レターパックプラスの厚さ・サイズはどのくらい?
日本郵便ではゆうパック、クリックポストなど利用できる発送サービスを幾つか提供しており、「レターパックプラス」はそのひとつになります。
利用できるサービスによってサイズや厚さといった制限が設けられています。スムーズに利用するために、レターパックプラスの知識について学んでいきましょう。
レターパックプラスとは
レターパックは、専用の封筒を購入し、そのなかに送るものを入れて相手に発送するサービスになります。はがき・手紙といった郵便物と同じくポストから投函することができます。
種類としては、「レターパックプラス」のほかに「レターパックライト」があります。まずはそれぞれの特徴や違い、送料などについて知っていきましょう。
レターパックライトとの違い
ふたつの違いとして最もわかりやすいのが、封筒の色です。レターパックプラスは赤で、レターパックライトは青となっていますので、間違えないようにしましょう。
また、それぞれサイズや重量といった設けられている制限が異なります。レターパックライトは厚さが3cm以内、重量4kg以内が発送可能な条件になります。
比べてみるとわかる通り、レターパックライトは厚さまで細かく制限が設けられています。その理由として、レターパックライトは送り先の郵便受けに直接投函するサービスとなっているからです。対してレターパックプラスは対面で受領印または署名をもらう形で届けます。
送料は全国一律料金となっており、どちらも520円または370円になります。レターパックプラスは厚さに制限が設けられていないため、厚さがあるものはレターパックプラス、ないものはレターパックライトを利用すると良いといった考え方ができるでしょう。
レターパックプラスの厚さ・サイズ
レターパックプラスも含めた発送サービスにはそれぞれサイズ・重量・厚さといった項目で発送可能となる条件があります。これを守らないと受け付けてもらえなくなってしまう場合がありますので注意しましょう。
それでは実際に利用する際に大切な、レターパックプラスのサイズ・重量といった項目について解説していきます。
レターパックプラスのサイズ・重量
レターパックプラスのサイズは最大で340mm×248mmになります。これはA4ファイルのサイズと同様で、信書などの発送も可能です。
重量は4kg以内になり、この最大重量をこえてしまうと発送できなくなります。レターパックライトでは厚さの条件が設けられていますが、レターパックプラスは厚さの制限は特に設けられていません。
レターパックプラスは厚さに制限なし?
レターパックプラスで発送する場合は、サイズと重量が条件内である荷物でなければ発送できなくなります。厚さに関しては制限が設けられていません。
つまりサイズがA4ファイル相当のもので、重量が4kg以内であれば3cm以上であれば、ある程度の厚さがあるものでも発送は可能です。
注意点として、レターパックライトは厚さ3cm以内という制限が設けられていますので、利用する際は間違えないようにしましょう。また、レターパックプラスもポストに投函できないほどの厚さがあるものは、郵便局で受付してもらわなければいけなくなります。
レターパックプラスの封筒の厚さ・サイズを変えて送る方法
レターパックライトは厚さがあるものでも利用可能であることから、最大容量を引き上げることでお得に発送する方法があります。
ただサイズや重量には条件がありますので、ルールを守りつつ、送るものに合わせてカスタマイズしていきましょう。
箱型にすると送料そのままでいろいろ送れて得!
お得に利用する方法としておすすめするのが、レターパックプラスを箱型に加工することです。レターパックプラスを利用する時は、専用の封筒を用意するのが基本的なルールです。
この封筒を箱型になるように折って加工することで、厚さがあるものを発送することができるようになります。道具を必要としないの簡単な折り方なので、厚さがあるものを送りたい時や、送料を抑えたい時は加工していくと良いでしょう。
レターパックプラスには、守られなけれならないサイズと重量がありますが、この条件内におさまっていれば発送が可能です。そのため、少し厚さのあるものを送る際に、送料を抑えられる点が大きなメリットになります。
封筒を箱型にする折り方
専用封筒を折り方を説明する前に「レターパックプラスの封筒、ボールペン、定規」が必要な道具となります。あらかじめ用意しておきましょう。
まず最初に、定規で専用封筒の縦・横に端から5cmの位置にペンで印をつけ、並行になるように線を引いていきます。線に沿って折りたたむのでわかりやすように定規を使用して、ボールペンで印をつけると良いでしょう。
四隅に印をつけたら、引いた線に沿って折り曲げていきます。綺麗な折り方をするポイントとして、しっかり折り目がつくようにしておくと、後の作業がしやすくなります。印をつけたすべての箇所を折り曲げたら、内側から封筒を曲げていきます。
折り目をつけたら、内側から広げていきます。封筒の中に手を入れて広げると、綺麗な箱型になります。この折り方の場合、底の部分が余るので、三角形に折りたたんでください。
最後に封筒の口の部分でフタを作っていきます。まず注意書きがされている部分を封筒の内側に織り込みます。次に封をする部分を折りたたみます。
この時に、底と同じように余分な部分は内側に巻き込むようにして畳むようにすると綺麗な形になります。封をする部分にあるシールを剥がしてしっかりフタをしたら完成です。
完成した箱型厚さ・サイズ・最大容量は?
レターパックプラスの封筒を箱型にした場合のサイズは、折り方によって変動することがありますが、だいたいの目安として横が24cmで縦が15cm、厚さは10cmになります。封筒型で使用するよりもぐっと最大容量があがることがわかります。
この最大容量は、発送可能なものを例に挙げてみると200ページ程度の文庫本を約200冊ほど、はがきであれば2列に並べて約800枚ほど発送が可能ということになります。
工夫することで送料がお得になるだけでなく、最大容量をあげることで厚さがあるものも発送可能になるというのがレターパックプラスの魅力です。
レターパックプラスの厚さ・サイズを変えて送る場合の注意点
レターパックプラスは封筒を箱型にすることで最大容量を増やし、幅広い荷物が発送できます。これにより送料を抑えられるのがメリットです。
しかし封筒を加工していることから、注意しなければいけない点もあります。場合によっては発送できなくなってしまうこともありますので、確認しておきましょう。
コンビニやポストへの投函はできない
基本的にレターパックプラスはポスト投函がOKとされています。しかし封筒を箱型に変えている場合、厚さが出てきてしまうため、物理的にポストに投函することができなくなります。
これはコンビニにあるポストも同様で、レジカウンターでも受付はできません。箱型に加工したレターパックプラスで荷物を発送したい場合は、郵便局の受付で手続きを行うようにしましょう。
事故があっても補償はなし
日本郵便が提供している発送サービスによっては、補償がついているものがありますが、レターパックプラスは対象外となります。そのため、破損などをトラブルを考えると、高価なものは送らないようにするのが無難です。
補償はされませんが、レターパックプラス・ラターパックライトには追跡サービスがあります。配達状況を確認することは可能なので、メリットとデメリットを考えながら利用を検討していきましょう。
ガイドラインが隠れるように封をする
箱型・通常の形状に関係なく、レターパックプラスを利用する時は専用封筒に「ガイドラインがしっかり隠れるように封を閉じること」といった注意書きがされています。この注意点が守られていない場合、発送できません。
これは箱型でレターパックプラスを利用する時も、このルールは適用されます。封をする時はガイドラインが隠れるように加工し、送る際は注意書きを守ってしっかり閉じるのを忘れないようにしましょう。
切ったり付け足したりする加工はNG
レターパックプラスを箱型に変える場合、ハサミなど道具を使用して封筒を切り貼りは行わないようにしましょう。理由としては、あらかじめ設けられている発送可能なサイズ・重量の条件から外れてしまうためです。
また、箱型に折る場合も封筒が破れてしまうと受付してもらえないこともありますので、乱暴に扱わないようにしましょう。
配達証のラベルを剥がさないように加工する
発送されたレターパックプラスは、配達証に受領印をもらう形で相手に受け渡しを行います。つまり配達証は重要な書類になりますので、剥がしたりしないようにすることが重要です。
しかし箱型に変える場合は、折り方によって配達証を傷つけてしまう場合があります。破ったり、剥がすなど破損しないように注意しながら加工するようにしましょう。
レターパックプラスを箱型に加工して発送してみよう!
そのままでも簡単・便利なレターパックプラスですが、箱型に加工することでよりお得に利用することができるサービスです。折り方によっては受付不可になってしまうこともありますので、加工する際は気を付けましょう。
またあらかじめ設けられている重量やサイズなどの条件もチェックしておくことが大切です。ルールを守ってお得にレターパックプラスを活用していきましょう。