気になるグレージュのヘアカラーの魅力を紹介!
グレージュとは、グレーとベージュが合わさった色のことを言います。グレーと聞くと重めな色のイメージですが、ベージュと合わさることで透明感を出し、外国人特有のヘアカラーを実現してくれます。落ち着きのある少し儚げな雰囲気になり、黒髪とは違った印象にしてくれる色です。
グレージュのヘアカラーの特徴
グレージュとは、グレーとベージュを合わせた所謂ニュアンスカラーです。そこに、別のカラーが合わさることで、ピンクグレージュやカーキグレージュといった色が生まれるのです。ここからは、そんなグレージュが持つポテンシャルを、テーマ毎に分けて詳しくお伝えしていきます。
暗めの髪でも透明感を出せる
重くなりがちな無彩色のグレーですが、ベージュを合わせたグレージュであれば透明感が出るので、軽やかに見えます。軽くコテで巻いてあげるとレイヤー感が出てより透明感がアップすると共に、ツヤも出るので更に立体的な印象に仕上げてくれます。
外国人風の髪色にも仕上げられる
外国人のように、少しくすみがかった透明感のあるヘアカラーにしたい場合は、グレージュカラーがおすすめです。グレージュカラーには赤味を抑える効果があるので、透明感もぐっとアップします。太めのコテでふんわりとボリュームを出すと、更に外国人風に仕上がります。
髪に柔らかさが出る
グレーなのに柔らかさを出せる理由は、ベージュを加えることにあります。アッシュカラー系だと、青味やパープル味が出るのでクールな印象になりますが、温かみのあるベージュを加えることで、柔らかく、そして優しい印象のヘアカラーに仕上げてくれるのです。
ブリーチなしでも楽しめる
ヘアカラーをグレージュにしてみたいけど、ブリーチも必要なのでは?と、髪の痛みを気にされている方も居るでしょう。しかし、グレージュはブリーチなしでも再現可能なので、明るさにある程度妥協ができ、暗めな仕上がりで良ければ是非チャレンジしてみて下さい。
また、別の方法としては、最初に明るめの色で髪を染めて、その次に暗めのダークトーンで染めることで、グレージュのヘアカラーに仕上げていくという方法もあります。
グレージュのヘアカラーの種類
ここまで、ヘアカラーのグレージュの持つポテンシャルについてお伝えしてきましたが、グレージュとは癖がなく、誰でもトライし易そうな雰囲気の色でした。では、今市場ではどんなグレージュカラーがあるのかを、詳しく見ていきます。自分のイメージに合う色はあるか、是非探してみて下さい。
アッシュグレージュ
そもそも、グレージュとはアッシュカラーの派生と言われています。アッシュカラーには青色やパープル色が使用されているのですが、理由は、髪を明るくする際に使用するヘアカラー剤による黄味やオレンジ味を抑え、無彩色にする為です。
そのアッシュにグレージュが加わることで、アッシュほどクールになり過ぎず、少し温かみも残しながら透明感も維持できる、アッシュグレージュに仕上がるのです。写真のヘアカラーにはハイライトがしっかり入っているので、レイヤーがありとても立体的に見えます。
スモーキーグレージュ
かちっとした明快な印象とは対象的な、どこか神秘的でアンニュイな雰囲気を醸し出してくれるのがスモーキーグレージュのヘアカラーです。
スモーキーグレージュは、ベースのヘアカラーの上に、ふんわりと煙のようなフィルターをかけたようなヘアカラーに仕上げることができます。ベーシックなグレージュよりも、ミステリアスな印象を作ってくれます。
ピンクグレージュ
なかなか手が出ないピンク色のヘアカラーですが、グレージュと組み合わせれば遊びの効いたおしゃれな色に仕上がります。ピンクグレージュは、赤味と、青味の強いアッシュを組み合わせた色です。明るめ、暗め、どちらも叶えます。ちなみにこちらはブリーチなしです。
奇抜で個性的なイメージのピンクのヘアカラーですが、ピンクグレージュにすることで、女性らしさと透明感をアップさせ、赤でもブラウンでも無い、茶目っ気のある仕上がりになります。
カーキグレージュ
日本人の髪の色は、赤味が強いと言われているので、その補色に当たるグリーンカラーを合わせてできるカーキグレージュのヘアカラーは、きれいなくすみ感を作れるので日本人の毛質に合うと言えます。
グリーン系のヘアカラーもパンクなイメージがありますが、カーキグレージュのヘアカラーであれば、オフィスでも通用するでしょう。
また、カーキグレージュは、色落ちしても赤味が見えづらいのと、暗めの色でも見る角度や光の当たり具合によって、ニュアンスが変わるヘアカラーなので、長く楽しめそうです。
ホワイティグレージュ
ブリーチなしでは中々出ないミルクティカラーにも似たホワイティグレージュは、ふわっとした独特のヘアカラーに仕上がります。ハイライトを効かせれば、立体感も加わりよりふわっとした印象を強調することができるでしょう。
ホワイティグレージュはブリーチなしでも再現可能ですが、明るめの綺麗なホワイティグレージュに仕上げたい場合は、ブリーチを2回程度はかけた方が良さそうです。
しっかり色を見せたいが、全体にカラーリングするのは不安、と感じている方でしたら、髪の内側だけを染めるおしゃれなインナーカラーでワンポイントからヘアカラーを楽しんでみるのも良いかもしれません。
ラベンダーグレージュ
ピンクベージュとはまた違った色合いを楽しめるのがラベンダーベージュです。明るめのカラーリングにすれば、イマドキっぽくおしゃれに仕上がりますし、ハイライトとコテで立体とツヤをアップして見せれば、より華やかな仕上げになるでしょう。
こちらのラベンダーグレージュもブリーチなしでは再現が難しく、2回ほどかけています。明るめのグレージュで色をしっか見せたいのであれば、ブリーチは必須と考えた方が良いかもしれません。
逆に、暗めのヘアカラーにすると、落ち着いた印象の深みのある、上品な仕上がりになります。そういった意味では、このラベンダーグレージュ明るめ、暗めを調整するだけで、可愛くも、大人っぽくもできるヘアカラーと言えます。
明るめ・暗めのグレージュのヘアカラー
ここまで、グレージュのヘアカラーにおける様々なカラーバリエーションをご紹介してきました。ここからは、ヘアカラーの明るめ、暗めを、どう作っていけばいいのか?その内容をご紹介していきます。ブリーチやハイライトを使うので、ご自分の毛質と相談しながら読んでみて下さい。
ブリーチありの明るめグレージュ
こちらのグレージュのヘアカラーは、ベースに2回ほどブリーチをかけた明るめのグレージュのヘアカラーです。透明感と空気感があり、また、コテで巻くことで大人っぽさも残しつつ、女性らしい優しく柔らかな印象にもなります。
こちらのピンク系グレージュのヘアカラーもブリーチなしで作れます。ベーシックなグレージュに比べ、ぽっと赤味の帯びたスモーキーな色味が、大人っぽさと女性らしいフェミニンさをうまく演出してくれます。
ハイライトを入れた暗めのグレージュ
ヘアカラー全体のトーンは暗めのグレージュですが、ハイライトをしっかり入れることで、立体的でグラマラスな印象を作っています。全体にブリーチをかけるのに抵抗がある方は、ハイライトだけで見せるのもおすすめです。
ミルクティー系のグレージュで温かみを感じられるヘアカラーです。切りっぱなしのヘアスタイルと相まって、愛らしく可愛い仕上がりになります。暗めのヘアカラーにハイライトをしっかり効かせることで奥行きとボリュームが出て、小顔効果も期待できそうです。
レングス別のグレージュのヘアカラー
ここまで、明るめ、暗めの濃淡で見せるグレージュのヘアカラーについてご紹介してきました。次からは、髪の長さであるレングス別に、グレージュのヘアカラーを見ていきましょう。自分のフェイスラインに合うレングスと、相性の良いグレージュを是非見つけてください。
ショート×グレージュヘアカラー
マニッシュでハンサムな印象を作れるショートヘアとグレージュのコンビもおすすめです。メンズライクですが、透明感のあるヘアカラーと、色白の肌に赤味を挿したチークが、少女らしい可愛さを演出してくれます。
ボブ×グレージュヘアカラー
ナチュラルでフェミニンな印象を作れるボブヘアとグレージュのコンビです。透明感とエアリー感があるカジュアルな雰囲気を作れます。大人っぽく仕上げてくれるこちらのグレージュは、ブリーチなしで再現することができます。
ロング×グレージュヘアカラー
グラマラスでエレガントな印象を作れるロングヘアとグレージュのコンビです。長さを生かしたカラーリングは市販の薬剤を使ってセルフで作るには難しい表現ですが、折角ならヘアサロンなどでこういった大胆なグラデーションにチャレンジしてみるのもおすすめです。
市販のヘアカラーでもグレージュにできる?
最後に、お店に行く時間が無い方や、もう少し費用を抑えてカラーリングを楽しみたいという方へ、市販のヘアカラーについてもご紹介させて頂きます。市販のヘアカラー剤にも様々種類がありますので、お気に入りのものを探してみてください。
エブリ ヘアカラー キャットグレージュ
こちらは市販されているヘアカラー剤の1つで、アンナドンナのエブリから販売されているヘアカラーキャットです。白髪には色が入りづらいとのコメントもありますが、通常の髪は染まるというコメントが多いです。ブリーチなしでカラーリングできます。
しかし、トリートメントの頻度はしっかり考えないと、傷んだり色が抜けるといったコメントも多いので、自分の毛質と相談して使用することをおすすめします。
こちらの市販商品もエブリの商品ですが、上記で紹介したヘアカラーとは異なり、通常のトリートメントとしてヘアケアをしながら色を入れていくことができる商品となっています。
例えばグレージュに染めた後、少し赤味や青味が欲しいな、と感じた時、こういったヘアカラー商品を試してみるのも自分好みのアレンジができておすすめです。市販のカラートリートメントであれば、髪のケアをしながらお手軽に楽しむこともできます。
透明感が出るグレージュのヘアカラーに挑戦してみよう!
試したいヘアカラーは見つかりましたか?せっかくの春なのに、お家に籠もらなきゃいけなくて気持ちが下がる、と感じる方は、そんな時間を利用して市販のヘアカラーにトライしてみてはいかがでしょう。心がハッピーになれる自分好みの色を見つけて、楽しい時間を過ごして下さい。