週末婚を分かりやすく解説!メリットや向いているカップルの特徴もチェック!

週末婚を分かりやすく解説!メリットや向いているカップルの特徴もチェック!

週末婚とは平日は別々に生活を送り、土日だけ一緒に生活する夫婦の形をあらわす言葉です。今ざまざまな理由からこの週末婚を選択する夫婦が増えていますが、なぜ週末婚という選択をする夫婦が増えているのでしょうか。メリットやデメリットなど週末婚について詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.週末婚とは
  2. 2.週末婚のメリット
  3. 3.週末婚のデメリット
  4. 4.週末婚に向いているカップルとは
  5. 5.週末婚の住民票の注意点
  6. 6.週末婚は自立して仕事に打ち込みたいカップル向きの結婚スタイル

週末婚とは

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価値観やライフスタイルなどの変化などによって夫婦の形に変化が起きています。週末婚も新たな夫婦の形であり、週末婚を選択する夫婦やカップルが増加中です。では、週末婚とは一体どのような夫婦のライフスタイルのことなのでしょうか。メリットやデメリットの他に注意するべき点など週末婚に関して詳しく解説していきます。

週末のみ会う・生活を共にする夫婦

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まず週末婚とは、平日はそれぞれの家で生活を送り、週末のみ一緒に生活する夫婦のことです。元々は再婚時にどちらか一方もしくは両方に子どもがいる場合に新しい親との生活に慣れるために行われていた方法が始まりとされています。

そこから現在では仕事や子どものさまざまな事情から週末婚を選択する夫婦が増え始め、良好な夫婦関係を築くためにあえて週末婚を選択する場合もあります。

ドラマ「週末婚」で有名になった

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週末婚という夫婦の形が世間一般で有名になったのは1999年にTBSで放送された週末婚という連続ドラマがきっかけです。このドラマはお互いに憎しみ合う姉妹とその周囲にいる6人の男女が新しい愛の形を探し求める物語で、週末婚もその中で描かれています。

ドラマ内では平日はそれぞれで生活し、土日は一緒に過ごして親戚付き合いもしっかり行うというスタイルで永遠の愛を見出していくというストーリーでした。

ドラマそのものが放送直後から社会全体に波紋を投げかけた作品だけに、この作品から徐々に週末婚という結婚後のスタイルを知る人が増えていくことになります。

女性の社会進出も週末婚を選ぶ人が増えている理由の一つ

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1999年に週末婚を扱ったドラマが放送されたことをきっかけに広まった週末婚という新しい夫婦の形ですが、週末婚という形を選ぶ夫婦が増えているのは女性の社会進出が進んでいのも大きな理由の一つです。

一昔前までは女性は結婚したら家で家事をする人のほうが多くいましたが、価値観や考え方の多様化などでそういった固定概念はなくなり多くの女性が社会進出しています。

社会進出する女性が増えたことによってそれまで築いてきたキャリアを大事にしたいと考える人も増え、結婚後そのキャリアを守りつつ結婚生活を送る中で週末婚が最適と考える女性が増えている結果です。

週末婚のメリット

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1999年に放送されたドラマによって週末婚を選択する夫婦が少しずつ増えていますが、週末婚にはメリットもデメリットもあります。週末婚のメリットとデメリットと双方を理解しないまま始めてしまうと離婚の原因になりやすいです。では、週末婚にはどういったメリットがあるのでしょうか。

恋人同士の新鮮さを楽しめる

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週末婚のメリット一つ目は、会うたびに恋人に会うという新鮮さを楽しめることです。一緒に過ごしているとどうしてもマンネリ化してしまうことがありますが、週末だけ会う週末婚であればマンネリ化することなく新鮮な気持ちを結婚してからも保ちやすいです。

離婚する原因は意外にも夫婦生活のマンネリ化が原因だったりします。お互いにちょうどいい距離感を結婚後も保ち離婚の原因を作りたくないのであれば週末婚は最適です。

仕事に集中できる

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平日はそれぞれで生活を送る週末婚は仕事に集中できるというメリットもあります。毎日一緒に生活していると気を使うことも多く、それがストレスtとなって仕事中の集中力が低下してしまうことがあります。

しかし、平日は別々の生活を送る週末婚においては仕事のある平日は家で気を使うことなく生活できるため、仕事に集中できる環境を作りやすいです。また、仕事の集中力が落ちると仕事でのミスが多くなり、さらなるストレスが増えてしまいます。

さらなるストレスがたまることによって家に帰った時に些細なことで喧嘩をするようになってしまい最終的には離婚してしまう可能性があります。仕事中に集中できる環境を作ることは円満な夫婦を築くうえで大切であり、その一つの方法として週末婚は最適です。

過度な依存を防げる

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週末婚のメリット三つ目は、お互いに過度の依存を防げることです。夫婦生活においてお互いに助け合いながら生活を送るのは大切ですが、過度に依存しすぎてしまうと相手に負担を大きくかけてしまうことになります。

そのかけてる負担が原因で喧嘩になったり最悪の場合は離婚の原因になったりするため、お互いに依存しすぎないように結婚生活を送りたい場合に週末婚は最適になります。

生活リズムが変わらない

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平日はそれぞれで生活し土日のみ一緒に過ごす週末婚は独身時代と同じような生活リズムで過ごせるメリットがあります。結婚後の生活リズムはお互いの予定などに合わせることが多くなり、独身時代とは生活リズムが大きく変わることがほとんどです。

しかし、平日はそれぞれで生活をするため生活のリズムを相手に合わせる必要がなく、自分の好きな生活リズムで過ごせます。結婚してもお互いの好きな生活リズムで過ごしたいという人に週末婚は最適だといえます。

プライベートが充実する

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週末婚最後のメリットは、プライベートの時間を充実させやすいことです。平日はそれぞれで過ごすため、週末など関係なく常に一緒に生活している夫婦よりも自由の時間を確保しやすいです。その確保した時間は自分の趣味の時間に回すこともしやすく、結果充実したプライベートを過ごせることにつながります。

結婚に対してプレッシャーを感じない

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結婚して常に一緒に生活するのがプレッシャーに感じることがありますが、週末にだけ一緒に過ごす週末婚は独身時代の生活リズムのまま結婚生活を送れるため結婚に対してプレッシャーを感じることは少ないです。

結婚して相手と一緒に過ごすことをプレッシャーに感じていて結婚に踏み切れない場合は週末婚を検討してみるのも一つの手です。

週末婚のデメリット

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ドラマの放送と女性の社会進出によって徐々に広まる週末婚ですが、メリットがあれば当然デメリットもあります。では週末婚という夫婦にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。週末婚をするかどうかを決めるときはメリットだけではなく、デメリットもしっかりと考慮してから決めることが大切です。

費用がかかる

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週末婚のデメリット1つ目は、家賃や光熱費などの費用が一般的な夫婦生活よりもかかるということです。一般的に結婚すれば1つの家に住むわけですが、平日は別々の生活拠点を構える週末婚ではそれぞれで生活費が必要になってきます。そのためお互いに生活費を賄える経済力が週末婚には必要です。

子育て・妊活は困難

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週末婚のデメリット2つ目は、子育てや妊活を成功させることが難しいということです。夫婦一緒に済んでいればお互いに分担して子育てを行っていけばいいですが、平日は別々の場所で生活する週末婚では平日はどちらか一方に子育ての負担が集中してしまいます。

また、子どもを授かるために行う妊活は子どものできやすいタイミングを狙うことが一番大事ですが、週末にしか一緒に過ごさない週末婚は妊活を成功させることが普通の結婚スタイルよりも難しいです。

そのため、子育てが必要だったり妊活をこれから行っていこうと考えている夫婦には週末婚というスタイルは向いていません。

コミュニケーションがとりにくい

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週末婚のデメリット3つ目は、平日はそれぞれの生活を送るためコミュニケーションを取りにくいことです。平日はバラバラに過ごすことによってちょうどいいタイミングに連絡を取り合うことができないことも多く、その結果コミュニケーション不足になってします。

また、平日にそれぞれが済む場所が遠いと一緒にいられる時間が限られてしまうため、さらにコミュニケーションを取りにくくなってしまいます。

自由時間が不安要素になり離婚につながる

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週末婚をすることによって平日に自由に使える時間が増えることは一見いいことには見えますが、その自由な時間が増えることがお互いの不安要素になりやすいです。

平日もしっかりとお互いにコミュニケーションを取っていれ不安に感じることは少ないですが、コミュニケーションが不足すると平日にどういった生活を送っているのかわからず浮気などをしているのではないかと疑う気持ちが出てきます。

そういった気持ちが積もりに積もっていくと週末に会ったときに喧嘩になりやすく、結果を重ねていくうちに離婚という結果になりかねません。週末婚を考える際はそういった不安要素をお互いに減らせるか考えることも大切です。

週末婚に向いているカップルとは

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ここまで週末婚のメリットやデメリットを解説してきましたが、すべてのカップルが週末婚という選択が合うというわけではありません。カップルによっては受けられるメリットよりもデメリットの方が大きい場合もあります。では、週末婚を選択しても上手くいくカップルとはどういったカップルなのでしょうか。

キャリア優先で経済的に自立している

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週末婚に適したカップルの特徴一つ目は、お互いにキャリア優先で経済的に自立していることです。週末婚のデメリットの部分で紹介したように、週末婚は平日それぞれで生活拠点が必要なため、必要な生活費は一緒に住む場合よりもかかってしまいます。

その経済的負担をクリアできなければ週末婚を継続させることは難しいです。さらに、週末婚では子育てや妊活を行っていくのは難しく、これから先子育てが必要だったり妊活を行っていくことを考ている場合は週末婚をおすすめできません。

週末婚に向いているのは子育てや妊活など家族を優先した夫婦ではなく、キャリアを第一に考え経済的に独立した夫婦が向いています。こういったことをしっかりと話し合って少しでも離婚の原因を取り除くことが大切です。

相手がいなくても楽しい時間をすごせる

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相手がいてもいなくても楽しい時間を過ごせることも週末婚が上手くいくカップルの条件です。相手に依存して常にパ^トナーと一緒にいないと楽しい時間を過ごせない夫婦には週末婚は向いていません。独身時代と同じような感覚で一人でも楽しい時間を過ごせる夫婦に週末婚はぴったりです。

価値観が一致している

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価値観の一致も週末婚が上手くいきやすいカップルの条件になってきます。結婚生活において価値観の一致は大変重要ですが、週末婚を行っていく中でお互いに共通の認識がないと衝突の原因となり、結果的には上手くいかず離婚してしまう可能性があります。

週末婚を選択する場合は結婚に対する価値観が一致しているかよく話し合う中で確かめてから決めていくことが大切です。特に、週末婚中は妊活や子育てを行っていくのが大変なため、結婚後子供が欲しいかどうかは決める前に確認しておいた方がいい内容です。

マメに連絡をとりあえる

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マメに連絡を取り合えることも週末婚が上手くいきやすいカップルの条件です。平日はそれぞれで生活し土日と祝日のみ一緒に過ごす週末婚はコミュニケーション不足になりがちです。

コミュニケーションが不足することによってちょっとしたことでも喧嘩になりやすく、良好な関係性を長く続けられるとは言えません。離婚を防ぐためにお互いに自由な時間が増えても信頼し合えるようにしっかりとコミュニケーションを取ることは大切です。

週末婚の住民票の注意点

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週末婚を選択した場合に一番気を付けなければならないのが住民票の取り扱いです。住民票とは各市区町村が作成している住んでいる人の住所などを証明するための書類で、引っ越しなどで住む場所が変わるたびに変更の手続きが原則必要になってきます。

また、一般的に結婚した場合は特別な事情がない限り住民票の住所は夫婦で同じが原則になります。では、平日はそれぞれで生活し週末のみ一緒に過ごす週末婚の場合、住民票はどういった手続きをすればいいのでしょうか。

別居婚で住民票を別々にするパターン

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民法上は原則的に結婚をしたら夫婦で同居する義務があるため住民票も同じ住所である必要がありますが、夫婦間の同意があれば問題ないため週末婚や別居婚で夫婦別々で住民票の住所を登録しても構いません。しかし、住民票を別々のすることによって発生するデメリットもあります。

国民健康保険料の納付が別々に

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住民票を別々にするデメリットのひとつが国民健康保険料の納付が別々になるということです。国民健康保険は各市町村が運営する健康保険制度ですが、世帯主に健康保険料の納付義務があります。住民票を別々にすると夫婦それぞれが世帯主になるため、それぞれで健康保険料の納付義務が発生します。

会社の福利厚生を受けられなくなる可能性が

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また、夫婦の一方もしくは双方が会社で働いている場合、会社の福利厚生を受けられなくなる可能性があります。一番大きいものが年金制度の中の遺族年金です。会社員として働き厚生年金を納めていた配偶者がなくなった場合、遺族に対して遺族厚生年金が支給されます。

ですが、この遺族厚生年金は生計を維持されていた遺族に対して支払われるため、住民票を別々の場合は生計を維持されていた遺族として認定されない可能性があります。

住民票は変えないパターン

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週末婚を選択するにあたって住民票を変えないパターンもありますが、途中から週末婚を始める場合には注意が必要です。先ほども触れましたが、住民票は居住する場所が変わるたびに届出を出して住民票の記載内容を変更しなければなりません。

結婚後しばらく同居して住民票が夫婦で一緒の状態から週末婚を始めて住民票をそのままにした場合はこの住民票のルールに抵触して罰金が科せられる可能性があります。

週末婚は自立して仕事に打ち込みたいカップル向きの結婚スタイル

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1999年に放送された週末婚というタイトルのドラマをきっかけに女性の社会進出も相まって広まりつつある週末婚について紹介してきました。ドラマ週末婚では新しい愛の形を探すというテーマのもと週末婚について描かれています。

ドラマの反響は非常に大きく、ドラマ内の登場人物のように新しい愛の形を探し求めて週末婚を選択する夫婦が徐々に増えてきています。しかし、週末婚に向いた夫婦と向かない夫婦があり、週末婚に向かない夫婦が無理やり実行すると離婚の原因になりかねません。

週末婚は平日は仕事に集中でき自由な時間が増えることによってプライベートの時間を充実させやすいというメリットがありますが、妊活や子育てを行っていくのが大変で生活費も一般的な結婚生活よりもたくさん必要になってきます。

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週末婚はこういったメリットとデメリットがあることを理解して選択することが大切で、離婚をしないようにするためにもしっかりと話し合いうことが大切です。特に子供がいて子育てが必要な場合や今後妊活を考えている場合などはよく話し合いましょう。

週末婚は妊活を考えていたり子育てが必要な子供がいるなど家族を優先しなければならない夫婦は向いておらず、仕事に集中したいキャリア優先でお互いに経済的な自立をした夫婦が向いています。

あきなり
ライター

あきなり

24歳のフリーライター。趣味は料理、野球観戦、映画鑑賞、読書など。現在、フードコーディネーターなど料理にまつわる資格を取得するために勉強中。読者に有益な情報を届けられるように心がけています。

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