緑に合う色ってどれなの?
緑は、派手過ぎずどんなシーンにも使えるカラーです。そこで、緑に合う色から緑を取り入れたコーデをまとめてみました。緑はパステル調・ビビットな緑・深緑・モスグリーンなどトーンの違いで、合う色の違いはありますが、コーデで合う色を探すには、比較的どんなカラーともまとめることができます。
カラーコーデで、分類分けをしながら合う色を探すには、緑は暖色系でもなく、寒色系でもない中立色の分類に入ります。この中立色は、多くのカラーに合う色の位置付けとなります。そんな観点から、緑に合う色と、緑を取り入れたおしゃれに見せるコーデをご紹介します。
緑に合う色の考え方
緑は暖色系でもなく寒色系でもない中立色です。この中立色は、意外と多くのカラーに合う色があります。そして緑のトーンには多くのタイプがあります。ビビットな緑とモスグリーンでは、だいぶ印象の違うコーデになります。
ですからビビットな緑なら、明るく元気な印象にまとめたり、控えめや上品なコーデにしたい場合は、モスグリーンの緑の主張が控えめなカラーのアイテム選びをするのがポイントです。
例えばビビットな緑でコーデしたいときは、Tシャツやパンツ、タイトミニのスカートやホットパンツなどのアイテムを選ぶとコーデもしやすくなります。
緑全般との相性の良さで考える
緑の洋服には、アイテムによって緑のトーンを違えてデザインされています。ご自分がコーデに取り入れたい緑は、どんなイメージですか?爽やかな雰囲気、シックにまとめたい、緑を全面に押し出したい、アクセントに使いたい、などイメージを持ってみましょう。
またご自分の持っているアイテムに合う緑のタイプは、どんなトーンやデザインなのかを考えてから合う色とコーデしてみましょう。
緑の明るさで考える
緑は、中立色ということもあり季節に左右されずにコーデできるカラーのひとつです。また年齢も気にせずコーデできるカラーです。そして緑に合う色は、緑の明るさとの相性で合う色と感じさせるカラーです。
その緑の明るさとアイテムのデザインで、おしゃれにコーデできているかを感じさせるカラーと言えます。
緑全般に合う色3選
洋服のカラーコーデでは、ベーシックカラーは、どんな色でも無難にまとまります。緑全般にも白、黒、グレーは合う色としてコーデがまとまります。特に白、黒は緑の明るさや黄色に近い緑やパステルカラーや深緑、モスグリーンなどの幅広い緑に合う色としてコーデできます。
白
緑全般に合う色に白があります。ひとくちに緑といっても「萌黄色」に近い緑から、青に近い緑や黒に近い緑では雰囲気も違って感じますが、白ならどんな緑でも爽やかなイメージのコーデができます。特に、春や夏では爽やかな白をコーデしてみましょう。
緑の洋服は、性別を問わないカラーです。カップルで白&緑のコーディネートをすると、爽やかおしゃれカップルに見えるでしょう。白&緑に黒のベルトやバッグで、シャープな印象にまとめることができます。また、緑の主張が控えめな緑は、どんなシーンにも合うでしょう。
黒
緑に黒も合う色としてコーデできます。ブラックジーンズやパンツ、黒のスカートや、トップスなど黒の引き締まって見える、クールなイメージにまとめることができます。全身のバランスを良く見せたい場合は、パンツやスカートに黒を持ってくると、下半身がスッキリ見えます。
グレー
グレーは、落ち着いた上品なイメージのあるカラーですが、緑全般のカラーに合う色です。グレーのトップスに緑のパンツやスカートのコーデもありますが、トップスに緑でパンツやスカートをグレーにすると、大人の女性の上品なコーデができます。
緑の明るさ別合う色8選
緑と言われると原色の緑を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ファッションで使われる緑には、原色もありますが明るい緑や暗い緑、深緑、パステル調、くすんだ緑のモスグリーンなどもあります。ここでは、これらのカラーに合う色のコーデをご紹介します。
明るい緑に合う色
明るい緑の白に近いパステル調の緑や、ペパーミント色は爽やかな印象のコーデにするときは、トップスやスカートで同系色や、白やベージュが合う色です。また明るい緑をピスタチオカラーと呼び、最近ではこのカラーのアイテムが人気です。
少し派手かな、と感じる蛍光カラーの緑は、パンツスタイルや、ミニスカートなどのカジュアルコーデがおすすめです。緑の明るさに合うTシャツで元気なコーデができます。また無地より柄物の方が蛍光カラーが控えめに感じられます。
茶色
うっすらと緑を感じる明るい緑には茶色も合う色です。黒と似たイメージですが、茶色は黒よりカジュアルやアジアンテイストが感じられます。靴も、茶色のスニーカーやサンダルでコーデすると、まとまって見えるのでおすすめです。
ベージュ
エメラルドグリーに近い緑もきれいです。この緑の服をアクセントにしてくれるのは、白やベージュが合う色です。洋服のコーデは色の組み合わせもありますが、その洋服のデザインを生かすカラーやデザインでも、おしゃれと感じるイメージが違います。
モスグリーンの明るい緑でも、くすんだトーンはベージュに馴染むため、合う色としておしゃれに見えるでしょう。そしてこの色のコーデは、季節を問わないため、優しい爽やかな印象のカラーコーディネートになります。
ベージュのアイテムには、幅広いカラーのコーデができますが、なかでも緑は、甘すぎずシンプル過ぎない、ほどよいいやさしさを感じます。緑のアイテムを揃えたら靴も揃えてみましょう。緑のおしゃれなコーデという印象になります。
デニム
モスグリーンに近い明るい緑は、デニムに良く似合います。ブルーやホワイトデニムでは、爽やかな印象のコーデができます。またブラックデニムも合う色としてコーデできます。そして大人コーデではパンプスやミュールできれいめにしたり、スニーカーでカジュアルな印象にすることができます。
黄色
明るいモスグリーンには黄色も合う色です。黄色の中でも、からし色のアイテムは、緑以外のカラーともコーデしやすいカラーで、スカートやパンツにも揃っているカラーです。そして明るい緑の差し色としての使い方もできます。
黄色の洋服は、少し派手に感じる場合は、黄色の分量を抑えてアクセント的に使うと、黄色と緑の合う色としてのコーデを感じることができます。緑がベースカラーのコーデに柄物のスカートやパンツに黄色が配色されているデザインをコーデしてみましょう。
バックや靴にも黄色を取りいれるのも良いです。黄色の鮮やかさがアクセントになり、おしゃれなカラーコーディネートができます。
鮮やかな黄色も緑に合う色です。明るい緑でも、モスグリーンに近い抑えめの色にすると、派手になり過ぎず、お互いの色を引き立てるコーデになります。パンプスやカッターシューズなどの、女性らしいデザインの靴でまとめると、大人カジュアルなコーデになります。
オレンジ
明るいパステル調の緑に合う色にオレンジもあります。オレンジは、黄色と同じ暖色系の分類ですが、黄色より引き締まって見えます。カジュアルなTシャツにストレートなシルエットのスカートで大人カジュアルのコーデができます。
赤
赤と緑の組み合わせは、個性的な色同士の組み合わせにも見えますが、上手に使うとおしゃれに見えるコーデができます。赤と緑の組み合わせは、季節言えば、秋や冬に合う色というイメージがありますが、ピンクと赤の間の色なら春夏でもOKです。
緑と赤が合う色と思わせるコーデに、緑のスカートに赤のバッグでワンポイントにする方法もあります。また赤のパンプスなども同じようなコーデの仕方です。緑のワンピースに赤のバックや靴というコーデもインパクトのある、おしゃれ上手に見えるコーデです。
暗め・深緑に合う色
暗めの緑や深緑は、落ち着いた雰囲気を出す事ができます。ワンピースで全身緑の着こなしでも、派手過ぎずきれいに見えます。また暗い緑や深緑は、アウターからトップス・スカート・パンツのどんなアイテムでも、膨張色ではないのでシルエットが気にならないでしょう。
濃い茶色
濃い色の緑には、同じトーンの濃い茶色は合う色です。どちらも引き締まって見えるカラーなので、上下どちらのアイテムでもコーデできます。茶色のバックや茶色の靴を持っていたら、洋服を小物にコーデしてみるまとめ方もあります。
明るいグレー
深緑でも軽く見せたいコーデに明るいグレーも相性が良いです。フリルなどが付いたボリュームのあるデザインのトップスでも、爽やかな明るいグレーで軽やかなスタイルにできます。深緑には白も合う色ですが、明るいグレーのほうが落ち着いて見えます。
ネイビー
緑にブルー系のカラーは、合う色としてコーデしやすいカラーです。中でもネイビーは深い緑とも良く似合う色です。色の濃さの相性が良いのでどんなアイテムどうしでも、違和感がありません。ネイビーは黒に近い色ですが、黒よりカジュアルな雰囲気になるでしょう。
原色に近い緑のスカートだけが浮いて見えるのでは?と感じるスカートでもネイビーとコーデすると、緑も落ち着いて見えます。緑のアイテムだけを見ると、どんな風に着こなせばよいのかと一瞬思うかもしれませんが、コーデする色で緑が綺麗に生えるでしょう。
緑を取り入れたコーデ例
緑の洋服は、明るさやアイテムによっては、意外と着回しのできるカラーなのでは?と思われる人もいるかもしれません。ベーシックカラー以外でも幅広いカラーとコーデできます。そして鮮やかな緑では、存在感のあるコーデに、そしてパステル調の緑では、軽やかに優しい雰囲気になります。
ここからは、いろいろな緑のアイテムの具体的なコーデを見てみましょう。なかなか緑を取り入れたコーデが決まらない方は、参考にしてみてください。
明るい青緑のスカートを主役に
緑のなかでも明るい青緑は、ワンピースで全身緑でも派手過ぎず年齢を問わず着られるカラーです。またスカートは、着回しのできるように、ついベーシックカラーばかりを買ってしまう方も、その他のカラーも揃えてみたいときには緑がおすすめです。
トップスにはベーシックカラーの白・ベージュ・黒が似合う色ですが、茶色・ネイビー・ブルー・黄色もコーデもおすすめです。
緑は、ロングスカートにもおすすめのカラーです。黒やネイビーのロングスカートでは、少し重たい感じがするかもしれません。しかし緑は、さほど重さを感じず、おしゃれな柄を楽しむことができます。緑のスカートを引き立たせるシンプルなアイテムで、コーディネートするのがポイントです。
黄緑シャツをホワイトコーデのさし色に
おしゃれなコーデにホワイトコーデがありますが、差し色で雰囲気の変化を楽しめるのもホワイトコーデの醍醐味です。緑はどんなトーンのアイテムでも差し色として使えますが、黄緑の明るい緑はおしゃれに見えます。
靴やバック、ベルトなどには黒を使うと、クールな印象にまとまるので、おしゃれな大人の女性を感じるでしょう。
深緑のブラウスを着こなしておしゃれに
深緑のアイテムは、どんな洋服でもカラーとして違和感の少ない色です。羽織ものとしては、ロングシャツやロングカーデガンにも取り入れられるカラーです。ロングシャツはカラーによってはシャツだけが目立ってしまうこともありますが、黒と深緑は、シャツの緑が浮いて見えることがありません。
深緑×ブラックで鉄板コーデ
深緑と黒は鉄板のコーデ―です。どんなアイテムでも落ち着いた雰囲気のコーデができます。黒&緑は、どちらをトップスに持ってきてもOKです。そして、透ける生地のシアーシャツでカラーをプラスすると、柔らかいスタイルになります。
深緑&黒のコーデを涼し気にみせるには、白をプラスしてみましょう。白と黒の柄は黒一色より、軽い雰囲気にできます。また無地同士のアイテムがシンプル過ぎると感じる場合には、どちらかを柄物にするとおしゃれに見えるコーデもあります。
アースカラーでまとめて大人っぽく
緑のアイテムをアースカラーでまとめると、大人の女性らしいコーデになります。また、差し色やアクセントカラーで変化を付けると、着回しの幅が広いコーデになります。差し色には、ここまで合う色として紹介してきた黒・白・ベージュ・赤・黄色が良く似合うでしょう。
グラデーションコーデ
緑は、グラデーションや明るさの違う色同士のコーデでも、おしゃれにまとめることができます。特に、青緑のアイテムは明るい緑や深緑など、幅広い緑とコーデしてもまとめやすい色です。緑を取り入れたコーデが初心者の方でも選びやすいコーデです。
ピスタチオカラーのデザインシャツ
今、ペパーミントグリーンをくすませたカラーを「ピスタチオカラー」と呼ぶことがあります。個性的なデザインのシャツに良く似合う色です。ベーシックカラーとのコーデがおすすめです。なかでもトーンの似た明るいグレーと相性はピッタリです。
緑をコーデに取り入れよう!
一口に緑といっても、トーンの違いで雰囲気の違いを感じることができます。また、緑はどんなカラーとコーデをしても、季節を問わず着まわせるコーデができます。そして派手な色の洋服が苦手な方でも、違和感なく着られるのが緑を取り入れたコーデです。
気になる緑のアイテムを見つけたら、個々でご紹介した合う色からコーデして、おしゃれを楽しんでください。