッチンやリビングなど、生活感の見えやすいエリアをちょっと隠したい時にも、突っ張り棒を使って仕切るといいでしょう。
部屋をリノベしたいけど、賃貸だから改造出来ないと諦めてしまいますか。そんな時にも、突っ張り棒の出番です。退去時には突っ張り棒を外せばいいだけなので、リノベにも気軽に取り組めます。
子供部屋にもおすすめ
大きな部屋を、共用の子ども部屋として使うご家庭もあるのではないでしょうか。兄弟や姉妹で机を並べ、勉強したりもするでしょう。近さには、メリットもあればデメリットもあります。
相手がいることで気が散って勉強出来なかったり、ケンカの原因になったりとです。部屋を分けようにもそれが不可能な場合は、子どもに我慢させるしかなくなります。
しかし、そこにほんの1枚の仕切りがあるとどうなるでしょう。たったそれだけのことでも、状況はずいぶんとよくなると思われます。それを可能にするのが、突っ張り棒を使った部屋の仕切りなのです。仕切りとしてワイヤーネットを使えば、程よい繋がりは残せます。
ワイヤーネットに工夫をすれば、新しい収納場所を作ることも出来ます。子どもがそれぞれの面に、好きなものをディスプレイするというアイデアもあります。誰かが傍にいる安心感はありながらも、ほどほどのプライベートは保証してくれる魔法のような仕切りでしょう。
突っ張り棒を縦に使う場合の活用法③植物のディスプレイ
植物は、毎日の生活の中に潤いを与えてくれる重要な要素です。お気に入りの植物を部屋にディスプレイしたくても、ただ置く以外に何かアイデアはあるのでしょうか。そこで登場するのも、やっぱり突っ張り棒なのです。突っ張り棒を立てて使うことで、おしゃれなディスプレイが作れます。
まるでインテリアショップかのようなおしゃれな植物ディスプレイを作るには、突っ張り棒をどのように使うといいのでしょうか。
インテリアとして部屋をおしゃれに
エアプランツや葉が下に垂れ下がるタイプの観葉植物など、植物の中には吊るしてのディスプレイがおしゃれに見えるものもあります。いわゆるハンギングは、憧れる人も多いでしょう。その一方で、実際にやろうとすると難しい一面もあります。
一般的な部屋には、ハンギングに適した場所やアイテムが少ないのです。吊るそうにも、吊るす場所がありません。そこで使いたいのが、縦置きの突っ張り棒というわけです。
今までの活用法は何か別のアイテムと組み合わせてというものでしたが、植物をディスプレイするには、突っ張り棒本体のみで問題ありません。むしろそれが、斬新でおしゃれな見せ方になるのです。縦に設置した突っ張り棒に掛ける場所を作り、そこに植物を引っ掛ければいいのです。
ポールは円形なので、360度ぐるりにディスプレイすることが出来、植物同士が重なってしまうこともありません。鉢が床に付かず、掃除する時にも邪魔になりません。
長ささえあれば部屋のどこへでも置ける
部屋に設置するのに適した長さの突っ張り棒であれば、部屋中どこでも場所を選ばずに使うことが出来ます。ラックなどを置けないような隙間スペースにも、突っ張り棒1本を設置するのは難しいことではありません。デッドスペースを活用する、これ以上ないアイデアと言えるでしょう。
日当たりのいい窓際に突っ張り棒を使うもよし、邪魔にならないように部屋の隅に置くもよしです。アイデアの使い方で、植物のディスプレイ方法も幅が広がります。
アーム付きだとさらに使いやすい
突っ張り棒に植物を吊るすには、いずれにしても引っ掛ける場所が必要になります。後付けのフックなどでも構いませんが、中にはアームの付いた突っ張り棒も販売されています。ひとつのアームに複数の引っ掛けるポイントがあるので、植物以外のディスプレイにも使えそうです。
使う突っ張り棒に合うフックを探すのが面倒であれば、あらかじめアーム付きの突っ張り棒を購入するといいでしょう。植物のディスプレイでなくても、アーム付きの突っ張り棒は何かと便利です。
突っ張り棒を縦に使う場合の活用法④柱型収納
突っ張り棒を単体で使うと、おしゃれな柱型収納の完成です。元々帽子掛けなどがこのタイプですが、縦に突っ張ることで置き型の収納アイテムよりも安定感があるのが特徴と言えるでしょう。突っ張り棒なので、置き場所を選ばなくていいのも助かります。
縦に設置した突っ張り棒を収納用にアレンジすると、どんなおしゃれ収納が出来上がるのでしょうか。いくつかアイデアをご紹介しましょう。
帽子やカバンをかけるとおしゃれ
柱のように立つ縦置きの突っ張り棒には、帽子や鞄を吊るすとおしゃれなイメージになります。いつも使うものを掛けただけでも、お店のディスプレイのような仕上がりになるのも嬉しいポイントではないでしょうか。
独立式の柱型収納と違い、縦に突っ張る突っ張り棒は安定しています。多少大きな鞄をかけても、ひっくり返ったりすることもないので安心と言えるでしょう。
帽子や鞄は、出掛ける時に身に着けるものです。さっとスマートに出掛けられるよう、玄関に突っ張り棒を使った収納があると便利ではないでしょうか。帽子など以外にも、外出時に持って行くものも、そこに置くようにします。物があちこちにあっては、出掛け際に手間取ります。
それが玄関にまとまっていると、スムーズに行動出来るようになるのです。子どもに自分でやらせるにも、安定感のある突っ張り棒だと安心です。
プレートと組み合わせる方法も
突っ張り棒を縦に使うなら、おしゃれな柱型収納にアレンジしてみましょう。アレンジに一役買ってくれるのは、プレートです。プラスチック製で丸いものが、アレンジのために扱いやすいです。
突っ張り棒を設置する前に、中央に穴を開けたプレートを通しておきます。突っ張り棒からプレートが落ちないように、プレートの下には留め具を付けるなどしておいた方がいいでしょう。
出来上がりの形はちょうど、アフタヌーンティー用のプレートセットのようなイメージです。小さいプレートを付けてアクセサリーを置いてもいいでしょうし、りんごなどの果物をさりげなく置いても様になります。こんな突っ張り棒がひとつあるだけで、周囲をおしゃれな雰囲気にしてくれます。
プレートの大きさは、全部一緒でも統一感があります。上に行くほど小さくしたり、大きさをいろいろにしてアンバランスにしても馴染みます。突っ張り棒にちょっとアレンジを加えるだけで、こんなにもおしゃれな収納グッズが生まれます。試さない手はないでしょう。
ぬいぐるみタワーを作る手も
集めては置き場に困ってしまうのが、ぬいぐるみではないでしょうか。大きさも様々ありますので、収納しにくいということもあります。かさばり続けるぬいぐるみを救ってくれるのも、実は縦置きの突っ張り棒なのです。立てた突っ張り棒にフックを取り付け、そこにぬいぐるみを吊るします。
スペースを占領するぬいぐるみも、縦に並べればすっきりとします。たくさん吊るして、お店のような雰囲気にしてもいいでしょう。おしゃれさとは少し離れてしまいますが、これもアイデアです。
突っ張り棒を縦に使う場合の活用法⑤洗濯竿
縦で使う突っ張り棒には、まだまだ可能性があります。次にご紹介するのは、おしゃれさというよりは機能性を重視したアイデアです。ずばり、突っ張り棒を洗濯竿として使ってしまおうというアイデアなのです。どのようにアレンジすれば、突っ張り棒が洗濯物を干す竿になるのでしょう。
突っ張り棒にはおしゃれな一面も多いですが、機能性に目を向けてこそ、本来の姿が見えてくるのではないでしょうか。
室内に干すスペースを作る
梅雨時など、外に洗濯物を干せないことはよくあります。そんな時に少しでもほしいのが、室内干しをするための場所でしょう。浴室に干す人もいますが、それだけでは足りないことも多いのです。
そんな時には、縦にした突っ張り棒を活用しましょう。使う突っ張り棒は、出来ればアーム付きのものが好ましいです。なおかつ、そのアーム部分に引っ掛け用の穴が開いているとさらに便利です。
その穴に、小物干しやハンガーを引っ掛けて、室内用物干しとして使いましょう。室内用の物干しは、意外と場所を取ります。小さな子どもがいると、いたずらする場合もあります。それらのことを防いでくれるのが、縦に設置した突っ張り棒なのです。
室内物干しに比べて場所も取らないし、洗濯物の重みで転倒することがないのも突っ張り棒のメリットです。突っ張り棒に吊るされた洗濯物は生活感に溢れていますが、これも、突っ張り棒というアイテムが日常的な物だからこその使い方と言えるでしょう。
突っ張り棒を横に使う場合の意外な使い方
実際のところ、突っ張り棒を縦で使うというアイデアは、意外と知られていなかったりします。突っ張り棒といえば横向きで使う物という認識は、かなり強いと言わざるを得ません。横向きでの使い方だと、大したアレンジもないと考えてはいませんか。
横向きで使う突っ張り棒にも、意外なアレンジ方法は存在します。横に渡した突っ張り棒には、実はこんな使い方もあるのです。
マスキングテープホルダーに
気に入った物を集めては、いつのまにか山ほどになってしまうマスキングテープですが、その収納に頭を悩ませてはいませんか。適当にしまうと、目当てのテープを見つけるのにも手間取ります。
増え過ぎたマスキングテープを収納するには、横向きの突っ張り棒がとても便利です。使い方はご想像の通り、テープの穴に棒を通すだけという手軽さです。
突っ張り棒に通しておけば、どのテープがどこにあるのか、一目瞭然です。使いたい時にさっと使えるのも、機能的と言えるでしょう。マスキングテープの数が増えても、突っ張り棒を伸ばせば対応出来ます。
突っ張った棒に何かを吊るすというアイデアはあっても、中を通すというのは意外と盲点だったのではないでしょうか。マスキングテープを収集している人は、ぜひ一度試してみるといいでしょう。数の多いマスキングテープには、打ってつけのアイデアです。
デッドスペースの活用に
押し入れや納戸の収納を見直した時、デッドスペースが気になることはありませんか。下に物を置くことで出来ることが多いですが、上にさらに物を載せた収納は、使い勝手がよくありません。
横向きの突っ張り棒は、区切りのない収納場所で特に役立ちます。そういう場所は、上の方にどうしてもデッドスペースが発生しがちです。かといって、新たに収納ケースや棚を置くことも無理です。
では、そんなスペースは放っておくしかないのでしょうか。そこで活躍するのが、横向きに設置した突っ張り棒です。一見何の役にも立たないようなスペースも、突っ張り棒のアレンジ次第で活用出来るようになります。収納場所の上部に発生したデッドスペースは、突っ張り棒で対処します。
棒1本を横に渡すだけで、新たな収納場所がまた増えます。単に物を吊るすだけでなく、袋に入れたものを吊るすことも出来るようになるからです。こういったアレンジは縦向きでは難しいもので、横向きの突っ張り棒ならではのアイデアと言えるでしょう。
引き出しの中に
突っ張り棒を縦で使うと空間を区切れる、というアレンジ方法をご紹介しました。これは、横向きでの設置でも可能なアイデアなのです。つまり、横向きの空間を区切りたい場合に、横向きに設置した突っ張り棒が役に立つのです。
キッチンなどに、引き出しの収納を持つ人は多いことでしょう。その大まかなスペースを、横向きに設置した突っ張り棒で区切ることが出来ます。
ここで問題となるのが、横向き突っ張り棒のズレです。開け閉めする引き出しでは、その振動で突っ張り棒がズレやすくなってしまいます。ズレ防止アイテムもありますが、ワイヤーネットをアレンジすれば、それだけでズレの防止になります。使い方は、とても簡単です。
突っ張り棒を当てる面に、ワイヤーネットを置くだけなんです。ネットの中に突っ張り棒の端が入るようにすれば端が動かず、ズレを限りなく防げます。
お部屋のインテリアのために
横向きに設置した突っ張り棒は、お部屋のインテリアにも好都合です。ポールを横に渡すことによって、縦に垂らす飾りつけをすることが可能になります。季節折々にお部屋をコーディネートしている人は、そこに飾りつけをして楽しむことも出来るでしょう。
クリスマスには壁飾りであるスワッグを飾っても素敵ですし、ひな祭りのシーズンには吊るし雛を飾ってもいいでしょう。縦に流れのあるインテリアは少ないので、お部屋の中でも目立ちます。
突っ張り棒は縦に使っても便利なアイテム
横で使うことが多かったものを縦に使うというアレンジを施すだけで、突っ張り棒の可能性はぐっと広がります。今まで横向きに使ったことのなかった人は、試しに縦向きで使ってみませんか。こんな些細なアレンジを加えることで、新たな使い方を発見出来るかもしれません。