防災グッズちゃんと用意していますか?
近年異常気象というワードをよく耳にするようになり、自然災害が多く発生しています。防災グッズの必要性は感じているけど、まだ用意できていないという方もいるのではないでしょうか。いつ災害に見舞われても対策できるように、防災グッズを用意しておきましょう。
100均で防災グッズを揃えよう!
今回は非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストを紹介するとともに、100均で揃えることができる防災グッズ・100均で揃えることができない防災グッズについても詳しく解説します。防災グッズは安く済ませたいという方は、100均で揃えてみてはいかがでしょうか。
非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リスト
防災グッズはセットになったものも販売されていますが、不足しているものはないか必需品が分からないという方も多いでしょう。ここからは、非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストについて紹介します。100均で揃えることができる防災グッズもピックアップしたので、参考にしてください。
防災グッズの基本「最低3日生き延びられるか」
非常用持ち出し袋の必需品・防災グッズの基本は「最低3日生き延びられるか」です。防災グッズは、ライトのように最低1つ必要なものから1日にいくつも必要な赤ちゃん用品などの消耗品もあります。防災グッズの必要数が分からないものについては、最低3日分の用意をしましょう。
防具系
1つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「防具系」です。「軍手」は何かと便利なので、自宅にない場合は100均で購入しておきましょう。「スリッパ」は素足で逃げたときや汚れた履物の替えなどに必要です。
「マスク」は風邪をひいたとき以外にも便利なアイテムです。大勢の中で避難生活を送るかもしれません。掃除をするときにも必要なので、何十枚か入っているものがおすすめです。
トイレ
2つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「トイレ」です。赤ちゃんはオムツがあれば問題ありませんが、子どもや大人はそうもいきません。100均には簡易用トイレが販売されているので活用しましょう。1袋1回分なので、人数に合わせて必要な分購入しましょう。
最近では、自然災害によりマンションの水道が使えなくなったことがニュースで取り上げられました。水道が使えないということは、トイレも例外ではありません。車のお出かけで渋滞にはまった時にも役に立ちます。
救急用具
3つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「救急用具」です。100均セリアでは「ミニハサミ・爪切り・ピンセット」「包帯」「ガーゼ」「絆創膏」「消毒液」を500円+税で揃えることができます。
100均ダイソーでは「ミニハサミ・ピンセット」「爪切り」「包帯」「ガーゼ」「絆創膏」「消毒液」を600円+税で揃えることができます。このほか、防災セットでは綿棒が入っていることが多いです。
袋やラップ
4つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「袋やラップ」です。「ポリ袋」は濡れたものを入れたりゴミを入れたりあると便利です。
「サランラップ」は、紙皿を使いまわしするときに便利です。水道が使えない時は、紙皿にサランラップを巻いて使えば洗い物が出ません。
ライトなど電気類
5つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「ライトなど電気類」です。100均ダイソーで購入できる「ライト」は、手動発電LEDライトです。手動式のため、長時間周囲を照らすライトとしては不向きです。
100均ダイソーとセリアでは乾電池式の「LEDランタン」が販売されています。また、100均セリアには「12 SMD&1LEDランタン」という壁掛けもできるライトです。乾電池3本で自撮り用ライトとしても使えるほどの明るさがあります。三脚に取り付ければ、置き型ライトにもなります。
停電した場合はロウソクによる火事が心配なため、ライトで明かりを確保するためにランタンを用意しておきましょう。
そのほか、100均ではモバイルバッテリー(充電器式)や携帯の充電に必要なケーブル、乾電池などが販売されています。
身体を拭けるもの
5つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「身体を拭けるもの」です。災害時はお風呂に入れないことも考えられます。「ウエットティッシュ」「アルコール除菌シート」「汗拭きシート」「赤ちゃん用のおしりふき」などが防災グッズとして役に立つでしょう。
水・食料
6つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「水・食料」です。100均ダイソーには「ウォーターバッグ」、100均セリアには「給水バッグ」が販売されています。断水のお知らせの前にお水を確保するために用意しておきましょう。給水車からお水をもらうときにも役立ちます。
100均には保存水や非常食は販売されていません。水と食料は生きるために欠かせないので、賞味期限をチェックして常に入れ替え常備しておきましょう。100均では「ぶどう糖100%」「缶詰」「チョコレート」「飴玉」などを揃えることができます。
暑さ・寒さ対策グッズ
7つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「暑さ・寒さ対策グッズ」です。「非常用アルミシート」は目隠しの役割も果たせる便利なアイテムです。
暑さ対策には100均で揃えることができる「手持ち扇風機」「クールタオル」「携帯用冷却バック」「瞬間冷却スプレー」、寒さ対策には「レインコート」「ブルーシート」なども防災グッズとして役に立つでしょう。
タオル
7つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「タオル」です。おすすめは100均ダイソーで販売されている「コンパクトタオル」です。
圧縮されたタオルが個包装されています。かさばらないため、防災グッズにおすすめの100均アイテムです。水に浸けると体全体を拭けるほどの大きさに広がります。3タイプのサイズがあるので、お好みに合わせて揃えましょう。
サバイバル用品
8つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「サバイバル用品」です。「ナイフ」「カッター」「ライター」「ろうそく」などが購入できます。応急用具でハサミをリストに挙げましたが、余裕があればナイフ系もあったほうがよいでしょう。
おすすめは「6徳万能ナイフ」です。ナイフ・缶切り・栓抜き・マイナスドライバー・プラスドライバー・コルク抜きと6通りの使い方があります。
コップやボトル
9つ目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「コップやボトル」です。普段用の飲み水を確保するときに「折り畳み式携帯用ペットボトル」が役に立ちます。
ペットボトルの飲み水をシェアするときは、口をつけることにためらいもあるでしょう。衛生面も考慮して「ペットボトル用コップ付きキャップ」をつけておくと、コップを使い分け合うことができます。
紙皿・割り箸
10番目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「紙皿・割り箸」です。「紙皿」は食事をする上で必需品です。水道が使えない場合は、サランラップと組み合わせて使いましょう。
衛生面を考え「割り箸」で食べれるよう準備しておきましょう。素手で触りたくないゴミ処理などにも役立ちます。
ブルーシート
11番目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「ブルーシート」です。「ブルーシート」は避難場所で床の汚れや寒さ対策として使えるだけでなく、雨風をよけたり目隠しに使うこともできます。
崩れた屋根の応急処置としても使えるので、その場合は丈夫なものを用意することをおすすめします。耐久性が必要な場合は#2500~#3000、必要ない場合は#1500~#2000が目安です。ハトメの強度も重要です。一緒にロープも用意しておきましょう。
テープ
12番目に紹介する非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リストは「テープ」です。防災グッズとしては「布テープ」がおすすめです。布の繊維に沿って道具を使わず手で真っすぐカットすることができます。重ね貼りすることができ、粘着力が強く丈夫です。
割れた窓の修復やゴミ袋の固定、段ボールを貼り合わせるときなどさまざまなシーンで必要になります。また、油性マジックで書くことができるので合わせて用意しておきましょう。名札やメモの代わりに使うことができます。
その他100均でも集められる防災グッズ
その他100均でも集められる防災グッズを4つピックアップしました。「赤ちゃん用品」「お菓子類」「休息用品」「女性用品」についてまとめたので参考にしてください。ここからは、その他100均でも集められる防災グッズについて紹介します。
赤ちゃん用品
1つ目に紹介するその他100均でも集められる防災グッズは「赤ちゃん用品」です。赤ちゃん用おしりふき、おしりふきの蓋、赤ちゃん用飲料水、赤ちゃん用爪切り、赤ちゃん用綿棒、おもちゃ、赤ちゃん用おもちゃ紐、赤ちゃんせんべい、粉ミルクストッカー・ニオイを消す秘密のポリ袋
母乳で育てている方は、災害時急にストレスなどで出なくなることが考えられます。100均では揃えることができませんが、防災グッズとして携帯用粉ミルクを用意しておきましょう。
お菓子類
2つ目に紹介するその他100均でも集められる防災グッズは「お菓子類」です。ぶどう糖100%・チョコレート・飴玉・クラッカー・クッキー・おせんべい
100均では賞味期限の短いお菓子が多いため、防災グッズとしては不十分でしょう。チョコレートや飴玉は暑い季節に溶けてしまう可能性があることを念頭に置いておきましょう。
休息用品
3つ目に紹介するその他100均でも集められる防災グッズは「休息用品」です。アイマスク・耳栓・エア枕・折りたたみクッション・レジャーシート・ブルーシート・エマージェンシーシート・非常用アルミシート
女性用品
4つ目に紹介するその他100均でも集められる防災グッズは「女性用品」です。メイク落としシート・女性用使い捨てショーツ・ピルケース・生理用ナプキン・エチケットパック・マスク・汗拭きシート・歯ブラシ
防災用品を100均で揃えるならダイソーがおすすめ!
100均といえばセリアやキャンドゥ、ダイソーが一般的でしょう。今回は100均ダイソーに着目しておすすめグッズをピックアップしました。ここからは、防災用品を100均で揃えるならダイソーがおすすめ!について紹介します。
ダイソーの防災用品おすすめグッズ
「非常用持ち出し袋の必需品(防災グッズ)リスト」や「その他100均でも集められる防災グッズ」の項で紹介したように、100均ダイソーではさまざまな防災グッズを揃えることができます。
中でもおすすめの防災グッズを2つピックアップしました。ここからは、100均ダイソーの防災用品おすすめグッズについて紹介します。
折りたたみウォータータンク
1つ目に紹介する100均ダイソーの防災用品おすすめグッズは「折りたたみウォータータンク」です。「水・食料」の項で紹介したように、水は生きていくうえで欠かせません。断水に備えて水を溜めようとした時に容器に困った、という災害者の声が多く聞かれました。
お鍋に溜めた水は使いづらく、空のペットボトルがあったとしても2L程度しか入りません。100均ダイソーには、300円+税で10L入る「ウォータータンク」が販売されています。注ぎ口にはコックが付いているため、簡単に水を出すことができます。
持ち手が付いているため、持ち運びも問題ありません。使わない時は小さくたためるため、場所も取りません。ご家庭の人数により、いくつか用意しておくとよいでしょう。
300円スポーツバッグ
2つ目に紹介する100均ダイソーの防災用品おすすめグッズは「300円スポーツバッグ」です。紹介した防災グッズリストだけでも、すべて揃えるとかなりの量になります。避難時に防災グッズを持ち運べる状態にしておくことも大切です。
100均ダイソーには、300円+税でカラースポーツバッグが販売されています。カラーは、ピンク・紫・緑・グレーなどが揃っています。重量は83gと軽量ですが、耐荷重は15kgあります。リュックのように背負うこともできるため、防災グッズを持っても両手を使うことができます。
100均では揃えられない防災用品
100均では揃えられない防災用品を3つピックアップしました。100均で購入できる防災グッズだけでは不十分なため、別で用意することをおすすめします。ここからは、100均では揃えられない防災用品について紹介します。
モバイルバッテリー
1つ目に紹介する100均では揃えられない防災用品は「モバイルバッテリー」です。乾電池式のモバイルバッテリーは100均で購入することは出来ますが、乾電池を使いきってしまう可能性も考えられます。蓄電機能・携帯充電機能付きの手回しラジオライトがおすすめです。
手回し充電ラジオライト
2つ目に紹介する100均では揃えられない防災用品は「手回し充電ラジオライト」です。防災グッズはなるべくコンパクトにまとめることをおすすめします。手回し充電ラジオライトを購入の際は、機能をチェックしましょう。
携帯充電・ラジオ・ライト・蓄電機能のほか、サイレン機能・乾電池式充電・USB充電機能もあると便利です。
エアーマット・寝袋
3つ目に紹介する100均では揃えられない防災用品は「エアーマット・寝袋」です。避難生活が長くなると、睡眠不足により疲労が蓄積されていきます。なるべく快適な睡眠環境を整えるのであれば、エアーマットや寝袋などは必要です。
防災グッズは100均で十分揃えられる!
今回紹介したように、ある程度の防災グッズは100均で十分揃えることができます。防災グッズの必要性は感じているがまだ準備できていないという方は、まずは100均に足を運んでみてはいかがでしょうか。