髪の毛がはねるのを何とかしたい!
一度髪の毛がはねると、地味に直すのに時間がかかってしまいます。特に、くせ毛の人はなかなか直ってくれません。
また、朝起きて髪の毛がはねていると、直すのにかなり時間を取られてしまい、慌ただしく1日をスタートすることになってしまいます。
そもそも、どうして髪の毛がはねるのでしょうか?まずは、髪の毛がはねる原因を説明していきたいと思います。
髪の毛がはねる原因とは?
髪の毛がはねるのは、寝方や髪質、湿気などが原因だと思っている方が多いのではないでしょうか?しかし、実際は他にもはねる原因があるんです。
髪質だからと諦めるのではなく、いろいろなヘアアレンジやヘアスタイルを楽しむためにも、髪の毛がはねる原因をしっかりと知っておきましょう!
乾燥やダメージ
乾燥やダメージがあると、髪の毛の栄養やキューティクルがはがれ、空気に含まれる水分を吸収して膨張し、髪の毛のうねりやはねる原因に繋がります。
髪の毛を乾燥やダメージから守ることで、キューティクルが髪の毛を保護し、うねりやはねるのを防いで扱いやすい髪にしてくれます。
カットが合わない
自分の頭の形に合っていないヘアスタイルや段を入れ過ぎてしまったヘアスタイルは、空気を含みやすいため、はねることが多くなります。髪の毛の量を調節し過ぎず、自分の頭の形に合ったヘアスタイルにすることで、髪の毛がはねることが少なくなり、スタイリングがとても簡単になります。
肩に当たる長さ
髪の毛を伸ばしている期間や、髪の毛が肩上2~3cmの長さから肩にあたる長さの場合、毛先が肩に触れてはねやすくなります。ショートヘアにしたい方は、なるべく肩に触れない長さにカットしてもらうようにしましょう。
くせ毛持ち
元々髪の毛にくせがあるくせ毛の方は、毛根の形が曲がっていたり、くせが出やすかったりする為、髪の毛にうねりが出やすく、はねる原因になります。
また、肩にあたるぐらいの長さの方は、毛先が肩先に触れてくせがついてしまうとなかなか取れなくなるので注意が必要です。
毛根に溜まった皮脂や汚れが原因となってくせが出ていることもある為、常に頭髪を清潔な状態に保つことも、髪がはねるのを防ぐのに大切です。
つむじの向きや髪の生え方
頭皮にはつむじがあり、つむじの向かう方向に合わせて、髪の毛が生えて流れが生まれている為、つむじは髪の毛の生え方や生え癖に関係しています。つむじが右向きの方は右側がはねやすく、左向きの方は左側がはねやすくなります。
髪の毛がはねる人におすすめのブローの仕方
ドライヤーを使ったブローは、濡れた状態の髪の毛を乾かして摩擦によるダメージを軽減させ、頭皮を程よく乾燥させる役割があります。
ロングヘアの方だけでなく、自然乾燥に任せてもすぐに乾くショートヘアの方も、ブローはとても大切です。そこで、ここからはドライヤーの正しい乾かし方とショートヘアのブローのコツをご紹介したいと思います。
正しいドライヤーのやり方と手順
まず、髪の毛をセットする際は、霧吹きで頭皮まで濡らします。入浴後はそのままでオッケーです。その後、タオルドライをして大まかな水滴を取り除きます。
次に、顎を引いて下を向き、髪の毛を下方向に流します。そして後頭部からドライヤーをあてて乾かしてください。最後に、つむじの影響を受けていない状態を維持するために、冷風をあてるとより効果的です。
ストレートヘアの方やパーマをかけている方も共通して有効な乾かし方・セットの方法です。是非、実践してみてください。
ショートヘアのブローのコツ
ショートヘアは洗髪もブローも時間がかからず、お手入れも簡単ですが、実は丁寧にブローをしようとするとコツが必要なんです。ブロー後のスタイリングやヘアアレンジまでを視野に入れると、ショートヘアのブローは意外と奥深いです。
温風MAXで乾かす
まず、温風MAXで後方から当てます。空いている方の手で根元をほぐすようにブローしながら、基本的に後ろから前に風を送ります。毛先は気にせず、根元を乾かしていくイメージです、8割程度乾けばオッケーです。
乾かしすぎるとオーバードライの状態になって髪が傷んでしまい、スタイリングもしづらくなるので、手短に行うのがポイントです。
前髪付近を乾かす
次に、頭頂部辺りからドライヤーの風を送り、前髪を指でほぐしながら乾かします。前髪が左右に分かれてしまったりくせが出始めたりしている場合は、左右から交互に風を当てることで自然な流れが生まれます。
最後にヘアブラシを使ってスタイリングします。綺麗にスタイリングをするためには、ブローの時に形を作っておくことがとても大切です。ブローの時に形をしっかりと作っておけば、整髪料を使ったスタイリングなしでも、十分オシャレなショートヘアに仕上がります。
髪の毛がはねる場合の直し方
髪の毛がはねると、自分の思い通りのスタイリングができず、ストレスに感じている方もいると思います。そこで、寝ぐせの簡単な直し方、はねる髪の毛にぴったりのヘアスタイルやおすすめのスタイリングの方法をご紹介していきます。
寝ぐせで髪の毛がはねる時は?
仕事や学校の日の朝は、何かと身支度でバタバタしてしまいます。寝ぐせを直すのには時間も根気も必要です。そこで、忙しい朝の時間を有効的に使うためにも、寝ぐせの綺麗な直し方をご紹介します。
髪の根元が重要!
朝起きて寝ぐせになっていた時は、まず毛先ではなく根元を濡らします。髪の毛を濡らす時は普通の水でオッケーです。
たくさん濡らしすぎると乾かす作業に時間を取られてしまいますので、霧吹きで根元にだけ吹きかけるのがおすすめです。表面だけでなく、しっかり内側まで濡らすのが寝ぐせの直し方のポイントです。
寝ぐせを直すために髪の毛を水で濡らした後は、ドライヤーを使って髪の毛を乾かします。髪の毛がはねるということは、髪の毛の根元が逆方向に潰れてしまっているということです。
ドライヤーを逆さからあてて、しっかり正しい方向にくせを付けるように乾かすのが寝ぐせの直し方のポイントです。根元の処理をせずにコテで毛先を直すと、後からくるんと反対方向にはねる可能性があるので注意が必要です。
アイテムを使えば時短も!
寝ぐせを直そうと髪の毛を濡らしたのはいいけど乾かす時間がない!という時は、メイク時間を活用した直し方「ながら対処」がおすすめです。
頭にホットタオルを置いて、根元を濡らしておき、ホットカーラーを巻くことでメイク時間に自然乾燥できちゃいます。
メイクをしている間に、髪の毛が意外と乾いてくれるので、効率よく身支度できます。忙しい朝にはおすすめの直し方です。
濡らす時間も乾かす時間もない!という方は、寝ぐせ直しスプレーを使ってみてください。どれにしようか悩んでしまった時は、食物エキス配合のものやコラーゲン配合のものがおすすめです。
忙しく時間がない朝でも簡単な直し方で、髪の毛にしっかりと潤いと艶を与えてくれるので、綺麗に寝ぐせを直すことができます。
就寝前もしっかり対策!
寝ぐせの直し方番外編として、寝ぐせをつけないための予防策をご紹介します。まずは、寝る前に髪の毛をある程度結びます。
ロングヘアの方は軽く一つくくり、ミディアムの方はスポンジタイプのカーラーがおすすめです。特に寝ぐせの付きやすいショートの方は、長さがある部分だけでもカーラーを巻くとオッケーです。
寝ぐせの直し方番外編二つめは、枕に気をつけることです。枕の高さや柔らかさは、翌日の寝ぐせに大きく関わってきます。
いつも寝ぐせがつく場所が同じの場合、枕が原因になっている可能性が大きいので、枕を変えることで寝ぐせが改善できるかもしれません。枕を変える時は、寝返りを打っても頭の形に合わせてくれる低反発タイプの枕がおすすめです。
しっかりとした髪の保湿
はねる髪の毛におすすめの対処法の一つめは、髪の毛をしっかり保湿することです。乾燥してダメージのある髪の毛は、キューティクルが壊れてくせやうねりが出やすく、はねやすくなります。正しいシャンプーの方法やトリートメント保湿剤でお手入れをしてあげることが大切です。
入浴前後のケアが重要!
汚れをしっかりと落とすために、ゴシゴシと強く髪の毛を洗っているという方も多いと思います。しかし、髪の毛同士を強く洗ってしまうと、表面部分が剥がれ落ち、そこから外に水分が流れ出てしまうんです。髪の毛のダメージを防ぐために、髪の毛は優しく洗ってあげることが大切です。
また、髪の毛を乾燥やダメージから守ってはねるのを防ぎ、しっかりとケアするのに大切なのがシャンプーです。シャンプーを変えてみたいけどどれを選べばいいか分からないという方は、天然の植物オイルやヒアルロン酸が配合されているシャンプーがおすすめです。
ヘアアイテムでしっかり髪をケア!
乾燥やダメージを防ぐために、さらに効果的なのが洗い流さないトリートメントでケア成分と保湿成分をキープすることです。
さらに、洗い流さないトリートメントにはバリア効果もあり、髪の毛の表面をコーティングすることで紫外線や空気の乾燥から髪の毛を守ってくれます。
ダメージケアにもとてもおすすめなので、保湿効果のあるシャンプーや洗い流さないトリートメントを使えば、毛先のはねと一緒に髪の毛のダメージも防ぐことができます。
スタイリング剤は、ストレートヘアにしている場合は使う必要がないと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、スタイリング剤は髪の毛に動きを出すだけではなく、毛先をまとめてくれる効果もあります。
柔らかいスタイリング剤を付けるだけでも、髪の毛のパサつきを予防でき、毛先の広がりを抑えてくれます。特に、毛先がはねることで悩んでいる方は、ぜひスタイリング剤を試してみてください。
自分の頭に合ったカット
はねる髪の毛の対処法二つめは、自分の頭の形に合ったヘアカットをしてもらうことです。つむじや頭の形に合わせてカットすることで、髪の毛の流れを調節することができるので、はねにくくなります。
ヘアサロンや美容室でヘアスタイルをオーダーする際は、はねやすい部分を相談して、はねにくいヘアスタイルにしてもらうことが大切です。
パーマ・縮毛矯正をかける
髪の毛を伸ばしている時に毛先がはねるのが気になるという方は、パーマをかけてみるのもおすすめの方法です。
パーマをかけて毛先に動きを出すことで、毛先のはねや広がり、パサつきなどが気になりにくくなります。
パーマが取れかけてくると毛先がはねる原因になりますので、そのような時はもう一度パーマをかけることをおすすめします。
髪の毛がはねる原因になるくせ毛とさよならしたい!という方は、縮毛矯正をかけるのもおすすめです。どんなくせ毛でも一度縮毛矯正をかけてしまえば、毛先まで真っ直ぐの髪の毛に大変身できちゃいます。
しかし、一度縮毛矯正をかけると、しばらくの間はストレートヘアでいなければならないので、美容師さんとしっかりと相談して決めることが大切です。
美容師さんの腕も関係あり!
毛先がはねるのは髪質やダメージ関係しているのはもちろんですが、実は美容師さんの技術も大きく関係しています。
肩上2~3cmより短くカットしたのに髪の毛がはねる、伸ばしかけている髪の毛が肩に触れてきたのでパーマをかけたのに髪がはねる、という方は思い切って美容室を変えてみることをおすすめします。
髪の毛がはねるのを防ぐためには、肩先に触れないようにすることだけを気にするのではなく、美容鍼さんの腕にも気をつけることが重要なんです。
ヘアアレンジで対処
はねる髪の毛の対処法三つめは、はねる髪の毛を工夫してヘアアレンジすることです。綺麗にブローしてもはねてしまう伸ばしかけの髪の毛でも、アレンジを楽しむことでストレスを感じずに過ごせます。
最近では、動画やインターネットのサイトでも、簡単なヘアアレンジを紹介しているため、気軽に挑戦できすることができておすすめです。
ヘアアイロンを使用する時は注意!
寝ぐせや毛先のはねを抑えたり、ヘアアレンジで艶を出したりする時に多くの方が使用しているヘアアイロンですが、実はあまりおすすめできません。ヘアアイロンの高温は、髪の毛にとって大きなダメージを受ける原因になっているんです。
水分はなくなり、毛先はどんどん傷んでしまうので、最終的には毛先がはねたりパサついたりする原因になります。ヘアアレンジでコテやアイロンを使う時には、なるべく低めの温度で使用することをおすすめします。
肩に当たらないように!
髪の毛がはねる原因の一つでも挙げましたが、対処法四つめは、毛先が肩に当たらない長さのヘアスタイルを選ぶことです。髪の毛がはねるのは気になるけど、肩までのボブヘアにしたいという方は、ヘアスタイルをオーダーする際に、美容師さんと相談しながら決めることが大切です。
髪型を重めに
はねる髪の毛の対処法五つめは、毛先が重めのヘアスタイルにすることです。重めの毛先を活かしたヘアスタイルは、はねにくく扱いやすいので、スタイリングをストレスに感じている方にはおすすめです。
髪の毛がはねる人におすすめのショートヘアスタイル
はねる髪の毛を直すのではなく、どうせなら活かしてオシャレなヘアスタイルを楽しみたい!という方のために、おすすめのショートヘアスタイルをいくつかご紹介します。是非、試してみてください。
前髪ありのくせ毛×毛先重めショート
毛先重めのショートヘアは、髪が豊かに見えたりツヤを出しやすかったりとメリットが多いヘアスタイルです。はねる髪の毛を活かして、外ハネにすることでとってもオシャレな雰囲気に変身できちゃいます!
前髪にすき間を作ったり、横髪を耳にかけたりすると明るい印象を与えることができて、好感度アップにも繋がります。
前髪なしのくせ毛×軽めショート
毛先軽めショートは、少し段を入れることで軽い雰囲気になり、抜け感があってトレンド感満載のヘアスタイルです。段が入った毛先をストレートアイロンなどで外ハネにアレンジすると、簡単に動きがつけやすくなります。はねる髪の毛を活かすのにはぴったりのヘアスタイルです。
くせ毛×オシャレ巻きショート
くせ毛で髪がうねってしまうという方は、うねりを活かしてふんわりショートにアレンジするのがおすすめです。自然なパーマに見え、髪の毛のうねりやはねる毛先も無造作感があり、とてもオシャレな雰囲気に仕上がります。くせ毛が気になっている方にはぴったりです。
髪の毛がはねる人はハネを上手に使ったスタイルに挑戦!
はねる髪の毛を直さなければいけない!と思うと、ストレスに感じてしまうかもしれませんが、はねる髪の毛を活かしてヘアアレンジをすることでオシャレを楽しむことができます。
今まではうねりやはねるのをストレスに感じていた方は、是非はねる髪の毛を活かしたヘアスタイルやヘアアレンジを試してみてください。