楽天カードが使えないのはなぜ?対処法を紹介!
楽天カードは年会費無料で、買い物をするたびにポイントがたまる人気のクレジットカードです。便利な楽天カードが、利用中に突然使えないことがあります。そんな時には慌ててしまって、どうして良いのか困る方が多いのではないでしょうか。
楽天カードが使えない原因は様々あります。まず使えない原因を確認することが大切です。原因を確認するポイントや、問い合わせ先、問い合わせの仕方などの対処法、ロックが解除されるまでの時間や、使えない状態にしないための対策などを詳しく解説します。
楽天カードが使えない時の確認と原因
楽天カードが急にロックがかかり使えなくなった場合には、使えない原因を確認する必要があります。使えなくなる原因は様々ありますが、多くの場合は確認不足によるうっかりミスです。
楽天カードが使えないままでは、購入しようとしたものも手に入らず、他の買い物もできないので困ってしまいます。楽天カードが使えない時に確認しなければならない点や、原因をこれから紹介します。
有効期限が切れていないか
楽天カードが使えない、よくあるうっかりミスに有効期限切れがあります。通常は有効期限が切れる前に新しいカードが郵送で送られてくるのですが、郵便物をチェックせずに、開封せずに放置したままにしていることがあります。
楽天カードの有効期限は表側の右下の方に、期限月と期限年(西暦)が「00/00」のように記載されています。有効期限はセキュリティーのために更新するようにできているので、使用する前に確認するようにしましょう。
利用限度額が超えていないか
楽天カードが使えなくなる、よくある原因に利用限度額の超過があります。利用限度額とは、カードを最初に作る時に契約して決めるもので、1ヶ月の間に使える上限の金額のことです。
よく間違えるのは1ヶ月の利用期間の勘違いです。限度額がリセットされるのは支払いが確認された後です。支払日を楽天銀行で27日にしている場合は27日または翌日です。
しかし他の銀行で支払日を27日にしている場合は、翌営業日〜4営業日後となり利用期間がずれるので勘違いして限度を超えてしまうことがあります。限度額を超えると楽天カードが使えないことになるので注意しましょう。
特に27日が土日・祝日の場合は要注意です。楽天カードの利用限度額は「楽天e-NAVI」のトップページですぐに確認できます。またカードの更新時に限度額の変更もできます。
古いカードを使っていないか
新しい楽天カードが送られてきた時に、古いカードを廃棄処分せずに同じ財布に入れていたりする場合、買い物をする際にうっかり古いカードを出してしまうことがあります。
古いカードは有効期限が切れているため、当然使えないことになってしまいます。古いカードはハサミを入れるなどして、必ず廃棄するように注意しましょう。
紛失・盗難届を出していないか
楽天カードを紛失したり盗難されたのではと思った時には、不正利用されないためにカード停止の手続きを慌てて行います。
しかし、紛失や盗難が勘違いでカードが出てきた場合に「あ〜良かった」とホッとするあまり、紛失・盗難届けを出しているのを忘れて、出てきたカードを使うとエラーが出て使えません。
紛失・盗難届けは解除することができないので、たとえカードが見つかっても利用することができません。再発行された新しいカードを利用するようにしましょう。またカード番号も変わるのでネットショプなどに登録している場合は、変更する必要があるので注意してください。
ネット決済では使えるか
ネットで商品やサービスを購入して、決済を楽天カードでしようとカード番号を何度入力しても受け付けてもらえず使えない場合があります。
ネットショップやサイトによって、カード決済に使えるカードの種類を限定している場合があります。購入する前に、楽天カードがネット決済で使えるかどうかの確認をするようにしましょう。
支払い日に引き落としできているか
楽天カードの支払日に、銀行残高が不足していて引き落としがされていない場合があります。支払いが確認されるまでは、カードにロックがかかり使えないことになります。
支払日に引き落とせない状況が何度もあると、利用停止だけでなくカードの更新ができなくなったり、最悪の場合は強制解約されることがあるので、支払日の残高確認は怠らないようにしましょう。
暗証番号を間違えていないか
暗証番号(パスワード)は、楽天カードだけでなく他のクレジットカードや銀行のキャッシュカード、スマホやパソコンなど様々なものに設けられています。セキュリティのために、全てのカードを同じ暗証番号にすることや、生年月日など想像がつきやすいものは推奨されていません。
また定期的に変えることを要求されることが多いので、頭の中がごっちゃになり楽天カードを利用する時に間違えて使えないことが起きます。
暗証番号を3回間違えると自動的にロックされて以後使えなくなります。新たに暗証番号を変更しなければならなくなるので、暗証番号はしっかりと自己管理をするように注意しましょう。
楽天カードが使えない時に考えられる別の原因
前章で紹介した例は、確認不足やうっかりミスで楽天カードが使えない原因です。しかし、これらの原因以外でも楽天カードが使えない事態が起きることがあります。
楽天e-NAVIで楽天カードの利用限度額を確認しても、カードの有効期限や暗証番号などを何度確認しても、それでも使えない場合があります。楽天カードが使えない時に考えられる別の原因を紹介します。
再審査の結果強制解約されている
楽天カードに限らず、クレジットカードは入会する場合の審査の他に、契約途中で定期的に利用者に問題がないかをチェックする再審査が行われています。これを「途上与信」と言います。
利用料金の未払いを長期間放置し、再度の催促にも応じなかった場合や、入会時の審査には通っても再審査(途上与信)で信用情報や返済能力に問題が見つかると強制解約されてしまい、楽天カードが使えないばかりか、他のカードへの入会も難しくなります。
また楽天カードの規約違反で、入会後に勤務先や住所などの情報が変わった場合に、変更手続きを怠っただけでも「虚偽の申告をしている」と判断されて強制解約されることがあるので注意しましょう。
不正利用の疑いをかけられている
楽天カードが使えない理由に、不正利用の疑いがかけられることがあります。楽天カードは不正利用防止のために不正検知システムを導入していますが、システムが自動的に判断するため、次のような条件の場合不正利用の疑いがあると検知して、一時的にロックがかかります。
1つ目は、いつもは少額の買い物が多いのに高額の商品を購入しようとする時です。楽天カードのセキュリティーセンターからメール等で連絡が入るので、本人であることを連絡すればロックを解除してもらえます。
2つ目は、航空券やテーマパークのチケットを購入する場合で、換金性が高いので現金化を疑われる可能性があります。ネット決済が出来ない時点でコンタクトセンターに問い合わせしましょう。
最後は海外での利用で、普段は国内でしか利用したことがないのに、突然海外で使用した際には、第三者の手に渡ったのではないかと疑われてロックされてしまいます。事前に海外旅行のチケットを楽天カードで購入するなどしておくのが良いでしょう。
お店側の端末の不具合
楽天カードが使えない原因に、利用した店舗の端末の不具合によるケースがあります。この場合は別なカードを使ってもダメで、利用者側ではどうすることもできません。
ただし、楽天カードではダメでも他のカードでOKになる場合は、楽天カード自体の磁気不良が考えられます。この場合はe-NAVIから手続きをして、再発行してもらいましょう。
楽天カードが使えない時の対処法
楽天カードが使えない時の対処法は、その原因を解除することです。楽天カードが使えない状況になる最も多い原因は確認不足です。対処法は普段からの確認を怠らないことです。
自分の楽天カードの利用限度額を覚えておいて超過しないこと、支払い日の銀行残高を常に確認すること、暗証番号を忘れないこと、使用する時にカードの有効期限を確認すること、などが主な対処法です。これらの確認をしていても、楽天カードが使えない状況になる場合は、以下の対処法をとってください。
カスタマーセンターに問い合わせ
楽天カードが使えない状況で、自分で確認してもその原因や対処方法がわからない場合は、楽天カードの裏面に記載されている「楽天カードコンタクトセンター」に問い合わせしましょう。
ただ、コンタクトセンター(カスタマーセンター)は電話が繋がりにくいので、問い合わせをする前にオンラインサービスの「楽天e-NAVI」の「よくあるご質問」を参照して、解決する場合があるので利用してみてください。
問い合わせ先はカードの種類により違う
問い合わせ先は、自動音声専用ダイアルは楽天カードの種類にかかわらず(無料)「0120-30-6910(24時間年中無休)」または(有料)「092-474-9255」で同じですが、直接オペレーターと話をする場合はカードの種類によって電話番号が違います。
楽天ピンクカードを含む一般の楽天カードは、コンタクトセンター「0570-66-6910(有料)」または「092-474-6287(有料)」で、営業時間が「9:30〜17:30」となります。
楽天ゴールドカード・ビジネスカード・プレミアムカードや楽天ブラックカードの場合は、それぞれカードの裏面に記載されている電話番号(無料)で、営業時間は「9:30〜17:30」となります。
問い合わせの仕方
楽天カードの問い合わせの仕方に、「電話」「チャット」「メール」の3つの方法があります。電話の場合は自動音声ダイヤルとオペレーターと直接話をする2種類があります。
自動音声ダイヤルは、フリーダイヤル(0120-30-6910)なので基本的にメンテナンス時を除き、24時間年中無休・無料なので時間を気にすることなく問い合わせができます。
ただし自動音声で進むので、事前に楽天カード番号や質問内容、トラブルの状況、対処法で知りたいことなどをメモ書きなどで準備しておきましょう。
オペレーターと話をする場合には、9:30〜17:30の営業時間内にコンタクトセンター「0570-66-6910(有料)」に電話をして、音声ガイダンスにしたがって進めばオペレーターに繋がり話ができます。
しかし電話はかなり混雑するので繋がり難く、特に引き落とし日の27日以降数日間や平日の昼休みの時間帯、土日や休日はどの時間帯も混雑します。繋がりにくい時の対処法としてチャットやメールでの問い合わせ方法があります。
チャットの場合は楽天カード公式ページの「楽天カード自動応答チャットサポート」を利用して問い合わせることができます。画面右下に表示されるアイコンをクリックし、質問内容を記載して送信するだけなので、非常に簡単で難しい操作がないのでぜひ利用してみてください。
また「楽天e-NAVI」からメールで問い合わせすることも可能です。メールは画像やスクショなども送れるので、詳細な状況を説明することができますが、返信に多少の時間がかかるので緊急の対処法には向いていないかも知れません。
ロックされた場合の解除までの時間は?
楽天カードがロックされ使えない状況になり、コレクトセンターなどでロックは解除して貰ったけれど、いつから使える状態になるのか解除までの時間が気になります。
実はロックされた原因により解除までの時間はマチマチです。途上与信(再審査)により強制解約された場合のロック解除はまず不可能です。楽天カードの使用は諦めるしかありません。
また暗証番号を3回以上間違えてロックされた場合は、そのカードは解除不能で使用ができません。新しいカードを再発行してもらうまでは楽天カードを利用できません。
支払日に残高不足で引き落としができなかった場合には、支払いが確認できるまではロックが解除されません。コンビニなどで振り込んだ場合には確認に数日を要する場合があるので、解除されるのは振り込んだ当日とは限りません。解除されるまでの時間はロックされた理由により変わってくるのです。
楽天カードを使えない状態にしないための対策
楽天カードを使えない状態にしないための対策としては、何と言っても普段の確認が大切です。もし楽天カードが使えない状況になった場合の確認方法に「楽天e-NAVI」のエラーコードを見ることで原因がある程度絞り込めます。
エラーコードが1または2の場合は、途上与信や長期延滞による強制解約なので、まず復活の可能性はありません。エラコードがA/C/M/Gの場合はロック解除の可能性があります。
これから紹介する対策は、楽天カードが使えない状態にしないための方法です。復活ができないエラーコード1・2にならないための参考にしてください。
利用状況をこまめに確認
楽天カードの利用金額を、利用した都度にはチエックしますが1ヶ月通算のトータル利用金額をチェックしている人は意外に少ないのではないでしょうか。そのためにうっかりすると利用限度を超えて使えなくなるという事態になります。
特にカードを複数持っている人は、それぞれの利用状況を把握していない場合が多いので要注意です。利用状況はこまめにチェックして利用限度額を超えないようにしましょう。
支払いに遅れない
支払いに遅れないことも重要です。引き落とし日に残高不足で引き落とされなければ、支払いが確認されるまでロックがかかります。支払いできないほどの利用をしないように注意することが必要です。
また支払いの遅延を放置したり、支払いの遅延を繰り返すとエラーコード1または2に相当し、強制解約されてしまい2度とクレジットカードを取得できないようになるので注意しましょう。
カードの保管方法にも注意
楽天カードの保管方法の不備により、特に店頭の端末で磁気不良で使えなくなることがあります。保管方法で磁気不良になるケースは様々ありますが、特に次に挙げるようなことは避けましょう。
ズボンの後ろポケットに入れて折り曲げてしまったり、飲み物をこぼして汚したり、テレビやスピーカーなど磁気の強いもののそばに置いたり、カードを何枚も重ねて保管したり、夏場に暑い車内に放置するなどは磁気不良につながるので注意しましょう。
疑われそうな買い物は前もって連絡
高額商品の購入や、航空券やテーマパークの入場券などは不正利用と疑われて、楽天カードがロックされることがあります。高額商品の場合はメールなどで本人が購入したのかの確認が入るので、それに答えればロックが解除されます。
航空券やテーマパーク入場券の場合は、換金性が高いので不正利用が疑われてしまいます。前もって本人が買う意思のあることを連絡しておくと良いでしょう。
途上与信にひっかからないようにする
途上与信とは、前に紹介したように契約途中で定期的に利用者に問題がないかをチェックする再審査の事です。楽天カード以外のカードやローンで長期延滞などの金融事故を起こしている場合には途上与信に引っかかり強制解約になってしまいます。
楽天カードで延滞していないからといっても、金融事故は信用情報機関に記録されているので、楽天カードの途上与信に引っかかってしまいます。信用情報機関にブラックと記録されると全てに影響するので注意しましょう。
換金目的でカードを使用しない
キャッシング枠を超えて現金が欲しい場合に、高額の商品を何点も利用限度額いっぱいに購入して換金する場合があります。またそれを促す業者が存在します。
それを防止するために、楽天カードでは高額商品購入の際にはカードをロックする場合があります。そのような目的でカードを使用しないようにしましょう。換金目的ではなく高額商品が必要な場合には、事前に連絡するのが良いでしょう。
転居をしたら忘れずに連絡
転居をした場合には、忘れずに住所変更を楽天カード側に連絡するようにしましょう。何故ならばカード会社にとって未払いが一番大きなリスクになります。もし未払いが起きても、その本人の住所がわからなければ、請求や督促の出しようがなくなるからです。
そのために転居などで住所変更を怠った場合には、契約違反として強制解約をすることがあるのです。住所変更は忘れずにするようにしましょう。勤務先が変更になった場合も同様です。
楽天カードが使えない時はまず確認を!
楽天カードが急に使えなくなることがあります。そんな時には慌てずに原因を確認しましょう。落ち着いて確認すれば意外と簡単なうっかりミスが見つかる場合があります。
ここまで楽天カードが使えない時の原因や対処法、使えない状態にしないための対策などを紹介してきました。これまでの記事を参考にして、いつも確認の大切さを認識して便利でポイントが大きい楽天カードを上手に利用してください。