コストコに入会するにはどうしたらいいの?
コストコは会員制の大型の倉庫店で、日本には30近くの店舗があります。倉庫というだけに、店舗は非常に広く、さまざまな商品を扱っています。しかも、卸値に近い価格での販売です。つまり、コストコでの買い物には非常にメリットがあるのです。
そんなコストコは会員制ということなので、会員登録しないと利用できません。では、コストコの入会方法や入会金はどうなっているのでしょうか。詳しく見てみましょう。
コストコの会員制度の種類
多くの商品がとても安い価格で購入できるコストコへ入会すれば、大変お得な買い物ができますが、会員制度が2種類あります。ゴールドスターメンバーとビジネスメンバーです。それぞれどのような違いがあるのか、解説しましょう。
ゴールドスターメンバー
コストコのゴールドスターメンバーは個人会員のようなもので、特に条件もなく18歳以上ならだれでも入会できます。また後程紹介するビジネスメンバーでの入会ができない場合は、ゴールドスターメンバー扱いとなります。
入会費・年会費
コストコのゴールドスターメンバーになるにあたって、入会費のようなものは必要なく無料です。ただ、年会費を支払う必要があります。ゴールドスターメンバーの年会費は4400円(税抜)です。少し年会費が高いなあと感じるかもしれませんが、その分商品は安くなっています。
家族カードについて
コストコのゴールドスターメンバーが一人いると、家族カードが1枚発行されます。家族カードは、入会費・年会費ともに無料です。家族カードがあれば、主メンバーがいなくても堂々とコストコの店舗に入ることができます。
ゴールドスターメンバーも家族カードの会員も同伴者を二人付けることができます。同伴者ということなので、個人でコストコには入場できませんが、家族ずれでお買い物をしたい場合などは、とても役立つシステムです。
なお、18歳未満の子供の場合は、家族カードも必要ないし、同伴者二名にもカウントされません。つまり、ゴールドスターメンバーや家族カードの会員と人数制限なくコストコに入れるというわけです。
ビジネスメンバー
コストコのビジネスメンバーは、法人会員ということで、個人事業主、自営業者、飲食店や会社経営者など事業を営んでいる人を対象とした会員制度です。したがって、その証明をできる書類の提出が必要になります。
入会費・年会費
ビジネスメンバーになるための入会費は、ゴールドスターメンバー同様無料です。年会費はどうかと言うと、3850円(税抜)とやや安くなっています。ということは、ゴールドスターメンバーになるよりもビジネスメンバーの方が少しお得だということです。
追加カード6枚の発行が可能
コストコのビジネスメンバーに発行される家族カードについてはゴールドスターメンバーと同じです。しかし、ビジネスメンバーになると、追加カードを6枚発行できます。従業員用のカードですが、入会費・年会費ともに無料です。
もし家族が従業員の場合は、追加カード発行の対象になるので、この制度を利用するといいでしょう。そうでない場合は、家族カードを使うか、同伴者としてコストコに入場することになります。
エグゼクティブメンバー
コストコの2種類の会員制度をご紹介しましたが、実はもう一つ新しい制度があります。2019年9月に始まった制度で、エグゼクティブメンバーというものが登場しました。名前から聞くと、一部の偉い人しか入会でいないようにも思われますが、年会費さえ支払えば会員資格を得られます。
入会費・年会費
エグゼクティブメンバーになる入会費も無料ですが、年会費はコストコの最上クラスということもあり、9000円(税抜)です。ゴールドスターメンバーの約2倍です。そんなに高額の年会費を支払ってまで、エグゼクティブメンバーになる価値があるのか疑問に思う人もいるでしょう。
しかし、エグゼクティブメンバーには、他のメンバーにはない特典があります。詳しくは後程紹介しますが、高い年会費を支払う意味はあるのです。
コストコの入会に必要な物
コストコへの入会では年会費を支払えばいいのですが、もう一つ書類の提示が必要になってきます。と言っても、それほど改まったものは必要ありませんが、最低限身分や立場を証明できるものを用意しておきましょう。
ゴールドスターメンバーの場合
ゴールドスターメンバーになるための条件はそれほど厳しくなく、本人確認さえできれば誰もが入会可能です。したがって、必要な書類は身分証明書ということになります。運転免許証でも健康保険証でもパスポートでもいいので、入会時に提示してください。
ビジネスメンバーの場合
コストコのビジネスメンバーになる条件は少し厳しくなります。と言っても大したことはありませんが、運転免許証や健康保険証などの身分証明書のほかに、事業を営んでいることを示す書類を提出します。
事業を営んでいることを示す書類とは、屋号、代表者氏名、会社所在地などが記載されているものです。たとえば、名刺、公共料金の請求書、農家証明書、登記簿などです。こういうと少し面倒に思えるかもしれませんが、名刺があれば大丈夫です。
エグゼクティブメンバーの場合
すでにコストコのゴールドスターメンバーやビジネスメンバーになっている人は、エグゼクティブメンバーへアップグレードする場合は、提示書類は必要ありません。最初にメンバーになる時に書類提出をしているので、それ以上何も要らないのです。
ただ、新たにエグゼクティブメンバーになるという場合は、身分証明書の提示が必要です。なお、エグゼクティブメンバーは事業主だけが対象ではないので、名刺などの提示は不要です。
コストコの入会方法
コストコの会員制度の概要や入会に際して必要なものが分かったところで、今度は実際の入会方法を解説しましょう。コストコの入会方法は数種類あり、都合の良いものを選ぶといいですが、どのような方法があるでしょうか。
コストコのホームページで申し込む
コストコへの入会方法は2種類あります。最初に紹介する方法はホームページでの申し込みです。ただ、便利な方法ではありますが、コストコの場合、申し込みが完全WEB化していません。ホームページから申し込んだ後、もう一度店舗まで赴く必要があります。
入会の流れ
まず、コストコのトップページで会員登録をします。利用規約などに同意して、次へ進み、氏名、性別、生年月日、郵便番号、メールアドレス、携帯電話番号などを入力し、パスワードを設定します。家族カード用の情報も入力できますが、入会費も年会費も無料です。
コストコのホームページでの申し込み手続きが済んだら、受付番号とお渡し期限が表示されます。受付番号は後でコストコの実店舗へ行た時に必要で、お渡し期限はそれまでにお店で手続きをしてくださいという期間です。その期間内にコストコのお店へ行きます。
そして、店員にホームページで申し込み手続きが済んでいると言い、入会の旨を伝えます。その際に、身分証明書の提示を求められ、写真撮影後、メンバーシップカードが発行されます。
年会費の支払い方
コストコの年会費は、メンバーシップカード発行時に支払います。方法は、現金払い、クレジットカード払いなどです。クレジットカード払いの場合は、その場で支払うだけでなく、自動引き落としにしておけば、それ以上手続きが必要なくなり、手間が減ります。
直接店舗で申し込む
コストコのお店に直接行って、入会申し込みもできます。この方法は以前から行われていたものですが、パソコンのない人やお店での手続きの方がいいという人が利用します。全体の流れは、パソコン申し込みより少し手間は掛かりますが、難しいというわけではありません。
入会の流れ
コストコの店舗に入るには、メンバーシップカードが必要ですが、まだ入会していない場合はないので、店員に「新しく入会したいのですが」と伝えましょう。すると、メンバーシップカウンターまで通してくれるので、そこで申込書に必要事項を記入します。
次に、身分証明書などの必要書類を提示します。後は写真撮影をして、カードが発行されます。なお、写真撮影について注意しておくと、モノクロ写真であまり美しく映りません。
しかし、一度撮影された写真はその後ずっとカードの裏面に印刷されます。メンバーシップの更新時期が来ても、カードは同じままなので、写真も最初に撮影したものが使われ続けます。したがって、少しでもきれいにして撮影に臨みましょう。
エグゼクティブメンバーの入会方法
年会費は高いですが、いくつかのメリットがあるコストコのエグゼクティブメンバーの入会方法ですが、ホームページからは申し込みができません。店舗へ行っての直接申し込みとなります。ただ、すでにコストコの会員である場合は、書類の提示も申込書への記載も不要です。
したがって、エグゼクティブ会員になりたい旨を伝えれば、古いカードの会員番号も購入履歴もそのまま引き継がれて、新しいカード発行となります。古いカードは返します。
なお、ここでも写真撮影が行われます。もちろん、古い会員と新しいエグゼクティブメンバーの年会費の差額も支払います。
コストコに入会する際の注意点
コストコへ入会する際にはいくつか注意点があります。その注意点を覚えてないと、入会がスムーズに行かなかったり、入会後に問題が生じたりすることもありますから、よくチェックしておきましょう。と言っても、誰でも守れる注意点ですから、安心してください。
メンバーシップカード1枚で入場できる人数
この注意点についてはすでに触れてありますが、コストコのメンバーシップカードが1枚発行された場合の入場人数は決められています。主会員のカード1枚につき、同伴者は2名までです。そして、18歳未満の子供なら、人数制限はありませんから、何人でもコストコに入場できます。
家族カードの同伴者の人数も同じです。これはコストコ会員の注意点でもありますが、うまく利用すると、同伴者は入会せずにコストコで買い物ができます。したがって、入会費はもちろん、年会費無料でコストコの利用が可能になります。
家族カードの発行はその家族の身分証明書が必要
コストコのメンバーシップカード1枚につき1枚の家族カードが発行されることはこれまでに説明してありますが、一つ注意点があります。それは同居している家族という条件があることです。したがって、別居家族には家族カードの発行はありません。
同居している家族という条件を満たすためにも、家族カードの対象者は身分証明書の提示が必要になります。身分証明書の内容については、本会員と同じもので大丈夫です。
休日は混んでいる場合がある
コストコは人気のあるお店なので、休日は混んでいる場合があります。すばやく入会手続きをしようと思っても、意外に時間が掛かる場合があるので注意しましょう。それよりは、平日の空いている時間に手続きをする方がいいでしょう。
再入会の場合の注意点
コストコに入会したけれど、気が変わって退会するという人もいるでしょう。それぞれ事情がありますから、そういうこともあるでしょうが、再入会を考える場合は注意が必要です。その注意とは、退会後12か月は会員になれないのです。したがって、しばらく待ってからになります。
コストコに入会するメリット
入会費は無料ですが、年会費がやや高いコストコに入会するメリットはどこにあるでしょうか。メリットがなければわざわざ年会費を支払ってまで入会する人はいないでしょう。そのメリットとはどういうものでしょうか。
コストコでしか買えない商品がある
コストコには独自に販売している商品や海外の珍しい商品がたくさんあります。つまり、コストコでしか手に入らない価値のある商品が多いということですが、それだけにコストコの会員になるメリットは大きいです。
大容量で安い商品が多い
コストコではいろいろな商品を扱っていますが、大型倉庫店という性質から、大容量で安いものが多くなっています。通常のスーパーなどでは買えないほど大容量となっているものもあり、それがかなりお得な価格になっていますから、利用メリットが大きいです。
開封しても返品が可能
コストコの返品制度は充実しています。というのは、開封しても返品に応じてくれ、返金してくれるからです。普通のお店では開封したものは返品できないことが多いですが、コストコの場合はサービスがいいです。これもコストコ会員になるメリットでしょう。
いつでも退会できる
コストコに入会しても、いつでも退会できます。期限の制限はなく、自由に入会・退会ができます。ただ、退会後の再入会には時間が必要ですが、退会自体は簡単です。また、退会にはメリットがあって、年会費が全額返還されます。つまり、支払った分が損にならないということです。
試食が楽しい
コストコではおいしい試食ができることが多いです。食品の買い物で迷ったら、試食をしてからにすることもできる場合があります。また、その試食もかなり大きいサイズで出ることもあり、たっぷり味わえるケースもあります。
エグゼクティブメンバーのメリット
年会費が高いコストコのエグゼクティブメンバーですが、その分メリットも大きいです。まず、購入金額の最大2%のキャッシュバックがあります。リワードというポイントでのキャッシュバックですが、2%は大きい数字です。それから、限定クーラーバッグがもらえます。
実質無料でコストコに入会する方法はある?
コストコに入会するには、年会費を支払わなければいけません。しかし、年会費を支払いたくないというのが本音でしょう。それなら、実質年会費無料にする方法はあるのでしょうか。ないことはないので、その方法をご紹介しましょう。」
コストコグローバルカードを作る
コストコで利用できるコストコグローバルカードというクレジットカードがあります。このカードを上手に使うと、コストコの年会費を実質無料できます。その方法はと言うと、コストコ以外で3回以上買い物、家族カードの申し込み+コストコで3回以上買い物です。
さらに、このカードで大手キャリアかYmobileの携帯料金を支払う、コストコETCカードを申し込むことを加えると、実質4400円分が返ってきます。コストコのゴールドスターメンバーの会費が4400円ですから、差し引いて無料というわけです。
1年以内に退会する
コストコに入会時に支払った年会費は、退会時に返還されます。ということは、入会後1年以内に退会すれば、支払った分はそのまま返ってくるので、年会費は実質無料になります。それ以上コストコは利用できなくなりますが、利用する機会が少ないのなら、これも一つの手です。
コストコに入会して買い物を楽しもう!
ここまで、コストコに入会する方法や入会のメリット、入会に際しての注意点などについてお伝えしました。そのコストコに入会することによりいろいろなメリットを享受できますから、ぜひ会員になって、買い物を楽しんでください。