ドレス・ド・オムライスの作り方！簡単な巻き方やアレンジレシピもチェック！

見た目がおしゃれなドレス・ド・オムライスは、コツをつかめば簡単に作ることができます。難しそうだなと諦めていた人は、この記事を参考にぜひチャレンジしてみてください。

この記事では、ドレス・ド・オムライスの基本的な材料と作り方・手順だけでなく、ソースのアレンジレシピを紹介します。ひと手間加えて、いつものオムライスをおしゃれに変身させましょう。

ドレス・ド・オムライスとは、どのようなオムライスかご存じでしょうか？ドレス・ド・オムライスの基本の作り方を紹介する前に、まずはどのようなオムライスの種類なのか、特徴について詳しく解説します。

ドレス・ド・オムライスとは、ごはんの上に乗っている卵がトロトロで、ドレスのようにプリーツがあるオムライスのことです。ごはんがドレスをまとっているかのように、おしゃれな見た目が特徴です。

見たことはあるけど、おしゃれな見た目から簡単に作れないだろうと諦めている人もいるでしょう。実は、コツをつかむことで簡単に作ることができます。特別な道具も必要ありません。

次の項では、ドレス・ド・オムライスの基本的な作り方を紹介します。簡単に作れるようになるまでには何回か練習する必要があるかもしれません。めげずにチャレンジしてください。

まずは、ドレス・ド・オムライスの基本の作り方をマスターしましょう。ドレス・ド・オムライスに必要な材料と手順を詳しく紹介します。特別な材料は必要ないので、自宅の冷蔵庫にあるもので作れるかもしれません。ここからは、ドレス・ド・オムライスの作り方について紹介します。

ドレス・ド・オムライスの基本の材料を、「チキンライス」と「プレーンオムレツ」に分けて紹介します。

「チキンライス」の2人前の材料は、ごはん220g、鶏肉80g、たまねぎ100g、ピーマン4分の1個、にんじん少々、ハム1枚(ベーコン2分の1枚で代用可)、トマトケチャップ大さじ2、中濃ソース小さじ1、塩2つまみ、こしょう少々、サラダ油小さじ1(バターで代用可)です。

「プレーンオムレツ」の1人前の材料は、卵2個、マヨネーズ小さじ1弱(小さじ3分の2)、塩少々、こしょう少々、バター10gです。その他として、お好みで食べる時に添えるトマトケチャップ適量を用意しましょう。

ドレス・ド・オムライスの作り方・手順を紹介します。まずは、チキンライスの具を作ります。たまねぎとピーマンは粗みじん切り、にんじんはみじん切り、ハムと鶏肉は1センチ角に切り、ボウルに入れます。

ボウルにトマトケチャップ、中濃ソース、塩、サラダ油を加えて、しっかり混ぜます。ラップをふんわりかけて、電子レンジ600wで3分30秒～4分程度加熱します。

次に、チキンライスを作ります。加熱したボウルにご飯を加えてしっかり混ぜ、茶わんなどに入れて型抜きします。

最後に、プレーンオムレツを作ります。ボウルに卵を割り入れ溶きます。マヨネーズ、塩、こしょうを加えて混ぜます。卵が泡立たないように、注意して混ぜましょう。

フライパンを温め、分量外のサラダ油を入れて全体に馴染ませ、別の容器に移します。バターを入れて溶かします。フライパンの目安は26センチです。

菜箸を入れた時にジュッと音がする程度まで温め、溶き卵を流し入れます。周囲が固まり全体に膜ができたような状態になったら、端から菜箸1本で中央に寄せます。反対側も、もう1本の菜箸で素早く寄せます。

中央に寄せた菜箸2本を持ち、フライパンを時計回りにぐるりと一周させます。仕上げに菜箸を時計回りと反対方向にくるっと回し、卵が崩れなくなるまで弱火または火を止め余熱で温めます。

プレーンオムレツが完成したら、菜箸はそのままの状態で、フライパンを傾けてチキンライスの上に乗せます。お好みでパセリやトマトケチャップで飾り完成です。

ドレス・ド・オムライスの卵を上手に巻くコツとして、この記事では3ステップに項目を分けてピックアップしました。難しそうに見えるドレス・ド・オムライスの卵ですが、コツをつかめば比較的簡単に作ることができます。

もちろん、上手に巻くコツの通りに作ってみても、簡単に作れないという人もいるでしょう。何度か練習することで上達するはずなので、諦めずにチャレンジしてみましょう。ここからは、ドレス・ド・オムライスの卵を上手に巻くコツについて紹介します。

ドレス・ド・オムライスの卵を上手に巻くコツのひとつは、ドレスのようなプリーツをきれいに作ることです。溶き卵が固まっていない状態で菜箸を入れると、膜ができていないためプリーツができません。

卵の周りが固まってきて、フライパンとの接地面にうっすら膜ができるまで待ちましょう。プリーツが上手くできなくても、焦る必要はありません。もう一度菜箸を端に入れ、中央に寄せてみましょう。

ドレス・ド・オムライスの卵を上手に巻くもうひとつのコツは、菜箸を固定したままフライパンを時計回りに回すことです。菜箸を回すと勘違いする人が多いようですが、菜箸は固定してフライパンを回すことできれいなプリーツを作ることができます。

また、最後に菜箸を時計と反対方向に回すことで、しっかり形をキープすることができます。回しすぎたりスピードが速すぎると破れてしまうので注意しましょう。

プレーンオムレツを作る時は、溶き卵にマヨネーズを加えることで破れにくくなります。マヨネーズの代わりに水溶き片栗粉を使ってもOKです。

焦げやすいフライパンは、卵がくっついてきれいに作れません。テフロン加工のフライパンやバターを多めにするとよいでしょう。

また、フライパンがしっかり温まった状態で溶き卵を入れないと、温度が下がってしまい上手に作れません。菜箸を入れて音で確認することも大切です。

自宅にあるフライパンが22センチ以下の小さいサイズの場合は、プレーンオムレツの量を半分にし、卵1個で作りましょう。また、初めての場合やどうしても失敗してしまう場合も、まずは卵1個からチャレンジしてみましょう。

ドレス・ド・オムライスのアレンジレシピとして、この記事では4種類をピックアップしました。ドレス・ド・オムライスの基本の作り方をマスターしたら、ソースにアレンジを加えてレシピの幅を広げましょう。ここからは、ドレス・ド・オムライスのアレンジレシピについて紹介します。

ドレス・ド・オムライスのアレンジレシピ、デミグラスソースの1人前の材料を紹介します。「きのこのデミグラスソース」の材料は、デミグラスソース150g、しめじ60g、トマトケチャップ大さじ2、水大さじ2、有塩バター5gです。

「ケチャップライス」の材料は、ごはん200g、ホワイトマッシュルーム2個、たまねぎ4分の1個、トマトケチャップ大さじ2、コンソメ顆粒小さじ1、有塩バター5gです。

「ドレス用プレーン卵」の材料は、卵2個、有塩バター15gです。仕上げ用に乾燥パセリ適量を用意しましょう。

ドレス・ド・オムライス×デミグラスソースの作り方を紹介します。しめじは石づきを切り落としてほぐします。マッシュルームは軸を切り落として5ミリ幅に切ります。たまねぎはみじん切りにします。

フライパンに有塩バターを入れて中火で温め、しめじを加えて炒めます。しんなりしてきたら、デミグラスソース、トマトケチャップ、水を加えます。ひと煮立ちし、弱火で5分程度煮込みます。

別のフライパンに有塩バターを入れて中火で温め、ホワイトマッシュルームを加えて炒めます。しんなりしてきたら、ごはん、トマトケチャップ、水を加えます。全体に馴染ませ、器に盛ります。

卵をボウルに割り入れ、溶き卵を作ります。ドレス・ド・オムライスの作り方の項で紹介した内容を参考にし、プレーンオムレツを作ります。ごはんの上に乗せ、周りにきのこのデミグラスソースをかけ、乾燥パセリを散らして完成です。

ドレス・ド・オムライスのアレンジレシピ、ハヤシソースの1人前の材料を紹介します。「ハヤシソース」の材料は、市販の「ハウス プロ クオリティ ハヤシソース4袋入り」を135g使用します。

「ドレス用プレーン卵」の材料は、卵2個、片栗粉小さじ2、水大さじ1、牛乳小さじ2、塩少々、こしょう少々、有塩バター10gです。ごはんを200g用意しましょう。

ドレス・ド・オムライス×ハヤシソースの作り方を紹介します。ハウスのプロ クオリティ ハヤシソースを温め、ごはんを器に盛ります。

ドレス用プレーン卵の有塩バター以外の材料をボウルに入れ、溶き卵を作ります。ドレス・ド・オムライスの作り方の項で紹介した内容を参考にし、プレーンオムレツを作ります。ごはんの上に乗せ、周りにハヤシソースをかけて完成です。

お好みでミニトマトやバジルの葉を添えると、彩もよくおしゃれに仕上がります。今回は白いごはんで紹介しましたが、お好みでチキンライスに変えてもおいしいです。

ドレス・ド・オムライスのアレンジレシピ、カルボナーラ風の1人前の材料を紹介します。「カルボナーラソース」の材料は、市販のレトルトパックなどを使うと簡単です。卵黄1個用意しましょう。

「ガーリックライス」の材料は、ごはん200g、ベーコン2枚、たまねぎ20g、フライドニンニク3g、にんにくひとつまみ、粉チーズ大さじ1、塩ひとつまみです。

「ドレス用プレーン卵」の材料は、卵2個、牛乳小さじ1、有塩バター15g、片栗粉小さじ1、水大さじ2です。

ドレス・ド・オムライス×カルボナーラ風の作り方を紹介します。市販のカルボナーラソースは温めておきます。ベーコンは1センチ幅に切り、にんにくと玉ねぎはみじん切りにします。

フライパンに有塩バターを入れて中火で温め、ベーコン、たまねぎ、にんにくを入れて炒めます。たまねぎが透き通ったら、ごはん、フライドガーリック、粉チーズを加えて混ぜます。塩を加えて味を調え、器に盛ります。

ドレス用プレーン卵の有塩バター以外の材料をボウルに入れ、溶き卵を作ります。ドレス・ド・オムライスの作り方の項で紹介した内容を参考にし、プレーンオムレツを作ります。ごはんの上に乗せ、温めておいたカルボナーラソースをかけます。卵黄をかけて完成です。

お気に入りのオリジナルレシピがある場合は、市販のソースを使わずに、お好きな材料でカルボナーラソースを準備しましょう。お好みでこしょうをかけるとおいしいです。

ドレス・ド・オムライスのアレンジレシピ、麻婆風の1人前の材料を紹介します。「麻婆ソース」の材料は、市販のレトルトパックなどを使うと簡単です。麻婆豆腐のたれがない時は、あんかけソースで代用することができます。

「チャーハン風ライス」の材料は、鶏ササミ2分の1本、レタス1～2枚、すりおろし生姜ひとつまみ、すりおろしにんにくひとつまみ、塩ひとつまみ、こしょうひとつまみ、鶏がらスープの素ひとつまみ、ごま油小さじ1と2分の1です。

「ドレス用プレーン卵」の材料は、卵2個、牛乳小さじ1、有塩バター10g、片栗粉小さじ1、水大さじ2です。

ドレス・ド・オムライス×麻婆風の作り方を紹介します。市販の麻婆豆腐ソースは温めておきます。鶏ササミはひと口大に切ります。レタスは食べやすいサイズに手でちぎります。

フライパンにごま油小さじ1を入れて中火で温め、すりおろし生姜、すりおろしにんにく、鶏ササミを入れて炒めます。鶏ササミにある程度火が通ったら、ごはんとレタスを加えて混ぜます。塩と鶏がらスープの素で味を調え、残りのごま油小さじ2分の1を回しかけ、器に盛ります。

ドレス用プレーン卵の有塩バター以外の材料をボウルに入れ、溶き卵を作ります。ドレス・ド・オムライスの作り方の項で紹介した内容を参考にし、プレーンオムレツを作ります。ごはんの上に乗せ、温めておいた麻婆ソースをかけて完成です。

お好みで刻みのりと白ごまを散らしましょう。麻婆豆腐のたれは、手作りしてもOKです。お好きな味でアレンジしましょう。

見た目がおしゃれなドレス・ド・オムライスは、コツをつかめば自宅で簡単に作ることができます。とはいえ、初めての人や不器用さんにとっては難しいかもしれません。

この記事で紹介したコツを参考に、まずは卵1個で作ってみるなど、めげずにチャレンジしてみてください。そして、アレンジを加えてレシピの幅を広げましょう。