春巻きの基本レシピやおすすめの具を紹介!
春巻きといえば、中の具材を切って味つけして炒めて、皮で包んで揚げて…と面倒に感じる方も多いでしょう。また、具材と皮との量が合わなかったり、味にバリエーションがなかったりと、頻繁に作れるお手軽料理とはいえません。
そこで今回は春巻きの簡単な基本の作り方からアレンジレシピまでをご紹介いたします。ぜひお家で作ってみてください。
春巻きの基本レシピ
まずはきちんと知っておいて損のない、春巻きの基本レシピをご紹介いたします。春巻きは地域によって材料に違いが出ることがありますが、材料はおおむね同じです。アレンジする上での基本となるので、ぜひ知っておいてください。
材料・調味料
材料は春巻きの皮と、具として春雨、しいたけ、にんじん、たけのこ、えびなどがあります。しいたけは干ししいたけを戻したものやきくらげで代用もできます。
また、たけのこは水煮パックのもの、えびはいかやほたてなども含む冷凍のシーフードミックスを使用してかまいません。
春巻きの味つけとして、調味料には塩、こしょう、オイスターソース、粉末や顆粒タイプの鶏がらスープの素、醤油、香り付けにごま油や紹興酒を使うのが一般的です。油は炒める用と揚げる用とで必要なので注意してください。
作り方
春巻きの基本的な作り方は、まず春雨を沸騰したお湯に入れ、1分ほど茹でてざるに上げ湯切りします。そのまま包んでしまうと長すぎるので、やけどに注意しながら包丁で何か所か切ってください。
他の材料も大きすぎないように、しいたけは薄切り、にんじんやたけのこなどの野菜はいちょう切り、えびは小口切りにしていきます。冷凍えびなどの小さなえびの場合は切らなくてもかまいません。
次に、よく熱した中華鍋にごま油を加え、にんじん、しいたけ、たけのこ、えび、春雨と、火の通りにくい順に入れていきます。全体に火が回った頃に上記の調味料を加えていきます。
醤油は味が薄いときに足せばいいので、最後に入れてください。また、こうした調味料同士のバランスが難しいときには味覇を使うという裏ワザもあります。味のついた具を皮で包んで揚げれば春巻きの完成です。
春巻きの簡単な巻き方
春巻きを作る上で1番手間となるのは、やはりその名の通り具を「巻く」作業でしょう。ご家庭によっては何十個と巻かなければなりません。次は春巻きの基本の巻き方から、簡単にできるアレンジ巻きについてご紹介いたします。
基本の巻き方
春巻きの基本的な巻き方では、まず四角い春巻きの皮の角1つを手前にして置きます。角の先端から2、3cmほどあけて具を横長に置き、それに被せるように手前の角を奥へと巻きます。
1回転したところで左右の角を皮の中心目がけて折り込み、そのまま奥へと巻いていきます。接着用の水溶き小麦粉、または水溶き片栗粉を塗った最後の角まで巻き切れば基本的な春巻きの完成です。
春巻きの巻き方アレンジ
基本の巻き方では作業工程が多い上に具の量の調節も難しく、さらに水溶き小麦粉を塗るなど、あまりにも手間が多いと感じられた方もいらっしゃるでしょう。
そんな方のために、もっと簡単な春巻きの巻き方もご紹介いたします。個数を多く作る必要のある方、ホームパーティーで春巻きを作りたい方などはぜひお試しください。
スティック巻き
指の力があれば、この方法が最も簡単でしょう。スティック巻きでは皮の1辺と平行に具を長細く置き、そのまま最後まで巻き切ります。そして最後に左右の端を指で押しつぶします。接着用の水溶き小麦粉などがいらない上に、中の具も飛び出しません。
注意点は、たくさんの具を包むのには向かないということです。少量の具を包んだ春巻きを大量に作りたい場合に適しています。
三角巻き
三角巻きはとても丈夫な巻き方なので、比較的大きな具を包むのに適しています。方法は、ビニール袋を三角に折りたたむ方法を想像してください。
まず春巻きの皮を角ではなく辺が手前にくるように置きます。具は手前の辺から1、2cmほどあけて、横長ではなく塊として置きましょう。左右は折りたたむので、中央3分の1におさまるように置いてください。
そこから左右の皮を中央部に重ねるように、3分の1ずつ折りたたみます。そして手前から三角に折っていきます。このとき、具の入っていない部分は少しはみ出るようにしてください。仕上げの美しさに影響します。
右下の角を左上に折り、そのまま奥へ折り、左下の角を右上へと折り、そのまま奥へ折り…を繰り返します。最後にはみ出しておいた部分を皮の巻き目に折り込めば、きれいな三角巻きのできあがりです。
きちんとはみ出し部分がおさまっていれば美しい三角形になりますが、おさめ方が粗かったりはみ出し部分が短すぎたりすると揚げている途中でほどけてきますので注意してください。
プレゼント包み
プレゼント包みはとても簡単で、1つの春巻きに具をたくさん詰めたいときに適しています。ただ、揚げる際に具が出てきやすいのが難点です。少量の油で揚げ焼きにするか、オーブンで焼き上げる際に向いています。
方法は、まず春巻きの皮の中央部に水溶き小麦粉を塗ります。このとき円を描くように塗っておくと、具と皮が密着してほどけにくくなります。具は中央に高く盛りましょう。ただし盛りすぎには注意してください。
春巻きの皮の4つの角を持ち、そのままひねれば完成です。皮が破けない程度の力加減で、しっかりとねじってください。
春巻きのおすすめの具&変わり種レシピ
それではいよいよ春巻きの変わり種の具のおすすめをご紹介していきます。以下はあくまで例ですので、「冷蔵庫にあった材料を組み合わせてみた」というものでもかまいません。これらの例をもとに、どんどん春巻きのアレンジレシピを生み出していきましょう。
おすすめの具&変わり種①エビ&アボカド春巻き
森のバターと呼ばれるほど、上質な脂を筆頭とした栄養豊富なアボカド。それに合う具といえばやはりえびでしょう。ぶつ切りにしたえびと角切りにしたアボカドの春巻きは、中のアボカドが程よく溶けてえびの食感の活きる春巻きとなります。
えびの代わりにサーモンを使うこともできるでしょう。えびアボカドやアボカドサーモンは女性に大人気の具材です。お寿司で有名ですが、ぜひ春巻きにも取り入れてみましょう。
おすすめの具&変わり種②もち入り変わり春巻き
熱で溶けたもちもち食感がたまらない変わり種といえば、やはり「もち」を使った春巻きとなるでしょう。明太子やチーズをもちで包んだもち明太子、もちチーズなどは居酒屋でのおつまみの鉄板です。
ただ家で再現しようとすると、もちが焦げて鍋に付き固まってしまいます。そこでもちと明太子、チーズを春巻きの皮で包んで揚げてみましょう。
おつまみにはもちろん、おかずとしても食べられるもち春巻きのできあがりです。春巻きの皮のサクサク食感ともちもち食感がくせになるでしょう。
おすすめの具&変わり種③カレー&ツナサラダの春巻き
カレーライスとツナサラダという組み合わせはありますが、一緒に食べたことはあるでしょうか。このカレーとツナサラダの春巻きは、前日の晩ごはんなどでどちらか一方、またはどちらも余ってしまったときに作るとお手軽リメイクごはんとなります。
簡単なのは、ツナサラダにカレー粉を加えて春巻きにするものです。もしカレーが余っている場合には、カレーの水気をしっかりと吸収できるように油を切ったツナをカレーに入れて具にしましょう。
じゃがいもを足す、あるいはつぶす手もあります。カレーの大好きなお子さまに大人気の春巻きとなること間違いなしです。
おすすめの具&変わり種④さつま揚げと白ネギの春巻き
春巻きの中にさつま揚げを入れると、揚げ物に揚げ物を入れるようで抵抗のある方もいらっしゃるでしょう。しかしぜひ試してみてください。
白ネギは荒い千切りにして、さつま揚げは巻きやすいよう薄切りにします。白ネギから水分が出るので、粉チーズなどをつなぎに使うと春巻きの皮との相性抜群になります。
白ネギのとろっと食感とさつま揚げの塩味が絶妙な変わり種春巻きのできあがりです。さつま揚げは具が入っていても入っていなくてもかまいません。
いろいろな具で春巻きを作ってみよう!
春巻きのアレンジとして簡単な巻き方や変わり種の具を複数ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。アレンジの仕方は人それぞれです。冷蔵庫にある材料をササッと炒めて巻けば十分に変わり種春巻きのできあがりです。
このページでご紹介しているレシピだけにとらわれず、ぜひあなただけのアレンジ春巻きを作ってみてください。