スタバのドリンクサイズの読み方は難しい!
スタバで注文をする際に、サイズは一体どのように読めばいいのか戸惑ってしまったという方もいらっしゃるでしょう。スタバでドリンクのサイズを表すのには一般的なS・M・Lといった表示ではなく、ShortやVentiといった普段聞きなれない言葉で表現されています。
そこで、スタバのドリンクサイズについてご紹介していきましょう。読み方とサイズを知っておくだけで、スタバでの注文がスムーズに進められるでしょう。
スタバのドリンクサイズの読み方は「S、M、Lサイズ」ではない!
スタバ以外のコーヒー店の多くは、ドリンクのサイズ表記にS・M・Lといった表記をしています。S・M・Lといった表示は、洋服にも使われているので非常に馴染み深いでしょう。しかし、スタバではサイズを表記する際に独特な読み方を採用しています。
スタバのドリンクサイズの読み方・意味
スタバのドリンクは、Short・Tall・Grande・Ventiの4種類のサイズがあります。Shortの読み方は「ショート」で、「短い」という意味の英語です。「Tall」の読み方は「トール」で、意味は「高い」という意味の英語です。
ShortとTallは耳馴染みある単語なので、なんとなく雰囲気で意味が分かるという方も多いでしょう。しかし、GrandeとVentiに関してはどうでしょうか。スタバ以外ではなかなか見かけないのではないでしょうか。
「Grande」の読み方は「グランデ」で、イタリア語で「大きい」という意味があります。また、「Venti」の読み方は「ベンティ」で、こちらもイタリア語で「20」という意味があります。
イタリア語で、容量を示す単位のことを「オンス」と言いますが、20オンスはmlに変換すると590mlのことです。Ventiの容量は590mlでちょうど20オンス。ということで、スタバでは20という意味のVentiが使われています。
また、アメリカのスタバでは上の4つの他に「Trenta」というサイズもあります。「Trenta」の読み方は「トレンタ」で、こちらもイタリア語で「30」という意味です。Trentaの量は910mlですが、30オンスをmlに変換すると910ml。そこで、Trentaが使われています。
Trentaは日本のスタバでは販売していないサイズなので、ぜひアメリカのスタバに行く機会がありましたら飲んでみてはいかがでしょう。
スタバのドリンクサイズの読み方別容量
それでは、スタバのドリンクの容量はそれぞれどのぐらいなのでしょう。注文をする際に、実際にどのぐらいなのかよくわからないので困ってしまったという方もいらっしゃるでしょうのではないでしょうか。そこで、サイズ別の容量をご紹介します。
また、実際に何mlといわれてもピンとこないという方もいらっしゃるでしょう。そこで、他の飲み物で同じぐらいの容量も併せてご紹介します。
また、実際にスタバの店舗でサイズがどのぐらいの容量なのか知りたいと伝えると、店員さんに見本のカップを見せてもらうことができます。自分の目で見てみると、容量が把握できて注文しやすくなるでしょう。恥ずかしがらずにぜひ聞いてみるのもおすすめです。
Short 容量240ml
まずは「Short(ショート)」サイズです。スタバで注文できるサイズの中でも最も小さいサイズとなっており、容量は240mlです。この容量は缶コーヒーのロング缶を想像してもらえるとわかりやすいです。
ロング缶は250mlですので、ほぼ同じ量となります。また、一般的なマグカップの少し小さめのサイズも250ml程度と言われています。
スタバのメニュー表にはそれぞれのドリンクにサイズが表記されています。ただし、Shortサイズは表記されていないメニューもありますが、注文することは可能です。Shortサイズは日本のスタバ以外では廃止されているサイズとなっているのです。
メニュー表になくともShortで注文したいという場合にはぜひ聞いてみてください。ただし、Shortでは注文できないというメニューもありますのでご注意ください。また、注文方法がわからないという場合には、Sサイズと伝えるとShortサイズが提供されます。
Tall 容量350ml
続いては、「Tall(トール)」サイズです。スタバで注文できるサイズで2番目に小さいサイズです。Tallサイズの容量は350mlで、一般的な缶ジュースと同様のサイズを想像してもらうとわかりやすいでしょう。
日本のスタバでは、このTallサイズを注文されるという方が最も多いとのことです。Shortでは物足りない、GrandeやVentiではちょっと多すぎて飲み切れないという方も多く、Tallサイズが最も日本人にちょうどいいサイズだといわれています。
スタバでどのサイズを注文しようか迷ったときにはTallサイズがおすすめです。注文時にMサイズと伝えるとこのTallサイズが提供されます。
Grande 容量470ml
続いては「Grande(グランデ)」サイズです。Grandeはスタバで注文できるサイズの中でも3番目に小さいサイズであり、日本のスタバで注文できるサイズの中では2番目に大きなサイズとなります。
Grandeの容量は470mlで、500mlのペットボトルのドリンクよりも少々小さめのサイズとなっています。ペットボトルを想像してもらえるとGrandeのイメージがつかみやすいでしょう。注文時にLサイズと伝えると、Grandeが提供されます。
Venti 容量590ml
続いては「Venti(ベンティ)」サイズです。日本のスタバで注文できる最も大きなサイズとなっており、容量は590mlです。500mlのペットボトルよりも大きなサイズとなっており、カップ自体も非常に大きくなります。
スタバでVentiサイズを飲んでいる方を見かけることはそう多くないでしょう。それほど大きなサイズですが、量が多いだけあって満足度も抜群に高いです。コーヒー好きだという方は、意外とあっさりと飲み切ってしまうという意見も多いです。
一人ではなかなか飲み切れないというVentiサイズですが、二人で注文してシェアしながら飲むというお客さんもいるようです。このVentiサイズはLLサイズと注文しても提供されます。
Trenta 容量910ml
最後は「Trenta(トレンタ)」サイズについてです。このサイズは、日本のスタバでは提供されていないものであり、アメリカのスタバで注文することができます。
Trentaの容量はなんと910mlであり、1リットル弱という非常に大きな容量となっています。大きいといわれているGrandeと比較してもその二倍の量であり、一度でこれだけの量を飲むということは普段はなかなか考えられないのではないでしょうか。
ぜひアメリカに旅行に行かれる際にはスタバでTrentaサイズを注文してみてはいかがでしょう。あまりの大きさにテンションが上がること間違いなしでしょう。また、アメリカのスタバではTrentaサイズはありますが、Shortサイズはありませんのでご注意ください。
「スタバのドリンクサイズ」どの読み方の商品がお得?
スタバのドリンクサイズをご紹介しましたが、一体どの読み方の商品を注文するのが最もお得なのでしょう。せっかくスタバで美味しいコーヒーをいただくのであれば、コスパが良くお得なサイズを楽しみましょう。
上ではスタバのドリンクサイズをShort・Tall・Grande・Venti・Trentaの5つのサイズをご紹介しましたが、日本で販売されているのはShort・Tall・Grande・Ventiの4種類のサイズのみとなっていますので、この4種類についてご紹介します。
「スタバのサイズ」読み方別のお値段
スタバのドリンクはサイズ別にどのぐらい値段が変わるのでしょう。スタバで定番のドリップコーヒーを見てみましょう。
ドリップコーヒーは、Shortサイズの値段は290円・Tallサイズの値段330円・Grandeサイズの値段370円・Ventiサイズの値段は410円となっており、ワンサイズあがるごとに40円ずつ高くなっていきます。
この40円ずつ値段が上がるというルールは、スタバの他のドリンクでも同様です。例えばキャラメルフラペチーノの場合は、Tallサイズの値段は490円・Grandeサイズの値段は530円・Ventiサイズの値段は570円となっておりサイズごとに40円ずつ値段が変わります。
もちろんコーヒーやフラペチーノ以外に、ティーなど他のドリンクでも同様のルールです。例えば、ココアの場合にはShortサイズの値段は390円・Tallサイズの値段は430円・Grandeサイズの値段は470円・Ventiサイズの値段は510円となります。
ちなみに、エスプレッソだけはサイズ展開が違っています。エスプレッソはSoloとDoppioの2通りのサイズ展開となっています。Solo(ソロ)は30mlで、Doppio(ドッピオ)は60ml入っており容量は2倍です。
エスプレッソの値段は、Soloで310円、Doppioは350円となっており、こちらもワンサイズ上がると40円あがります。
お得に飲みたいなら「ベンティ」
スタバのドリンク料金は、ワンサイズ上がるごとに40円ずつ値段が高くなるという設定になっていますが、一体どのサイズがお得なのでしょう。
上でご紹介したドリップコーヒーを例に見てみましょう。Shortサイズは240mlで290円、100ml換算すると約121円となります。Tallサイズは350mlで330円、100ml換算すると約94円です。
Grandeサイズは470mlで370円、100ml換算すると約79円です。Ventiサイズは590mlで410円、100ml換算すると約69円です。これらの100ml換算の値を比較すると、Ventiサイズが一番お得だということがわかるでしょう。
スタバで販売しているココアの場合も見てみましょう。Shortサイズは240mlで390円、100ml換算すると約232円です。Tallサイズは350mlで430円、100ml換算すると約123円です。
Grandeサイズは470mlで470円、100ml換算すると100円です。Ventiサイズは590mlで510円、100ml換算すると約86円です。ココアの場合でもVentiサイズが最もお得です。
スタバでは、いずれのドリンクもワンサイズ上がるごとに値段は40円上がっていきます。容量はエスプレッソ以外どれも同様なので、ドリンクを最もお得に飲みたい場合にはVentiサイズを注文するのがおすすめです。
スタバのドリンクはサイズ(容量)で味が変わる!
スタバのドリンクは、サイズを変えると味が変わるメニューもあります。もちろんドリップコーヒーやアイスティー、ココアなどサイズによって味が変わらないというメニューも多数ありますが、容量によって味が変化するというメニューも多数あります。
サイズ(容量)によってエスプレッソの濃さが変わる
スタバのドリンクメニューには、スターバックスラテやカプチーノ、キャラメルマキアートなどエスプレッソを使ったメニューが多数あります。エスプレッソを使っているメニューは、サイズごとにエスプレッソを入れる量が決まっています。
スタバでは、ドリンクに入れるエスプレッソの量を「ショット」で表現します。1ショットは30ccで、エスプレッソのSoloと同様の量となっています。
Shortサイズに入れるエスプレッソの量は1ショット、Tallサイズにも1ショット、Grandeサイズには2ショット、Ventiサイズには3ショットと決まっています。
そこで、スターバックスラテを例にとって、それぞれのサイズに入っているエスプレッソの割合を計算してみましょう。
Shortサイズに入っているエスプレッソの量は1ショット、つまり30ccです。Shortサイズの容量は240mlなので、エスプレッソの割合は12.5%です。Tallサイズのエスプレッソの量も1ショットで、容量は350mlなので、エスプレッソの割合は約8.5%です。
Grandeサイズに入っているエスプレッソの量は2ショット、つまり60ccです。Grandサイズの容量は470mlなので、エスプレッソの割合は12.8%です。Ventiサイズのエスプレッソの量は4ショット、つまり90ccです。Ventiサイズの容量は590mlなので、エスプレッソの割合は約15.3%です。
スターバックスラテでは以上のようにそれぞれのサイズによってエスプレッソの割合が変わります。Tallサイズが最もエスプレッソの割合が低くなり、Ventiサイズが最もエスプレッソの割合が高くなります。
コーヒーが好きだという方はぜひこれらも考慮して注文してみてはいかがでしょう。また、エスプレッソをもっとしっかりと味わいたいという方は、カスタムオーダーとしてエスプレッソをワンショット追加してみるということもおすすめです。プラス50円で追加が可能です。
また、スタバではエスプレッソだけではなくサイズによってシロップの量が変わるというメニューもあります。例えば、人気が高いメニューであるキャラメルマキアートにはバニラシロップが使われています。このバニラシロップは、サイズによって入っている量が変わります。
バニラシロップは、Shortサイズでは1ポンプ、Tallサイズには2ポンプ、Grandeサイズには3ポンプ、Ventiサイズには4ポンプとサイズが上がっていくごとに入っている量も変わります。
バニラシロップが入っている割合は、ShortサイズよりもVentiサイズの方が高くなります。キャラメルマキアートの場合には、Ventiサイズが最もエスプレッソの割合もバニラシロップの割合も高くなります。ShortサイズとVentiサイズを飲み比べてみるのも楽しいです。
スタバの大きいサイズを頼むデメリット
スタバでは、コスパを考えると大きいサイズを注文する方がお得です。しかし、大きなサイズを注文することによるデメリットもあるのです。そこで、スタバで大きいサイズを注文した際に起こりうるデメリットをご紹介します。
もちろんたっぷりと飲みたいというときには大きなサイズを注文して飲むのがお得です。メリットとデメリットを考えて注文すると、後になっての後悔がなくなります。
飲みきる前に冷める・氷が溶ける
スタバで大きなサイズを注文した場合、素早く飲んでしまうという場合はいいですがゆっくりと時間をかけて楽しみたいという方も多いでしょう。そういった場合には、どうしても飲み切る前に冷めてしまったり氷が溶けてドリンクが薄まってしまうこともあり得ます。
カロリーが高いドリンクもある
スタバでは、ドリップコーヒーやカプチーノなどカロリーが低めのドリンクから、フラペチーノやホワイトモカなどといったカロリーが高めのドリンクまで様々揃っています。
もともとカロリーが高めのドリンクの場合、大きなサイズになるともちろんカロリーも高くなってしまいます。
ドリップコーヒーだとShortで10キロカロリー、Ventiは25キロカロリーとどちらも低いです。しかしキャラメルフラペチーノの場合、Shortだと291キロカロリー、Ventiだと545キロカロリーとなります。非常に高カロリーですのでダイエット中の方などご注意ください。
カフェイン摂取しすぎることもある
コーヒーにはもともとカフェインが入っています。スタバで大きいサイズを注文した場合、コーヒーの量が増えた分カフェインの量も必然的に増えてしまいます。
カフェインには覚醒作用や疲労回復作用などがありますが、一日に大量の摂取は体に良くありません。また、妊婦さんでカフェインを控えているという方もいらっしゃるでしょう。もしカフェインが気になるという場合には、スタバではコーヒーをカフェインレスのデカフェで注文が可能です。
スタバのドリンクをお得に長時間楽しみたい時は?
スタバのドリンクは大きいサイズで注文するのがお得とわかっていますが、どうしても氷が溶けたり、ぬるくなったりといったことが気になる方もいらっしゃるでしょう。しかし、ゆっくりと長時間楽しみたいという場合にはどのような対策があるのでしょうか。
友人とゆっくりとお茶を楽しみたいという場合や、パソコンで仕事をしたいという場合に、スタバでお得に長時間楽しめる方法があります。
タンブラー持参がおすすめ!
スタバのドリンクの氷がとけて薄まってしまったり、ぬるくなったりすることを防止するためにはタンブラーを持参するのがおすすめです。スタバでは、持参したタンブラーやステンレスボトルに注文したドリンクを入れてもらうことができます。
タンブラーは約1時間の保温効果・保冷効果があり、ステンレスボトルは約6時間の保温効果・保冷効果があるといわれています。そのため、長時間楽しみたいというときにはぴったりです。
また、持参したタンブラーに入れてもらった場合には20円の割引になるのでお得です。スタバには様々な種類のタンブラーやステンレスボトルが販売されています。期間限定のものも多く、集めているというファンもいるほどです。
もちろんスタバのドリンクを注文する場合だけではなく、普段飲み物を持ち運ぶための水筒として使うという方も多いです。好きなタンブラーを探してみるのもスタバの楽しみ方の一つです。
「ドリンクサイズの読み方・容量」を理解してスタバをお得に楽しもう!
スタバのドリンクサイズの読み方や容量についてご紹介しました。スタバではShort・Tall・Grande・Ventiといった独特の呼び方をしています。せっかくスタバでドリンクを注文する際にはS・M・Lではなく正式名称で注文してみませんか。
大きなサイズの方がコスパはよくお得ですが、どうしても冷めてしまうなどのデメリットもあります。ぜひメリットとデメリットを把握して自分にぴったりと合ったサイズを注文しましょう。