七輪の正しい使い方は?炭の火起こしから手入れ方法まで詳しく解説!

七輪の正しい使い方は?炭の火起こしから手入れ方法まで詳しく解説!

七輪とはどんなものか知っていますか。七輪に馴染みが薄い初心者に七輪の使い方、七輪の火起こしの方法、七輪の手入れなどを解説します。また七輪の名前の由来や歴史などにも踏み込みます。さらに火起こし器の使い方や着火剤の使い方と七輪の火消し方法も解説していきます。

記事の目次

  1. 1.七輪とは
  2. 2.七輪の歴史
  3. 3.初心者でも簡単!七輪の使い方
  4. 4.七輪の火を起こす前にすること
  5. 5.室内で七輪を使うなら「備長炭」がおすすめ
  6. 6.七輪におすすめの火のつけ方
  7. 7.七輪の火の消し方
  8. 8.七輪の炭の片づけ方とお手入れ法
  9. 9.正しい使い方で楽しく七輪を活用しよう

七輪とは

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キャンプやバーベキューなどの料理で活躍するアイテムが七輪です。七輪とは木炭・練炭を燃料として熱を発生させて料理や暖を取る道具です。七輪は木材を焼いて炭化させたいわゆる炭を燃料とした使い方をします。また七輪は炭化した石を粉末状にして、円形に成型した練炭を燃料とした使い方もします。

七輪は焼く・炊く・炒めるなどの料理の調理方法に使えたり、寒さをしのげる暖房として使えたりします。そんな便利な七輪はいつごろから使われていたのかなどの歴史にフォーカスします。また七輪の使い方、七輪の構造、七輪におすすめ燃料などを説明します。

さらに七輪の火のつけ方、七輪の手入れ火力の調整の仕方など初心者が理解できるように解説していきます。

七輪とは炭の炉のこと

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七輪を簡単に言えば簡易的に料理をすることができる土で造った焜炉(コンロ)のことです。七輪と言えば土で造った重いイメージがあります。しかし、現在は1.5kgなど軽くて使いやすい七輪が多くあります。また昔のように火を起こしの苦労も少ないタイプの七輪があります。

初心者におすすめの七輪を簡単に紹介します。初心者におすすめの七輪は燃焼部分にセラミックファイバーを使用されていることと風の影響を受けづらい構造により熱効率がよく木炭の量が少なくて済みます。

手入れが楽

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また使用後の手入れも楽で、直接水をかけて掃除をすることが可能です。また木炭に直接水をかけて消火することができます。原材料が土ではないので耐久性に優れています。土が原材料の七輪の外側は火傷するほど熱くはなりません。しかし、鉄製のこの七輪は外側が熱くなります。そのため使用する時には火傷に注意が必要です。

七輪の構造

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七輪は耐火性と保温性に優れている珪藻土(けいそうど)を原料として造られています。七輪の形状は主に円筒型や四角型です。しかし、小さな七輪には角型もあります。また七輪には手で持ち運べるように取手がついているタイプもあります。

七輪には火力を調整する使い方ができる空気の通り道となる送風口が付いています。送風口の扉の開閉の度合いにより空気の量を調整して強い火にしたり、弱い火にしたりすることができます。

七輪の内部は空洞で、中央部分には燃料となる木炭や練炭などを置く場所が設けてあります。七輪の構造をまとめると七輪の下部に送風口、その上に燃料を置く火皿と至ってシンプルです。七輪の上部に網を乗せてその上に食材を置いて料理する使い方をします。

珪藻土(けいそうど)とは

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珪藻土(けいそうど)とはコケ植物・シダ植物・種子植物などの植物の堆積物が化石してものです。珪藻土に耐熱性に優れているため七輪を初めて、コンロ、耐火断熱レンガの原材料として使われています。また寺院などの建築物にも使われていします。日本では北海道稚内・秋田県北秋田地方・石川県能登地方・岡山県蒜山地方・大分県・鹿児島県が主な産地です。

七輪の歴史

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七輪と言えば囲炉裏や火鉢・行火(あんか)・懐炉(かいろ)・湯たんぽ・行灯(あんどん)・提灯(ちょうちん)などと同じように日本で昔から使われてきた道具です。行火と湯たんぽは睡眠時の暖房として、懐炉は携帯用の暖房としてまた行灯と提灯は灯りを照らす道具として使われてきました。

七輪はアウトドアや自宅で料理が楽しめたり、寒さしのぎとしての暖房としての使い方ができたりと大変便利な道具が七輪です。そんな七輪にはどんな歴史があるのでしょうか。七輪の名前の由来や昔の七輪の火起こし法、手入れなどの七輪の歴史を解説していきます。

七輪は「平安時代の昔」からあった

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石やレンガを積み上げそこに空洞を造り、その空洞部分に木や紙などを燃やして食材を料理する方法は昔からありました。七輪と呼ばれる道具ができたのが平安時代と言われています。その頃七輪は粘度を原材料としていました。現在のように珪藻土(けいそうど)を原材料として造られたのが江戸時代の初期です。

炭団が主流に

七輪は日本各地の家庭に普及するも燃料となる木炭の生産量の減少とともに段々と七輪を使用する人が少なくなっていった歴史があります。江戸時代の七輪の燃料は木炭・竹炭・石炭を粉末状にして混ぜて固めた炭団が主流でした。

そのため七輪の形状は炭団が収まりやすい角型で丸い穴があいた構造をしていました。また原材料は埴輪に使われている土師製が主流でした。明治以降になると現在のように送風口を設け、原材料も珪藻土(けいそうど)が主流になっていきました。

昔の七輪の火起こし法

着火剤や火起こし器などがない時代にはどんな方法で七輪の火起こしていたのでしょうか。昔の七輪の火起こしは、水草の植物「がま」と鉱物の「メノウ」と火を起こす「火打ち石」を使いました。「がま」に火を起こしその「がま」を小さな紙で作った上部が開いた筒状の中に入れて息を吹きかけながら着火していました。

七輪の名前の由来

昔は現在のように大きな七輪は少なく、小型七輪の使い方が主流でした。小型七輪は燃焼効率が良く、少しの量の燃料で料理することができていました。そのため安い燃料の値段という意味と燃料の量が少ないという意味から1分(ぶ)に満たない1分の十分の一の7厘と呼ばれていました。

その後7厘の形状が角型から円型になったことがきっかけで7厘から七輪と呼ぶようになったのが由来です。また燃料の乗せる場所が7つあったからといった由来の説もあります。

さらに7厘と呼ぶことで値段の安さをイメージさせる宣伝効果が目的で使われていたとも言われています。

初心者でも簡単!七輪の使い方

七輪を使う人は限られています。七輪にはどんな使い方があるのかを詳しく知らない人もいます。七輪を使いたいけど使い方に迷いがある人に七輪の使い方について解説します。七輪は肉や魚を焼くことができます。またご飯を炊くこともできます。

また七輪では炒め料理に使うことができます。さらに七輪は暖房とした使い方ができます。次項からそれらの七輪の使い方を項目ごとに解説していきます。

七輪の使い方①暖をとる

七輪は野外で寒い季節に活躍します。七輪はキャンプ、バーベキューなどの野外での調理道具とした使い方ができるのはもちろんですが、手や足などを温める暖房としての使い方があります。つまり七輪には小さな焚き火とした使い方ができるのです。

安全な場所での焚き火には七輪のように着火剤を使ったり、木炭を使ったりします。さらに火打ち石の原理のようにして着火できるファイヤースターターを使うこともあります。七輪は寒い季節の野外作業では冷たい手を温めることができます。

また野球のベンチの中で全身が冷えてはプレイに影響します。そんな時に七輪があると冷えた手や足などを電気がなくても温める暖房として使えます。料理に使えたり、暖房として使えたりと七輪は便利です、しかし、火消しなどの手入れをしっかりしないと火事を起こすことになるため使用する時には注意が必要です。

七輪の使い方②肉や魚を焼く

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七輪は肉や魚を焼く使い方ができます。野外で七輪で魚を焼く時には、七輪の火力の調整が大事です。野外で七輪を使う場合は風の影響を受けることになります。そのため七輪の火力が弱まる可能性があり注意しましょう。

七輪の火力が弱い状態で魚を焼いても美味しい魚を焼くことができません。また魚の身に完全に火が通っていない生焼けになる可能性もあります。また逆に火力が強すぎると魚の皮が剝がれて焼き網につくことがあるので火加減は大事になります。

さらに七輪で魚を焼く時には魚から出る脂に注意が必要です。炭火に脂が落ちると煙や炎に勢いが増すことになり、周りに迷惑になることがあります。そのため魚の真下に炭火のないところで魚を焼くようにしましょう。

美味しい魚を焼くには

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対策としては七輪の周りに風を遮る物を置くことです。またダンボールなどの囲いのある物に入れて使う方法もあります。また風通しの悪い場所に移動することです。七輪の火力がしっかり確認できたら魚を置いて焼くようにしましょう。香ばしい香りと焦げ目の付いた美味しい魚にするには、こまめにひっくり返すような注意をする必要があります。

七輪で肉を焼く使い方

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七輪で外側はかりっとして中身はジューシーな肉を焼くには、魚を焼く時と同じように火力の調整に注意が必要です。七輪は中央部分にいくほど熱が強い特徴があります。網の中央部分に肉を置き強い火力で短い時間に焼きます。

その後火力の弱い七輪の外側に肉を移動させます。少し焼いたらまた移動といったように注意しながら焼いていきます。七輪を回転するよに肉を移動することでまんべんなく火力が伝わり美味しい肉が焼けます。網は大変熱くなっているので素手で触らないように注意をしなら移動させてください。

七輪の使い方③お米を炊く

七輪で美味しいご飯を炊くには、どんなことを注意すればよいのでしょうか。七輪に限らず美味しいご飯を炊くための注意は最初は強火にすることがポイントです。つまり沸騰するまでは強い火力でお米を炊くように注意が必要です。また炭火との距離よる火加減が大事なポイントになります。

そのためにはお米を炊く鍋を七輪の火力が強いところに置く注意が必要です。七輪で火力が強いところは七輪の中央部分です。一般的には七輪に網を乗せてその上に鍋を置きます。それでも七輪の火力が強ければ問題はありません。

しかし、風などの影響から火力が弱まる可能性もあります。それを防ぐには七輪の炭火の上に直接鍋を置く使い方がおすすめです。

火加減をする

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沸騰したら鍋を網に乗せ変えるか炭火の量を減らして火力を調整してから炊くと美味しいご飯を炊くことができます。鍋が黒く焦げになり手入れは大変ですが美味しいご飯は炊けます。水分を確認するためにたまに蓋をあけて確認することも大事です。

またキャンプや登山など野外で使用する携帯用炊飯器である飯盒(はんごう)を使ったりアウトドア用の鍋ライスクッカーを使ったりして炊くとより美味しいご飯を炊くことができます。ライスクッカーはご飯がこびりつきにくいので手入れも楽に行えます。

七輪の使い方④蒸し料理に使う

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七輪は焼く・炊く・煮る・炒める・煎るなどさまざまな調理方法に使用することができます。また意外知られていないのが蒸すこともできることです。つまり七輪では蒸気を使って加熱した蒸し料理に使うことも可能です。七輪の蒸し料理には「しゅうまい」「茶碗蒸し」などの定番からいもを蒸し焼きにしたい「蒸し焼きいも」を作ることができます。

この「蒸し焼きいも」は、いもを銀紙に包み七輪の火種に直接を置いて作りますが、蒸すために蓋が必要になることを知っておきましょう。

七輪の火を起こす前にすること

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七輪の火を起こす前にはどんなことを注意すればよいのでしょうか。七輪の火を起こす前に注意することは、七輪の置き場所を確保することが大事です。また七輪の火を起こすつまり燃料に火をつける道具を用意する必要があります。他にも木炭の置く位置を確認することです。木炭を燃えやすくするには木炭と木炭の間に適度な隙間を設ける注意が必要です。

七輪の置き場所を確保する

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七輪の火を起こす前には七輪の置き場所を確保することが大事です。風通しが良すぎると七輪の火を起こす木炭などの燃料に着火しづらくなりますので注意しましょう。燃料に着火することが邪魔されない程度の風が吹いている場所を選ぶことが重要になります。

しかし、七輪を使用すると二酸化炭素に注意が必要です。着火に影響しないからといっても全く風が通らない環境での使用は避けるように注意しましょう。また室内で使用する時には七輪の周りに火種となる可能性があるものは置かないことも大事です。

火をつける道具を用意する

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七輪の火を起こす前にすることには木炭などの燃料に火をつける道具を用意することが必要です。炭などの燃料に火をつける道具にはマッチがありますが風の影響を受けるのでおすすめできません。木炭は着火しづらい燃料です。

そのためまずは燃えやすい紙、小枝などに火を付けてそれから木炭などの燃料に着火させる方法が着火しやすくなります。着火剤やガスバーナーがあれば直接木炭などの燃料に着火しても構いません。

室内で七輪を使うなら「備長炭」がおすすめ

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七輪は野外の暖房としての使い方やキャンプやバーベキューの調理器具としての使い方がメインです。しかし、窓が全開できたり、換気扇がついていたりと換気をコントロールできる室内であれば七輪は室内でも使えます。

室内で七輪を使うならコンパクトサイズの卓上七輪がおすすめです。卓上七輪は炭火七輪による焼肉や焼き魚を室内で楽しむことが出来ます。また室内で七輪を使うなら練炭より備長炭がおすすめです。

「備長炭」と「練炭」の違い

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室内で七輪を使うなら練炭より備長炭がおすすめです。ではなぜ練炭より備長炭がおすすめなのでしょうか。まずは練炭と備長炭の違いを解説します。木炭は木材を炭化させたものです。木炭には原材料、製造方法により黒炭・白炭・オガ炭・竹炭・粉炭の5つに分類できます。黒炭はナラ、クヌギ、カシが原材料です。白炭はウバメガシ、カシなどが原材料です。

のこくずや樹皮などが原材料なのがオガ炭、竹が原材料の竹炭です。そして木炭を砕いて粉末状にしたのが粉炭になります。備長炭に分類されるのが白炭です。備長炭と白炭では炭素の量が違います。備長炭は炭素95%以上の木炭のことで炭素85%以上が白炭になります。

練炭は主に石炭を粉末状にして練り固めた燃料のことです。練炭には木炭やコークスを練り固めたものもあります。「備長炭」と「練炭」の違いは「備長炭」は原材料が木炭、「練炭」は原材料が石材であることです。

備長炭がおすすめな理由

備長炭は他の燃料よりも多くの炭素を含んでいます。また空洞が多い構造をしています。そのため着火するとすぐに火力が強まる特徴があります。また、燃焼時間が長く継ぎ足しなどの手入れが少なく七輪におすすめの燃料です。しかし、消すには火消し粉を使うなどの手入れが必要になるのがデメリットです。

七輪で備長炭を使用する際の注意点

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七輪で備長炭を使用することはよいことです。長い時間安定した火力を保ってくれます。そのため炭を継ぎ足すといった手入れの回数が少なくて済みます。また着火するとすぐに強い火力になります。そんな特徴がある備長炭は七輪におすすめです。

しかし、備長炭は初心者にはおすすめ出来ません。他の木炭に比べると着火しづらい面があり着火に慣れていない初心者は苦労します。また備長炭は炭素の量が多いため強い火力になります。そのため使用後の消火の手入れが大変です。一般的な燃料なら空気を送ることをやめれば消火します。

しかし、備長炭を消火するには火を消すための粉つまり消し粉が必要になります。七輪を使う初心者は知識を持っておく必要があります。

七輪におすすめの火のつけ方

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七輪におすすめの火のつけ方について解説します。七輪に火のつけ方にはガスバーナーを使ったつけて方、火起こし器を使ったつけて方、着火剤を使ったつけて方があります。七輪に着火する時のガスバーナーの種類と使い方を解説します。

また七輪に火をつける火起こし器とはどんなものなのか、またその使い方、七輪に火をつける着火剤の種類と使い方を初心者でもわかるように解説していきます。

ガスバーナー

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バーナーにはLPガスを燃料とするガスバーナー、ホワイトガソリンを燃料とするバーナーがあります。またチタン製、ステンレス製、アルミ製などがあります。さらに出力が2300・2500・3000・3500キロカロリーなどさまざまな出力を出せるバーナーがあります。重さも280グラムから900グラムなどの種類があります。

ガスバーナーの使い方

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LPガスを燃料としているのがガスバーナーです。ガスバーナーにはカセットガスボンベタイプのCB缶とアウトドアを意味するCD缶に分かれます。七輪の燃料に火をつけるのであれば初心者でも簡単に使えるCD缶がおすすめです。

しかし、カセットガスボンベタイプでありながら空気調整レバー付きで出力が調整できる持ちやすくて使い方が簡単なフィールドチャッカーはおすすめです。使い方は隙間を空けて木炭を並べて木炭の一ヶ所にガスバーナー点火ボタンをして当てるだけです。

火起こし器

七輪に火をつける火起こし器とはどんなものでしょうか。火起こし器とは木炭に火をつけやすくするためのアイテムです。木炭の火起こしには風などの影響で苦労をします。火起こし器を使用すれば風などの影響が受けません。そのため木炭の火起こしに苦労しません。初心者におすすめの七輪の燃料に着火する方法と言えます。

火起こし器の使い方

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火起こし器の使い方は至ってシンプルです。ステンレスやアルミでできた円型や三角型などの火起こし器に着火剤を入れて、そこに木炭を入れて火を付けるだけです。火起こし器には下部に無数の穴が空いています。この穴により風が吹いているような環境が作られるのです。そのため七輪の火種の木炭に簡単に着火することができます。

着火剤

七輪の火種となる木炭に簡単に火を起こしてくれるアイテムが着火剤です。着火剤には個体やゼリー状の液体があります。また防水タイプの着火剤、おが粉のようなふりかけるタイプの着火剤もあります。さらに初心者におすすめなのが着火剤を使わないでも簡単に火がつく木炭です。次項では数多くある着火剤の中から個体の着火剤の使い方を解説します。

着火剤の使い方

個体の着火剤の使い方について解説します。初心者は個体の着火剤で木炭に火をつけるにはかき揚げリングを使うと便利です。かき揚げリングの中に火をつけた個体の着火剤を入れます。固形燃料に火がついたら木炭を投入します。その時木炭の間に隙間ができるようにして入れることが木炭に火がつきやすくなる注意点として覚えておきましょう。

七輪の火の消し方

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七輪の火の消し方には空気を遮断して消す方法、火消しつぼを使って消す方法、直接水をかけて消す方法などがあります。七輪の燃料として備長炭を使った場合は、なかなか火を消すことができなくて手入れが必要です。

しっかり火消しをしないと火事などを起こしてしまうので注意が必要です。七輪の火は消えているように見えても実際は消えていないことがあります。七輪の火消しはしっかりと行うように注意をしましょう。行うしつぼ

消火蓋付きの七輪の場合

七輪の中には消火蓋付きの七輪があります。消火蓋付きの七輪の場合は七輪に蓋をして物が燃えるために必要となる酸素を遮断して時間をかけて火を消していく方法です。時間はかかりますが、しっかりと火消しができる初心者におすすめのアイテムです。

蓋して放置しておくだけなので火消しの手入れがなく、しかも安全に誰でも簡単に火消しができます。七輪の初心者は消火蓋付きの七輪を使用することをおすすめします。

一般的な七輪の場合

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消火蓋付きでない七輪の場合は七輪の下部にある送風口の扉を閉めて空気の送り込みを止めて火を消し方法あります。また火種に直接水をかけて消す方法もあります。この方法はすぐに火消しができます。

しかし、灰などが飛び散ることがあるので注意をする必要があります。また温度が高い火種を急激に冷やすことになるので七輪の寿命を短くすることになる可能性もあります。そのため火種の温度が少し低くなった時に水をかけて消すように注意をしましょう。

炭火が残っている場合

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消火蓋付きの七輪を使っても火種に直接水をかけても七輪には炭火が残る場合があります。そんな時に便利なのが火消し壺です。炭火が残っているとまた火がつくのではないかと心配になります。また七輪の片づけにも影響が出ます。残っている炭火を入れて蓋を閉めるだけの火消し壺は炭火の処理に重宝します。

初心者が火消し壺を使えば手入れなく、しかも安全に処理することができます。しかも、炭火の再利用することも可能です。熱い炭火を入れる時には火傷などに注意をしながらやりましょう。

七輪の炭の片づけ方とお手入れ法

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ここでは初心者向けに七輪の炭の片づけ方と手入れ法について解説します。七輪を使い終わった後は炭を片づける必要があります。炭の処理には火消し壺に入れて再利用する方法があります。それ以外にはブリキ缶・スチール缶・ステンレス缶に入れる方法があります。また土鍋に入れる方法もあることを初心者は知識として覚えておきましょう。

そのような物がない場合はバケツに水を入れてそこに炭を入れる方法もあります。七輪を多く使うのであれば火消し壺は揃えておくと便利なアイテムになります。

七輪は水洗いは出来ない

七輪は珪藻土が原材料で水洗いをすると七輪がひび割れを起こす可能性があるので水洗いはできないことを初心者は覚えておきましょう。七輪を使った後は七輪のふちの部分には燃焼の痕跡が残ります。歯ブラシや布などを使って汚れを拭き取るような手入れが必要です。

また初心者は見落としてがちですが七輪の送風口の周りにも油成分が残ります。空気の量を調整する扉の開閉に影響するので使用後は油汚れを落とすことが大事です。

使用後の木炭や備長炭の保管法

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七輪の使用後には木炭や備長炭が余ることがあります。次回にその木炭などを使うためにはどのような保管をすればよいのか初心者は悩みます。そこで使用後の木炭や備長炭の保管法について解説します。余った木炭や備長炭は箱に新聞紙を敷いてその上に木炭や備長炭を乗せて蓋を閉めて保管する方法があります。

この方法でも充分なのですが、より精度を上げて木炭や備長炭を保管するにはシリカゲルなどの乾燥剤を入れて保管することです。

七輪に適した保管場所

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七輪を使った後は、油汚れなどの掃除と手入れが大切です。七輪は水がかかるとひび割れを起こします。七輪の保管には水気のない場所に保管するように注意が必要です。保管する前によく乾燥させておくことも忘れないようにしましょう。

長い期間七輪を使わない時には湿気・水気などから保護してくれる乾燥剤を入れてダンボールなどに保管すると七輪の寿命が長くなります。

ガスバーナーや火起こし器のお手入れ・保管方法

ガスバーナーの手入れと保管に注意が必要なのが火気です。ガスバーナーの保管場所には火気のない場所を選びましょう。またガスバーナーはガスを放出させる部分が熱くない状態で保管するように注意が必要です。火起こし器の手入れは火起こし器を長く使用するために大事です。

火起こし器の側面には油汚れが多くつきます。七輪の手入れと同じように歯ブラシや布を使って丁寧に掃除してから保管するようにしましょう。

正しい使い方で楽しく七輪を活用しよう

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キャンプやバーベキューなどアウトドアに活躍するのが七輪です。七輪は囲炉裏、火鉢など日本を代表する古い道具です。料理の調理方法として使えたり、暖房として使えたりと大変便利な道具です。最近は町中で七輪で魚を焼く光景は見られません。しかし、キャンプやバーベキューなどで今でも使われています。

また最近の七輪は火を起こすことが簡単で、しかも使用後の手入れなどが楽に行える七輪も販売されています。そのため自宅で七輪を使う人も増える傾向にあります。野外、室内で使える便利な七輪の使い方を正しく覚えて七輪で作る美味しい料理を楽しみませんか。

kawakei
ライター

kawakei

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