ワインは太るって本当?カロリーや飲み方について紹介!
ワインはお酒の中でも、健康的で体に良い飲み物という認識が強いと思います。赤ワインには抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているので、生活習慣病予防に役立つと注目を集めています。さらに白ワインには殺菌作用のある酒石酸が豊富に含まれています。
体に良い効果が期待出来るワインですが、飲み方によっては太りやすい飲み物になってしまいます。今回はワインの糖質やカロリー、ダイエット中でも太らないおすすめのワインの飲み方について紹介します。
ワインは太る?カロリー・糖質をチェック
ワインにはポリフェノールが多く含まれていて、生活習慣病の予防やダイエットにも効果的とも言われているお酒です。近年では健康に良いと注目されているワインですが、実は太るお酒だと思われています。そこで、それぞれのワインのカロリーや糖質についてお話していきます。
赤ワイン
赤ワイン一本分のカロリーはおよそ547.5キロカロリーです。糖質が11.25グラムになっています。グラス一杯分100mlであれば73キロカロリー、糖質は1.5グラムです。カリフォルニア産やチリ産などは日照量が恵まれている産地です。
同じ赤ワインでも、こういった地域のワインのほうが糖質の量が高いと言われています。カロリーや糖質を抑えたい方は、ヨーロッパ産の赤ワインをおすすめします。
白ワイン
赤ワインに続いて白ワインのカロリーと糖質についてです。白ワインも赤ワインと同じく1本547.5キロカロリーです。しかし糖質が15グラムと赤ワインよりも多くなっています。グラス一杯分のカロリーは73キロカロリー、糖質は2グラムです。
白ワインは赤ワインに比べると、渋みも少なく半甘口に作られているものが多く、その分辛口のワインよりも糖質が多く含まれています。白ワインだと甘口の方が飲みやすいので、つい飲みすぎてしまう落とし穴があるので気をつけたいところです。
ロゼワイン
ロゼワインは赤ワインや白ワインよりもカロリーが高く、1本577.5キロカロリーです。糖質も30グラムとやはり高めになっています。グラス一杯分100mlだと77キロカロリー、糖質が4グラムです。
ロゼワインも白ワインと同様に甘口に作られているワインが多く、甘くて美味しい飲みやすさから、つい飲みすぎてしまうことがあるので購入の時には注意が必要です。
スパークリングワイン
4つの種類の中でいちばん高カロリーなのがスパークリングワインです。一本のカロリーは750キロカロリーもあり糖質は15グラムです。糖質の量は白ワインと変わりませんが、カロリーはグラス一杯100mlだと100キロカロリーもあります。
他のワインにはない炭酸の爽やかさと、飲みやすい口当たりが人気のワインですが、意外にも高カロリーなワインなので飲みすぎると太る原因となってします。
ワインを飲むと太ると言われる理由
ワインの種類やカロリー、糖質いついてお話しましたが、ワイン自体はその他のアルコール飲料と比べても特別高カロリーというわけではなく、太る飲み物ではありません。
日本酒や焼酎の方がワインよりもカロリーや糖質が高いのに、こちらはあまり太るといわれていません。なぜワインを飲むと太ると言われるようになったのか、その理由について紹介していきます。
昔は甘口ワインが主流だった
近年のワインブームによってワインは辛口が主流となっていますが、昔は甘口のワインが主流であったと言われています。そのため甘い飲み物はカロリーが高い、太るのではないかといった意識が自然に植えつけられてしまっているのかもしれません。
しかし、寒い季節になると飲みたくなるホットワインには、蜂蜜やフルーツがたくさん使われているのでその分カロリーが高くなってしまいます。あたたかいワインの酸味とフルーツの甘みでとても美味しいホットワインですが、飲みすぎは太る原因となってしまうので注意してください。
一緒に食べるおつまみや食事
ワインにはチーズやハムなどのおつまみがピッタリですが、チーズやハムは見るからに高カロリーで太るおつまみでもあります。さらにワインは、イタリアンやフレンチなどの洋食にもよく合います。
これらのメニューは油やバターをふんだんに使って作られていたり、クリームやチーズなど、乳製品を使用して作られていることが多く高カロリーになりやすいです。
さらに脂質も多く含まれているため、太りやすい食事やおつまみになってしまいます。ワインも他のアルコール飲料と同じく、食欲を増進させる効果があるので、気づかないうちについつい食べすぎてしまっているのも太る原因だと言えます。
実はワインはダイエットにおすすめの飲み物?
ワインは太りやすいというイメージとは反対に、ワインには血糖値を下げる働きがあると言われています。アルコールそのものには血糖値を上昇させる効果はありませんが、アルコールには肝臓内のグリコーゲンをブドウ糖へと分解する作用を促進させる効果があります。
そのため、一時的に血糖値が上昇してしまいます。ワインと一緒に食事をすることで血糖値が上昇し、血糖値を下げるために肝膵臓からインシュリンを分泌します。インシュリンの分泌量が多いほど脂肪がたまりやすくなります。
赤ワインには、脂肪細胞の成長を防ぐ効果があるピセアタンノールという成分が含まれており、脂肪燃焼効果があります。ワインには穏やかに血糖値を下げる効果があり、インシュリンの分泌量もそれほど増えないといったエビデンスもありダイエットには向いているお酒だと言えます。
太るのを防ぐダイエット中のワインの飲み方
ダイエット中でもお酒や大好きなワインは我慢したくない、と思う方もいらっしゃると思います。好きなものを我慢し続けるのは、かえってリバウンドを招いてしまいます。ダイエット中でも楽しめるおすすめのワインの飲み方や、ワインを飲む時の注意点について紹介していきます。
空腹の時は飲まない
空腹時にワインを飲んでしまうと、アルコールがすぐに体内に吸収されます。そうするとすぐに酔いが回ってしまい、さらに食欲も増進してしまうのでダイエットには逆効果になってしまいます。ワインを飲む前には必ず、お腹を少し満たしてから飲んでください。
甘口のワインは避ける
甘口のワインやスパークリングワインなどは飲みやすい分、気づかないうちに飲みすぎてしまっている傾向にあります。ワインには糖質が含まれていますが、辛口ワインだと気にするほど糖質は多くありません。
しかし甘口ワインだと糖質が多く含まれているので、辛口ワインよりも太りやすくなってしまいます。ダイエット中にワインを飲むなら太ることを気にさずに飲める辛口ワインをおすすめします。
低カロリーのおつまみから食べる
ダイエット中は普段から食べる順番を意識していると思いますが、おつまみも同じくカロリーの低いものから食べるのがおすすめです。
サラダや野菜中心のものから食べることで、血糖値が急上昇するのを防ぐことが出来ます。またカロリーの低いものから食べれば、お腹も満たされるので食べ過ぎ防止にもなります。
お水をたくさん飲む
お水をたくさん飲むことは、体の代謝アップに繋がります。お酒を飲んだ翌日は顔がむくんでいたり、体がむくんだりしやすくなります。ワインと合われて、お水もたくさん摂ることで老廃物が体の外に排出されやすくなりむくみ防止にもなります。
また白ワインにはカリウムが含まれているので、老廃物の排出を促す効果があります。利尿作用もあるので代謝がよくなってむくみの防止にもなります。
余分なものを溜め込んでしまうことが太る原因にもなってしまいます。お水をたっぷり摂ることで代謝アップだけではなく、飲みすぎや食べ過ぎ防止にもなります。
飲んだ後に食べるのはNG
先ほどもお話しましたが、ワインに限らずお酒を飲むと食欲が増進します。そしてみなさんも、お酒を飲んだ後にしょっぱいものや、こってりしたものが無性に食べたくなる経験をしたことがあると思います。
ダイエット中は飲んだ後に食べるのはよくありません。いつも以上に食べてしまう可能性もあります。お酒を飲んだ後のシメのラーメンや食事は本当に美味しいのですが、ダイエット中はお酒を楽しむだけにするのが良いです。
太るのを防ぐ飲み方でワインを楽しもう!
健康にも良いと言われているワインですが、お酒の飲み方によっては太る原因になってしまいます。カロリーの低いヘルシーなおつまみや食べる順番を意識したり、辛口ワインに変えてみたりするだけでダイエット中でも気にせずにワインが飲めるのでおすすめです。
飲む量を気をつければワインで太る心配はありません。ワインと一緒にお水も飲みながらダイエット中でも太ることを気にせずにワインを楽しんでください。