マヨネーズは賞味期限が切れても食べれる?
マヨネーズは、スーパーマーケットの陳列棚に鎮座しています。マヨネーズは、調理の際に加熱調理せず、そのまま口に入る食品であるのに、冷蔵されずに、常温で陳列されてて日持ちがすることに疑問をもったことはありませんか?
その答えは、マヨネーズの原材料にあります。マヨネーズの原材料は、食用植物油脂・卵黄・醸造酢・食塩・香辛料と調味料「アミノ酸」です。そのほかにph調整剤「お腹をこわさない薬品」や、保存料などは一切入っていません。このことは農林水産省告示で定められています。
マヨネーズの原材料・食塩や酢などが、高い殺菌力を持っているため、添加物が不用なのでスーパーマーケットで常温で陳列出来るマヨネーズですが、しかしながら、そんな安心な原材料を使っているマヨネーズは、賞味期限が切れても食べられるのでしょうか?
マヨネーズの賞味期限
家庭の冷蔵庫にいつも常備されているマヨネーズの賞味期限について、気にしたことはありますか?冷蔵庫にマヨネーズがあるのが当たり前で、もとからスーパーマーケットで常温で販売されているので、日持ちがする食品であるという認識から、賞味期限については、そのあたりが緩慢になりがちです。
なおかつ、賞味期限の記載があるマヨネーズのパッケージ袋も、調理している内に、つるつる滑って使いにくいので、ついうっかり捨ててしまい、マヨネーズ本体だけ冷蔵庫に置いてあるご家庭も、珍しくありません。
このことから、マヨネーズの賞味期限について、チェックしているのでしょうか?もとより、マヨネーズは使う頻度が高いので、賞味期限前に使い切ってしまうという感覚があるため、なおざりになる方も多いのではないでしょうか。
賞味期限とは
食品の期限表示には2通りあって、「消費期限」と「賞味期限」と明記されています。「消費期限」とは未開封であることが条件で、かつ指定された方法により保存した場合に、安全に食べることが出来る期限のことです。お弁当や、サンドイッチ等、比較的傷みやすい食品などに表示されています。
一方「賞味期限」とは、未開封で当初から指定されている保存方法に添って保存した時に、美味しく食べることが出来る期限のことを「賞味期限」と示します。「賞味期限」は、一般的に缶詰・菓子類など傷みにくい食品に表示されています。
市販で未開封の場合の賞味期限
皆さんはマヨネーズの賞味期限はどれくらいあるか、ご存知でしょうか?日持ちがするマヨネーズですが、【市販で未開封の場合の賞味期限】は、製造日を含めて10ヵ月~12ヵ月です。原材料は酢や卵・油・食塩と食品がその全てを占めているのに、約1年も常温保存が出来るとは、驚きの調味料です。
でもだからと言って、賞味期限についてなおざりになるのは避けましょう。食中毒の件数は、学校や病院よりも家庭がトップを占めています。食中毒の人数で言えば、学校や病院になりますが、頻度においては一般家庭がその割合の大多数を占めています。
市販で開封した場合の賞味期限
では次に【市販で開封した場合の賞味期限】について解説します。一般的に言って、マヨネーズを開封した場合の賞味期限については、「開封後は早めに食べる」です。各家庭においての保存状態が把握できないことから、賞味期限については、一概には言えません。
しかしながら時々マヨネーズを使っているという感覚であれば、自然といつの間にか使い切ってしまいますが、賞味期限として、開封後にマヨネーズを食べる目安は約1ヵ月です。
注意したいのは、自分で勝手に開封後の期限を決めてしまうことです。各家庭においての使う頻度や、使い方・保存状態によりますので、一番確実なのは、マヨネーズの味や臭い・状態を見て、開封した後の賞味期限を計ることです。
手作りの場合の賞味期限
ではマヨネーズの原材料が、食塩や醸造酢・卵黄など食品であれば、一般家庭でも作れるはずです。実際作っている人もいますが、しかしながら、マヨネーズを家庭で手作りした場合の賞味期限は、市販のものに比べて、はるかに短くなります。
何故ならば、市販のマヨネーズは、作る工程で殺菌・密閉という工程をふんでいることと、乳化についても、マヨネーズが長持ちするように上手く作られています。
手作りマヨネーズは、作る工程において、空気中の雑菌に触れている恐れから、冷蔵して1日目以降は注意しましょう。味が落ちたり、臭いがしだしたら賞味期限はそこまで。と考えたほうが妥当でしょう。
賞味期限切れのマヨネーズはいつまで食べれる?
この章においては、【賞味期限切れのマヨネーズはいつまで食べれる】についてです。賞味期限は、未開封で定められた保存方法に従って保存した場合に、美味しく食べられる期限を賞味期限として示しています。
このことから、賞味期限が過ぎたとしても、絶対に食べることが出来なくなるわけではありませんが、食べられる期限を計るのは、マヨネーズの保存状態とマヨネーズを使う頻度によります。
未開封で賞味期限切れの場合
それでは次に、【未開封で賞味期限切れの場合】について解説します。よくあるのが、この多忙な現代、常備できる食品については、まとめ買いをしますが、その際マヨネーズを1~2本購入した場合、1本はドアポケットに、もう1本は冷蔵庫の上の段の隅にポンと置いたりします。
そうして、いつの間にかその未開封のマヨネーズは忘れ去られて保存され、ある日冷蔵庫の掃除を兼ねて、食品をあさっている時に見つけて、マヨネーズの賞味期限の期限切れに気が付きます。以上のように冷蔵庫に入れたまま扱わない、つまり保存状態が良い場合は、まだ希望が持てます。
一番悪いのは、冷蔵庫から入れたり出したりすることです。常温出来る食品ですが、食品は食品ですので、各家庭の保存状態によります。未開封で賞味期限の期限切れの場合は、マヨネーズの状態を見て、味を確かめてみてから判断しましょう。
開封して賞味期限切れの場合
最後の項目は、【開封して賞味期限切れの場合】について解説します。賞味期限の期限切れについては、前章でご案内した通り、賞味期限とは、あくまでも指定された保存方法に従って保存した場合、美味しく食べられるというものですので、一概に期間は限定できません。
目安は、油が分離してきたり、変色してきたりしたら完全にアウトです。しかしながら、開封して賞味期限の期限切れの場合、火を通すと比較的安全になりますので、賞味期限の期限切れのマヨネーズを使った調理方法について下段にて後述しています。
注意したいマヨネーズの状態
それでは次に、未開封で賞味期限の期限切れの場合や、開封して賞味期限の期限切れの場合に、どのくらい日持ちするのかという目安ですが、それはあくまでも保存状態によりますので、マヨネーズが日持ちがする食品とはいえ、決めつけることは出来ません。
その日持ちするマヨネーズが、どういった状態になったら処分した方が良いのか、その決め手になる、【注意したいマヨネーズの状態】について次に後述しています。
分離している
マヨネーズの状態を良くみてみましょう。マヨネーズの状態とは、マヨネーズを逆さにして、底の部分をよく見てみてみましょう。それからマヨネーズをななめにしてみると、かすかに油が浮いて見えるような気がするときは要注意です。
原材料が分離しだしたら、それはもはや食品ではありません。マヨネーズには、PH調整剤など、お腹をこわさない薬品などは一切入っていませんので、マヨネーズの保存状態が良いし、日持ちする食品であるとはいっても、分離しだしたら速やかに処分しましょう。
カビが生えている
マヨネーズの保存状態が良いということや、マヨネーズは日持ちする食品であるというのが頭にありますが、それが注意しなければならないピンポイントになります。
日持ちする、保存が効く、などという事柄が頭にあるので、見過ごしてしまいがちになるのが食品です。何故ならば食中毒の件数については家庭がトップだからです。マヨネーズに「カビ」が生えていたら、速やかに処分しましょう。
マヨネーズを日持ちさせる保存方法
せっかく買ったマヨネーズを、処分してしまうのは、もったいないと思う方も多いでしょう。低金利が長引くこのご時世、処分品で済ませる夕飯も少なくありませんので、日持ちするマヨネーズの保存方法について次にご案内します。
開封した場合
マヨネーズを開封するということは、空気に触れるということです。市販のマヨネーズの中は密閉状態で、空気が入っていません。空気が入ると、マヨネーズはたちまち傷んでしまうからです。
このことからマヨネーズを開封した場合は、冷蔵庫に保存するのが普通です。通常開封した場合は、1ヵ月を目安に食べきりましょう。
続いて保存状態については、マヨネーズは0℃以下におかれると、油が分離しますので、冷蔵庫の中でも特に冷気が当たりやすい場所は避けましょう。保存場所はドアポケットが最適です。
未開封の場合
次に、マヨネーズを日持ちさせる保存方法で、【未開封の場合】ですが、未開封のマヨネーズは、常温のまま、直射日光を避けられる場所であることと、湿気の少ない場所が最適です。ご家庭の中では火や水を使う、水回りであるキッチンの近くは避けましょう。
賞味期限切れになりそうなマヨネーズの使い道
それでは最後の章になりました。最後の章は、【賞味期限切れになりそうなマヨネーズの使い道】について解説します。食べ物は大切に扱いましょう。
このことから、賞味期限の期限切れになりそうなマヨネーズについては、それなりに使い道があるものです。それではそれなりに使える、賞味期限の期限切れになりそうなマヨネーズの使い道について、次に後述しますので、参考にして下さい。
油の代わりに使う
賞味期限の期限切れになりそうなマヨネーズがあったら、まず始めは、「炒め油」の代わりに使ってみましょう。炒め物をする際に、大さじ1杯のマヨネーズを加えて炒めてみましょう。大さじ1杯は目安ですので、分量についてはご家庭に合わせたお好みにして下さい。
マヨネーズの原材料の中に、醸造酢が入っていますが、酢は火を通すと酸味が飛びますので、酢の臭いが苦手な方にも最適ですのでおすすめです。
揚げ物の衣に加える
賞味期限の期限切れになりそうなマヨネーズの使い道で、次にご紹介するのは、「揚げ物の衣に加える」についてです。お子さんは揚げ物が大好きです。
特にから揚げなどは、幅広い年代の人が好みますので、賞味期限の期限切れになりそうなマヨネーズがより一層、から揚げを美味しく仕上げてくれます。
調理方法は簡単です。から揚げの衣に、マヨネーズをかくし味で入れてみましょう。マヨネーズの原材料である、卵黄や醸造酢のおかげで、衣がやわらかく仕上がります。1度はためしてみましょう。
マヨネーズを使ったレシピ
それでは次に、賞味期限の期限切れになりそうなマヨネーズを活用する方法として、【マヨネーズを使ったレシピ】についてご案内します。
マヨネーズは開封してドアポケットに配置してから、食べきるのは1ヵ月が目安ですが、この調理方法を活用すれば、賢い主婦と周囲からほめられますので、頑張りましょう。
塩昆布ときゅうりのポテトサラダ
それでは、賞味期限の期限切れになりそうなマヨネーズを使ったレシピの第1番目のレシピは、「塩昆布ときゅうりのポテトサラダ」です。塩昆布のうま味とマヨネーズがマッチングした和風ポテトサラダです。きゅうりのシャキシャキ感も加わって、味を引き立てます。
【2人分】「材料」:じゃがいも2個・きゅうり1/2本・塩昆布6g・マヨネーズ大さじ4杯。「作り方」:1.じゃがいもを洗ってから皮をむき、アクを抜きます。続いて小さな乱切りにします。それを耐熱皿に乗せてラップをふわりとかけて500Wで約6~7分チンします。調理時間はあくまでも目安です。
2.きゅうりを縦半分に切り、斜めうす切りにします。3.ボウルに1.と2.をいれて、塩昆布を加えたら、マヨネーズで全体の味を整えます。
ツナとアボカドのマヨトースト
それでは次に、賞味期限のと期限切れになりそうなマヨネーズを使ったレシピの第2番目のレシピは、「ツナとアボカドのマヨトースト」です。ツナとアボカドのボリューム感たっぷりのマヨトーストは、大切な朝食にぴったりです。
【1人分】「材料」:食パン1枚/6枚切り・アボカド1/4個・ツナ缶1/2缶・マヨネーズ10g。「作り方」:1.アボカドは横に薄切りにします。2.食パンに汁気を切ったツナと切ったアボカドをのせて、マヨネーズで線描きをします。3.オーブントースターでお好みの焼き色まで焼きます。
ドリア風ライス
では賞味期限の期限切れになりそうなマヨネーズを使ったレシピで、最後にご紹介するのは、「ドリア風ライス」です。調理時間が約15分と時短料理ですので、ご多忙な時代に最適レシピです。
【2人分】「材料」:ご飯300g・ミックスベジタブル120g・ソーセージ5~6本・粉チーズ少々・マヨネーズ大さじ4杯。
「作り方」1.あたたかいご飯にマヨネーズ大さじ2杯とミックスベジタブルを混ぜる。2.耐熱容器に1.を入れて乱切りにしたソーセージを上に乗せる。3.2.にマヨネーズで線描きしてから粉チーズをふって、オーブントースターで焼き色をつける。
マヨネーズは賞味期限内に美味しく食べよう!
如何でしたか?マヨネーズの賞味期限が切れても大丈夫であるのかということと、開封や未開封の際の保存状態などについてご案内しました。食中毒の件数は家庭がトップで、人数については、学校や病院などです。
このことから、家庭においての賞味期限が期限切れになっている食品の中で、特に期限切れに気がつかないマヨネーズに特化して、ご案内しました。限りある食費の中で如何に美味しく、かつ安全に毎日の食事を楽しみたいものです。明日の活力を得る食事は大切にしましょう。