人気資格を取得してキャリアアップを図ろう!
社会人がキャリアアップを図る方法の一つに「資格の取得」があります。資格を取得することの最大のメリットは、自分自身のスキルを他者が正当に評価してくれることです。
その結果、自身の社内でのキャリアアップが図れるだけでなく、転職や就職に有利になります。また、資格試験は社会人だけでなく学生なども挑戦できることも大きなメリットです。
ただし、闇雲に資格を取得すれば良いというものではありません。キャリアアップを図るなら自分の目指す分野、成長が見込まれる分野に絞り込むことが大切です。そこで、キャリアアップや転職におすすめの資格について紹介します。
資格の取得が人気の理由
ここ数年、社会人や学生を中心に「資格取得」がトレンドです。そのため様々な資格を紹介したランキングサイトや通信講座には多くの人々が興味をもって集まっています。
ただし、人気があるという理由だけで資格を取得しても、キャリアアップや転職に有利になるとは限りません。あくまでも、自分が目指している職種や成長分野の人気資格を取得することに意味があります。
また、資格を取得するまでのモチベーションを維持するには、そのメリットを十分に理解しておくことが重要です。そこで、資格の取得が人気の理由やメリットについて紹介します。
転職に有利
資格に人気が集まる理由の一つに「転職に有利」があります。一旦就職して社会人になったものの「なかなかキャリアアップが図れない」「社内の人間関係に疲れた」といった理由で転職を希望する人は後を絶ちません。
しかし、「自分の武器」を持たないで転職するのは極めて困難です。もちろん、履歴書に自分の長所や得意分野を記入する欄はありますが「自称」では評価され難いでしょう。
その点「資格」は、第三者が自身のスキルを正式に評価したものです。つまり、「自分の武器」としてアピールすることが可能であり、転職に有利に働くことは間違いありません。
自分の力を示せる
資格は公正な第三者がスキルを証明してくれるものですから、単純に「自分の力を示せる」といったメリットがあります。このことは転職に有利なだけでなく、社内でのキャリアアップにも大いに有利に働くといえるでしょう。
また、職種によっては資格をもっていないと就くことができないものもあります。とりわけ難易度が高いものは企業側にとっても貴重な人材です。つまり、自分の力を示せるだけでなく処遇にも反映されます。
社内で奨励している資格を取得しよう
資格は「自分の力を示せる」といった点で人気です。しかし、資格さえ持っていれば自分の力を示せるわけではありません。あくまでも難易度の高いものを取得することが必要です。
そのためには、まず職種によって取得が必須である資格は必ず取得しましょう。また、自己啓発の一環として、取得する経費の全部または一部を負担する企業もあります。
こういった、社内で推奨されている資格は可能な限り取得しておくことが得策です。言い換えれば、「自分の力を示せる」のは、職種に最低限必要な資格を取得した後だといえるでしょう。
頑張ったという証拠が残ると人気
資格を取得すれば、頑張ったという証拠が「形」として残るのも人気の理由です。資格には取得しやすいものと難しいものがあります。特に難しい資格を取得した時の達成感は格別です。
そのため、一度資格を取得した人は、次から次への難易度の高い資格に挑戦する傾向があります。その結果、同じキャリアを辿ってきた同期の間でも、資格の有無によって処遇に大きな差が出ることは少なくありません。
資格取得を生きがいとしている人とは
職種や人気の有無に関係なく、資格を取得することが生きがいだという人も少なくありません。こういった人は「頑張った証」を形として残すことで、自分自身のモチベーションを高めているといえるでしょう。
資格取得に生きがいを感じている人は、社会人としてのキャリアアップを考えているわけではありません。しかし、様々な職種・分野に精通していいるので本業への応用が利く点が大きなメリットです。
また、狙った資格は必ず取得するといった粘り強さを持ち合わせています。したがって、社会人として大切な苦境に負けない強さを持っているといえるでしょう。
学生でも社会人でも挑戦できる
資格取得は社会人だけでなく学生にも人気です。「就職氷河期」といわれた時代は過ぎ去ったものの、学生にとって処遇の良い就職先が多くあるわけではありません。
職場には多くの非正規社員で溢れかえっています。つまり正社員の求人が劇的に増えているとは言い難いのが現状です。言い換えれば、処遇の良い就職先の競争倍率は相変わらず高いといえるでしょう。
資格は学生でも社会人でも取得することができます。そのため、就職活動を始める前に難易度の高い人気の資格を取得する学生が増えているのが現状です。もちろん、就職には有利に働きますし入社後のキャリアアップにも大いに役立ちます。
人気ランキングサイトを利用しよう
学生や社会人が資格を取得する際におすすめなのがランキングサイトです。いざ、資格を取得することを決意しても、何から始めてよいかわからない人も少なくありません。
資格の取得には費用も時間もかかりますから、できる限り効率的に取得したいものです。その点、ランキングサイトは、単なる人気ランキングだけを紹介しているわけではありません。
職種や年齢などのカテゴリーごとに、おすすめの資格を紹介しています。つまり、自分の現状にあった人気の取得を社会人でも学生でも簡単に探し出すことができるのです。
職種を総合して人気の資格ランキングTOP5
職種を総合して人気の資格ランキングTOP5を紹介します。ランキングに入った資格はいずれも、様々な職種において必要となるものばかりです。
そのため、社会人だけでなく学生の間でも人気が高くおすすめといえます。職種に関係なく社会人としてのスキルアップを考えるなら、ここにランキングされた資格を取得するのがおすすめです。
また、ランキングされた資格の多くは上級資格があります。したがって、ここに止まらず、さらに上級資格を極めていくことでキャリアアップへのアピールにもなるでしょう。
5位・ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定3級
金融業界において必須といえるのが「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定」です。この資格は難易度によって1~3級に分かれていますが、3級は入門編としておすすめの資格だといえます。
「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定」といえば、金融業界にだけ必要なものと思いがちです。しかし、金融自由化、ペイオフ解禁といった経済動向を理解する上で基礎知識は必須といえるでしょう。
また、少子高齢化が進む中で年金制度の動向は多くの企業に影響を及ぼすことが予想されています。こういった観点からも「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定3級」は職種を問わず人気の資格です。
4位・日商簿記検定2級
「資格」といえば「日商簿記検定」を思い浮かべる人も少なくありません。まさに「資格の定番」といえるのが「日商簿記検定」です。「日商簿記検定」には1~4級までありますが、実力が認められるのは2級以上です。
「日商簿記検定2級」であれば、財務諸表や企業会計の法規についての知識を習得します。そのため経理・財務部門だけでなく営業・経営管理部門に登用されることも夢ではありません。
したがって、ビジネスマンとしてキャリアアップを図りたい人におすすめの資格です。さらに、一般企業への就職を考えている学生も、日商簿記検定2級を取得しておくと、採用担当者に大きなアピールとなります。
3位・ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定2級
「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定2級」は3級の内容を深掘りした資格内容です。新たに「生保顧客資産相談業務」「中小事業主資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」といった科目が入ってきます。
より実践的な内容となり難易度も上がります。まさに、金融業界では必須の資格です。しかし、総合ランキングで3位に入っているとおり、様々な企業の人事部門などでニーズがあります。
とりわけ、ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定3級を取得している人は2級を取得することで、より活躍の場が広がることはいうまでもありません。
2位・ITパスポート
情報処理試験の第一歩が「ITパスポート」です。試験そのものは非常に簡単で、多少の知識があれば独学でも取得できるので、社会人だけでなく学生にもおすすめです。総合ランキングで2位になることからも人気が高い資格といえるでしょう。
しかし、「ITパスポート」を取得したからといって実務に即効性はありません。とりわけIT関連企業であれば、取得していて当然といった資格です。あくまでも、上級の資格試験に挑戦するための通過点として考えましょう。
1位・TOEIC®テスト
英語の資格において定番といえるのが「TOEIC®テスト」です。企業のグローバル化が進む中で「英語」は必須のスキルといえるでしょう。「TOEIC®テスト」は年間で270万人以上の社会人・学生が受験する定番中の定番です。
英検が一般英語のスキルを認定するのに対して、「TOEIC®テスト」はビジネス英語に重点を置いています。そのため企業では「TOEIC®テスト」を重要視しており、人気ランキング第1位となるのも必然です。
また「英語」に流行はありませんから、資格の価値が下がることもありません。したがって、社会人、学生の別を問わずおすすめの資格だといえるでしょう。
事務職におすすめの人気資格ランキングTOP5
事務職におすすめの人気資格ランキングTOP5を紹介します。「事務職」に絞り込むとより深いスキルを必要とする資格が重宝されるのが特徴です。そのため、これから紹介する資格は難易度の高いものが多いといえます。
つまり独学だけで取得するのは至難の業であり、通信講座などを利用する人も少なくありません。したがって、計画性に加え勉強法やどういった講座を利用するのかが大切になります。
5位・文書情報管理士
文書の保存に特化した資格が「文書情報管理士」です。企業では様々な文書を紙媒体で保存してきましたが、最近では電子化が急速に進んでいます。「文書情報管理士」はこうしたスキルを身に付けたことを証明する民間資格です。
また、書類保存に関する法律・規格などの知識も習得していますから、まさに文書管理のエキスパートといえるでしょう。
企業で扱う紙媒体の削減は大きな課題です。こういった観点からも「文書情報管理士」のニーズはさらに高まると予想されます。取得者が少ないのでキャリアアップだけでなく転職にもおすすめの資格です。
4位・社会保険労務士
事務職のエキスパートを目指す社会人におすすめなのが「社会保険労務士」です。企業において労務管理に携わる人材は「縁の下の力持ち」だといえるでしょう。とりわけ近年は、各種手続きが複雑になっているのが実態です。
また、正規社員だけでなく非正規社員も増えたことから、より専門的な知識やスキルが求められるでしょう。それだけに「社会保険労務士」のニーズは高まっており、様々な人気ランキングサイトにおいて上位にランキングされています。
決して簡単に取得できる資格ではありません。しかし、必ずキャリアアップにつながります。したがって、人事・労務関係の事務職を極めたい人におすすめの資格です。
3位・司書
「司書」とは図書館で働く際に必要な国家資格です。司書の資格は既定の講習を受けることで取得することができます。さらに専門職として安定した収入が期待できますから、まさに狙い目の資格だといえるでしょう。
就職や転職先は国や市町村が運営する図書館のほか、民間図書館や大学の図書館などもあります。したがって、図書館で専門職として将来にわたって働き続けたい人に人気のある資格だといえるでしょう。
2位・日商PC 2級
日本商工会議所が実施するのが「日商PC検定」です。「日商PC検定」にはBasicのほかに1級から3級まであります。ビジネスシーンでキャリアアップや転職の際に評価されるのは1級もしくは2級です。
ちなみに2級は管理者・役職レベル、1級は経営者レベルになります。したがって、まずは2級を取得して1級にステップアップするのがおすすめです。
パソコンに関する試験については「ITパスポート」や「MOS」があり、人気ランキングサイトでも上位にランキングされています。その中でも「日商PC2級」は実践に即した資格として知られており、特にビジネスシーンに適しているといえるでしょう。
1位・秘書検定 準1級
女性を中心に圧倒的な人気を誇っているのが「秘書検定」です。「秘書検定」には1級、準1級、2級、3級とありますが、人気ランキング1位となっているのは準1級です。つまり事務職でアピールできるのは準1級もしくは1級になります。
「秘書検定準1級」はあらゆる職種に対応することが人気の秘密です。さらに、人材派遣会社のインストラクターやビジネス専門学校、秘書養成講座の講師などの道も開けてきます。
「秘書検定準1級」の合格率は決して高くありません。しかし、取得しておくと必ずキャリアアップに役立つ資格であり、事務職を極めたい人に人気です。
人事職におすすめの人気資格ランキングTOP5
人事職におすすめの人気資格ランキングTOP5を紹介します。人事職はどういった職種の企業においても重要な部署です。また、その職務内容は非常に多岐にわたっているといえるでしょう。
それだけに、人事職においてキャリアアップを図るには資格の取得が必須です。とりわけ、専門性の高いものがは処遇にダイレクトに跳ね返ってくるので人気です。そのぶん合格率も低くなるので、実務経験が必要となる場合も少なくありません。
5位・衛生管理者
「衛生管理者」は人事職において必須の人気資格です。職場の労働環境や社員の健康を守るのは企業に課された義務だといえます。「衛生管理者」はこれらを守るための専門的な知識・スキルを要する人材です。
とりわけ、50人以上の従業員が働く職場では「衛生管理者」取得者を配置する義務があります。しかし、資格取得者が不足しているのが現状です。
そのため有資格者はキャリアアップに有利に働くだけでなく転職にも役立ちます。衛生管理者には第1種と第2種がありますが、キャリアアップや転職を考えるなら最終的には第1種を取得するのがおすすめです。
4位・マイナンバー実務検定
2015年に導入されたマイナンバーに特化したのが「マイナンバー実務検定」です。マイナンバーは税金・保険・年金などの管理に活用され、お金の流れを明確にすることができます。
「マイナンバー実務検定」は、マイナンバー制度を深く理解し、適正な取り扱いをするためのスキルを証明するものです。副業が奨励されている状況において、企業が個々のお金の流れを明確にすることはとても大切だといえます。
人事職においては、今後さらにニーズが大きくなることが予想される資格です。したがって取得者が少ない今こそおすすめの資格だといえるでしょう。
3位・キャリアコンサルタント
「キャリアコンサルタント」は2016年に制定された新しい国家資格です。働き方が多様化する現状において在職者や求職者、学生に職業選択や能力開発に関するアドバイスをする「キャリアコンサルタント」は非常に貴重な存在といえるでしょう。
それだけに、非常に高いスキルが要求されます。つまり「キャリアコンサルタント」に国家試験が必須となるのは必然的な流れといえます。今後キャリアアップや転職にも有利に働くことが想定され、将来性を求める社会人におすすめの人気資格です。
2位・産業カウンセラー
企業において社員の悩みを解決することは、人材確保や育成の観点からも大切だといえます。「産業カウンセラー」は働く人々の悩みを心理学を用いてカウンセリングをするための資格です。企業におけるメンタル疾患は年々深刻度が増しています。
そのため「産業カウンセラー」は人気ランキング1位で紹介する「メンタルヘルス・マネジメント検定」とともに注目度の高い資格だといえます。なお心理学を用いる点が他の資格にはない特徴であり人事職に人気の理由です。
1位・メンタルヘルス・マネジメント検定
人事職において注目を集めているのが「メンタルヘルス・マネジメント検定」です。人気ランキングにおいても常に上位にランキングされており、まさに旬の資格だといえるでしょう。
メンタル疾患により休職や退職に追い込まれている人は年々増加しています。また、労災として認定されることも増えており、企業としての対策が不可欠です。そこで「メンタルヘルス・マネジメント検定」取得者を優遇する企業が増えています。
とりわけ人事職において、社員のメンタルヘルス・ケアに対するスキルをもった人材が求められています。したがって「メンタルヘルス・マネジメント検定」はキャリアアップだけでなく転職にもおすすめの資格だといえるでしょう。
10~20代におすすめの人気資格TOP5
10~20代におすすめの人気資格ランキングTOP5を紹介します。10~20代は学生も多くキャリアアップや転職だけでなく、就職に有利な資格が人気です。とりわけ、処遇の良い会社は競争率も高く資格は必須です。
それだけに、10~20代に人気の資格は就職や将来のキャリアアップや転職につながるものが中心です。10~20代は独身も多く、比較的資格取得のための勉強時間を捻出しやすい年代ですから、腰を据えて取り組みましょう。
5位・調剤薬局事務
比較的取得しやすい資格として、10~20代の女性を中心に人気なのが「調剤薬局事務」です。ここ数年医療の分業化が進んでおり、診察・治療は病院で行い薬の調剤は薬局で行うパターンが増えています。
また少子高齢化の影響により薬局のニーズは確実に高まるでしょう。したがって、10~20代のうちに取得しておけば将来確実に役立ちます。とりわけ「調剤薬局事務」を持っていれば出産後の復職や転職の際にも有利ですから、女性におすすめです。
4位・実用ボールペン字
「実用ボールペン字」は1日20分程度のレッスンで取得できるのが人気の秘密です。最近では文章を手書きで書くことが少なくなりました。それだけに字が綺麗だと周囲から一目置かれることも少なくありません。
とりわけ10~20代といった若年層の学生だと履歴書などを手書きで書くこともあるでしょう。こういった場合、字が綺麗だと採用担当者の目に止まりやすいといったメリットもあります。したがって若年層にこそおすすめの資格です。
3位・カラーコーディネート
広告制作やインテリア関係の仕事に役立つのが「カラーコーディネート」です。数多くの色の中から効果的な配色を選ぶスキルは、様々な業種において必要とされています。また、日常生活において応用する機会が多いことも人気の秘密です。
ただし、カラリストとしてインテリア業界などの専門職に進みたい場合には、「パーソナルカラリスト検定」が必要となります。したがって、将来の夢に備えた第一歩として資格取得したい人におすすめです。
2位・医療事務
少子高齢化が進む中で「医療事務」はニーズの高まる資格としておすすめです。人気ランキングでも2位になっていますが、女性から圧倒的な人気を得ていることでも知られています。
医療現場の事務内容は一般事務とは異なり、専門的な書類作成や計算スキルが必要です。また、医学や薬学の知識を必要とする場面も多々あります。
「医療事務」はこういったスキルを証明するものであり、特に就職に有利とされています。女性を中心に医療の現場で事務職に就きたいなら必ず必要となる人気の資格です。
1位・MOS
「MOS」は「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の略であり、人気ランキングでも1位になっているように、10~20代の社会人、学生におすすめの資格です。今やどんな職種であってもパソコンは必須だといえます。
とりわけ、エクセルやワードに代表されるオフィス製品は、基礎だけではキャリアアップにはつながりません。上級スキルがあってこそ「自分の武器」になり得るものです。
「MOS」はエクセル製品に関する上級スキルを証明するものです。つまり10~20代の社会人、学生が取得しておくと職種に関わらず就職や入社後のキャリアアップなど様々な場面で役立つことは間違いありません。
30~50代におすすめの人気資格TOP5
30~50代におすすめの人気資格ランキングTOP5を紹介します。30~50代はキャリアアップや転職を真剣に考える年代だといえるでしょう。また、育児などで仕事をお休みしていた人が、本格的に職場復帰する年代でもあります。
それだけに、30~50代におすすめの資格はキャリアアップや転職に直結するものが中心です。社会人の場合だと、資格取得のための勉強時間を捻出するのも一苦労ですが、計画的に取り組んでいきましょう。
5位・保育士
保育施設の不足が問題となっていますが人材不足も深刻です。「保育士」は今最もニーズの高い資格であり、人気ランキングサイトにおいても、常に上位にランキングされています。
「保育士」はその名のとおり、子供を保育するために必要な資格です。非常に取得が難しいイメージがありますが、しっかりと対策すれば30代からでも十分に取得できます。さらに子育て経験も受験対策のアドバンテージとなるでしょう。
また「保育士」は職種は限られるものの、求人が非常に多いことも大きなメリットです。したがって、子育てなどでブランクのある方に特におすすめの資格だといえます。
4位・フォークリフト運転者
運送業や倉庫業など多くの職種で重宝するのが「フォークリフト運転者」です。「フォークリフト運転者」はフォークリフト運転技能講習もしくはフォークリフト運転特別教育を修了すれば取得できます。
フォークリフトは様々な職種で活躍しますが、それだけに安全かつ迅速に運転できるスキルが求められます。したがって、フォークリフトを使う職場に勤務するなら必ず取得しておきたい資格だといえるでしょう。
3位・中小企業診断士
30~50代で転職だけでなく独立を希望する人に人気なのが「中小企業診断士」です。「中小企業診断士」は、「中小企業支援法」に定められています。資格試験に合格することでも取得できますが、定められた講習を受講することでも取得できるのが魅力です。
また「中小企業診断士」を取得すれば、キャリアアップだけでなく転職にも有利に働きます。さらに「中小企業診断士」として独立すれば大幅な収入アップも期待できるでしょう。
2位・行政書士
「行政書士」は行政にかかる書類を専門的に作成するための資格です。独立して事務所を構えることも可能ですが、企業においても非常に優遇されます。様々な人気ランキングでは上位にランキングされるものの、取得が難しい事でも有名です。
世の中の仕組みが複雑になるほど、法律に基づいた手続きが必要になります。しかし、一般の市民には難しい法律のことはわかりません。「行政書士」は法律や判例に精通して、様々な手続きを行うプロパーでありニーズは高まる一方です。
決して容易い資格ではないため、多くの人は予備校や通信講座などを利用しています。資格を取得するにはしっかりと計画立てて、モチベーションを低下させないよう取り組むことが重要です。
1位・証券アナリスト
金融業界だけでなく事業会社の財務やIR、投資部署といった職種にも役立つのが「証券アナリスト」です。資格取得後は名刺に「証券アナリスト」と入れることができますから、クライアントからの信用度が違います。
資格を取得するには証券アナリスト協会の指定する通信講座を受講しなければなりません。受講期間が長期間にわたるなど負担は大きくなります。しかし難易度はそれ程高くありませんから、転職やキャリアアップを目指す人におすすめです。
気になる資格にチャレンジしてみよう!
キャリアアップや転職するには「自分のスキルをアピールできる武器」が必要です。その観点からいえば、「資格」は第三者がスキルを証明してくれるものですから、とても有効だといえるでしょう。
しかし「資格」を取得すると決めても、どんな「資格」を取得すればよいかわからない人も少なくありません。自分に合った「資格」を取得をするには、職種や年齢などから人気のあるものを選ぶのが王道です。
しかし、あまり選ぶのに時間をかけるのは得策ではありません。言い換えれば社会人や学生にとって無駄となる「資格」はありません。気になる資格があれば積極的にチャレンジするのがおすすめです。