傷んだ髪はトリートメントでケアをしよう!
カラーやパーマ、縮毛矯正などおしゃれを楽しむと同時に傷んだ髪が気になるという方も多いでしょう。シャンプーの後に、リンスもしくはコンディショナーを使うというのは誰もが行っているヘアケアです。
しかし、リンスやコンディショナーは、髪の表面を保護する成分が主に配合されているため、傷んだ髪を修復するまでの力はありません。そこでおすすめなのが、トリートメントです。
シャンプーの後にトリートメントを使用するだけで各段に指通りが違います。また、傷んだ髪も修復する成分が配合されているため、リンスやコンディショナーとくらべて髪の質にも大きな違いがでます。
せっかく補修成分が入っているのであれば、それを最大限に生かしたいところです。そこで今回は、トリートメントのタイプや、配合されている成分、そしておすすめのトリートメントなど詳しくご紹介していきましょう。
また、トリートメントを正しく使うことで、市販のものでも十分に効果を実感できます。トリートメントの効果的な使用方法も詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
髪のトリートメントの選び方
トリートメントには、洗い流すタイプと洗い流さないタイプの2種類があります。その中でも、傷んだ髪を補修するのが得意なタイプや、くせ毛を抑える働きがあるものなど、得意とする分野がトリートメントによって異なります。
美容室で販売されているものや、市販されているものなどトリートメントは数多くありますが、どのように選べばいいのか解説していきましょう。
洗い流すor洗い流さない
トリートメントは、コンディショナーなどと違い、髪の内部にまで有効成分をいきわたらせる働きがあります。トリートメントを選ぶときに、まず決めなくてはいけないのが、「洗い流すタイプ」か「洗い流さないタイプ」にするかです。
ただ、同じトリートメントと言っても、「洗い流すタイプ」と「洗い流さないタイプ」とでは、得意とする働きが異なります。そこで、それぞれの特徴をご紹介しましょう。
洗い流すタイプ
洗い流すタイプのトリートメントは、シャンプーの後につけて洗い流す使用方法です。トリートメント自体もやや硬めのクリーム状のものが多く、髪を芯から補修してくれる成分が多く含まれています。
洗い流すトリートメントでも、つけた後にすぐに洗い流しても効果が発揮されるものと、数分程度放置後に洗い流すとより効果が実感できるものがあるので、お好みのタイプを選びましょう。
洗い流すトリートメントの多くは、同じブランドのシャンプーと一緒に使うことで、より効果が期待できるものが多いです。トリートメントの効果をより強く感じたいという場合は、トリートメントと同じブランドのシャンプーを合わせて使うのがおすすめです。
洗い流さないタイプ
洗い流さないタイプのトリートメントは、基本的に髪の保護を得意とします。日常的に起こる、摩擦や紫外線、ドライヤーの熱などといった髪を痛める原因から髪を保護する成分が含まれているため、テクチャーとしては柔らかく、オイルもしくはミルク系の物が多いです。
また、洗い流さないトリートメントは髪を保湿するという面でも効果を発揮します。特に湿気や乾燥などによって広がる、ツヤがないといった場合でも、オイル系の洗い流さないトリートメントを使用することで、髪の保護と同時に保湿も担ってくれるため、くせ毛や髪の広がりを抑えてくれます。
ただ、洗い流さないトリートメントだけを使用すると、髪の補修という目的では少々もの足りなく感じる人も少なくありません。洗い流すトリートメントと併用するのがおすすめです。
髪の悩みに合わせる
トリートメントを選ぶうえで、髪の悩みに合わせたものを選ぶのは必須です。トリートメントと言っても、くせ毛を整えるのが得意なのか、それとも髪の補修が得意なのかそのトリートメントによって異なります。
また、使う人の髪質によって選ぶことも大切です。そこで、髪に合わせたトリートメントの選び方をご紹介しましょう。
髪の太さに合わせ選ぶ
人それぞれ髪の太さが違います。髪が太くがっちりしている人もいれば、細くてふんわりしてる人もいるでしょう。それぞれぞれの髪の太さや痛み具合に合わせてトリートメントを選ぶことが大切です。
トリートメントには、油分の多いオイルタイプや油分が少ないミルクタイプなどがあります。もし細くてふわりとしている髪の人が油分が多いオイルタイプを使うと、ペタッとした髪の仕上がりになってしまうでしょう。
また、逆に髪が太くて広がりやすい人が、油分の少ないミルクタイプを使うと、広がりを抑えることができずまとまりのない髪になることもあります。
細い髪には、油分の少ないトリートメントを、髪が太い場合は油分の多いトリートメントを選ぶようにしましょう。油分の多いトリートメントであればあるほど、髪のボリュームを抑えてくれる効果が期待できます。
また、油分の少ないトリートメントであれば、ふんわりとして仕上がりになるでしょう。髪質に合わせて、トリートメントを選ぶのがおすすめです。
傷んだ髪に合わせて選ぶ
傷んだ髪は、保湿力がなく傷んだ部分から水分が逃げやすい状況にあります。そのため、傷んだ髪が気になるという人は、保湿力の高い油分の多いトリートメントを選ぶと、髪の補修と共に保湿力も補ってくれるのでおすすめです。
ただ、強く傷んだ髪にはシリコン入りのトリートメントがおすすめになります。シリコン入りを避ける人も多いですが、髪の表面をしっかりコーティングする力があるので、保湿力を保ってくれるでしょう。
保湿・補修成分
髪の悩みによくある、切れ毛や枝毛、パサつきを何とかしたいといった場合は、トリートメントに含まれる成分に注目しましょう。トリートメントに含まれる成分によって、補修力が異なります。そこで一般的にトリートメントに含まれている成分についてお話しします。
保湿にはアルガンオイルやホホバオイル
髪のパサつきや静電気が気になるという場合、髪の保湿力が低下しカラカラな状態です。痛みの少ない髪は、保水力をある程度保っているのですが、ヘアカラーやパーマ、ドライヤーなどによって傷んだ髪の場合、保湿力が低下してしまいます。
髪のパサつきなどが気になる場合は、高い保湿力のある「アルガンオイル」や「ホホバオイル」が含まれるトリートメントを使用しましょう。トリートメントで保湿力を補うことによって、パサつきによる広がりや、静電気などを軽減してくれます。
ツヤにはヒアルロン酸やリピジュア
女性に多い悩みである枝毛や切れ毛は、髪の表面にあるキューティクルが失われることによって起きます。残念ながら、一度失われてしまったキューティクルは、元に戻すことができません。そのため、キューティクルの代わりになる髪の表面を保護する成分を補ってあげる必要があるのです。
キューティクルの代わりに髪の表面を保護するヒアルロン酸や、リピジュアなどといった成分が配合されているトリートメントを選びましょう。
また、なめらかな指通りを望む場合は、キトサンなどコンディショニング成分が配合されているものがおすすです。輝くようなツヤが欲しいという場合は、スクワランやオリーブオイルが配合されているものを選ぶと、より実感できるでしょう。
香り
トリートメントには、香りも重要視してほしいところです。どんなに効果を実感できても、自分に合わない香りだと使うのもイヤになってしまうでしょう。また、トリートメントは仕上げに使うので、すれ違ったときにふわっと香ることがよくあります。
実際の香りは店頭などでしか体験できませんが、商品説明の中にバニラやはちみつ、ローズなどの表記があると大体の香りの傾向がわかります。購入前にぜひチェックしておきましょう。
洗い流すタイプの市販の髪用トリートメント5選
トリートメントは、美容室でしか購入できないものや、市販で手に入りやすいものなのどさまざまです。確かに、美容室で販売されているトリートメントに魅力を感じる方もいます。しかし、価格が高めなため、なかなか手が出ないという人も多いでしょう。
そこでここからは、手に入りやすい市販でおすすめの洗い流すタイプのトリートメントを5種類ご紹介します。近所のドラックストアなどでも販売されているものなので、ぜひ参考にしてみてください。
パンテーン エクストラダメージケア
「寝ぐせフリーな髪へ」をコンセプトに、髪の悩みを改善するパンテーンから発売されている「エクストラダメージケア」シリーズは、ヘアカラーなどによって傷んだ髪を集中的に補修してくれます。市販ではよく見かける商品なので、一度でも目にしたことがあるのではないでしょうか。
中でも、「デイリー補修トリートメント」は、切れ毛や枝毛などのダメージを軽減し、毛先までのツヤ髪を実現してくれます。
トリートメントに含まれる「パンテノール」は、水溶性ビタミンで保湿や組織の修復を促す効果があり、目薬やドリンク剤にも幅広く使われている成分です。髪の芯まで浸透しハリやコシを与えてくれるでしょう。
ナプラ N. スタイリングセラム
「N.」とスタイリッシュなパッケージが目印の、ヘアケア製品を手掛けるナプラの「N.スタイリングセラム」は、傷んだ髪の補修と保湿を得意とするトリートメントです。「N.スタイリングセラム」には、オーガニックオイルなどで補修、ケラチンによる保湿を促します。
また、キトファイマーによって髪の表面を保護するため、浸透した有効成分を逃がしません。使用感としては、濃厚なので傷んだ髪をしっかり補修したいという方にピッタリでしょう。
ただ、ドラックストアなどで市販されていないケースもあり、見つけるのに苦労したという声もあるので、めげずに探してみてください。
ラックス ルミニークボタニカル
昔から人気のあるラックスが手掛けるヘアケアの中でも、ルミニークボタニカルは、植物成分を大切にしたシリーズです。そのトリートメントには、グレープシードオイルなど6種類ものボタニカル成分、そしてラベンダーオイルなど7種類もの100%天然のエッセンシャルオイルが配合されています。
こちらも市販ではよく見かけるでしょう。添加物である合成着色料やパラベンなどは配合されていないので、安心して使用できるのも魅力の一つです。
ルミニークボタニカルシリーズには、傷んだ髪を補修する「ダメージリペアマスク」と、ツヤや髪のコンディションを整える「ボタニカルピュアマスク」が発売されているので、合わせて使ってみるのもおすすめです。
ヘアレシピ 洗い流すトリートメント
「髪にごちそうをあげよう」を、コンセプトにつくられたヘアレシピのトリートメントは、その季節の旬なフルーツなどのエキスを配合しています。そのため、季節ごとにおすすめのシャンプーとトリートメントを展開しているのもユニークな点です。
ヘアレシピのトリートメントには、それぞれ得意とする補修成分が含まれていて、例えば夏のおすすめである「ハニー アプリコット エン リッチ」では、ツヤのある髪に仕上げるべくアプリコットとスプレンド、はちみつのフレグランが処方され、髪に豊かな水分量を与えてくれます。
また、同シリーズであるシャンプーにはトリートメントを生かせるよう、髪が有効成分を取り込みやすい状態にします。ヘアレシピのトリートメントを使用する場合は、同じシリーズのシャンプーも一緒に使うようにするとよりトリートメントの効果が期待できるでしょう。
ツバキ プレミアムリペアマスク
資生堂のヘアケアブランドが発売する、TSUBAKIのプレミアムリペアマスクは、週に1~2回使うだけで、美容室でトリートメントを受けた可能ような仕上がりを体感できます。
プレミアムリペアマスクには、髪に有効成分がきちんと浸透するよう、髪の芯までの通り道であるCMCを広げる働きを持っています。この働きによって、プレミアムリペアマスクに含まれるデュアルアミノ酸や持続型ヒアルロン酸が潤いを保ち、かつツヤやかな髪に仕上げてくれます。
洗い流さないタイプの市販の髪用トリートメント5選
紫外線やドライヤーなどからの熱による、髪の痛みを防ぐのが得意とする洗い流さないトリートメントをご紹介していきます。洗い流さないタイプのトリートメントは、タオルドライ後、スタイリング前に手軽に用することが可能です。
また、先にご紹介したように、洗い流すタイプのトリートメーントと併用することで、より髪を守る効果が期待できます。市販されている比較的手に入りやすいものをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ミルボン ディーセス エルジューダ
紫外線は髪のキューティクルを傷つけ、髪の色落ちを加速させるなど、髪に与える影響は大きいです。そこでおすすめなのが、ミルボンので「ディーセス エルジューダ サントリートメント」です。
エルジューダ サントリートメントは、紫外線をカットしながたダメージケアを行う優れもので、髪につけてもUVカット系にありがちなゴワゴワ感がないが魅力のひとつです。
エルジューダ サントリートメントには、髪の保護成分である「安息香酸アルキル」や「CMADK」が含まれていて、ゴワつきにくく逆になめらかな指通りを感じることができるでしょう。
エルジューダ サントリートリートには、ミルクタイプのものとオイルタイプのものを選ぶことができるので、お好みのテクチャーを選ぶことができます。
ルベル イオセラム
美容室へ非売品ブランドとして、ヘアケアシリーズを提供することが多いルベルが発売している「イオセラム」は、くせ毛ケアに強いです。市販では化粧品などに力を入れている店舗で販売されていることが多い商品になります。
自分の髪をくせ毛であると判断している人は多く、同時に髪の悩みとしてもくせ毛は上位に上がるでしょう。イオセラムはそんなくせ毛の悩みを改善するべく、ツヤやかな扱いやすい髪になるよう「グリーンナッツオイル」が配合されています。
オイルなのに軽く、当然ながら保湿に優れたグリーンナッツオイルを使うことで、髪の芯まで潤いを浸透させかつキープしてくれます。
ルシードエル オイルトリートメント
ヘアスタイル製品だけではなく、ヘアケア商品も展開するルシードエルのが発売する洗い流さないトリートリートは、「オイルトリートメント」です。
通常の「アルガンオイル」ではなく、「超高圧処理アルガンオイル」が配合されています。通常のアルガンオイルに比べて髪への広がりが早く、伸びや髪へのなじみ方が柔らかいのが特徴です。
また、ヒートプロテクト処方で、髪を熱から守りパサつきを抑える働きがあるので、傷んだ髪の進行を抑えることができるでしょう。市販の中でも見つけやすい洗い流さないタイプのトリートリートなので、ぜひ試してみてください。
シュワルツコフ BCクア
ケア力が高く、幅広い髪質にも対応を得意であるシュワルツコフが発売する「BCクア ディープスリーク」は、オイル系洗い流さないトリートメントです。市販では、コスメなどに力を入れている店舗もしくは、ネットショッピングなどで手に入りやすい商品になります。
傷んだ髪を補修する成分「イオニックポリマーシールド」や、「グレープシードオイル」などが配合されています。イオニックポリマーシールドは、湿気から髪を守り、グレープシードオイルはツヤのあるなめらかな髪に仕上げてくれるでしょう。
シュワルツコフは、美容室用のヘアケア商品も発売しているメーカーなので安心です。「BCクア ディープスリーク」は、パサつきやすい髪や、湿気の影響を受けやすい髪におすすめの洗い流さないトリートメントになります。
アリミノ ピースグロスミルク
マスに区切られたパッケージに、ちょこんとハートがひとつ描かれた独特のパッケージの「ピースミルクライン」は、ヘアケア製品や系商品も手掛ける日本のメーカー「アリミノ」洗い流さないタイプのトリートメントです。
「ピースミルクライン」は3種類あり、それぞれ、ツヤ・パサつき・パーマヘア用などと、得意とする分野が異なります。髪の悩みに合わせて選ぶことができるため、多くの女性が求める「やわらかく、しなやかでふんわりとした髪」を実現してくれるでしょう。
特に傷んだ髪のパサつきが気になるという人は、ベージュ色のピースミルクラインがおすすめです。こちらも市販では、コスメ商品を幅広く展開しているドラックストアなどで手に入りやすい商品なので、ぜひ探してみてください。
髪のくせ毛におすすめのトリートメント
女性が持つ髪の悩みNO.1ともいえるくせ毛にも、トリートメントはとても有効です。くせ毛の原因は、「毛根の形」「加齢などによる髪質の変化」「髪のダメージ」」といった3つが主な原因です。
くせ毛の原因として、毛根の形や髪質の変化であれば、簡単に治すことができないため、「ストレートになりたい!」といった場合は、縮毛矯正などでくせ毛を伸ばす必要があります。
しかし、髪のダメージによってくせ毛になっている場合は、日々のケアで軽減することも可能です。そこで、くせ毛をよくケアしてくれるくせ毛用トリートメントをご紹介しましょう。
資生堂・SleekLiner
資生堂が発売する「SleekLiner(スリークライナー)」は、市販では発売されておらずサロン専売品です。くせ毛によるまとまりにくい髪を、スムースキープテクノロジーがしなやかな髪へ促してくれます。
気になるくせ毛も、ストレートに整えながら髪を湿気などから守り、広がりやくせを抑えます。「SleekLiner」には、トリートメントと洗い流さないトリートメントも発売さているので、必要に応じて使い分けるといいでしょう。
市販では手に入りにくいですが、美容室もしくはネットショップでは購入することができます。自体にいながらサロンの仕上がりを体感できるので、ぜひ試してみましょう。
シュワルツコフ・Form Control
洗い流さないタイプのトリートメントでもご紹介した、シュワルツコフのBCクアシリーズの中で、くせ毛に特化した「フォルムコントロール」があります。
「フォルムコントロール」に含まれる加水分解ケラチンが、髪の補修・再生します。また、アセチルステインがくせ毛の原因である髪の毛のねじれをゆるめ、セラミドが湿気の吸収を防ぎます。
「フォルムコントロール」は、洗い流すトリートリートと併用して、同シリーズの洗い流さないトリートメントも活用していくとより効果的です。「くせ毛による広がりなどを少し落ち着ける程度でいい」といった方におすすめのトリートメントです。
OggiOtto・インプレッシブPPTセラムマスク
OggiOtto(オッジィオット)は、美容院で販売されいるヘアケアメーカーです。OggiOttoが販売するくせ毛にいいとされる「インプレッシブPPTセラム」は、美容業界では根強い人気があるものの、ほぼ市販されていないヘアケアシリーズです。
その中のトリートメントは、洗い流すタイプですが、くせ毛で悩む方に多い、縮毛矯正やヘアアイロンなどによって傷んだ髪を「加水分解ケラチン」や「加水分解コラーゲン」によって補修し、ツヤやかなしっとした髪に仕上げてくれます。
くせ毛でしかも毛量が多くて困っているという方や、パサつきやダメージが気になるという方にうってつけのトリートメントです。
ミルボン・Aujua
「Aujua(オージュア)アクアヴィア」は洗い流さないタイプのトリートメントとしてご紹介したミルボンのくせ毛用のトリートメントです。くせ毛にありがちな、髪の毛の水分量の違いや注目し、アルガンオイルを使用することで、髪の内部の水分量を均一に保つことができます。
その結果、くせ毛でも柔らかくまとまりやすい髪を実現してくれるでしょう。しかし、市販はされておらず、サロン専売品になるので少々お値段はお高めです。
ロレアル・LissUnlimited
「LISS UNLIMITED(リスアンリミテッド)」は、ヘアケア製品で有名なヨーロッパのブランドであるロレアルが発売するトリートメントです。その中でも「LISS UNLIMITED」は、くせ毛やまとまりにくい髪を、なめらかなまとまり感を引き出してくれます。
くせ毛は、髪の構造からケアしていかなければ、くせが収まらないという観点のもと、髪の毛の芯からゆがみを改善、そしてくせ毛の点滴である湿気からも守る成分が配合されています。
そのため、朝スタイリングしたいい状態をキープすることができるでしょう。「LISS UNLIMITED」は、ドラックストアなどで市販されているロレアルのヘアケアシリーズとは別に、サロン専売品として発売されています。
洗い流す髪用のトリートメントの正しい使い方
ここまで、トリートメントは傷んだ髪はもちろん、健康的な髪であっても、それを維持するためにも必要だというお話しをしてきました。
気になる髪の悩みに効果的なトリートメントを使用することは、必須とも言えますが、トリートメントの使い方も重要です。もし間違えた使い方をしていると、せっかくのトリートメントも十分な働きをしてくれないでしょう。
そこで、トリートメントの使い方をご紹介していきます。まずは、洗い流すタイプのトリートメントの正しい使い方をご紹介するので、ぜひ実践してみてください。
つける位置や順番
トリートメントをつけるときには、どこに有効成分をより強く浸透させたいのかが重要になります。髪は必然的に、ヘアカラーなどの回数が多い毛先から頭皮に向けて徐々に傷みが強くなります。
特に毛先は、枝毛や切れ毛などといったように、別の傷みが合わさっているケースも多いでしょう。そこで、トリートメントのつけるベストな位置と、シャンプーなどと合わせて使用する順番について解説していきます。
洗い流すトリートメントをつける位置
洗い流すトリートメントをつけるときには、毛先をから順に頭皮に向かってつけていくようにしましょう。ただし、頭皮にトリートメントをつけてしまうと、油分が多いために毛穴詰まりの原因なります。
毛穴詰まりは、これから生まれてくる髪や頭皮の負担になります。トリートメントを使う場合は、耳の位置を目安に、毛先からつけていくようにしてください。
洗い流すトリートメントをつける順番
トリートメントを使うからコンディショナーは使わなくていいと思っていませんか。洗い流すタイプのトリートメントを使う場合、トリートメントで髪のケアは終わりだと思っている人は多いです。
しかし、正しい使用順としては「シャンプー」の後に「トリートメント」、そして最後に「コンディショナー」です。コンディショナーには、髪の毛の表面を保護する働きがあると、記事の冒頭でお話ししました。
まずはシャンプーで汚れを落とし、トリートメントで補修などメンテナンスをします。そしてコンディショナーで髪の表面を整えるのです。簡単に言えば、髪に入れたトリートメントの有効成分をコンディショナーでフタをして髪に閉じ込める形になります。
ポイント
洗い流すタイプのトリートメントの場合は、つける前に髪の水気をとると、より効果的にトリートメントの成分を髪に取り込むことができます。余裕があれば、シャンプー後に一度タオルドライをすると、より水気が取れるのでおすすめです。
また、トリートメントはつければつけるほど効果ががアップするといったものではありません。かえって頭皮に負担がかかったり、トリートメントが落としきれずに髪がべたつき、フケなどの原因にもなるので気をつけてください。
「もっと効果的にトリートメントを使いたい!」といった場合は、蒸しタオルなどをつけて10分程度放置しておくと、より効果的にトリートメントの成分を、吸収することができるので実践し体感してみるのもいいでしょう。
洗い流さない髪用のトリートメントの正しい使い方
ここまで、洗い流すタイプのトリートメントの使い方についてお話ししました。基本的にトリートメントは傷んだ髪に使いますが、洗い流さないタイプでは使い方や、つける順番が異なるのでご紹介していきます。
つける位置や順番
洗い流さないタイプの使い方は、2種類あります。1つ目は、洗髪しタオルドライ後に濡れた髪につける方法、そして2つ目は、ヘアセットをするときに髪の保護目的で付ける方法です。
それぞれの方法によって、洗い流さないトリートメントをつける位置も異なってくるので、確認していきましょう。
洗い流さないトリートメントをつける位置
洗い流さないタイプのトリートメントをタオルドライ後につける位置は、毛先から耳あたりまでと洗い流すトリートメントと同じです。特に毛先は傷みが一番出やすいので、一番最初につけるようにしましょう。
ヘアセットの前に、髪を保護する役割として洗い流さないトリートメントをつける場合は、髪の根本を避けて毛先と耳のあたりまでを重点的につけるようにしてください。洗い流さないトリートメントは、オイル系の物が多いのでできるだけ頭皮にはつけないようにしましょう。
洗い流さないトリートメントをつける順番
先に触れましたが、洗い流さないトリートメントをつける場合は、お風呂上がりのタオルドライ後が主になります。髪をコンディショナーで保護した後、洗い流さないトリートメントでより保護力を強めて、せっかく髪に取り込んだ水分などを逃がさないようにします。
ヘアセットのときに使う場合は、整髪料をつける前やコテなどを使う前に「下地」として使用しましょう。髪の潤いを保護するだけではなく、ドライヤーなどの熱やヘアセットのに発生する摩擦などから見を守ってくれます。
ポイント
洗い流さないトリートメントを使う上でのポイントは、使い分けるということです。洗い流さないトリートメントにも、髪が濡れている状態で使うものと、乾いた状態で使うものとがあります。
そのため、どんな目的で洗い流さないトリートメントを使いたいのか考えて購入する必要があるのです。洗い流すトリートメントも含めて、使うシーンによって使い分ける、もしくは併用するのがおすすめです。
髪用のトリートメントは目的で選ぼう!
ここまで、トリートメントの種類やおすすめ、そして使い方などご紹介してきました。髪に悩む人は多いです。
「くせ毛のボリュームをおさえたい!」「傷んだ髪をどうすればツヤと潤いのある髪になる?」といった方はぜひ、トリートメントを日々の生活に取り入れてください。洗い流すタイプと洗い流さないタイプの併用がおすすになります。
トリートメントを使用することで、コンディショナーやリンスにはない髪の悩みを改善してくれる成分が、あなたの悩みを軽減してくれるはずです。