Amazonの分割払いを完全攻略！指定できる回数・手数料・注意点も紹介！

Amazonで価格が安い商品を購入する場合は、分割払いやリボ払いのことは考える必要はないでしょう。しかし、高額商品の購入では、必要になるケースがあります。したがって、Amazonの分割払いやリボ払いの仕方を覚えておきましょう。

Amazonで商品を購入したことがある人は、支払い方法がいくつかあることを知っているでしょう。しかし、いつも同じ支払い方法にしていると、ほかの支払い方法について気が付かないかもしれません。そこで、Amazonではどのような支払方法があるのか確認しておきましょう。

以前は、Amazonで商品を購入した時の支払い方法は一括払いのみでした。どうしても分割払いやリボ払いにしたい場合は、いったんAmazonで代金を支払い、後でクレジットカードの方で手続きをするという流れだったのです。

ところが、2018年8月からAmazonのサイトで直接分割払いやリボ払いを選択できるようになりました。これで高額商品の購入時も、Amazonを利用しやすくなるでしょう。

Amazonでの分割払いやリボ払い以外にどんな支払方法があるのか見ておきましょう。まず、現金で支払う場合は、代引きという方法があります。ただ、代引き手数料を取られます。コンビニ払いという方法を使う人もいます。メディア端末を使ったり、レジで振込票を見せたりして支払います。

ATMで代金を清算するという方法もあります。その場合は、Pay-easy（ペイジー）を利用します。ジャパンネット銀行、じぶん銀行、住信SBIネット銀行などのネットバンキングでも支払い可能です。

電子マネーでは、Suica、楽天Edy、iD、JCB PREMOなどが使用できます。スマホ決済では、d払いに対応しています。そのほか、クレジットカードの一括払いやデビットカード、プリペイドカードでも大丈夫です。

Amazonでは、分割払いもリボ払いも利用できますが、2つの支払い方法の違いについて簡単に解説してきましょう。まず分割払いですが、支払い回数を決めて、その回数に応じた金額を毎月支払っていきます。

一方、リボ払いは毎月の支払金額を決めて、それに応じた回数が設定されるようになっています。両者は似ている支払い方法ではありますが、細かい部分は違うのです。ただ、手数料が掛かることに違いはありません。

分割払いやリボ払いができるようになって便利になったAmazonですが、クレジットカード以外でも利用できるのでしょうか。利用できればさらに使い勝手が良くなりますが、結論を言ってしまうと利用できません。クレジットカードだけのサービスです。

では、クレジットカードならどのブランドでもAmazonで分割払いやリボ払いができるのでしょうか。残念ながらそういうわけには行きません。Amazonの分割払いやリボ払いに対応しているクレジットカードは、JCBとVISAとMasterCardのみです。

アメリカンエキスプレスカード、ダイナースクラブカード、銀聯カードなどは未対応です。ただ、これらのブランドでもAmazonで一括払いはできますから、全く使えないわけではありません。それでも高額商品の購入時は、不便でしょう。

なお、Amazonには、「Amazon Mastercardクラシック」と「Amazon Mastercardゴールド」というクレジットカードもあります。このクレジットカードを作っておくと、Amazon利用でポイントが多くもらえます。

クレジットカードでAmazonの分割払いやリボ払いができるのなら、どのくらいの回数を設定できるのか気になるでしょう。人によっては回数を多くして、1回ごとの支払額を減らしたいと考えている場合もあります。

まずAmazonでの分割払いの回数は、「3、5、6、10、12、15、18、20、24」回から選べるようになっています。リボ払いの回数についてはクレジットカード側で決めます。なお、Amazonで指定できる分割払いの回数であっても、クレジットカード側で受け付けない場合があります。

そのようなことがあると、戸惑ってしまうでしょうから、クレジットカード会社にも確認を取っておくのをおすすめします。そうすれば、正確な分割払いの回数が分かります。

分割払いやリボ払いは、商品の購入額が大きくなった時は便利な支払い方法です。一括で支払えないような時も、毎月少しずつ代金を納めればいいので、経済的な負担が減ります。

しかし、いいことばかりではありません。手数料という問題があります。分割払いやリボ払いを認める方も、何らかの利益がないと提供できません。それが手数料というわけです。ところが、Amazonで分割払いやリボ払いをしても、Amazonは手数料を受け取りません。

手数料はクレジットカード会社が受け取るものなので、Amazonまで支払いを強いると、二重になってしまいます。それでは、Amazonの分割払いやリボ払いを利用する人はいなくなるでしょうから、わざわざ受領はしないのです。

「Amazon Mastercardクラシック」と「Amazon Mastercardゴールド」以外にも、Amazonの商品購入でおすすめのクレジットカードがあるので、いくつか紹介しましょう。まず、JCB CARD W（plus L）というお得なカードがあります。

このカードのポイント還元率は通常1.0％ですが、Amazon利用では2％に跳ね上がります。2％という還元率は非常に高く、ポイントがどんどんたまります。年会費無料で作れるクレジットカードなので作りやすいですが、残念ながら39歳以下の方用カードです。

それでも、一度作ってしまえば、40歳以上でも使えるので、若い人は作っておいた方がいいでしょう。キャンペーンも時々やっていて、さらに還元率が上がる場合があります。

次にAmazon利用でおすすめのクレジットカードは、MUFGゴールドです。年会費は初年度無料で、2年目以降1905円（税別）となっています。年会費は、楽ペイの登録と1回カード利用で、2年目以降半額になります。

MUFGゴールドは格安ゴールドカードですが、特典はいろいろあります。Amazon利用では、楽ペイ登録で、支払い設定額を超えた金額が自動的にリボ払いに変わります。Amazonで高額商品を購入する機会がある人には便利な機能です。

ビューカードもAmazonの商品購入でおすすめできます。というのも、ボーナス払いが使えるからです。Amazonにはボーナス払いはないのですが、ビューカードを使えば、手数料無料で変更できます。

2回払いにも変更できます。やはりAmazonに2回という分割払いはないのですが、ビューカードを使うと、一括払いを2回払いに変更できて便利です。この場合も手数料は必要ありません。

Amazonの分割払いやリボ払いの内容が分かったところで、実際にどのように利用して商品を購入するのかを見てみましょう。やり方を知らないと、一括払いで支払うことになってしまい、困る場面も出てくるでしょうから、よく確認しておいてください。

Amazonでの分割払いやリボ払いのやり方は、公式サイトを開いて、「ヘルプ」「トピックから探す」「支払い方法」「もっと見る」「分割払い・リボ払い」へと進めば、分かるようになっています。

ここでは、その情報をもとに順番に解説していきます。まずAmazonで買う商品を決めたら、カートに入れて、レジに進みます。次に、支払い方法を変更します。クレジットカードを支払い方法にするのですが。すでに登録されている人は大丈夫です。

登録が済んでいない人、またはクレジットカード情報を消去した人は、カード番号や有効期限、セキュリティコードなどを入力して登録します。登録が済んだら、「分割・リボ払いが利用可能です」と表示されているか確認します。

「分割・リボ払いが利用可能です」と表示されていたら、利用するクレジットカードを選びます。すると、「一括払い」「分割払い」「リボ払い」の選択画面が表示されるので、希望の支払い方法を選びます。

「分割払い」を指定した場合は、回数についても質問されるので、希望の回数を決めます。次へ進んで、内容確認して、注文を確定します。

Amazonアカウントに、Amazonギフト券やAmazonポイント、Oki Dokiポイントなどが登録されている場合があります。その場合は、そのギフト券やポイントを差し引いた金額に対して、分割払いやリボ払いが適用されます。

Amazonで分割払いで購入した商品が不良品であった、壊れていた、違うものが届いたなどの場合は返品する場合もあるでしょう。また、商品によっては注文後キャンセルできるものがあります。そのような商品を購入後の返金はどうなっているのでしょうか。

Amazonの商品購入後の返金状況を見る前に、どのような仕組みで購入が行われるのか確認しておきましょう。まず、Amazonで商品購入の手続きが済むと、クレジットカード会社が立て替え払いをします。

ここですべての代金が支払われ、購入者は分割払いやリボ払いの初回代金を後でクレジットカード会社に収めます。つまり、最初以降の代金はクレジットカード会社に行くことになります。

Amazonの購入商品を返品すると、対象のお店から代金がクレジットカード会社へ払い戻されます。ただ、購入者はまだ最初の代金を支払うことになっている段階ですから、その代金のみクレジットカード会社から返金されます。

Amazonで分割払いやリボ払いで購入した商品を返品した場合、まずはAmazonで受け取って、返品としての処理を行います。この処理に数日掛かる場合が多いです。商品の配送時間を含めると、さらに遅くなります。

この後、代金がクレジットカード会社へ払い戻されるわけですが、クレジットカード会社の処理にはもっと時間が掛かります。購入時に比べて、返品に関する作業は大変なようです。したがって、実際に返金がされるまでにはかなりの時間が必要です。

そうはいっても、本当に返金がされるのか気になるでしょうから、分割払いやリボ払いでAmazonで購入した商品を返品した場合、どのくらい返金に時間を要するのか問い合わせてみるといいでしょう。

Amazon商品を返品した場合、手数料も戻ってくるかですが、契約が成立しなかったということになりますから戻ってきます。特に心配する必要はありません。代金も手数料も返金されるので、お金を別な使い道に使えます。

Amazonで商品を一括払いで購入したけれど、後で事情が変わって分割払いに変更したいという場合もあるでしょう。果たしてそれは可能なのでしょうか。分割払いに変更できれば、支払いの余裕が出て、後々の予定も立てやすくなるでしょうが、どうでしょうか。

一括払いで購入したAmazon商品を分割払いに変える手続きは、Amazonのサイトではなくクレジットカード側でします。商品の決済を担当するのがクレジットカード会社だからです。手続きの流れを見てみましょう。

まず、Amazonで商品購入時に一括払いとします。そして、分割払いやリボ払いに変更したくなったら、クレジットカード会社に電話をするかクレジットカードのウェブサイトを開きます。

続いて、一部の商品かすべての商品で、分割払いやリボ払いに変更する手続きをします。この手続きをよく「後から分割払い」とか「後からリボ」などと呼びます。なお、一括払いで購入直後は手続きできません。決済情報がカード会社に届くまで少し時間が掛かるからです。

では、何日くらいでAmazon商品の決済情報がカード会社に届くかですが、これはショップによって事情が異なります。一般的には、商品発送後に情報が送られます。つまり、数日は待たないといけないということですが、もっと時間が掛かる場合もあります。

気になるようならクレジットカードの会員サイトをこまめにチェックしてください。なお、決済情報がカード会社に届く前に引き落としがされることはありませんから、心配の必要はありません。

分割払いやリボ払いが使えるようになってさらに利便性が良くなったAmazonですが、その利用方法においてはいくつか注意点があります。正しくAmazonの分割払いやリボ払いを使うためにも、よく注意点を覚えておきましょう。

Amazonで購入した商品は、無制限に分割払いやリボ払いにできるわけではありません。変更可能期日というものがあり、各カード会社で定めています。したがって、変更可能期日についてよく注意しておかないと、それ以上分割払いやリボ払いに変更できなというケースもあります。

分割払いやリボ払いへの変更可能期日は大変重要ですから、事前によく調べておきましょう。また、クレジットカードの会員サイトをこまめにチェックし、決済情報がいつカード会社に届いたのかも確認しておきましょう。決済情報が届いた日から変更可能期日は計算されます。

分割払いやリボ払いでは、手数料を支払いますが、これが大きな負担となる場合があります。同じ分割払いやリボ払いでも、手数料を低く抑えたいというのが本音でしょう。そこで、分割払いやリボ払いの支払い回数に注意しましょう。

支払い回数が増えると、おのずと手数料も増えていきます。1回ごとに支払う金額は少なくても、総支払額が増えれば損をしてしまいますから、支払い回数はできるだけ減らす方がいいです。手数料分もかなり節約できます。

Amazonで分割払いやリボ払いを指定する場合は、まずAmazonポイントやギフト券が先に適用されて、その残りの金額が分割払い・リボ払いとなります。したがって、実際の支払金額は購入金額よりも安くなることがあります。

これはこれでいいシステムですが、人によってはポイントやギフト券を残して、次の機会に使いたいという場合もあるでしょう。そういうことなら、Amazonポイントやギフト券の項目のチェックマークを外しておきましょう。これでポイントもギフト券も使われなくなります。

Amazonの分割払いやリボ払いは便利なサービスですが、一つ頭に入れおかなければいけない注意点があります。その注意点とは、利用できない場合があることです。どのようなケースが利用できないのか、いくつか例を見てみましょう。

まずカート内に37円未満の商品が1つでもあると、分割払いやリボ払いはできません。Amazonで37円未満の商品を購入するということはめったにないでしょうが、ポイントやギフト券を利用すると、37円未満になることがあるので注意しましょう。

次にクレジットカードの限度額よりも注文金額が多い場合も、利用できません。これは当たり前の注意点ですが、クレジットカードを使って分割払いやリボ払いをするのですから、その限度額は守る必要があります。

それから、すでに説明したようにアメリカンエキスプレスカード、ダイナースクラブカード、銀聯カードでは利用不可です。JCBカードかVISAかMasterCardのみが対象です。また、海外で発行されたクレジットカードでの注文もダメです。日本発行のものだけです。

Amazonギフト券の購入、Amazonプライムの会費の支払い、Amazonフレッシュ注文の支払いなど、Amazon特有のサービスへの支払いでは、分割払いやリボ払いの適用はなく、一括払いのみとなります。

Amazonの商品購入で指定できる分割払いの回数については説明しましたが、Amazonで認めている回数でも、クレジットカードの種類によっては利用できないことがあります。利用できるつもりでいると当てが外れることがありますから、クレジットカード側のルールにも注意しましょう。

JCBカード、VISA、MasterCardなら、基本的にAmazonの分割払いやリボ払いを利用できるのですが、カードの種類によってはできないケースもあります。数は少ないですが、そのようなクレジットカードもあるので、必ず事前にチェックしておきましょう。

カートに一つでも37円未満の商品があると、Amazonの分割払いやリボ払いは利用できなくなるのですが、どうしても利用したければ、その商品を削除してください。そうすれば利用できるようになります。

逆に言えば、37円未満の商品をどうしても購入したいということなら、Amazonの分割払いやリボ払いはあきらめなければいけません。

複数商品を注文する場合の注意点についてAmazonのサイトに記載があります。それによると、特に代金の一部をポイントやギフト券で支払う場合に注意が必要ということです。どのような注意かと言うと、商品発送タイミングが異なるためとのことです。

つまり、代金の一部をポイントやギフト券で支払った場合で商品発送が別々になると、1回の商品につきカード会社からの請求額が37円未満になることがあるということです。そうなると、分割払いやリボ払いの適用はなくなります。

ここまで、Amazonの分割払いやリボ払いの方法や注意点などについてお伝えしました。2018年からAmazonでは分割払いやリボ払いが利用できるようになりました。とても便利なサービスなので、高額商品を購入した時などは利用して、毎月の支払額を抑えてみてはいかがでしょうか。