ダイソーで人気のスキレットの種類と魅力を紹介!
スキレットはアウトドアグッズの一つとして、主にアウトドアメーカーが製造販売しており、ダッチオーブンと同じように、ほぼアウトドアで活躍していました。
しかし、ニトリやダイソーなどで低価格のスキレットが販売されたことがきっかけに、スキレットが多くの人々に知れ渡り、その使い勝手の良さから家庭料理の調理道具としても大人気になりました。
それでは続いて、ダイソーで扱われているスキレットの魅力とその種類、扱い方のポイントなどについて紹介します。
ダイソーのスキレットの魅力
ダイソーのスキレットは、200~400円と他に例を見ない安さですが、もっとすごいところは、その値段とは釣り合わない高い機能性を持ち合わせていることです。一体なにがすごいのか、ダイソーのスキレットの魅力と人気の理由について迫ってみます。
値段の安さ
ダイソーのスキレットの一番の人気の理由は、その安さです。「200スキ」と言われているように、ダイソーならなんと200円からスキレットを購入することができます。
他のメーカーだと、同じサイズくらいのもので1000円以上のものばかりですので、ダイソーのスキレットは群を抜いて安く、その上機能性が高いとなれば、人気商品となるのも納得できます。
そのまま食卓に出してもOK
ダイソーのスキレットは小ぶりのものが多く、一人分ずつ調理したり盛りつけたりすることができるので、そのまま食卓に出すことができます。またスキレットは黒一色でシンプルなデザインなので、料理の見栄えをより引き立ててくれます。
その上スキレットは、厚みのある鉄製で、一度温めると高い温度を維持するので、料理が冷めにくく、最後まで美味しく食べられるのでおすすめです。
コンパクトに収納可能
ダイソーのスキレットは収納しやすいところもおすすめのポイントです。上の写真のように、同じ種類、同じ大きさのスキレットは、立てるという方法ですっきりと収納することができます。
また、ピタっと重なるデザインをしているので、平らに置いて重ねて収納する方法をとることもできます。ただし、湿気の少ない、水のかかりにくい場所に収納するなど、保管方法に注意が必要です。
キャンプなどアウトドアでも活躍
そしてやっぱりアウトドアやキャンプにおいても、ダイソーのスキレットは大活躍します。素材が厚手の鉄製なので、強い火力でも熱を素材にじんわりと伝えてくれるし、また丈夫な素材なので安心して調理することができます。
今のところ、ダイソーのスキレットにはセットになる蓋がないので、代用としてサイズや形が同じ種類のスキレットを重ねることで、蓋代わりにすることができます。
鉄素材の蓋だと、ダッチオーブンのように上に重ねたスキレットに炭をおいて上下からじっくり蒸し焼きすることができるし、ピザのように表面にこんがりとした焦げ目をつけたい時におすすめです。
ただし、取っ手が非常に熱くなりますので、取っ手をつかむときは皮手袋を使うなど、やけどには十分注意しましょう。
ダイソーでおすすめのスキレットの種類
ダイソーのスキレットには、大きさ、形の種類が豊富にあり、大きさによって200~400円程の価格帯で販売されています。ではダイソーのスキレットには、どんな種類があり、それぞれどんな使い方に向いているのかについて説明します。
スキレットS(200スキ)
200スキとは、ダイソーで200円で購入できるスキレットのことで、主にスキレットSのことを指します。サイズは内径130mm×深さ20mmとコンパクトです。
そのため1人分の朝食を準備するのにピッタリで、サイズも値段もお手頃なので、最も人気の高いスキレットの一つです。
ダイソーの200スキは、ウィンナーと目玉焼きを焼いてそのまま盛りつけたり、パンケーキやフレンチトーストも、焼きあがったらそのまま冷ましてトッピングするだけで、まるでカフェのようなおしゃれ感を演出できます。
スキレットM(300スキ)
続いて、ダイソーの300スキについてです。300スキは、ダイソーで300円で販売されている「スキレットM」のことで、サイズは200スキよりひと回り大きい、内径151mm×深さ300mmです。
ダイソーの300スキは、内径が大きく深さもあるので、ビビンバ丼などのご飯もののメニュー、ディナーのワンプレートデッシュなどにもぴったりです。
オーバル両手付スキレット
続いてダイソーのオーバル両手付スキレットです。こちらのサイズは169mm×112mm×深さ27mmで、2つの小さな取っ手がついています。
ダイソーのオーバル両手付スキレットは取っ手部分が小さいので、家庭で調理をする時に、オーブン内にすっぽりと収まります。そのため直火以外での調理ができるので、調理方法の幅が広がります。例えばグラタンなどにも最適です。
イモノ四角取手付皿
ダイソーのイモノ四角取手付皿のサイズは、取っ手部分を除いて、縦横125mm×深さ約25mmです。値段は200円で、ダイソー200スキシリーズの一つです。四角の形をしているので、卵焼きなどの四角い形を生かしたい料理にぴったりです。
スクエアスキレットM
ダイソーのスクエアスキレットMは、イモノ四角取手付皿よりも少し大きめの縦横130mm×深さ32mmです。深さがあるので、汁気の多い調理などにも向いています。
また、食パンがすっぽり入るサイズなので、食パンの形をそのまま生かした調理パンメニューにも最適のスキレットです。
イモノステーキプレート
次にダイソーのイモノステーキプレートです。こちらは長さ220mmあり、値段は300円です。スキレットは、何といっても肉料理を美味しく仕上げることができ、蓄熱性が高いので脂質が固まりにくく、最後まで美味しくいただけるのが最大の利点です。
一人分にピッタリのサイズなので、一緒に五徳と固形燃料を用いて、卓上で焼くこともでき、旅館に行ったような食事の楽しみ方ができるのも嬉しいです。
ラージステーキプレート
ダイソーのラージステーキプレートは、その名の通り横268mm×縦168mm×14mmとかなり大き目なので、大きいサイズのステーキや複数枚のステーキを焼いたり、付け合わせを一緒に調理したりすることもできます。
ダイソーのスキレットのシーズニングとお手入れ方法
スキレットのような鉄製の製品は、空気中の水分などによって錆ないように錆止めワックスでコーティングされていて、ダイソーのスキレットも例外ではありません。
ダイソーのスキレットを購入する時、中性洗剤で洗うことぐらいしか注意書きがないため、注意書き通り洗い、シーズニングを一切せずにそのまま使用してしまった、という方もいるようです。
使用前にシーズニングをすることで、快適に、そして長く使用できるようになるので、スキレットにおいてシーズニングは必須です。では、シーズニングについて詳しく説明します。
シーズニングとは
シーズニングとは、慣らし作業ともいわれていて、ダッチオーブンやスキレットなどの鉄製グッズには欠かせない作業です。初めて使用するときはもちろんのこと、使用後にシーズニングを施すことも、長く使っていく上で大切です。
シーズニングをすることで、錆止めワックスを取り除き、また高温で熱しながら全体にオイルを塗り、馴染ませることで、鉄にある細かな隙間を埋めることができます。
そうすることで、錆を防いだり、スキレットへの料理のにおい移りを防いだり、焦げ付きを防いだりできるのです。少し手間がかかりますが、長く使用する上では欠かせない作業と言えます。
シーズニングの仕方
続いて、使い始めのシーズニングの方法について説明します。まずは中性洗剤で洗い、錆止めワックスをしっかりと落とします。次に空焼きします。始めは弱火にした火にかけ、ゆっくりと高温に熱していきます。全体が黒っぽくなれば空焼き完了です。
そして、スキレットに少量のオイルをたらし、キッチンペーパーなどでしっかり伸ばします。あくまでうすく塗るのがポイントです。その後再びゆっくり加熱し、オイルを薄く塗るといった作業を3回ほど繰り返します。
オイルがしっかりと馴染んだら、そのままそこへくず野菜を入れ、焦げる手前まで炒め、くず野菜を捨てます。最後にもう一度、全体に薄くオイルを塗ったら、使用前のシーズニングの完成です。
シーズニングの注意点
続いてシーズニングの時に注意するポイントについて説明します。まずは、シーズニングは高温まで上げる必要がありますが、いきなり強火にかけるのではなく、弱火でじっくり温度を上げていきます。いきなり強火で高温にしてしまうと、スキレットが傷んでしまうためです。
次に注意するポイントは、やけどです。オイルを塗る時は必ずトングなどを用い、また取っ手をつかむ際は皮手袋などを使いましょう。ダイソーに革製のライターケースが販売されていますが、こちらは200スキの取っ手カバーにピッタリなのでおすすめです。
最後の注意点は、取っ手や境目部分も錆やすいので、本体部分だけでなく、パーツや細かい部分にも、まんべんなくシーズニング作業を施すことです。
使用後のお手入れの仕方
シーズニングは、初めてスキレットを使用する時だけではなく、調理が終わってからも行うことが必要です。では使用後のシーズニングの方法について説明します。
まずは、こびれついた食材をなるべくきれいに取り除き、水やお湯を入れて汚れがはがれてくるまで煮立てます。うまくはがれ落ちない場合は、木べらやタワシを使用して落とします。絶対に洗剤は使用しないのがポイントです。
汚れをすすいだら、空焼きして、最後に薄くオイルを伸ばしたら使用後のお手入れは完成です。
ダイソーのスキレットの注意点
ダイソーのスキレットは、お手頃価格なので家族分を揃えやすく、サイズやデザインも豊富で、機能性も高いのでとてもおすすめです。しかしその反面、注意しなければならないポイントもいくつかあります。注意点をしっかり守り、スキレット生活を楽しみましょう。
スキレットを洗剤で洗うのはNG!
スキレットを初めて使用するときには、中性洗剤を使って、錆止めワックスを落とす必要があります。しかし、その後調理してからのお手入れでは、絶対に洗剤を使用しないでください。
理由は、せっかくシーズニングで作り上げたオイルコーティングをダメにしてしまい、錆ついてしまったり、焦げ付いてしまうなどの原因になってしまうためです。
水気のないところで保管する
ダイソーのスキレットだけに限りませんが、鉄製の素材は錆つきやすいので、保管方法や保管場所には十分気をつけなくてはいけません。
上の写真のように、壁に上から吊り下げて保管すると、スキレットに直接水がかかるリスクが減り、また湿気もたまりにくいため、収納時の錆を防ぐことができるのでおすすめです。
吊り下げ収納が難しい場合は、なるべく湿気の少ないところに、新聞紙などの紙で全体を包んでから収納すると錆にくくなります。
ダイソーで人気のスキレットを使ってみよう!
ダイソーのスキレットは、用途に応じて大きさや形を選べる上、直火だけでなくオーブンやIHにも使用できるなど機能性も高く、価格も200~400円で購入できるためコスパが大変良くおすすめです。
アウトドアでも、家庭料理でも活躍が期待できるダイソーのスキレットを使い、食事をおしゃれに演出したり、美味しく本格的な料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。