夏野菜の特徴・栽培方法・食べ方を紹介!
夏に旬を迎える野菜のことを「夏野菜」といいます。夏野菜はウリ科とナス科が多いという特徴があり、ビタミンCやE、カロテンなどを多く含んでいます。
この記事では夏に旬を迎える美味しい夏野菜を調理方法別にランキング形式で紹介します。特徴などもまとめたので、役立ててください。
夏野菜の人気ランキングTOP7【定番の種類】
まず始めに紹介する夏野菜ランキングは、定番の種類です。数ある夏野菜の中から、この記事では7種類をピックアップしました。ここからは、夏野菜の人気ランキングTOP7【定番の種類】について紹介します。
第7位:かぼちゃ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP7【定番の種類】の第7位は「かぼちゃ」です。夏に収穫することから夏野菜に分類されますが、旬は9月~12月です。夏に店頭に並ぶのは国産、冬は外国産が多いという特徴があります。
かぼちゃは、ビタミンとカロテンを多く含んでいます。サラダや煮物、冷製スープ、天ぷらと幅広いレシピに活用できます。
第6位:ピーマン
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP7【定番の種類】の第6位は「ピーマン」です。旬は6月~9月で、全国的に栽培されています。冬は主にハウスで栽培されています。
ピーマンの特徴は独特の苦みですが、高血圧を抑制する効果があります。弱火でじっくり煮込んだピーマンの肉詰めなど、苦みを抑えるレシピもあります。
第5位:枝豆
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP7【定番の種類】の第5位は「枝豆」です。旬は6月~8月で、全国的に栽培されています。
枝豆は大豆が未成熟の時期に収穫したもので、たんぱく質や食物繊維、ビタミンB1・B2などが豊富に含まれています。また、大豆にはないビタミンCや葉酸などが含まれている特徴があります。
第4位:ナス
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP7【定番の種類】の第4位はナス」です。旬は7月~8月で、全国的に栽培されている夏野菜です。ナスは鮮やかな紫色が特徴ですが、色素に含まれているポリフェノールには、ガンや生活習慣病を予防する効果があります。
第3位:きゅうり
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP7【定番の種類】の第3位は「きゅうり」です。旬は6月~9月で、全国的に栽培されています。全体の95%ほどは水分でできており、水分補給や身体を冷ます時に役立ちますが、栄養価は世界一低いという特徴があります。
第2位:トマト
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP7【定番の種類】の第2位は「トマト」です。旬は7月~8月で、その他の時期はハウスで栽培され、年中流通している野菜です。ビタミンEやCのほか、抗酸化作用が高いリコピンも含まれています。真っ赤なトマトほど、リコピンの含有量が高いです。
第1位:とうもろこし
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP7【定番の種類】の第1位は「とうもろこし」です。旬は6月~9月で、国産の4割は北海道が栽培しています。とうもろこしは、夏野菜の中でも夏でしか生を味わうことができない特徴があります。収穫後から鮮度がどんどん落ち、甘みが薄れてしまいます。
夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】
次に、紹介する夏野菜ランキングは、炒め物や煮物など加熱する料理におすすめの夏野菜です。数ある夏野菜の中から、この記事では12種類をピックアップしました。ここからは、夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】について紹介します。
第12位:セロリ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第12位は「セロリ」です。旬は5月~10月で、長野県で主に栽培されています。その他の時期は、静岡県で主にハウスで栽培されています。一般的な肉厚のセロリの他、サラダセロリやホワイトセロリなどいくつかの種類があります。
第11位:アスパラガス
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第11位は「アスパラガス」です。旬は7月~9月で、全国的に栽培されています。
グリーンアスパラガスはカロテンを多く含み、若干青臭さが残ります。ホワイトアスパラガスはやわらかい食感で甘みがありますが、栄養価は下がります。
第10位:ゆうがお
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第10位は「ゆうがお」です。旬は7月~9月で、全国の栽培量の98%は栃木県が占めています。ゆうがおはかんぴょうの原材料となる野菜で、あまり目にした事がない人も多いでしょう。
第9位:トウガン
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第9位は「トウガン」です。冬瓜と書いて「トウガン」と読みますが、旬は7月~8月です。全国の栽培量の30%は沖縄が占めています。サイズの小さいものから大きなものまであり、味に癖がないので炒め物や煮物におすすめです。
第8位:じゃがいも
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第8位は「じゃがいも」です。8月~9月に旬を迎える春作栽培は、ほとんどが北海道産のじゃがいもです。5月~6月に旬を迎える冬作栽培のじゃがいもは、長野県産や鹿児島県産のじゃがいもです。
第7位:さやいんげん
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第7位は「さやいんげん」です。旬は6月~9月で、全国的に栽培されています。1年に3回収穫できることから「三度豆(さんどまめ)」とも呼ばれています。
どじょういんげんやサーベルいんげん、ヒラサヤいんげんなどいくつかの種類があり、外国産のいんげんは黄色や紫色もあります。高血圧の予防に効果があるβカロテンとカリウムが多く含まれている特徴があります。
第6位:パプリカ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第6位は「パプリカ」です。パプリカはピーマンの一種で、旬は6月~9月です。ピーマンのような苦みはなく、甘みがあり肉厚な食感が特徴です。赤やオレンジ、黄色など色鮮やかな野菜で、生のままサラダに使うこともできます。
第5位:ニラ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第5位は「ニラ」です。ニラには「葉ニラ」「黄ニラ」「花ニラ」の3種類があります。
夏野菜である花ニラの旬は、5月~9月です。中国料理で使われてきた野菜で、茎と花の蕾部分を食べます。ニラほど風味が強くなく、甘みもあります。
第4位:ししとう
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第4位は「ししとう」です。ししとう(獅子唐)の旬は6月~9月で、全国の40%は高知県で栽培されています。
辛みの少なさが特徴ですが、たまに激辛に当たることもあります。これは、水不足などの育った環境によるストレスが原因と考えられます。
第3位:オクラ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第3位は「オクラ」です。旬は6月~8月で、国産オクラの4割程度は鹿児島県で栽培されています。
オクラは食物繊維が豊富なので、便秘に効果があります。また、夏バテ防止に効果のあるビタミンB1が含まれているという特徴があります。
第2位:ズッキーニ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第2位は「ズッキーニ」です。旬は6月~8月で、長野県と宮崎県で全国の60%の栽培量を占めています。イタリア料理やフランス料理に多く使われる野菜で、一般的な細長いタイプのほかに円盤タイプなどがあります。
第1位:ゴーヤ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP12【炒め物・煮物におすすめ】の第1位は「ゴーヤ」です。旬は6月~8月で、全国の3割は沖縄で栽培されています。表面のイボイボが特徴ですが、ない種類もあります。
ゴーヤを使った沖縄の郷土料理「ゴーヤチャンプルー」は有名ですが、苦みがあるためなかなか全国に広まることはありませんでした。温暖化対策としてグリーンカーテンの人気が高まったことから、ゴーヤを家庭菜園する家庭が増えています。
夏野菜の人気ランキングTOP6【薬味・サラダにおすすめ】
最後に紹介する夏野菜ランキングは、薬味やサラダにおすすめの夏野菜です。数ある夏野菜の中から、この記事では6種類をピックアップしました。ここからは、夏野菜の人気ランキングTOP6【薬味・サラダにおすすめ】について紹介します。
第6位:キャベツ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP6【薬味・サラダにおすすめ】の第6位は「キャベツ」です。7月~10月に旬を迎える夏秋キャベツの他に、4月~6月が旬の春キャベツ、11月~3月が旬の冬キャベツがあります。夏野菜の夏秋キャベツは、葉がやわらかいのが特徴です。
第5位:レタス
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP6【薬味・サラダにおすすめ】の第5位は「レタス」です。旬は4月~8月と11月~12月の2回あります。
原産地のヨーロッパでは春から初夏が旬の野菜として栽培されていますが、日本では全国で栽培され通年流通しています。夏は長野などの涼しい地域で栽培されたものが流通しています。
主に見た目が丸い玉レタスと葉が巻いていないレタスの2種類に分けることができます。玉レタスはシャキシャキの食感が特徴で、炒めても美味しくいただくことができます。
第4位:モロヘイヤ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP6【薬味・サラダにおすすめ】の第4位は「モロヘイヤ」です。旬は6月~9月で「王家の野菜」という意味があります。加熱するとぬめりが出て、刻むとトロトロになる、ネバネバ系の野菜です。
オクラやとろろなど、ネバネバ系が好きな人に人気の夏野菜で、家庭菜園でも手軽に栽培することができます。
第3位:ミョウガ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP6【薬味・サラダにおすすめ】の第3位は「ミョウガ」です。旬は6月~9月で、食用として栽培しているのは世界で日本だけという特徴があります。発汗作用があるため、冷え対策に効果があります。
第2位:にんにく
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP6【薬味・サラダにおすすめ】の第2位は「にんにく」です。にんにくは季節を問わず店頭で販売されていますが、旬は6月~8月です。国産にんにくは、ほとんどが青森で栽培されています。7割は外国産で、中国産やスペイン産が多いという特徴があります。
第1位:しそ
美味しい夏野菜の人気ランキングTOP6【薬味・サラダにおすすめ】の第1位は「しそ」です。旬は5月~8月で、全国の栽培量の40%は愛知県産です。
しそは「大葉」や「青しそ」とも呼ばれる緑色のものの他に、赤しそもあります。爽やかな香りが特徴で、日本を代表する薬味のひとつでしょう。
防腐や殺菌効果があることから、刺身に添えられることもあります。チーズや梅肉との相性が良く、お肉と一緒に巻いて焼いたり揚げる料理など幅広く活用されます。
夏野菜たっぷりのおすすめレシピ
夏野菜たっぷりのおすすめレシピとして、この記事では6種類のメニューをピックアップしました。旬の野菜をたくさん使い、栄養満点の料理を堪能しましょう。ここからは、夏野菜たっぷりのおすすめレシピについて紹介します。
夏野菜のカレー
1番目に紹介する夏野菜たっぷりのおすすめレシピは「夏野菜のカレー」です。いつものカレーに揚げナスや揚げししとうをトッピングしましょう。もちろん、一緒に煮込んでも美味しいです。ドライカレーもおすすめです。
ラタトゥイユ
2番目に紹介する夏野菜たっぷりのおすすめレシピは「ラタトゥイユ」です。夏野菜のズッキーニ、ナス、セロリ、パプリカ、トマトなどを同じサイズにカットし、炒めてからトマトベースで煮込みましょう。
夏野菜と青魚のオーブン焼き
3番目に紹介する夏野菜たっぷりのおすすめレシピは「夏野菜と青魚のオーブン焼き」です。ひと口大にカットしたサンマやイワシなどの青魚とトマトベースで味付けしたナスとトマトを混ぜ、チーズを乗せてオーブンで焼くだけです。
ガスパチョ
4番目に紹介する夏野菜たっぷりのおすすめレシピは「ガスパチョ」です。ガスパチョは、暑い時期におすすめのスペイン料理の冷製スープです。トマト、玉ねぎ、きゅうり、赤ピーマン、にんにくなどをフードプロセッサーに入れて混ぜましょう。
夏野菜のミネストローネ
5番目に紹介する夏野菜たっぷりのおすすめレシピは「夏野菜のミネストローネ」です。ミネストローネは野菜がたくさん食べれるレシピです。じゃがいも、セロリ、ピーマン、トマト、にんにくなどの夏野菜をたくさん入れましょう。
夏野菜のピクルス
6番目に紹介する夏野菜たっぷりのおすすめレシピは「夏野菜のピクルス」です。そのまま食べるだけでなく、刻んでご飯に混ぜればサワーライスに、ゆで卵とマヨネーズを混ぜればタルタルソースにアレンジできます。お好きな夏野菜で作りましょう。
夏が旬の野菜は栄養満点で美味しい!
夏が旬の野菜は、栄養満点で美味しい食材です。一年を通して流通している野菜も多くありますが、旬の時期に食べることで栄養価も高くなります。夏の時期にしか味わえないとうもろこしを含め、夏野菜を美味しくいただきましょう。