セスキ炭酸ソーダを洗濯に使うメリット
みなさんは「セスキ炭酸ソーダ」を使って洗濯したことがありますか?セスキ炭酸ソーダは「とても汚れが落ちる」「コスパが良い」など女性を中心に大評判のアルカリ剤です。では、具体的にどんな汚れに強いのでしょうか?ここでは「セスキ炭酸ソーダ」を洗濯に使うメリットをご紹介いたします。
油脂・タンパク質の汚れが洗濯しやすい
「セスキ炭酸ソーダ」を洗濯に使うメリットの一つ目は、油脂・たんぱく質の汚れが洗濯しやすいという点です。衣類には汗などに含まれる油脂・たんぱく質の汚れが、想像以上に付着します。更に非常に頑固な汚れで普通の洗濯洗剤だけでは、なかなかキレイに落とすことが出来ません。
「セスキ炭酸ソーダ」は衣類などに付着してしまった油脂を乳化させて、落としやすくすることが出来ます。マメにお手入れしていれば、洗剤を使わずに「セスキ炭酸ソーダ」だけで洗濯してもキレイに落ちます。また、衣類に付着したタンパク質の汚れもキレイに落としてくれます。
襟・袖部分の汚れが洗濯しやすい
「セスキ炭酸ソーダ」を洗濯に使うメリットの二つ目は、「襟・袖部分の汚れが洗濯しやすい」という点です。シャツなどの襟や袖についた汚れは普通に洗濯するだけでは全くと言って良いほど、落ちてくれません。それで苦労されている方も多いのではないでしょうか。
ですが「セスキ炭酸ソーダ」を洗濯に使うと、そんな頑固過ぎる襟・袖の部分の汚れが落ちやすくなります。普段、白いブラウスやワイシャツを着用されている方は、特に助かるのではないでしょうか。更に「落とすのはほとんど無理」とされている血液による汚れも、洗濯で落とすことが出来ます。
消臭効果がある
「セスキ炭酸ソーダ」を洗濯に使うメリットの三つ目は「消臭効果がある」という点です。セスキ炭酸ソーダには重曹と同じように、洗濯することにより消臭効果を発揮してくれます。とはいっても、消臭剤ではありませんので、どんな臭いでも消臭できるわけではありません。
ですが「セスキ炭酸ソーダ」はアルカリ性ですので、汗などの酸性の臭いを中和させることが可能なのです。そのことによって、洗濯するだけで衣類に付着する臭いの主な原因である「汗などの臭い」に消臭効果を発揮してくれるというわけです。これは嬉しいポイントです。
セスキ炭酸ソーダの使い方
普段の洗濯では、なかなか落とすことの出来ない襟や袖の汚れを落としてくれたり、消臭効果を発揮してくれたりと優れものの「セスキ炭酸ソーダ」ですが、その使い方とはどのようなものなのでしょうか。ここからは「セスキ炭酸ソーダ」の使い方、せんたくほうほうを具体的にご紹介していきましょう。
スプレーを洗濯に使う
まず初めにご紹介するのは「セスキ炭酸ソーダのスプレーを洗濯に使う」という使い方です。セスキ炭酸ソーダのスプレーの作り方については、次の章でご紹介いたします。では、セスキ炭酸ソーダのスプレーを洗濯に活用する方法をご紹介していきましょう。
まず、セスキ炭酸ソーダのスプレーを衣類の汚れがひどい部分に吹きかけます。その後、しばらくつけ置きした後に洗濯用せっけんを汚れの部分に塗りつけて洗濯用のブラシ、または歯ブラシなどで軽くこすります。ちなみに色落ちには注意しましょう。
その後にいつもと同じように洗濯しましょう。とてもキレイになります。このセスキ炭酸ソーダのスプレーは白シャツの襟や袖口などのポイント汚れを落としたい時にとても便利なものです。ですがポリエステルなどのデリケートな洋服の洗濯には、この方法は避けた方が良いでしょう。
洗濯機で使う
次にご紹介するのは「洗濯機で使う」という使い方です。セスキ炭酸ソーダを洗濯に使う時には「つけ置き洗い」が基本です。そのことは覚えておきましょう。ですのでもちろん、洗濯機で使う際にも「つけ置き洗い」をすることになります。なので色落ちする物は避けましょう。
では、洗濯機での使い方をご説明していきましょう。まず洗濯物とセスキ炭酸ソーダを一緒に洗濯槽に入れます。その後に洗濯物に合わせた水を入れて1分ほど洗濯槽を回して、セスキ炭酸ソーダを溶かします、その後、約3時間ほどつけ置きします。
3時間ほどのつけ置きの後、普通に洗濯機を回して洗濯します。つけ置きしたぶん汚れが落ちやすくなっていますので、それほど念入りに洗濯機を回す必要はありません。目安として3~5分ほど洗濯機を回せば大丈夫でしょう。あとは普通にすすいで洗濯終了です。
つけ置き洗いで使う
次にご紹介するのは「つけ置き洗いで使う」という使い方です。これは先程ご紹介した使い方と同じように感じるかもしれませんが、ここでご紹介するのはカーテンやシーツなどの大物のつけ置き洗濯についてのご紹介となります。
では、つけ置き洗濯の方法をご説明していきましょう。まずは洗濯槽にぬるま湯をはります。またはちょっと冷めた浴槽を使っても良いでしょう。浴槽を使うと洗濯物と同時に浴槽もキレイになりますので、おすすめの方法です。ゆるま湯にセスキ炭酸ソーダを小さじ6ほど入れます。
軽くかき混ぜてセスキ炭酸ソーダを溶かしましょう。セスキ炭酸ソーダは溶けやすいので簡単に溶けてくれるでしょう。そこに洗濯したいカーテンやシーツを入れます。そして15分ほどつけ置きしてから洗濯します。カーテンに着いてしまった黒カビや黄ばみもキレイに落ちます。
セスキ炭酸ソーダのスプレーの作り方
ここからは何かと便利な「セスキ炭酸ソーダのスプレー」の作り方をご説明していきましょう。「セスキ炭酸ソーダのスプレー」は水に溶けやすい性質をもっていますので、意外なほど簡単にセスキ炭酸ソーダのスプレーを作ることが出来ます。
セスキ炭酸ソーダのスプレーの材料
はじめに「セスキ炭酸ソーダのスプレー」を作る時の材料をご紹介していきましょう。材料は「セスキ炭酸ソーダ小さじ1(5g)」「水500ml」「スプレーボトル」となります。たった3つの材料だけで色々と役に立ってくれるセスキ炭酸ソーダのスプレーを作ることが出来るのです。
セスキ炭酸ソーダのスプレーの保存方法
ここでは、セスキ炭酸ソーダの保存方法をご紹介していきましょう。セスキ炭酸ソーダのスプレーは「高温多湿」の場所での保存は避けましょう。また「直射日光」が当たる場所もセスキ炭酸ソーダのスプレーの保存場所には向いていません。
更に、あまりにも長い時間置いておくと、品質が落ちてしまいます。水も腐ってしまいますので決して衛生的とはいえません。ですので、一度作ってしまったセスキ炭酸ソーダのスプレーは、長くても3か月程度を目安に使い切るようにしましょう。
セスキ炭酸ソーダと一緒に使うと便利なアイテム
汚れがあまりにも酷かったり、長時間放置してしまった汚れの場合には「セスキ炭酸ソーダ」だけでは汚れが落ちきれないことも多いです。そんな時には「セスキ炭酸ソーダ」と他のものを組み合わせてみましょう。頑固な汚れも根をあげるはずです。
ここからは「セスキ炭酸ソーダ」と組み合わせることによって、より強力に汚れを落としてくれる洗剤の作り方をご紹介していきましょう。落としきれなかった汚れもきれいに落ちる可能性は大です!是非試してみてはいかがでしょうか。ただし、色落ちする物は避けましょう。
酸素系漂白剤と組み合わせる
はじめにご紹介するのは「セスキ炭酸ソーダ」と「酸素系漂白剤」を組み合わせる方法です。「セスキ炭酸ソーダ」も「酸素系漂白剤」もどちらも成分は優しいのですが、この優しい2つが組み合わされることによってとても強力な洗剤に変身するのです。こちらも色落ちする物は避けましょう。
では、早速「セスキ炭酸ソーダ」と「酸素系漂白剤」の組み合わせ方をご紹介していきましょう。洗濯する時の水30リットルに対して「セスキ炭酸ソーダ」大さじ1、「酸素系漂白剤」も大さじ1入れます。その後は普通に洗濯していきましょう。すすぎも1回でOKです。
それでも落ちない汚れがあったら、次の方法をお試しください。バケツなどにいれたぬるま湯に「セスキ炭酸ソーダ」と「酸素系漂白剤」を小さじ1ずつ入れて、よくかき混ぜて溶かしましょう。そこに洋服を入れて浸し、30分ほどつけ置きします。その後に普通に洗濯してみましょう。
つけ置き洗いをしても落ちない頑固過ぎる汚れには、「セスキ炭酸ソーダ」と「酸素系漂白剤」のペーストをお試ししてみてはいかがでしょうか。「セスキ炭酸ソーダand酸素系漂白剤ペースト」で汚れにダイレクトアタックしてしまいましょう。こちらも色落ちする物は避けましょう。
まずはペーストの作り方をご紹介いたします。「セスキ炭酸ソーダ」と「酸素系漂白剤」を1:1の割合で混ぜて、そこに水を少し入れて練り合わせペースト状にするだけです。こうして出来上がったペーストをブラシなどを使って汚れの部分に塗っていきましょう。その後、30分ほどつけ置きしてから普通に洗濯しましょう。
ところで、なぜ「セスキ炭酸ソーダ」で落ちなかった汚れが「酸素系漂白剤」を加えることで落ちるようになるのでしょうか。それはそれぞれの特徴に答えがあります。「セスキ炭酸ソーダ」は皮脂汚れや汗、血液による汚れをよく落とす洗剤でアルカリ性です。
そして「酸素系漂白剤」は同じアルカリ性でも主成分が「過炭酸ナトリウム」です。水に溶かすと泡が発生して、その泡の力が汚れの奥まで届くのです。要するに「セスキ炭酸ソーダ」の力を後押しせてくれるのが「酸素系漂白剤」というわけです。
食器用の中性洗剤と組み合わせる
次にご紹介するのは特に「油汚れ」によく効く「セスキ炭酸ソーダ」と「食器用の中性洗剤」の組み合わせです。洋服についてしまった油汚れは皮脂だけではなく、食事によって付いてしまったりもします。そんな時には「セスキ炭酸ソーダ」と「食器用の中性洗剤」を組み合わせて使ってみましょう。
まずは少し暑めのぬるま湯をバケツなどに入れます。そこに「セスキ炭酸ソーダ」と「食器用の中性洗剤」を入れます。量はぬるま湯10リットルに対して「セスキ炭酸ソーダカップ1/2」と「食器用の中性洗剤大さじ1」です。
入れたらよくかき混ぜて、そこに洋服を入れて10〜30分ほどつけ置きしてから普通に洗濯します。食器用の中性洗剤は油を分解する力が強いので、諦めていた油汚れも落ちるかもしれません。そのような汚れをつけてしまった時には是非ともお試しを!ちなみにこちらも色落ちする物は避けましょう。
セスキ炭酸ソーダを使う注意点
「セスキ炭酸ソーダ」のお役立ちポイントを一通りご紹介したところで、ここからは「セスキ炭酸ソーダ」を使う時の注意点を、いくつかご紹介していきましょう。便利なものも使い方を間違えると面倒なことになってしまいます。
特に洗濯の場合には、せっかくのお気に入りの洋服や、思い出のある大切や洋服が色落ちなどでダメになってしまう可能性もあります。そんなことにならないためにも「セスキ炭酸ソーダ」を使う前に「セスキ炭酸ソーダ」を使って洗濯する時の注意点をしっかりと確認しておきましょう。
素材の種類を確認する
まずはじめに必ず確認していただきたいことがあります。それは洗濯したい洋服の「素材の種類」です。「セスキ炭酸ソーダ」はシルクやポリエステル、レーヨンには使えません。つけ置き洗いが出来ない洋服にももちろん使えません。事前にしっかりと確認しておきましょう。
色落ちしやすい素材もある
シルクやポリエステル、レーヨンなどではなくても避けたい素材があります。それは水や洗剤によって色落ちしてしまう洋服です。これは「セスキ炭酸ソーダ」ではなく、普通の洗濯も避けなくてはいけない洋服です。ドライクリーニングに出したほうが良いでしょう。
色落ちしてしまう洋服は、色落ちすることそのものも問題ですが、他の洗濯物に色移りしてしまうことも大問題です。白い洋服や肌着は、もう使い物にならなくなってしまいます。そんなことにならないように、その洋服が色落ちしやすいのかどうか、しっかりと確認しておきましょう。
手荒れに注意する
次にご注意していただきたいのが「セスキ炭酸ソーダによる手荒れ」です。「セスキ炭酸ソーダ」そのものは優しい成分で出来ていますが、肌の弱い方が扱うと手荒れを起こしてしまうことが多いです。洗濯は毎日のことですから尚更です。心配な方はゴム手袋などを使いましょう。
保存にフタ付き容器を使う
次にご注意していただきたいことは「フタ付きの容器に保存する」ということです。「セスキ炭酸ソーダ」は粉末ですので湿気に弱く、湿気を吸うと固まってしまいます。洗剤なので水場に保存する方が多いでしょう。ですのでフタ付きの出来るだけ密閉出来る容器に入れておきましょう。
頑固な汚れは諦める
汚れをよく落としてくれる「セスキ炭酸ソーダ」ですが、いくら頑張っても落ちない汚れは諦めるしかないでしょう。何度も洗って生地を痛めてしまう前に、プロにお願いすることをおすすめいたします。洗いすぎ、擦りすぎは洋服をボロボロにしてしまいますので、くれぐれも気をつけましょう。
セスキ炭酸ソーダは洗濯&消臭に便利なアイテム
今回は「セスキ炭酸ソーダ」を使っての洗濯の方法、更に強力な洗剤にする方法、ペーストの作り方、使い方、「セスキ炭酸ソーダ」を使う時の注意点などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。普通の洗剤もとても高性能なものが増えてきています。
それでも落ちない汚れにおすすめなのがセスキ炭酸ソーダです。アルカリ性ですので、厄介な皮脂汚れや汗による汚れをよく落としてくれます。ワイシャツやブラウスなど白い物を洗うことが多い方には、100円ショップなどでも売られていますので、是非一度お試しを!