紙オムツを洗濯しちゃったらどうする?簡単な対処法を紹介!
疲れていたりバタバタしている時に、子供の服と一緒にオムツを洗濯機に入れてしまったことはありませんか?洗濯が終わって洗濯機を開けてビックリ、絶望感を味わうこともあるでしょう。
オムツを洗濯してしまうと、オムツのポリマーが他の洗濯物に付着して、手でとろうとしても取りにくく、手間がかかります。またポリマーの量が多いので、洗濯物が多いと対処に時間がかかります。余計な仕事が増えたと感じてしまうこともあるでしょう。
実は洗濯機でオムツを洗濯してしまっても、簡単に洗濯物を綺麗にできる対処法があります。家にあるもので簡単にオムツのポリマーを取り除けるので、ぜひ参考にして試してみてください。
紙オムツを洗濯するとどうなる?
「オムツを洗濯すると大変なことになる」と、聞いたことがある方も多いでしょう。オムツは水分を吸収するための素材が入っているので、大量の水を使う洗濯機で洗濯すると、オムツが水分を吸って大変なことになります。オムツを洗濯するとどうなるのか、改めて理解しておきましょう。
オムツが水を吸ってパンパンに
オムツは赤ちゃんのおしっこを吸収するための、ポリマーという素材が入っています。このポリマーは少しの水分も逃さず吸収しようとします。元は粉末ですが、水分を吸収するとゼリー状になります。
大量の水分を使う洗濯機でオムツを洗濯をすると、パンパンに水分を含んで膨らんだオムツになります。限界までオムツを使ったら、こんなに膨らむのかと初めは驚くでしょう。
オムツは捨てる時にテープで固定します。洗濯したオムツのポリマーは、テープでとめたところが食い込むような形になるまで、たっぷり水分を吸収します。テープで固定せず、そのまま洗濯してしまうと、さらに厄介なことになる可能性があります。
破裂したオムツが洗濯物や洗濯槽に付着
オムツのポリマーが洗濯によって水分を大量に吸収し、パンパンに膨らんだあと、破裂することがあります。その時にオムツのポリマー自体が破裂して、ゼリー状のものが洗濯槽内に飛び散ります。
飛び散ったオムツのポリマーは、洗濯槽だけでなく洗濯物にまで付着します。水分を吸ったポリマーはゼリー状で、取り除こうとしてもブヨブヨしていて取れにくくなっています。
オムツは長時間赤ちゃんが履いていても漏れないほどに、ポリマーの量が多いため洗濯物全てに付着していることが多いです。洗濯して綺麗にしたはずが、オムツを洗濯してしまったせいで洗濯物が大変なことになってしまいます。
洗濯槽にはたくさん穴があいており、この穴部分にオムツのポリマーが入りこんでしまうこともあります。そのまま放置すると、洗濯機の故障に繋がる恐れもあります。オムツを洗濯してしまったら、早めの対処が必要になります。
紙オムツを洗濯してしまった時の対処法
では、オムツを洗濯してしまったら、どのような対処法があるのかをご説明します。洗濯物や洗濯槽についたオムツのポリマーを、除去するための方法になります。慌てて取り除こうとする前に、対処法を学んでから実行してください。この機会に、洗濯槽の掃除もしておきましょう。
洗濯槽をキレイにする方法
洗濯槽にはたくさんの穴があいているので、洗濯して破裂してしまったオムツのポリマーが、穴に入り込んでしまうことがあります。放置していると洗濯能力が悪くなり、カビや故障の原因になることもあります。
オムツを洗濯してしまったら、まずはオムツと洗濯物を全て取り出しましょう。ゴミ取りネットからゴミを捨てて、洗濯槽の内部に溜まっているポリマーやゴミをティッシュで拭き取ります。
縦型洗濯機なら、水量を高めしてすすぎを行うと効率よくポリマーを取り除くことができます。ドラム式洗濯機は水量を少なめにしてすすぐか、ティッシュで地道に取り除きます。
ゴミ取りネットからゴミを取り除いて、またすすぎを行うという手順を何回か行います。ポリマーがゴミ取りネットにつかなくなったら、脱水をして完了です。あとは洗濯槽の掃除をすると、より安心です。
ポリマーが付着した衣類をキレイにする方法
オムツのポリマーがついた衣類は、ブヨブヨしていて手で取り除こうとするのは、時間もかかりやりにくいでしょう。衣類についたポリマーは、どのような対処法があるのかをご説明します。
まずは洗濯機から取り出した衣類を広げて、粘着テープを使ってポリマーを取り除きます。大小さまざまなサイズのポリマーも、粘着テープを使えば簡単に取り除くことができます。
ある程度ポリマーが取れたら、衣類を干して乾かします。乾いた衣類にポリマーが残っている場合は、また粘着テープを使って取り除きましょう。衣類を振ってポリマーを落とすのも効果的です。
時間の余裕があれば、もう一度洗濯をすると安心です。オムツのポリマーは、取り除くのに手間と時間がかかります。洗濯をする時には、オムツが入っていないか注意するように気を付けましょう。
排水口が詰まってないかも確認
オムツのポリマーはプラスチックでできているので、水に溶けることはありません。そもそも水に溶けてしまったら、オムツとして機能しませんので当然と言えるでしょう。
洗濯機でオムツを洗濯してしまったら、ポリマーが、洗濯槽の穴に入り込み排水口まで流れてしまう可能性があります。排水口にポリマーが溜まって詰まってしまうと、水漏れや故障の原因になります。
洗濯槽や衣類だけに注意するのではなく、排水口もしっかりとチェックしましょう。排水口のチェックには、洗濯機のコンセントを抜いて、水道の蛇口を閉めてから行うように注意してください。
実は紙オムツを洗濯した際に一番簡単な対処法がある?
オムツや母乳パッドなどのポリマーは、洗濯してしまうとゼリー状となり衣類にビッシリと付着します。ポリマーを取り除くには、時間と労力がかかり、忙しいなかで、さらに仕事が増えたような気分になるでしょう。
ポリマーを衣類から取り除くには、粘着テープを使うのが一般的ですが、実はもっと簡単にできる対処法があります。家にあるもので簡単にポリマーを取り除くことができるので、ぜひお試しください。
用意するのは柔軟剤だけ
家にあるものでオムツのポリマーを簡単に取り除ける対処法として、柔軟剤を使うという方法があります。柔軟剤は衣類をフワフワに仕上げてくれるアイテムで、洗濯の必需品として使う方も多いでしょう。
柔軟剤は衣類の静電気を抑える効果があり、柔軟剤で衣類を洗うとオムツのポリマーを、衣類から落としやすくする効果があります。衣類が柔らかくなり、衣類を傷めることなく衣類との摩擦を抑えてくれます。
フワフワになり静電気を抑えてくれることで、オムツのポリマーがスルッと落とせます。一気に洗濯機で取ることができるので、ちまちまと手で取る必要がありません。
やり方・手順
ではオムツを洗濯してしまった時の、簡単な対処法をご説明します。まずはある程度のポリマーは、衣類を振るだけでポロポロと落とすことができます。床に新聞紙を敷いて、ポリマーをできるだけ落としましょう。
洗濯槽の中にポリマーが残っている場合があるので、ティッシュなどで見えるところだけでも取り除きましょう。ポリマーは透明でわかりにくいですが、洗濯槽のフチなども注意して掃除してください。
衣類をシャワーなどで手洗いしてから、規定量通りに柔軟剤を投入口に入れて、洗濯をしてください。洗い終わりに衣類を見ると、綺麗さっぱりにポリマーが落ちているはずです。
洗濯した衣類を干す前と、乾かした後に衣類を振ってパンパンとはたきましょう。小さいポリマーが付着しているかもしれませんので、強めにはたけば完了です。
紙オムツを洗濯した際に注意したいこと
オムツを洗濯してしまうと、衣類や洗濯槽などが大惨事になるので片付けなどに苦労します。柔軟剤で綺麗にできたとしても、他にも注意すべき点がいくつかあります。注意点も合わせて理解しておきましょう。
洗濯槽に塩・重曹を入れるのはおすすめできない
柔軟剤を使ってポリマーを落とす方法は有効ですが、塩や重曹を使うことはおすすめできません。塩や重曹を使うとポリマーが小さくなり、排水しやすくなることから使う方もいるかもしれません。
しかしポリマーは塩や重曹で小さくなったとしても、完全になくなることはありません。そのため排水できたとしても、排水口や下水の中に溜まる可能性があります。またサビの原因になるので、使わない方が良いでしょう。
塩で小さくなったポリマーは、排水口の水を吸って再度膨らみます。そうなると排水溝に詰まってしまい、水漏れや洗濯機の故障に繋がります。柔軟剤もそうですが、必ず洗濯槽や排水口のチェックを忘れないように注意しましょう。
紙オムツを洗濯した時は柔軟剤で簡単に解決しよう!
バタバタしていたり、子供がオムツを洗濯カゴに入れてしまったりと予期せぬことが起こることもあるでしょう。めったにない事とはいえ、起きてしまうと対処法がわからずパニックになってしまうかもしれません。
オムツを洗濯してしまったら、まずは冷静になって落ち着きましょう。少しずつ粘着テープで取るなり、柔軟剤で一気に落とすなり対処法はいくつかあります。またオムツを捨てる時は、面倒ですがひとつずつビニール袋に入れると安心です。
ポリマーが付着したまま放置すると、排水口で詰まったり洗濯能力が落ちてしまうなどデメリットばかりです。柔軟剤を使った対処法をとったとしても、洗濯槽と排水口のチェックは忘れないようにしてください。