ベランダに屋根を後付けしよう!
ベランダの屋根は後付けすることができます。「お天気が気になりベランダに洗濯物を干したままおでかけできない」「ベランダからの直射日光を軽減したい」「ベランダをカフェ風にアレンジしたい」などの悩みは、ベランダに屋根を後付けすることで解決できます。
この記事ではベランダに屋根を付けるメリットとともに、ベランダの屋根の修理・後付け費用やおしゃれな折りたたみタイプの屋の種類などを紹介します。ベランダの屋根の修理・後付け・交換の事例もまとめたので、参考にしてください。
ベランダに屋根を付けるメリット
ベランダに屋根を付けるメリットとして、この記事では「雨・風・日差しを軽減」と「アウトドアリビングとして活用」の2つの項目をピックアップしました。
まずはベランダに屋根があると生活にどのようなメリットがあるのか把握しましょう。ここからは、ベランダに屋根を付けるメリットについて紹介します。
雨・風・日差しを軽減
1つ目に紹介するベランダに屋根を付けるメリットは「雨・風・日差しを軽減」です。ベランダに洗濯物を干すご家庭は多いですが、気になるのが雨に降られないか・風に飛ばされないかということでしょう。
自宅にいれば雨や雪などが降ってきたときは取り込むことができますが、外出時は諦めるしかありません。そこで、ベランダに屋根を付けておくと、雨に降られる心配が軽減されます。風通しの良いベランダであるほど、強風により洗濯物などが飛んでいくこともあるでしょう。
また、ベランダに屋根を付けると、室内に入る日差しを軽減することができます。明るさは取り入れつつ熱を防いでくれるポリカーボネート屋根材を取り付ければ、冷暖房の効きもよくなり節電につながるかもしれません。窓から入る紫外線もカットしてくれます。
ただし、北や北西向きと日当たりが悪いベランダに屋根を付けると、室内に入る日差しが軽減され暖房費は高くなる可能性があります。
ベランダの屋根には、曲線のR型と真っすぐなF型があります。残念ながら、どちらの屋根もそれだけでは完全に雨・風・日差しを防ぐことはできません。
ベランダの前面にスクリーンを付けると、雨・風・日差しだけでなくプライバシーを保つこともできます。また、全面を囲うタイプの屋根であれば、雨・風・日差しだけでなく、花粉やPM2.5などの心配もありません。
アウトドアリビングとして活用
2つ目に紹介するベランダに屋根を付けるメリットは「アウトドアリビングとして活用」です。一般的なベランダは室内と高さが違いますが、最近は同じ高さに設計してアウトドアリビングとして活用する方法が人気です。
新築でない場合は、室内の床を上げたり、ベランダの床にウッドデッキなどを敷いて高さを調節することができます。もちろん、高さが違うままでもアウトドアリビングとして活用することはできます。
ベランダをアウトドアリビングとして活用することで、カフェ気分で食事をしたり、リラックスしながら読書をしたり、大勢でバーベキューを楽しむこともできます。
屋根を付けることでテーブルやイスなども置けるので、第2のリビングとして活用できます。非日常的な気分を味わうことができ、遠出ができないときにもおすすめです。
ベランダが屋根で完全に囲われていない場合は、テーブルやイスなどを出しっぱなしにしておくと劣化が激しくなるので注意しましょう。また、ベランダをアウトドアリビングとして活用することで、騒音やバーベキューなどによる煙や臭いなどご近所に迷惑がかかることにも気を配りましょう。
ベランダの屋根の修理・後付け費用
ベランダに屋根を付けるときには、修理費用がかかることを忘れてはいけません。積雪により耐えきれなくなったり、強風で破損する、経年劣化により修理や交換が必要になることがあります。
また、ベランダに屋根を後付けすることができますが、その場合の費用も気になるでしょう。ベランダの屋根は、修理費用と後付け費用も踏まえた上で検討しましょう。ここからは、ベランダの屋根の修理・後付け費用について紹介します。
修理費用
1つ目に紹介するのはベランダの屋根の「修理費用」です。ベランダの屋根は外に野ざらしの状態なので、自然災害の影響を受けやすいです。年々大きな災害が多くなり、ベランダの屋根の被害も多く発生しています。また、経年劣化により修理や交換が必要になることもあります。
屋根の土台に問題がなければ、屋根の張り替えだけでOKです。屋根の種類にもよりますが、1万5千~6万円程度の費用で張り替えしてもらうことができます。部分的な修理だけでOKの場合は、3万円前後の費用が目安となります。
屋根の種類だけでなく、ベランダや窓の状況、スペースの広さによっても費用は違います。電動の窓が付けられている場合は、施工工程が増え費用も増す可能性が高くなります。
ベランダに屋根を付ける前に、業者に聞いておくと安心かもしれません。実際に修理するときも、事前に見積もりを出してもらいましょう。
後付け費用
2つ目に紹介するのはベランダの屋根の「後付け費用」です。ベランダの屋根を後付けする場合は、商品代と取り付け費用がかかります。
商品代は、屋根の種類と設置する広さなどにより費用が違います。例えば、F型よりもR型、一般タイプより熱線吸収タイプの方が高くなります。広さは、幅だけでなく奥行きがあるほど高くなり、雪が積もる地域であれば耐積雪強度もじゅうようになります。
オプションで、ベランダの屋根に物干し竿を付けたり、スクリーンを付けることもできます。その分、費用は高くなります。
商品の種類にこだわらなければ、10~15万円程度の費用でベランダの屋根を後付けすることができます。ベランダ全体を囲うタイプであれば、80万円を超える種類もあります。ベランダの屋根を後付けする場合は、使用用途と目的に合わせて選びましょう。
ベランダの屋根の修理・後付け・交換の事例
ベランダの屋根の修理・後付け・交換の事例を3件ピックアップしました。ベランダの屋根はいろいろな種類があり、取り付けるものや広さによっても費用は違ってきます。また、修理する屋根の状態や種類によっても費用は変わります。
ベランダの屋根を実際に修理・後付け・交換した事例を参考に、リフォームを検討しましょう。ここからは、ベランダの屋根の修理・後付け・交換の事例について紹介します。
事例①
1つ目に紹介するベランダの屋根の修理・後付け・交換の事例は「事例①ベランダの波板屋根の交換」です。ベランダの屋根に波板を使用している場合、劣化により亀裂が入ったり穴が開いてしまうことがあります。また、台風の影響で飛ばされてしまったという事例もあります。
波板を交換し、トタン屋根の一部の取替え・塗装リフォームをした際にかかった費用は、15万円です。施工も2日と手早く修理・交換をしてもらえるようです。
事例②
2つ目に紹介するベランダの屋根の修理・後付け・交換の事例は「事例②ベランダにテラス屋根を後付け」です。新築や中古の家のベランダに屋根がない状態で生活をしていると、ゲリラ豪雨により洗濯物が濡れてしまうことがあります。
その対策として、R型の屋根をベランダに後付けすると、費用は11万円となります。施工は1日で完成するので、休日に取り付けを依頼すれば立ち会うことができ安心です。
事例③
3つ目に紹介するベランダの屋根の修理・後付け・交換の事例は「事例③ベランダにLIXIL(リクシル)のスピーネFを後付け」です。
ベランダの屋根は、種類やサイズだけでなく、カラーを選ぶことができます。おしゃれなホワイトの外壁には、ベランダの屋根も透明感がありデザイン性もマッチするものを選びたいです。
LIXIL(リクシル)のスタンダードなベランダの屋根「スピーネF」は、ブラックやホワイト、シャイングレーなど5種類から選ぶことができます。F型を後付けした事例では、20万円の費用で1日で施工してもらったようです。
ベランダ屋根のおしゃれな折りたたみタイプ3選
ベランダ屋根のおしゃれな折りたたみタイプを3種類ピックアップしました。ベランダに屋根を後付けすると費用がかさみますが、おしゃれな折りたたみタイプのサンシェードであれば費用も安く自分で設置できるタイプもあります。
必要なときだけ使うことができ、長さや角度調節ができる種類もあります。手動で折りたたむことが面倒な場合は、自動で屋根の折りたたみをしてくれるリモコン式のオーニングがおすすめです。
ベランダに屋根を後付けするときは、おしゃれな折りたたみタイプも含めて検討しましょう。ここからは、ベランダ屋根のおしゃれな折りたたみタイプ3選について紹介します。
設置が簡単なシェード
1つ目に紹介するベランダ屋根のおしゃれな折りたたみタイプ3選は「設置が簡単なシェード」です。楽天市場のショップ「MODERN DECO」で販売されているシェードスクリーンは、ベランダをおしゃれなオープンカフェスペースにアレンジしてくれる折りたたみ屋根です。
カラーはバーガンディー、サンドベージュ、モカブラウン、グリーンの4種類で、価格は16,999円(税込)です。シェード生地は厚手のポリエステルを採用しており、紫外線を99%カットしてくれます。
工具などは一切必要なく、大人2人以上いれば設置することができます。突っ張らせるタイプなので、天井がある場所でないと設置はできません。
シェードの角度調節は、ブラインドのように2本のコードを引くとできます。5段階の高さ調節機能もあるので、カフェ風に高く設置するだけでなく、壁と並行するようにぶらんと垂れ下げて使うこともできます。
毎日がアウトドア気分
2つ目に紹介するベランダ屋根のおしゃれな折りたたみタイプ3選は「毎日がアウトドア気分」です。カーテン専門店で有名な「サンレジャン」で一番売れている商品が、サンシェードです。紫外線を93%以上カットし、断熱効果は41%以上、遮光性は95%以上あります。
サンシェードを設置すると、温度上昇を20度程度抑えることができ、強い日差しでも快適に過ごすことができます。デザインはシンプルで、ヘリボーン調の無地8カラーとストライプ柄8カラーから選ぶことができます。
サイズと価格は、幅90×丈180cmは1,980円、幅140×丈180cmは2,980円、幅190×丈180cmは3,980円、幅190×丈240cmは4,480円、幅190×丈270cmは4,980円、幅190×丈100cm(ベランダ用)1,980円です。
紐でサンシェードを取り付けるだけの簡単設置で、上下にはポールが通せるようになっています。一度設置すると角度調節はできませんが、取り外しは簡単です。台風が接近してきたときなどは、手早く片付けることができます。
サンシェードは、夏場の暑い季節だけ設置したい方におすすめです。サンレジャンは実店舗もあるので、実際に見てから購入を検討することができます。
もちろん、ほかのメーカーでもサンシェードはあります。すだれタイプや立てかけるタイプなど、生地の種類や設置方法はいろいろあるので、使いやすさと設置のしやすさ、費用などを考慮して購入しましょう。
本格的なリモコン式オーニング
3つ目に紹介するベランダ屋根のおしゃれな折りたたみタイプ3選は「本格的なリモコン式オーニング」です。暑い日は外に出たくない!室内にいながらオーニングの折りたたみをしたいという場合は、リモコン式がおすすめです。
費用は高くなりますが、窓を開けずに離れた場所からでも操作することができます。複数台設置する場合は、オプションで一斉に操作が可能です。
リモコン式オーニングは、大きく分けて「壁付け型」と「独立型」があります。壁付け型は大掛かりな工事が必要になるので、後付けする場合は独立型がおすすめです。
リモコン式ということで、電気代はかかります。しかし、1日にオーニングを1回開閉した場合、1ヶ月にかかる費用は50円程度です。暑い日に外に出て操作をすることを考えると、安いのではないでしょうか。ベランダだけでなく、小窓にも設置することができます。
ただし、リモコン式オーニングを後付け設置する場合は、業者に依頼する必要があります。家を建てるときにお世話になった業者や中古物件を購入した業者、知り合いの業者など信頼できる方に依頼しましょう。
ベランダに屋根を後付けしておしゃれに使おう!
ベランダの屋根は後付けすることができます。新築のベランダに屋根はいらないと思ったけど欲しくなった、中古物件の家のベランダに屋根がない場合などは、屋根を後付けしておしゃれに快適に過ごしましょう。