1000円カットでツーブロックの上手な頼み方を教えて!
1000円カットでおしゃれなツーブロックに仕上げるには、上手な頼み方をマスターすることが大切です。サイドやバックを短く刈り上げ、トップを長く残したツーブロックは、切り方次第で過激にも落ち着いた雰囲気にもなります。
そのため頼み方を間違えると、全くイメージの異なるヘアスタイルになるので注意が必要です。したがって、1000円カットは、短時間でカットを仕上げるため、いかに正確に自分のイメージを伝えるかがポイントになります。
ここでは、1000円カットでおしゃれなツーブロックにする上手な頼み方を紹介します。併せて、ツーブロックはセルフカットも可能です。そこで、ツーブロックをセルフでカットする方法も併せて紹介します。
ツーブロックとはどんな髪型?
ツーブロックとは、サイドとバックを刈上げて、トップから耳上あたりまでの髪を長めに残したヘアスタイルです。なお、ツーブロックのことを多くの人は「髪型」と認識していますが、厳密に言えば切り方のことを指します。
ツーブロックの出現によってメンズのヘアスタイルはバリエーションが広がったといえるでしょう。例えばトップの長さを変えるだけでも、大きく雰囲気は変わります。また、パーマをかけたりカラーを変えるだけで同じヘアスタイルでありながら、全く異なるイメージのヘアスタイルとなるのがツーブロックの特徴です。
1000円カットでも頼める?
ツーブロックは1000円カットでも、オーダーすることはできます。財布に優しい理髪店として、勢いがあるのが1000円カットです。
しかし、あまりの安さにおしゃれなヘアスタイルはオーダーできないと諦めている人も少なくありません。実際、以前の1000円カットでは、おしゃれなヘアスタイルは受け付けてもらえないこともありました。
しかし、最近ではツーブロック自体も浸透してきており、1000円カットでオーダーは可能です。ただし、注文方法のコツを掴んでおかないと、まるでイメージの異なるヘアスタイルになるので注意しましょう。
1000円カットでのツーブロックの上手な注文方法
1000円カットでイメージどおりのツーブロックに仕上げてもらうには、上手な注文方法を理解しておくことが大切です。お好みのヘアスタイルを短時間で仕上げる1000円カットでは、カットの途中で注文をつけることはできません。
最初のオーダーの時点で、いかに自分のイメージするツーブロックの仕上がりを的確に伝えるかが大切になります。そのためには、まず自分自身が具体的な仕上がりをイメージしておくことが大切です。ここでは、1000円カットでのツーブロックの上手な注文方法について解説します。
髪の長さを分かりやすく指定する
1000円カットでイメージどおりのツーブロックに仕上げてもらうには、髪の長さを分かりやすく指定することが大切です。1000円カットに限らず、理髪店で失敗する人の大半が「イメージ」だけでオーダーしています。
もしくは、自分でも具体的なイメージが明確になっていないまま、1000カットにオーダーしているのが実態です。相手に物事を正確に伝えるのは、具体的かつ分かりやすく説明することが必須だといえるでしょう。そこで、「前髪」「サイド」「バック」それぞれの指定方法について紹介します。
前髪の長さ
前髪の長さはツーブロックの雰囲気を決める、非常に重要な部分です。1000円カットでは、短くするのか長く残すのか、重めにするのか軽めに仕上げるのかを伝えます。その上で具体的な長さを伝えるのがベストです。このとき、漠然と「〇cmくらい」と伝えるのは好ましくありません。
理容師は定規を携行しているわけではありませんから、具体的なようで漠然としているといえるでしょう。眉毛を基準として「眉毛にかかる程度」「眉毛を隠す程度」「眉毛より2cm上程度」と具体的に伝えるのが上手な注文方法です。
サイドの長さ
サイドの長さの頼み方には2つのポイントがあります。1つ目のポイントはサイドの髪の長さです。特に借り上げる場合には「3mm」「5mm」など数字で伝えるのが正しい頼み方だといえるでしょう。
2つ目のポイントはサイドの刈り上げが見えても良いヘアスタイルか否かです。しっかりと見せるのであれば、必然的にサイドは高い位置まで借り上げます。
反対にあまり見せないのであれば、刈り上げは低い位置で止めるのが通例です。刈り上げの見せ方だけでも、ツーブロックは雰囲気が大きく変わるので、正確に伝えることが大切だといえるでしょう。
バックの長さ
男性のヘアスタイルにおいて、バックの長さは意外と周りから注目されている部分です。いわゆる襟足が整っていると清潔感がまします。反対にだらしなく伸びていると不潔なイメージを与えてしまうでしょう。
ツーブロックの場合、サイドの長さと合わせるのか、合わせないのかがポイントです。サイドとバックをつなげるなら「同じ長さに刈り上げる」と注文しましょう。つなげないなら「バックはサイドとはつながず、〇mmで刈り上げ」と具体的に伝えるのが正しい頼み方です。
トップの長さ
ツーブロックの全体の印象を決定づけるのがトップの部分です。言い換えれば、サイドやバックの刈り上げ部分の長さと、トップの長さの差がツーブロックの特徴だといえます。
したがって、ツーブロックではトップの頼み方が肝だといえるでしょう。刈り上げとの差を大きくしたいなら、トップを長く残すよう注文します。
反対に刈り上げとの差を小さくしたいなら、トップを短くして差が出ないよう注文することが大切です。このとき、「サイドの刈り上げを隠すくらいの長さ」「サイドの刈り上げと同じくらいの長さ」といったように、具体的なイメージをもって注文すると良いでしょう。
希望するヘアスタイルの写真を見せる
1000円カットで自分のイメージするツーブロックを手っ取り早く伝えるには、希望するヘアスタイルの写真を見せると良いでしょう。写真であれば、担当者に明確に自分のイメージを伝えることが可能です。
ただし、写真と同じヘアスタイルになるとは限りません。同じヘアスタイルにしたくとも髪質や頭の形、顔の形が異なれば、仕上がりは違ったものなります。したがって、可能な限り髪質や頭の形、顔の形が似たモデルの写真をもって伝えましょう。
1000円カットでツーブロックの失敗しやすい注文方法
上手な注文方法を理解しておけば、1000円カットでもおしゃれなツーブロックに仕上げることは可能です。1000円カットでは、正しい頼み方ができているか否かがポイントだといえます。反対に頼み方を間違えると、全くイメージと異なったツーブロックに仕上がることは致し方ありません。
したがって、ツーブロックの失敗は1000円カットに問題があるのではなく、頼み方が間違っていた結果だといえるでしょう。そこで、1000円カットでツーブロックの失敗しやすい注文方法をまとめてみました。
雰囲気しか伝えない
1000円カットにおけるツーブロックの失敗しやすい注文方法の一つに、雰囲気しか伝えないことがあげられます。「全体的に短めのツーブロックで」「柔らかめのツーブロックで」といった頼み方だと、担当者は自分のイメージでカットせざるを得ません。
人はそれぞれ感覚やイメージするものが異なります。漠然とした雰囲気だけではイメージどおりに仕上がることは奇跡に近いといえます。自分のイメージするツーブロックを写真などで具体的に伝えることが、失敗を防ぐ一番の方法だといえるでしょう。
部分的な長さの指定しかしない
部分的な髪の長さしか伝えない頼み方も、1000円カットでツーブロックが失敗する要因です。例えば、前髪だけ長さを指定しておいて、サイドやバック、トップの雰囲気すら注文しない人がいます。こういった人は、大概仕上がりに不満を抱くこととなるでしょう。
ヘアスタイルは、それぞれの長さのバランスによって成り立っています。したがって、部分的な長さだけでなく、個々の部分の長さと全体の雰囲気も明確に伝えることが大切だといえるでしょう。
担当者に任せてしまう
1000円カットで担当者任せにすることは、あまりにも無謀だといえます。一般のヘアサロンと異なり、1000円カットではカットする時間が限られます。
したがって、1000円カットの担当者は一人ひとりのヘアスタイルの好みなど、インプットできるはずがありません。つまり、担当者が誰であっても通用するツーブロックの頼み方を、予め整理しておくことが大切だといえるでしょう。
1000円カットでツーブロックにするメリット
一般のヘアサロンでなく、1000円カットを選んでツーブロックにする人も多くいます。彼らは1000円カットで、イメージどおりのツーブロックとする注文方法を熟知しており失敗がありません。
また、1000円カットならではのメリットをよく理解しているので、他のヘアサロンに乗り換えたいといった思いもないといえるでしょう。それでは1000円カットでツーブロックとするメリットとはどういったものでしょうか。ここでは4点に絞って、1000円カットのメリットについて紹介します。
時間がかからない
1000円カットのメリットは時間がかからないことです。一般のヘアサロンでツーブロックにすると、裕に1時間はかかります。場合によっては2時間近くかかり、忙しい人にはもったいない時間だといえるでしょう。これに対して1000円カットであれば、10~15分程度で仕上がります。
1000円カットでは単価が安い分、利用者の数を稼がないと儲けには繋がりません。したがって10~15分といった短時間で仕上がるのです。したがってヘアサロンであまり時間を費やしたくない人にとって、大きなメリットだといえるでしょう。
無駄なおしゃべりがない
無駄なおしゃべりがないのも、1000円カットの大きなメリットだといえるでしょう。一般のヘアサロンでは1~2時間の間、担当者とおしゃべりを続けることになります。おしゃべりが好きな人にとっては楽しい時間となりますが、苦手な人も少なくありません。
前述のとおり、1000円カットではどんなヘアスタイルであっても10~15分で仕上げます。したがって、おしゃべりをする時間がないのが実情であり、おしゃべりが苦手な人にとって、メリットだといえるでしょう。
予約しなくてもOK
一般のヘアサロンでは予約が必須ですが、1000円カットでは予約の必要がありません。したがって、ショッピングの合間など、思いついた時にカットできます。隙間時間を上手く利用したい人にとって、予約が必要ないことは大きなメリットだといえるでしょう。
予約を必要としない理由の一つに、カットに要する時間が短いことがあげられます。一般のサロンではカットに費やす時間が1~2時間にもなるため、予約制にしなければ落ち着いてカットができません。
一方、1000円カットでは少しでも客の回転数を上げたいことから、カットに要するのは10~15分程度です。したがって、予約をする意味がないといえるでしょう。
なんといっても安い
1000円カットのメリットは、なんといっても安いことです。一般のヘアサロンでツーブロックを注文すると、安価なサロンでも4,000円程度はかかります。さらに10,000円を超える高級ヘアサロンも少なくありません。
これに対して1000円カットは文字どおり1,000円で仕上げてくれます。したがってカットにあまりお金をかけたくない人にとって、1000円でツーブロックにできるのは大きなメリットだといえるでしょう。
1000円カットでツーブロックにするデメリット
1000円カットは安価で技術も確かなので、頼み方さえ間違えなければおしゃれなツーブロックを注文可能です。しかし1000円カットでツーブロックにするには、良いことばかりではなくデメリットもあります。
1000円カットで一定のクオリティを保つには、犠牲にしなければならない部分が出てくるのが、その理由です。つまり1000円カットで不満を残さないためには、事前にデメリットを理解しておくことが大切です。そこで1000円カットでツーブロックにするデメリットについてまとめてみました。
担当者を使命できない
1000円カットでツーブロックにするにあたり、デメリットとなるのが担当者を指名できないことです。担当者によってカットの技術や仕上がりのニュアンスは異なります。自分に合った担当者に出会えば、毎回同じ担当者にカットしてもらいたいものです。
しかし、1000円カットでは、数名の担当者が短時間でカットするため、1人の担当者を固定することはできません。このことは大きなデメリットです。したがって、1000円カットでは技術に大きな差はないものの、仕上がりのニュアンスは異なるデメリットを理解しておきましょう。
もちろん、具体的に長さや仕上がりを指定れば、大きな失敗はありません。デメリットをデメリットとしないためには、正しい注文方法を理解しておくことが大切です。
予約できない
1000円カットでは、一般のヘアサロンとは異なり予約できないことがデメリットの1つです。カットをするなら、時間を決めてヘアサロンを訪れたいという人は少なくありません。
しかし、1000円カットでは、来店順に短時間でカットをしていくため予約といった概念がないのが実情です。ヘアサロンをカットだけでなく、癒しの空間として利用したい人にとって予約できないことはデメリットとなります。
反対にヘアサロンは単にカットの空間だと感じている人には、デメリットにはなりません。つまり、ヘアサロンに何を求めるかによって、デメリットになるか否かが決まるといえるでしょう。
シャンプーをしてもらえない
シャンプーをしてもらえないことも、1000円カットでツーブロックにする際のデメリットです。一般のヘアサロンではカットの前、カットの後の2度にわたってしっかりとシャンプーをします。
そのため、ヘアサロンでのシャンプーを楽しみにしている人も少なくありません。しかし、リーズナブルかつ短時間でツーブロックを仕上げるには、シャンプーを省略せざるを得ないのが実情です。
シャンプーを楽しみにしている人にとって、1000円カットでシャンプーをしてもらえないことはデメリットとなるでしょう。したがって、他の1000円カットのメリットを優先するか、シャンプーを優先するかでデメリットが解消できるか否かが決まるといえます。
みんなの1000円カットでツーブロックにした失敗例
1000円カットでツーブロックにする場合、長さを具体的に指定したり写真でイメージを伝えれば、大きな失敗を避けることができます。しかし、頼み方を間違えてしまうと、思わぬ失敗になることも少なくありません。
1000円カットにおけるツーブロックの失敗を防ぐには、正しい注文方法を理解するだけでは不十分です。ツーブロックの失敗例も知っておくことが大切だといえるでしょう。
事前に失敗例を知っておけば、その部分に絞って長さを指定したり、写真を見せることが可能です。そこで、みんなの1000円カットでツーブロックにした失敗例を紹介します。
刈り上げが短すぎた
1000円カットでのツーブロックの失敗例で多いのが、「刈り上げが短すぎた」といったものとなります。ツーブロックはサイドとバックを借り上げることで、トップの長さとの差を際立たせるヘアスタイルです。
刈り上げが短くなればなるほど、トップの長さとの差がハッキリとします。このコントラストこそがツーブロックの魅力ですが、ソフトな刈り上げを好む人も少なくありません。
刈り上げの具合を指定するには、長さを明確にすることが大切です。しかし、ニュアンスまでは伝わりにくいことから、併せて写真を持参することが正しい頼み方です。
刈り上げの幅が広過ぎた
刈り上げの幅が広過ぎてしまうことも、1000円カットでのツーブロックの失敗例にあげられます。ツーブロックは、トップの髪をサイドに被せることが特徴的なヘアスタイルです。被せ方が深いと刈り上げの部分はほとんど見えません。
反対に被せ方が浅いと、刈り上げの幅が広く見えてしまいます。ツーブロックの雰囲気を決定づける部分でもあるので、正確に希望を伝えることが大切です。ところが頭や顔の形は人によって異なりますから、長さだけを伝えていては正確なニュアンスは伝わりません。
そこでおすすめなのが写真を見てもらうことです。写真であれば正確にニュアンスを伝えることが可能です。ただし、持参する写真は自分と似た頭や顔の形のモデルを選びましょう。
奇抜になり過ぎた
ツーブロックはカットの仕方によって、非常に奇抜なスタイルになります。特にサラリーマンの場合だと、頼み方を間違えると非常に場違いなヘアスタイルになることも少なくありません。
奇抜にならないよう注意するには、予め「学生なので」「サラリーマンなので」と告げておくのも一つの方法です。大切なのは、相手に奇抜になり過ぎないよう、確実に伝えることです。
したがって、長さだけを伝える頼み方だとニュアンスが伝わらないので危険だといえます。写真を添えると失敗が回避できる確率は高まるでしょう。写真を選ぶ際も、可能な限り普段の服装と似ているモデルを選ぶのが得策です。
ツーブロックはセルフカットでもできる?
ツーブロックはセルフカットも可能だといえるでしょう。ツーブロックは刈り上げが伸びてしまうと、だらしない雰囲気になるヘアスタイルです。しかし、忙しくて1000円カットにも行くことができないこともあります。こういった場合にはセルフカットで凌ぎたいものだといえるでしょう。
セルフカットと聞くと「難しい」「失敗する」と思いがちです。しかし、ツーブロックであれば比較的簡単にセルフカットができます。ただし、セルフカットを成功させるには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここではツーブロックのセルフカットのポイントを紹介します。
ツーブログのやり方・手順
セルフカットでツーブロックにするには、3つの手順を踏むことが大切です。まず最初の手順は、セルフで刈り上げる部分を決めます。セルフの場合だと、生え際の出っ張りと耳の後ろのラインを目安にすると良いでしょう。
2つ目の手順は、セルフで刈り上げない部分をブロッキングすることです。ヘアクリップなどを使うと、上手くブロックできるでしょう。セルフではカットしてはいけない部分をカットすることがよくあるので、しっかりブロックするのがコツです。
最後に下から上へとセルフで刈り上げていきます。セルフの場合だと、はさみではなくバリカンの方が使い勝手が良いでしょう。いきなり短く刈り上げるのではなく、徐々に刈り上げていくのがセルフの鉄則です。
1000円カットで上手に注文してツーブロックにしてみよう!
1000円カットで、おしゃれなツーブロックを注文することは十分に可能です。ただし、1000円カットは短時間で仕上げることで低価格を実現していますから、途中で注文をつけることはできません。したがって、最初のオーダーの時点で上手な頼み方をしておくことが大切です。
1000円カットでツーブロックを失敗させないためには、具体的な長さを指定します。さらに、写真などで正確にイメージを伝えましょう。特に写真は有効な手段ですが、自分の頭や顔の形と似たモデルを選ぶのが鉄則です。
せっかくのツーブロックも、刈り上げが伸びるとだらしなく見えます。そこでセルフカットのやり方・手順を覚えておくと、簡単なメンテナンスも可能です。1000円カットでツーブロックを上手に注文して、セルフで長持ちさせましょう。