初心者向けにお化粧の基本的な正しい順番を紹介!
若い間は素顔でも充分きれいなので、学生の間はお化粧をしないという人も少なくありませんが、社会人になるとノーメイクはマナー違反だと言われることもあるため、就活を始めると同時にお化粧の練習をしていく必要があります。
化粧品にはたくさんの種類があるので、化粧初心者にとっては何から始めてどのような順番で化粧品を使っていけば良いのかまったく分からないでしょう。ですが実は基本的な化粧品の使い方の順番さえ覚えれば化粧の仕方はとても簡単です。
これから就活などのために初めてお化粧をする初心者向けに、化粧品を使う順番などについて詳しく分かりやすくご紹介していきます。
お化粧の前の下準備・スキンケアの順番
まず最初にお化粧の前の下準備・スキンケアの順番についてご紹介します。学生のうちはお化粧などしなくても若さだけで充分きれいなので、基本的なスキンケアさえしていないという人もいるでしょう。
ですがお化粧をするうえでお化粧の前の下準備であるスキンケアはとても重要な段階になります。スキンケア次第でお化粧のノリが良くなったり悪くなったりしますので、お化粧をする前には必ず正しい順番でスキンケアをする必要があります。
お化粧の前にスキンケアをする場合にはいったいどのような順番で基礎化粧品を使えば良いのか、お化粧の前の下準備・スキンケアの順番についてご紹介しましょう。
洗顔
お化粧の前の下準備・スキンケアの順番の一つ目は、洗顔です。「洗顔ならずっとやってきたから大丈夫」という人もいるでしょう。ですが実は洗顔を正しい方法でやっている人は意外に少なく、若くて美しい肌を傷めていることもあります。
洗顔の基本は、洗顔料を良く泡立ててテニスボール2個分程度のしっかりとした泡を立てることです。洗顔料をしっかり泡立てたら、泡を顔に押し付けるようにして泡で洗顔をします。決して手の平をじかに顔に当ててはいけません。
泡で優しく洗顔したら、手でぬるま湯をすくって顔にぱしゃっとかけるようにしてすすぎをします。すすぎの時も手の平で顔をこすってはいけません。すすぎ終わったらタオルを優しく押し付けて水気をタオルに吸い取らせましょう。
導入液
お化粧の前の下準備・スキンケアの順番の二つ目は、導入液です。基本的には洗顔の後にすぐ化粧水をつけても良いのですが、導入液をつけることによってお化粧のノリが違ってきますので、導入液をつけることをおすすめします。
特に乾燥肌や乾燥による脂性肌の人はお化粧のノリが悪かったり、お化粧をした後崩れるのが早くなったりしますので、そういった人は導入液をつけましょう。
導入液はブースターとも言いますが、それは「お肌をブーストする」という意味から来ています。導入液とはお肌をより健康的に美しくする手助けをしてくれるものなので、肌質に不安がある人は導入液を使いましょう。
化粧水
お化粧の前の下準備・スキンケアの順番の三つ目は、化粧水です。肌質に不安がない場合には、基本的に洗顔の後に化粧水をつけます。化粧水を手に取って顔になすりつける人もいますが、それではお肌を傷めてしまうこともあります。
化粧水はコットンに取ってぽんぽんと優しく叩くようにしてつけていきますが、これを「パッティング」と言います。コットンを強く叩きつけ過ぎてもお肌を傷めることになりますので、優しくパッティングしましょう。
化粧水は洗顔してきれいになったお肌を整える役割を持つ基礎化粧品なので、洗顔したらすぐに化粧水をつけてお肌を整えるようにします。洗顔後に導入液を使う場合には、導入液をつけたらすぐに化粧水をつけましょう。
美容液
お化粧の前の下準備・スキンケアの順番の四つ目は、美容液です。乾燥肌の人や乾燥による脂性肌の人などには、化粧水の後に保湿力の高い美容液をつけることをおすすめします。
乾燥肌や乾燥による脂性肌の人はお化粧が崩れやすいのですが、保湿力の高い美容液をつけることによって乾燥や乾燥によって過度の皮脂が分泌されることを防ぐことができますので、是非美容液を使いましょう。
美容液のつけ方は手に取って優しく顔になじませるようにするのが基本なので、保湿成分が良く浸透するようにとごしごしと強くこすりつけたりしないようにしましょう。
乳液
お化粧の前の下準備・スキンケアの順番の五つ目は、乳液です。乳液をつけることによってお肌に薄い膜を作り、お肌を守ることができます。こちらもやはり手に取って優しく顔になじませるようにするのが基本です。
洗顔から始まって乳液まででお化粧の前の下準備としてのスキンケアは終わりですが、帰宅後お風呂に入る前には朝とは少し順番が異なります。
お化粧をするとメイク落としを使わなければなりませんので、洗顔前にメイク落としをしたりというように順番が変わります。また最後はクリームをつけて寝ている間のお肌を守りますので、夜はやらなければならないことが増えます。
お化粧の正しい順番【ベースメイク】
お化粧の前の下準備・スキンケアの順番についてご紹介しましたので、次はベースメイクのお化粧の正しい順番についてご紹介します。洗顔から乳液までの順番はあくまでもお化粧前の下準備で、ここからが本格的なお化粧です。
ベースメイクというのは簡単に言えば「肌作り」です。若い人ならシミなどもまだありませんが、就活などではお化粧も必須になりますので、シミがなくてもベースメイクをする必要が生じてきます。
お化粧の基本になるベースメイクをする場合にはいったいどのような順番で化粧品を使えば良いのか、ベースメイクのお化粧の正しい順番についてご紹介しましょう。
日焼け止め
ベースメイクのお化粧の正しい順番の一つ目は、日焼け止めです。若いうちは肌の生まれ変わりであるターンオーバーはかなり早いサイクルなのでシミなどもできませんが、成長期を過ぎるとターンオーバーは遅くなっていきます。
また社会人になると不規則な生活になってターンオーバーが狂ってくる場合もあり、社会人になったとたんにシミができる人もいます。
ファンデーションにも日焼け止め効果があるものは多いですが、ファンデーションを塗る前に日焼け止めを塗っておくとさらに日光によるダメージを防ぐことができますので、ファンデーション前に日焼け止めを塗りましょう。
化粧下地
ベースメイクのお化粧の正しい順番の二つ目は、化粧下地です。ファンデーションを塗る前に、ファンデーションのノリが良くなるようにするために塗るのが化粧下地で、これも基本的なベースメイクとして重要です。
中学や高校の頃にニキビができてそのニキビ跡が残っているといった人には特に化粧下地は重要です。化粧下地はそういった肌の凸凹などを優しくカバーしてくれる効果もありますので、ニキビ跡が気になる人には必須です。
脂性でお化粧が崩れやすい人にも化粧下地は有効で、化粧下地をつけるのとつけないのとではお化粧の持ちが違います。化粧下地は肌の色々なトラブルに対応するので、ファンデーション前には化粧下地を使いましょう。
ファンデーション
ベースメイクのお化粧の正しい順番の三つ目は、ファンデーションです。昨今ではリキッドタイプのファンデーションやクリームタイプのファンデーションを使う人が多く、パウダータイプのファンデーションを使う人は減っています。
リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションを使う場合には、化粧下地の後でファンデーションを使います。リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションはパウダータイプより持ちが良いため人気です。
ただ初心者の場合リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションはついつい厚塗りをしてしまいがちなので、あまりしつこく塗り込まないよう気をつけることが大切です。
コンシーラー
ベースメイクのお化粧の正しい順番の四つ目は、コンシーラーです。ファンデーションがリキッドタイプやクリームタイプである場合には、四番目にコンシーラーを使うのが基本的なベースメイクになります。
コンシーラーは基本的には顔の赤みなどをカバーするものが多いですが、ファンデーションの後に使うコンシーラーはファンデーションと同じ肌色のもので、ファンデーションで隠しきれなかった部分をカバーするために使います。
本来のコンシーラーはファンデーションを塗る前に赤ら顔や顔の痣などを目立たなくするための化粧品なので、紫色や黄色や緑色など肌の色とはかけ離れた色のものが多いです。
フェイスパウダー
ベースメイクのお化粧の正しい順番の五つ目は、フェイスパウダーです。リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションでお肌をカバーしたら、最後にフェイスパウダーでふんわりと仕上げをします。
お化粧初心者にとっては「もうファンデーションを塗ったのにどうしてまだパウダーを上から使うの?」と不思議でしょう。実はフェイスパウダーには細かなラメやパールなどが入っていて、より美しいお肌に仕上げることができます。
リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションはややべたつき感がありますが、フェイスパウダーを上から軽く叩けば、ファンデーションのべたつき感もなくなりますので、ファンデーションの後にはフェイスパウダーをつけましょう。
ファンデーションで変わるお化粧の順番
ベースメイクのお化粧の正しい順番についてご紹介しましたので、次はファンデーションで変わるお化粧の順番についてご紹介します。
ベースメイクでは化粧下地の後にリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションを使うのが基本ですが、パウダータイプの場合はお化粧の順番が異なります。
パウダータイプのファンデーションを使う場合にはお化粧の順番はどう変わるのか、ファンデーションで変わるお化粧の順番についてもご紹介しましょう。
パウダーファンデーションを使用する場合の順番
ファンデーションで変わるお化粧の順番の一つ目は、パウダーファンデーションを使用する場合の順番です。パウダーファンデーションを使用する場合には日焼け止めを塗って化粧下地を塗った後にコンシーラーを塗るのが基本です。
ニキビ跡などで赤味のある部分があるといった場合にはお肌全体にコンシーラーを塗った後、そういった部分を丁寧にカバーしましょう。
その後でパウダーファンデーションを塗ればもうフェイスパウダーを塗る必要はありませんが、リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションに比べるとパウダータイプはややお化粧崩れがしやすいです。
BBクリームを使用する場合の順番
ファンデーションで変わるお化粧の順番の二つ目は、BBクリームを使用する場合の順番です。BBクリームには日焼け止めなどの効果もありますので、日焼け止めや化粧下地を塗る必要がなく、とても手軽にベースメイクができます。
BBクリームを使用する場合には、日焼け止めや化粧下地といったベースメイクの基本を飛ばしてすぐにBBクリームを塗ります。
その後カバーしきれなかった部分をコンシーラーでカバーして、最後にフェイスパウダーを塗るだけで完成です。BBクリームはややべたつきますので、フェイスパウダーは必須になります。
お化粧の正しい順番【アイメイク】
ファンデーションで変わるお化粧の順番についてご紹介しましたので、次はアイメイクのお化粧の正しい順番についてご紹介します。メイク初心者にとってアイメイクは憧れのお化粧でもありますが、これにもちゃんと順番があります。
ベースメイクだけでも初心者にとってはかなり難しいですが、アイメイクは目の周りのお化粧なので失敗するととんでもないことになりますのでさらに難しいと言えます。
それでもきちんと順番と基本を守れば、ぱっちりとしたかわいい目元を演出することができます。それではアイメイクのお化粧の正しい順番についてご紹介しましょう。
アイシャドウ
アイメイクのお化粧の正しい順番の一つ目は、アイシャドウです。ベースメイクが終わったらまずアイシャドウを塗ります。片目を閉じてまぶたの上に薄い色のアイシャドウを塗り、まつ毛の生えている目の際あたりには濃い色を塗りましょう。
アイシャドウは単色で売られていることもありますが、濃い色と薄い色がセットになっている物も多く、初心者にはこのようなセットになったものがおすすめです。
薄い色のアイシャドウを塗った後濃い色で目の際を塗る時には、目頭部分から目じりにかけてあまり太くなりすぎないように塗りましょう。そして薄い色のアイシャドウと少しずつ混ぜてグラデーションを作るようにします。
ビューラー
アイメイクのお化粧の正しい順番の二つ目は、ビューラーです。目をぱっちりと見せたい場合、ビューラーを使ってまつげを上向きにすることもアイメイクには必須になります。
ビューラーはメイク初心者にとってかなり難しく感じられることが多いですが、昔のビューラーとは違って昨今のビューラーは実に優秀で、一度挟んだだけで自然にまつげを上向きカールにすることができます。
メイク初心者の中には「ビューラーを使ったらまぶたまで挟みそう」と不安になる人もいますが、まぶたを挟んでも痛くないようにシリコンなどで覆われていますので、失敗を恐れずビューラーを使ってみましょう。
アイライン
アイメイクのお化粧の正しい順番の三つ目は、アイラインです。アイラインはアイメイクにおいて非常に重要で、アイラインの引き方一つで目元の印象を大きく変えることができます。
アイラインにはペンシルタイプとリキッドタイプとクリームタイプがありますが、初心者はまずペンシルタイプでアイラインを引いてみることをおすすめします。
リキッドタイプとクリームタイプはしっかりとしたラインが引けますが、失敗した時に拭い取るのが大変なので、メイク初心者はあまりしっかりとしたラインが引けないペンシルタイプでアイメイクを引きましょう。
マスカラ
アイメイクのお化粧の正しい順番の四つ目は、マスカラです。ビューラーで上向きにしておいたまつげにマスカラを塗れば、さらにまつげを強調することができます。
まつげの根元から先に向かってマスカラを塗るだけなので上まつげは初心者でも簡単にマスカラを塗れますが、下まつげはブラシを縦にしてまつげにちょんちょんと軽くつけるようにするのがポイントです。
マスカラにはファイバーが入ったロングラッシュタイプもありますので、つけまつげのような長いまつげにしたい場合はロングラッシュタイプのマスカラを使ってみましょう。
つけまつげを使ったアイメイクの順番
アイメイクのお化粧の正しい順番の五つ目は、つけまつげを使ったアイメイクの順番です。アイメイクとしてつけまつげを使うことに憧れるメイク初心者も多いですが、つけまつげをいつつけるかで迷う初心者はかなり多いでしょう。
つけまつげをつけてからアイラインを引くというアイメイクをしたい場合には、アイシャドウを塗った後につけまつげをつけるのが正しい順番です。
つけまつげを最後につけるというアイメイクをしたい場合には、アイシャドウを塗ってアイラインを引いた後につけまつげをつけましょう。
お化粧の正しい順番【眉メイク】
アイメイクのお化粧の正しい順番についてご紹介しましたので、次は眉メイクのお化粧の正しい順番についてご紹介します。アイメイクができあがったら次はいよいよ眉メイクですが、初心者には眉メイクもかなり難題でしょう。
ですが眉メイクの場合も描き方の順番があり、それを守れば初心者であってもかなり簡単にきれいな眉を描くことが可能になります。
眉を描く場合にはいったいどのような点に注意すれば良いのか、眉メイクのお化粧の正しい順番についてご紹介しましょう。
眉の描き方の順番
眉メイクのお化粧の正しい順番は、まずコンシーラーで眉の輪郭を際立たせることですが、眉カットをしていればここまでする必要はありません。次にアイブロウパウダーで眉を描いていきますが、まずは眉山から眉尻に向かって描きます。
次に眉の中間あたりから眉山に向かってアイブロウパウダーを塗り、最後にブラシに残ったアイブロウパウダーを使って眉の中間から眉頭に向かってぼかすようにすればOKです。自眉毛に沿って塗れば良いだけなので、意外に眉メイクは簡単です。
お化粧の正しい順番【チーク・リップ】
眉メイクのお化粧の正しい順番についてご紹介しましたので、次はチークとリップのお化粧の正しい順番をご紹介します。チークとリップは血色を良く見せるためにとても重要なお化粧ですが、これにも順番があります。
チークとリップはどのような順番で塗れば良いのか、チークとリップのお化粧の正しい順番についてご紹介しましょう。
一般的にはアイメイクの後
チークとリップのお化粧の正しい順番の一つ目は、一般的にはアイメイクの後に塗るということです。ベースメイクをして眉を含むアイメイクをしたら、その次にチークとリップを塗るというのが一般的です。
チークはオレンジ系やピンク系などがありますが、若い人ならピンク系がおすすめです。年齢相応の健康的な血色の良さが出せますので、ピンク系のチークを塗りましょう。リップは好み次第ですが、赤すぎるものは塗らないよう注意しましょう。
ベースメイクの後にする効果
チークとリップのお化粧の正しい順番の二つ目は、ベースメイクの後にする効果です。ベースメイクの後にチークとリップを塗ると、アイメイクが濃くなりすぎることを防ぐ効果があります。
ベースメイクをした後、アイメイクをするより先にチークとリップを塗っておくと顔全体の色のバランスが良く見えてきますので、アイメイクが濃くなりすぎないようにすることができます。
正しい順番でお化粧を楽しもう!
初心者向けのお化粧の順番について色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。お化粧は毎日やっているうちにどんどん慣れてくるものなので、正しい順番はすぐに覚えられるようになります。正しい順番で毎日のお化粧を楽しみましょう。